JPS59153888A - 電解方法及び電解槽 - Google Patents

電解方法及び電解槽

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JPS59153888A
JPS59153888A JP58025350A JP2535083A JPS59153888A JP S59153888 A JPS59153888 A JP S59153888A JP 58025350 A JP58025350 A JP 58025350A JP 2535083 A JP2535083 A JP 2535083A JP S59153888 A JPS59153888 A JP S59153888A
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JP
Japan
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anode
cathode
chamber
cation exchange
exchange membrane
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Application number
JP58025350A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Nishio
勉 西尾
Yasushi Samejima
鮫島 靖志
Minoru Shiga
稔 志賀
Toshiji Kano
叶 敏次
Takashi Yamada
山田 傑
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主としてアルカリ金属ハロゲン化物水溶液、特
に塩化アルカリ塩水浴液の電解方法及び電解槽に関する
。更に詳しくは水銀電解槽から転換さhた水平型陽イオ
ン交換膜電解槽及びそれを用いる電解方法に関する。
水銀性電解槽は比較的高濃度の水酸化すトリウム溶液が
得られるので、これ寸で広く利用されてきた。しかし乍
ら陰極に用いる水銀が環境汚染物質であるため、近い将
来休止されるべき運命にある。ところで従来広く活用さ
れてきた水銀性電解槽及び耐相装置を悉くスクラップ化
することは経済的、産業政策的見地から得策とはいえず
、一方当業界側にとっても極めて深刻な問題である。か
かる状況下において、水銀性電解槽及び耐相設備をスク
ラップ化することなく、他の安全な電解方法に転換する
ことは極めて望ましいことである。
かかる見地から、本出願人は鋭意研究を進め、水銀性電
解槽を有利に陽イオン交換脱法電解槽に転換し得る技術
を開発し、先に特許出願を行った(例えば特願昭57−
131377号)。
Lかし、その後引き続いて研究する過程で、これまで一
般に使用されてき之水銀法電解槽の底板を陰極として用
い、該底板の長さ方向にl会嘆液を循環して電解を行う
と、下記の如き問題が存在することが判明した。即ち、
第1に、例えば陰極液入口線速度50Cm/SeCで入
口△pは約Q、 8 kg / caとなり、陰極室全
体では数十上もの荷重がかかることになる。かくて底板
、DSE、セルカバーが変形し、極間距離が拡大し摺電
圧を」二部させるのみならず、陽イオン交換膜の破損を
招く。一方、底板、DSE、セルカバーの変形を防止せ
んとすればこれらの補強を必要とし、構造が複雑となる
ほか当然コストアップとなる。第2に、陰極液のG /
 L (単位陰j′Mr&中に含有される陰極力スの比
率)が増大し、陰極液と陰極ガスとの混相液の電気抵抗
を太きくし、長さ方向に電流分布を生じる。例えハ’f
lE流密度20 A/dntにおいて、入口部電圧と出
口部電圧の△CV(摺電圧)il−i約40 rn V
にも達する。第3に、混相液中で陰極ガスの微細気泡が
会合して気液分離を起こし、陰極室出口で脈流を発生さ
せる。この結果、△pが変動して膜を振動させ、極間距
離が短かい場合には電極と膜とが接触分剤を繰り返し、
膜の損傷をひき起こす。
本発明者らは、上記実情に鑑みこれらの問題点を解消す
べく鋭意検削の結果、本発明に到達したものである。
即ち、本発明の第1は、実質的に水平に張設された陽イ
オン交換膜により」二部の陽極室と下部の陰極室とに区
画され、前記陽極室は実質的に水平な陽極を有し、蓋体
と該陽極を囲むように周設された陽極室側壁と該陽イオ
ン交換膜の上面とにより包囲形成され、且つ陽極液の導
入口および排出日並に陽極ガス排出口とを具備してなり
、前記陰極室は水銀性電解槽の底板からなる陰極板と該
陰極板を囲むように周設された陰極室側壁と該陽イオン
交換膜の下面とにより包囲形成され、前記陰極板の長辺
の1方側から陰極液を陰極室内に導入し、陽イオン交換
膜の下面を潤しつつ、陰極ガスと陰極液との混和流を形
成せしめ、該混相液を陰極板の対向せる他の側に排出さ
せることを特徴とする電解方法を内容とし、本発明の第
2は、実質的に水平に張設された陽イオン交換膜により
」二部の陽極室と下部の陰(j室とに区1典され、前記
陽極室は実質的に水平な陽極を有し、蓋体と該陽極を囲
むように周設された陽極室側壁と該陽イオン交換膜の北
面とにより包囲形成され、且つ陽極液の導入口および排
出日並に陽極ガス排出口とを具備してなり、前記陰極室
は水銀法電解槽の底板からなる陰極板と該陰極板を囲む
ように周設された陽極室側壁と該陽イオン交換膜の下面
とにより包囲形成され、前記陰極板の長辺の1方側また
はその上部の側壁に陰極液導入口を設け、対向せる他の
側またはその上部の側壁に陰極ガスと陰極液との混和液
の排出口を設けて構成される電解槽を内容とするもので
ある。
以下、本発明の実施態様を示′f図面に基づいて本発明
を説明する。以下の説明において、アルカリ金属ハロゲ
ン化物の代表例として現在当業界で最も一般的に使われ
ている塩化す) IJウムを、またその電解生成物は苛
性ソーダをそれぞれ便宜」二相いるが、こノtらによっ
て本発明を限定する意図を表わしたものではなく、他の
無機塩水溶液や水電解等にも適用できることは勿論であ
る。
第1図は本発明電解槽の一部切欠き正面図、第2図は側
面断面図である。
第1図及び第2図において、本発明電解(漕は幅に対し
長さの人なる、好ましくは数倍の長さを有する長方形の
陽極室(1)とその直下に位置する陰極室(2)とより
構成され、陽極室(1)と陰極室(2)とは実質的に水
平に張設された陽イオン交換膜(3)によって区画され
ている。ここで「実質的に水平」とは、必要に応じて若
干傾斜させた場合(例えば2/10程度までの勾配を月
々した場合)をも包含する。
本発明に好適な陽イオン交換膜としては、例えば、陽イ
オン交換基を有するパーフルオロカーボン重合体からな
る膜を挙げることができる。
スルホン酸基を交換基とするパーフルオロカーボン重合
体よりなる膜は、米国のイー・アイ・デュポン デ・ニ
モアス・アンド・カンノくニー(Fす、  L  Du
、   Pant  d、e   Nemours  
 &、  Company)より商品名「ナフィオン」
として市販されており、その化学構造は次式に示す通り
である。
かかる陽イオン交換膜の好適な当量重量は1,000乃
至2,000、好ましくは1,100乃至1゜500で
あり、ここに当量重量とは、交換基当量当りの乾燥膜の
重量(y)である。また、上記交換膜のスルホン酸基の
一部又は全部ヲカル7I(ン酸基に置換した陽イオン交
換膜その他慣用されている陽イオン交換膜も本発明に適
用することができる。これらの陽イオン交換膜は透水率
が著しく小さく、水力学的流れを通さずに水分子3〜4
個を有するナトリウムイオンを通すのみである。   
 ′ 陽極室(1)il−i:蓋体(4)と、該蓋体(4)か
ら懸垂された陽極(6)を囲むように延設された陽極室
側壁(5)と、陽イオン交換膜(3)の上表面とにより
画成されており、陽極(6)は蓋体(4)に立設された
陽極懸垂装置(7)で懸垂され、各陽極(6)は陽極ブ
スバー(8)で互いに連結されている。蓋体(4)は陽
極導電棒(9)を挿通する穴(10)を有し、該穴(1
0)はシー)Ql)ニヨリ気密にシールされている。陽
極導電棒(9)の下端には陽極板αのが数例けられてお
り、かくして陽極板αつは陽極懸垂装置(7)に連結さ
れているため、陽極懸垂装置(7)を操作することによ
り上下に昇降調節可能で、陽イオン交換膜(3)に接触
するよう配置することができる。もつとも陽極は蓋体に
立設された陽極懸垂装置から懸垂される場合に限られず
、他の方法により懸垂支持されていても差し支えない。
さらに陽極室は少なくとも1個の陽極液導入口03を有
しており、これらは該蓋体(4)または陽極室側壁(5
)に設けることができる。一方、陽極液排出口04)ハ
少なくとも1側設けられ、これらは該側壁(5)に設け
ることができる。また、該蓋体(4)または該側壁(5
)の適宜箇所に陽極ガス(塩素ガスフ排出「1・0句を
備えている。
」二記の陽極室(1)を構成する蓋体(4)および陽極
室側壁(5)としては、水銀性電解槽を構成する蓋体及
び陽極室側壁を転用すれば良いが、このほか塩素に耐え
る(ン質であれば特に制限はなく好適に使用することが
できる。例えばチタン及びチタン合金等の耐塩素金属あ
るいは、弗素系ポリマー、硬質ゴム等を使用することが
できる。
さらに」二記金属、弗素系ポリマーまたは硬質ゴム等を
ライニングした鉄を用いることもできる。
陽極反応を行なう陽極板@はグラフアイ1−陽極を用い
ることもできるが、チタンあるいはタンタルのような金
属に、例えば白金族金属あるいは酸化白金族金属又はそ
れらの混合物を有する被位を施した不溶性陽極が好まし
い。もちろん水銀性電解槽に用いられている陽極板を同
じ寸法、同じ形状のままで使用すると経済的である。
次いで陰極室(2)は陽イオン交換膜(3)の下表面と
水銀性電解槽の底板からなる陰極板α0と、該陰極板の
縁に沿って該陰極板を囲むように立設された陰極室側壁
07)とにより画成される。陰極室側壁(17)は剛性
を有する枠縁のごときもので構成することができるし、
ゴム、プラスチック等のバッキング状弾性体のもので構
成することも可能である。さらに第3図に示すように陽
極室側壁の下部フランジ部に対峙する陰極板の周縁部を
残して、陽イオン交換膜を介して該陽極と向い合う部分
を削p取り、残った陰極板の周縁部を側壁として構成す
ることも可能である。第4図に示す如く、陰極板θ6)
の周縁に薄層のバッキング(23)を設置し、該陽極板
θつを該陽極室を構成する側壁下部のフランジ面より上
方に固定し、該陽イオン交換膜(3)の可撓性(フレキ
シビリティ)を利用して該陽イオン交換膜を陽ju室側
壁内面に沿わせて張装して陰極室を形成させることもで
きる。
陰極室側壁0力の構成イfl斜としては、上記した材料
の他に苛性ソーダ等の苛性アルカリに耐える材料であれ
ば特に制限1l−1:なく、鉄、ステンレススチール、
ニッケル、ニッケル合金等を使用できる。また、鉄基村
上に耐アルカリ性材料をライニングした相判も好適に使
用できる。さらにまたゴム、プラスチック等の材料も使
用することができる。かかる相判としては、たとえば天
然ゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム(EPR
)などのゴム系材料、ポリ(四フッ化エチレン)、ポリ
(四フッ化エチレンー六フッ化プロピレン)、ポリ(エ
チレン−四フッ化エチレン)などのフッ素系ポリマー材
料、ポリ塩化ビニル、強化プラスチック(FRP)など
が例示される。
本発明に使用される陰極板αQは水銀性電解槽の底板か
らなり、実質的に平坦な表面を有する。
該陰極板の表面に水素過電圧を低下せしめるたメツニッ
ケル、銀の浴剤、ニッケル合金メッキ等を施すことは好
適な一態様である。更にまた、該陰極板」二に適宜間隔
を置いて複数の間仕切り凸部を設けることにより、混十
目液の流れをスムースにし、整流し、△pの変動に因る
膜の脈動を防止することができる。尚、本間仕切り凸部
は極間距離を決めるスペーサーとしても働く。
該間仕切り凸部自体のサイズや配設する間隔は電解条件
に応じ適宜選択すれば良い。
陰極液導入口αつは前記陰極板0Oの長辺の1方側又は
その上部の側壁α力に設けられ、一方、陰極ガスと陰極
液との混和液の排出口(イ)は陰極板Q0の対向する他
の側又はその上部の側壁07)に設けられる。これらの
導入口及び排出口は陰極室(2)内に陰極液と陰極ガス
との混和液の流れを生じせしめることが出来れば良く、
特に制限されないが、均一な流れを確保することが好ま
しく、この目的の窺めにスリット状の導入口は好捷しい
一態様である。また、第3図及び第4図に示した如く、
陰極板α0の端部に夫々導入口(19>、排出口(イ)
を設けることもできる。
第5図は、本発明により水銀法電解糟を陽−イオン交換
膜電解槽に転換した水平陽イオン交換膜電解槽の断面図
及び陰極液循環系統を示す概略図である。
第1図及び第5図に基づいて説明すると、陽極室(1)
 fl蓋体(4)と、該蓋体(4)から懸垂された複数
の陽+! (6)および陽極板θつを包囲するように立
持張設された陽イオン交換膜(3)の上表面とによシ画
成されている。陽極(6)は蓋体(4)に立設された陽
極懸垂装@(7)で懸垂され、各陽極はブスバー(8)
で相互に連結されている。また陽極室(1)は陽極液導
入口0■、同排出口04)および陽極ガス排出口0句が
設けられている。
一方、陰極室(2)は水平型電解槽の底板をそのま一転
用した実質的に平坦な表面を有する陰極板OQと、該陰
極板の周縁上に設置された陰極室側壁0ηと、前記陽イ
オン交換膜(3)の下表面とにより画成されている。陰
極板θQは陰極ブスバー08)と連結されている。陰極
室(2)は陰極液導入口θつおよび陰極液と陰極ガスと
の混和液排出口(イ)が設けられている。
飽和塩水は、陽極液導入口03より陽極室(1)に供給
され、電気分解を受けて発生した塩素ガスは陽極ガス排
出口O均より取り出し、淡塩水は陽極液排出口から排出
され、必要であIrば1部循環して使用される。
陰極液は陰極液導入[11(IQより供給され、陰極室
(2)で発生する水素ガスとの混和流となって混イ゛目
液排出口(イ)より取り出され、水素ガスと陰極液とは
分離器(21)で分離される。ガスを分離した実質的に
ガスを含まない陰極液はポンプ(22)により該陰極液
導入口0つから陰極室(2)へ循環導入される。分離器
(21)及びポンプ(22)は複数の電解4■に列して
1個でもよいし各″電解槽1σに設けても良い。
電流は陽極ブスバー(8)より供給され、陰極室(2)
の底板0Oを通り、陰極ブスバー08)より取り出され
る。
陽極室(1)では式、 CI−−−一→1/2Cffz なる反応が起こり、陽極室(1)のすトリウムイオンは
陽イオン交換膜(3)を通って陰極室(2)に達する。
一方、陰極室(2)では式、 ト■20−−□1./21(2+  OHなる反応が生
起し、水素ガスを発生すると共に・陽極室(1)より陽
イオン交換膜(3)を通過して移動して来たす1−リウ
ムイオンを受けて苛性ソータ゛を生成丁′る。
陽イオン交換膜を使用した電解方法としては、FaL型
セルが一般的で、この場合、陰極で発生した水素ガスを
素早く陰極の背後(陽イオン交換膜と反対の方向)へ抜
くことによって陰極液抵抗を減少せしめんがため、通常
、エキスl<ント゛′メタル、パンチトメタル、メタl
レネ゛ノド等の多孔性陰極が用いられる。
しかしながら横型セル即ち、水平型電解槽の場合、比重
の小さい水素ガスを陰極の背面、IIIIち水平方向に
延設された陰極の下へ抜くことは不可能である。
従って、本発明の水平型電解槽番こおいては、陽イオン
交換膜(3)の下面と、実質的Gこ平坦な表面を有する
陰極板0Q表面とを接近して配置して構成される陰極伶
内に陰極液を供給し、陰極室内を満たして貫流する陰嘆
液と陰極ガスとの混和流を形成することによって、陽イ
オン交換膜(3)の下面を原流れで充分に潤し電解反応
を円滑に進行せしめると共に、陽イオン交換膜(3)と
陰極板0Qとの間に生成した苛性ソーダと水素ガスとを
、生成後直ちにこの流れに巻き込んで陰極室(2)の外
へ排出する。
尚陰極室内へ供給され、その中を貫流する陰極液は水素
ガスと生成し之苛性ソーダを伴なって陰極室外へ運ばれ
、分離器(21)によって水素ガスを分離した後、再び
陰極液導入口θつへ少なくとも一部を還流せしめる循環
液とすれば、苛性ソーダの濃度を適宜に増大することも
、また途中で水を以って稀釈し濃度を調整することもで
き有利である。
本発明の方法において、陽イオン交換膜の実質的に電解
に係わっている面を陽極に押し伺け、接触するようにし
乍ら電解することにより、△■〕の変動による膜の振動
を一層効果的に防止することができる。
陽イオン交換膜を陽極に押しつける方法としては、従来
公知の方法を用いることが出来る。
例えば陰極室に循環供給している陰極液の出口にバルブ
を設け、該バルブを絞ることにより陽イオン交換膜の陰
極側全面に圧力をかけることが出来る。また、陰極で発
生する水素ガスに圧力をかけることによっても達成する
ことが出来る。更にまた、陽極ガスの吸引圧を大きくし
、陽イオン交換膜を陽極側に引きつけることによっても
達成することが出来る。
陰極室の陰極液出口近傍の陽イオン交換膜の陰極側にが
かる正圧、すなわち膜面での陽極側と陰極側との圧力差
は、陽イオン交換膜に刀)かる圧変動より大きいことが
必要である。通常の電解条件、即ち5A/dnf〜80
 A/d2ノiの電流密度、陰極室の液循環方向の長さ
が1m〜15rrlにおいて、発生する圧変動は約5闘
ないし約l。
Q Q Q yHm 丁T2oである。したがって、陽
イオン交換膜に負荷するために必要な圧力差は、少なく
とも約5m1H20以」二で、約I Q m H2O(
7)範囲で、好ましくは10問〜21TI l−I20
である。約10mH2Oを越える圧力差を負荷すること
は、必要以上に強い力で膜を陽極に押しつけることにな
り、陽極による膜の損傷の惧れが生じる。
更にまた、陰極室内の陰]M液人10附近で、陰極ガス
を全く含まないか、仮に含んだとしても僅かな状態での
陰(訴液の線速度(以下、これを「初期線速度」と言う
)を約g crn /秒以」−にすると、陰極ガスを陽
イオン交換膜下面及び陰]j面上にほとんど滞留させな
いで陰極液と共に排出させ得、陰極ガス気泡の膜下面及
び電極表面へのイ」着が実質的になくなり、それ以」二
初期線速度を増しても陰極ガスの気泡のイ」着による電
圧の変化はなくなり、電槽電圧は概々平衡に保つことが
できる。
以下、本発明を実施例、比較例を挙げて詳細に説明する
実施例1 陽イオン交換膜として[ナフィオン901(1)u P
onIJ社製〕」を、長さ11mX幅1.8mのτ]法
を有する水銀法電解槽の底板の表面にN 5−溶射した
実質的に平坦な陰極板」二に略水平に張設した。」二紀
陰]j板は幅方向に高さ2.5 mm 、幅7間の軟質
ゴムからなる間仕切り凸部を3 Q cmピッチで備え
、該凸部の表面が膜と接するように114成した。
陽(jとしてチクン製エギスパンデツドメタル表+To
 ニJ−+υ02、Tj−02をコーティングした水銀
電解槽用DSEを用い、陽極板の表面が膜と接するよう
に配置した。組み立てられた電解槽及び′電解システム
は概ね第1図及び第5(2)の如き構成であった(但し
、第1図において陰極板上に間仕切り凸部が設けられて
いる)。
陽n室は淡塩水を一部循環し、抜き出し淡塩水濃度を3
.5 Nとし、陰極室は初期線速度を50cm / S
eeとし、苛性濃度が32%になるように陰1?ji 
i&を循環し、85°Cで電解を行った。
電流密度3 Q A/d7J2’で電圧は安定して3.
12Vを示し、△CVは零、電流効率は96%、苛性中
の食塩含有量は35 ppnl / 50%Na0II
 Tあった。この際の陰極液供給口の△pは0.05 
kQ/ Caて、3ケ月間電解を続けたが1能には全く
変化がなく、運転停止後膜を点検したが、何ら異常は認
められなかった。
比較例1 蓋体、陰極板、DSEを補強した電解槽を用い、陰極液
を電解槽の長手方向に初期線速度1.2m / SeC
で循環させた他は、実施例1と同様にして電解を行った
CVは陰極液導入口8. l 2 Vに対して排出口で
は3.18Vと上荷、した。電流効率は96%、苛性中
の食塩含有量は35ppm150%NaOHであった。
また陰極液供給口の△pは0゜8 kQ / caで、
2ケ月電解を続けた後膜を点検したところ小さなりラッ
クの発生が認められた。
蒸上の通り、本発明によれば水銀法電解槽を容易に陽イ
オン交換膜性電解槽に転換でき、電解槽のみならずブス
バー、整流器、淡塩水処理設備、塩水系設備等殆ど全て
の現存設備をスクラップ化することなく転用でき、更に
△pやG/’Lを減少させ陰極液の脈流を防止し、蓋体
、陰極板及びD S Bの補強を必要とくず、摺電圧を
低く且つ一定に保ち、膜の損傷を防止する等数多くの利
点を有する電解槽及び電解方法を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明電解槽の実施態様を示す夫々
一部切欠き正面図、側面断面向、第3図及び第4図は夫
々他の実施態様を示す側面断面(2)、第5図は第2図
に示した電解(1vを用いて電解を行う場合の陰極液循
環系統を示す概略図である。 1・・ 陽極室    2・・陰極室 3・・・陽イオン交換膜  4・・・蓋体5・・・陰極
室側壁  6・・・陽極 7−・ 陽極懸垂装置   8・・・陽極ブスバー9・
・・陽極導電棒   10・・・穴J1・・・シート 
  12・・・陽極板13・・・陽極液導入口  14
・・・陽極液排出1コ15・・・陽極ガス排出口 16
・・・陰極板17・・・陰極室側壁   18  ・・
陰(jブスバー19・・・陰極液導入口  20・ ・
陰極混和液排出1コ21・・分離器   22・・・ボ
ンフ。 23・・・バッキング 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 第2図 第3図 第 4 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 実質的に水平に張設された陽イオン交換膜により
    上部の陽極室と下部の陰極室とに区画され、前記陽]蚕
    室は実質的に水平な陽極を有し、蓋体と該陽極を囲むよ
    うに周設された陽極室側壁と該陽イオン交換膜の上面と
    により包囲形成され、且つ陽極液の導入口および排出日
    並に陽極ガス排出口とを具備してなり、前記陰極室は水
    銀性電解槽の底板からなる陰極板と該陰極板を囲むよう
    に周設された陰揃室側壁と該陽イオン交換膜の下面とに
    より包囲形成され、前記陰極板の長辺の1方側から陰]
    7液を陰極室内に導入し、陽イオン交換膜の下面を潤し
    つつ、陰極ガスと陰極液との混Jlz目流を形成せしめ
    、該混和流を該陰極板の対向する他の側に排出させるこ
    とを特徴とする電解方法。 2 陽イオン交換膜を陽極室側に押圧し、陽極と接触さ
    せ乍ら電解する特許請求の範囲第1項記載の電解方法。 3、陰極室へ供給される電解液の該陰極室内での初期線
    速度を8cm 7秒以上にコントロールする特許請求の
    範囲第1項記載の電解方法。 4、陰W液もしくは混相液の流れを整流する特許請求の
    範囲第1項記載の電解方法。 5、排出した混相液を気液分離後、少なくとも1部を陰
    極液として循環させる特許請求の範囲第1項記載の電解
    方法。 6、 実質的に水平に張設された陽イオン交換膜により
    上部の陽極室と下部の陰極室とに区画され、前記陽極室
    は実質的に水平な陽極を有し、蓋体と該陽極を囲むよう
    に周設された陽極室側壁と該陽イオン交換膜の上面とに
    より包囲形成され、且つ陽極液の導入口および排出日並
    に陽極ガス排出口とを具備してなり、前記陰極室は水銀
    性電解槽の底板からなる陰極板と該陰極板を囲むように
    周設された陰イ草室側壁と該陽イオン交換膜の下面とに
    より包囲形成され、前記陰極板の長辺の1方側またはそ
    の」二部の側壁に陰極液導入口を設け、対向せる他の側
    またハその上部の側壁に陰極ガスと陰極液との混和液の
    排出口を設けて構成される電解槽。 7、 排出された混相液を気液分離する手段及び陰極ガ
    スを分離した陰極液を陰極液導入口へ循環させる手段を
    備えた特許請求の範囲第6項記載の電解槽。 8、 陰極室側壁がバッキング状弾注体カニらなる特許
    請求の範囲第6項記載の電解槽。 9、 水銀性電解槽から陽イオン交換脱法電解槽に転換
    した特許請求の範囲第6項記載の電解槽。
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EP83112168A EP0110425A3 (en) 1982-12-06 1983-12-03 An electrolytic process of an aqueous alkali metal halide solution and electrolytic cell used therefor
BR8306681A BR8306681A (pt) 1982-12-06 1983-12-05 Aperfeicoamento em um processo eletrolitico de uma solucao aquosa de halogeneto de metal alcalino e celula eletrolitica usada para o mesmo
KR1019830005742A KR840007607A (ko) 1982-12-06 1983-12-05 알칼리 금속의 할로겐 화합물 전해법 및 전해기
ES527793A ES527793A0 (es) 1982-12-06 1983-12-05 Perfeccionamientos introducidos en un procedimiento de electrolisis de una solucion acuosa de un halogenuro de metal alcalino
IN1496/CAL/83A IN162062B (ja) 1982-12-06 1983-12-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016094650A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 旭化成株式会社 複極式アルカリ水電解セル、及び電解槽

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