JPS591532B2 - 鋸盤の円形鋸歯ブレ−ドの防護ガ−ド - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水平に支持した鋸歯スピンドルを有し装置フレ
ーム上に設けた垂直方向に移動可能な鋸歯装置を有する
鋸盤の円形鋸歯ブレードの防護ガードであって、円形鋸
歯ブレードの少くとも触れることができる端部表面およ
び作動側面上の周縁部を上から覆う防護ガードに関する
ものである。

このような防護ガードは各種公知である。

従来構造はフレーム上に設けた幅の狭いガードからなり
鋸歯ブレードのほぼ上半分を上から覆うようにしだもの
である。

板材からなる横カバー上記ガードに連結して円形鋸歯ブ
レードの作業側面側に設けられ鋸歯装置設置側との反対
側の作業側面周縁部を覆う。

このカバ一部材は透明プラスチックからなり円形鋸歯ブ
レードの作動を観察できるようにしである。

さらにカバ一部材は防護ガードに対し垂直方向に調整可
能でかつロック可能に設けられ鋸盤がセットされるとカ
バ一部材を調整してその底端部を切断すべき加工部材の
直上に配置する。

従来の防護ガードはこのような方法によって円形鋸歯ブ
レードに作業側面から触れることを防止している。

しかしながら、鋸歯装置の側方に下向きに突出しだ円形
鋸歯ブレードの一部は自由に触れることができるためこ
のような構造は円形鋸歯ブレードが固定されている場合
には切断部内へ侵入することはできずあるいは円形鋸歯
ブレードの切断部の一部のみが作動部に露出することに
なるため金属の加工や機械加工には適していない。

本発明においては、鋸歯装置が水平に支持した鋸歯スピ
ンドルを有し装置フレーム上に垂直方向に移動可能に設
置され、−防護ガードは円形鋸歯ブレードの少くとも触
れることができる端部表面および作業側面上の周縁部を
上から覆い、該防護ガードは円形鋸歯ブレードに対し固
定して装置フレーム上に設けたハウジングを形成し、そ
の底部のみが開口し、そのスタート位置においては円形
鋸歯ブレードを完全に収容し、下向きに形成した長形の
開口部を・・ウジングの側壁に設けて鋸歯スピンドルを
収容し該開口部を覆うだめのカバ一部材は遮蔽位置およ
び解放位置間を移動可能であって、上記遮蔽位置におい
ては、カバ一部材は開口部位置の円形鋸歯ブレードの周
縁の少くとも一部を覆い、円形鋸歯ブレードが頂部スタ
ート位置のときに鋸歯スピンドルの下側の長形開口部の
一部を覆い、上記解放位置においては、カバ一部材は円
形鋸歯ブレードの送り運動が完了すると上記長形開口部
の上記一部を徐々に露出させている。

鋸歯スピンドルを収容する長形開口部はハウジング側壁
内にその底部に向けて形成することが望ましい。

従って、ハウジングを適当に形成すれば大きな直径およ
び小さな直径の円形鋸歯ブレードを使用することができ
、また小さな直径の円形鋸歯ブレードの場合には鋸歯ス
ピンドルはハウジングから下方に抜は出ることができる
。

例えば、スタート位置での鋸歯スピンドルを受（３） 時分 昭５９−１５３２ 容する長形開口部を覆うカバ一部材は鋸歯スピンドルの
垂直運動と同期して作動する調節装置により長形開口部
の露出あるいは遮蔽を摺動して調整可能としてもよい。

しかしながら、カバ一部材は鋸歯スピンドルに平行な軸
廻りに遮蔽位置および ５露出位置間を回転可能とする
ことが望ましい。

カバ一部材は１本のアームからなる枢動レバー形状であ
ってその枢軸は鋸歯スピンドルの上方に位置しカバ一部
材力泪然にその遮蔽位置まで回転するように構成するこ
とが望ましい。

１゜鋸歯スピンドルが送り方向に移動す
るととの鋸歯スピンドルがカバ一部材をその遮蔽位置か
ら解放位置に前位させるだめの駆動部材を構成すること
が望ましい。

このようにすれば別の調整装置を用いるこなく鋸歯スピ
ンドル用開口部の遮蔽およ １５び露出用のカバ一部材
の所望の枢動運動が得られる。

カバ一部材は鋸歯スピンドル用長形開口部と協働するハ
ウジング側壁の外側に配置することが望ましい。

２゜ハウジ
ングは円形鋸歯ブレードの交換を容易にするために閉鎖
可能な壁開口部を有することが望ましい。

ハウジングの底部が常に切断すべき加工部材の直上に位
置し作業位置から円形鋸歯ブレードに横２５から触れる
ことができないようにするためにハウジングは垂直方向
に連続的に調節可能でかつロック可能なように装置フレ
ーム上に設置することが望ましい。

防護カードはスプレー装置を具備し円形鋸歯ブ３０レー
ドを冷却剤および潤滑剤流体で完全に濡らし、この流体
はハウジングの下方からのみ排出され飛散しないように
している。

以下、図面に基いて本発明の実施例について説明する。

３５第１図は
平行切断、長手方向切断および斜め切断を行なうだめの
公知の円形冷間鋸歯機械を示す。

箱形ベース１０が設置されその頂部に上部テーブル１２
が備わり円形鋸歯機械の装置フレームの基台を構成する
。

回転板１４はその上に装置フレー ４０ム１６を有し上
部テーブル１２の中央部に回転可能にかつロック可能に
支持される。

鋸歯装置２０は装置フレーム１６上に配備され垂直方向
に摺動可能で・・ンドレバー２２により両方向に調整可
能である。

鋸歯装置はこの鋸歯装置のトランスミッションケーシン
グ２４内に水平に支持された鋸歯スピンドル２６を備え
円形の鋸歯ブレード２８がとの鋸歯スピンドル上に装着
される。

加工部材クランプ装置３０はその手動調節可能な万力顎
３２により切断のため金属部が回転板１４上にクランプ
される。

この加工部材クランプ装置３０の構成部材は上部テーブ
ル１２上に設置され回転板１４はこのクランプ装置に対
し回転可能であって円形鋸歯ブレード２８を調整して平
行、長手方向あるいは斜め切断を可能にする。

少くとも１つのポンプ装置が箱形ベース１０内に設置さ
れ、このポンプ装置により加工部材の自動送りおよび／
又は円形鋸歯ブレードへの冷却流および／又は潤滑油の
供給のだめの圧力媒体を圧送する。

第１図に示すように、円形鋸歯ブレード２８は保護装置
を備えた比較的狭い箱形のハウジング３４内に完全に収
容される。

このハウジングは鋸歯装置２０とは別に取付装置３６に
より装置フレーム１６上に保持される。

底部長手方向開放端部以外は・・クランプは完全に閉鎖
されている。

ハウジング３４の構造を第２図ないし第６図を用いて説
明する。

第５図および第６図に示すように、鋸歯装置２０に隣接
したハウジングの側壁３８の中央部にはこの側壁の中間
高さから下に向けてハウジング底端部４２に達する長形
の長溝状開口部４０が形成される鋸歯スピンドル２６は
この開口部４０を通して・・クランプ内に侵入し作動ス
トローク中あるいは鋸歯装置が頂部スタート位置に戻る
ときにこの開口部４０に沿って移動可能である。

１本のアームからなる枢動レバー４４形状のカバ一部材
がハウジング側壁３８上に設けられる。

この枢動レバーの枢動軸４６は長形の開口部４０の上方
に配置される。

対応する形状の板材で形成されたカバ一部材の形状、枢
軸４６の位置および板材あるいは切断部材の重心位置は
垂直面に取付けたカバ一部材が重力により自然に第５図
に示すような長形の開口部４０の少くとも底部を覆う位
置に移動するように定められる。

この状態は鋸歯スピンドル２６が第５図に示すようなハ
ウジング７１ 内の頂部スタート位置にある場合であって、開口部４０
を閉じるカバ一部材の自由端部４８は第５図に示す遮蔽
位置に回転移動する。

この実施例においては、カバ一部材の形状はブーメラン
形状であってその一端部４７はハウジングに固定した枢
軸４６に支持され他端の自由端部４８の内側縁部は鋸歯
スピンドルの移動面に対し角度を有する直線傾斜面５０
を形成する。

ガイド部材５２がハウジングに固定されカバ一部材の自
由端部４８を枢動運動中に案内する。

例えば・・ンドレバー２２により鋸歯装置２０が切断送
り運動のため下方に移動されノークランプ３４に対し位
置調節が行なわれると鋸歯スピンドル２６はハウジング
側壁３８の長形開口部４０内を下に移動する。

との鋸歯スピンドルが移動平面に平行なカバ一部材４４
の直線側縁５０′に沿って移動する間はこのカバ一部材
は第５図に示す遮蔽位置状態に保たれ、円形の鋸歯ブレ
ード２８、特にその周縁が覆われ鋸歯に触れることが防
止される。

送り運動が続くと鋸歯スピンドルは傾斜面５０上を移動
しカバ一部材は第６図のように反時計廻りに枢動し、鋸
歯スピンドル２６の下降運動通路が表わされる。

最終位置までの送り運動が終って鋸歯装置がスタート位
置に戻るとカバ一部材４４は前述のように自然にその遮
蔽位置に戻る。

第３図は鋸歯装置２０の平行近接位置に配置したハウジ
ング３４を示し、ハウジング側壁３８の外側にヒンジ結
合されたカバ一部材４４は・・クランプおよび鋸歯装置
間で揺動可能である。

・・クランプ３４を装置するだめの取付装置３６は垂直
保持棒５４を装置フレーム１６の横に備えこの保持棒上
に軸方向に移動可能でかつ２つのガイド用および保持用
部材５６．５８によりロック可能にハウジングが設けら
れる。

上側保持部材５６は例えばトグルレバー６０によりクラ
ンプされるつめを形成する。

ハウジング３４を鋸歯装置に実質上平行な平面内に保持
するために、鋸歯装置上に設けたガイド板６４と係合す
る長溝を有する案内部材６２がハウジング側壁３８に固
定される。

ボール形バンドル６６が幅の狭い前側の長形ハウジング
壁土の底部に備わり上側保持部材５６であるつめが解除
されるとハウジングを連続的に位置調節するだめの取手
となる。

矩形の壁開口部７０が前側の・・クランプ側壁６８に配
置され垂板７６により閉じられる。

この垂板はヒンジ７２，７４により支持されロック部材
７８により閉鎖位置にロックされる。

この垂板の開放により鋸歯スピンドルの自由端部を露出
させ円形鋸歯ブレードの装着および取外しを行なう。

ハウジング底部の固定位置にスプレー装置８０が備わり
供給ホース８２を通して鋸歯ブレードの片面又は両面に
冷却液および／又は潤滑油等の流体を供給する。

鋸歯ブレードと同様に上記流体はハウジングの底部開口
部８４（第２図）から流出される。

第１図に示すようにハウジング底端部４２が常にクラン
プ装置３０上又は切断すべき金属部分上の近接位置に保
持されるようにハウジング３４を防護ガードに対し配置
することが望ましい。

カバ一部材４４は、第６図に示すように、円形鋸歯ブレ
ードが適当に加工部材内に侵入した後にのみ長形開口部
４０を後部ケーシング側壁３８内で適当量だけ露出させ
送り方向での円形鋸歯ブレードの各運動過程中にとの鋸
歯ブレードの周縁部あるいはその歯が加工部材内に侵入
していないときに覆われるように構成する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の好ましい実施例を構成する防護ガード
を取付けた垂直移動可能な鋸歯装置を備えた鋸機械の外
観図、第２図は第１図の防護ガードの正面図、第３図は
第１図の防護ガードを一部断面図示した平面図、第４図
は円形鋸歯ブレードの最下位置状態を示す第２図と同様
の防護ガードの正面図、第５図は第２図に対応した防護
ガードの背面図、第６図は第４図に対応した防護ガード
の背面図である。 １０・・・・・・箱形ベース、１２・・・・・・上部テ
ーブル、１４・・・・・・回転板、１６・・・・・・装
置フレーム、２０・・・・・・鋸歯装置、２６・・・・
・・鋸歯スピンドル、２８・・・・・・鋸歯フリー１’
、３４・・・・・・ハウジング、３６・・・・・・取付
装置、３８・・・・・・側壁、４０・・・・・・開口部
、４４・・・・・・カバ一部材、４６・・・・・・枢軸
、４８・・・・・申出端部、５０・・・・・・傾斜面、
５４・・・・・・垂直保持部、５６・・・・・・上側保
持部材、６０・・・・・・トグルレバー、６２・・・・
・・案内部材、６４・・・・・・ガイド板、６６・・・
・・・バンドル、７６・・・・・・垂板、７８・・・・
・・ロック部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 鋸歯装置が水平に支持した鋸歯スピンドルを有し装
   置フレーム上に垂直方向に移動可能に設置され、防護ガ
   ードは円鋸歯ブレードの少くとも触れることができる端
   部表面および作業側面上の周縁部を上から覆い、該防護
   ガードは円形鋸歯ブレード用ハウジングとして装置フレ
   ーム上に固定され、その底部のみが開口し、円形鋸歯ブ
   レードの最上部位置であるスタート位置においては円形
   鋸歯ブレードを完全に収容し、下向きに形成した長形の
   開口部をハウジングの側壁に設けて鋸歯スピンドルを収
   容し該開口部を覆うだめのカバ一部材は遮蔽位置および
   解放位置間を移動可能であって、該カバ一部材は、上記
   開口部上方で・・ウジングに枢着され、かつ鋸歯スピン
   ドル移動方向に対し傾斜した傾斜面を該鋸歯スピンドル
   下面に対面して有し、上記遮蔽位置においては、カバ一
   部材は円形鋸歯ブレードが上記スタート位置のときの長
   形開口部の鋸歯スピンドルの下側部分を覆い、上記円形
   鋸歯ブレードの送り運動中に上記鋸歯スピンドルの下方
   移動動作に運動して該スピンドル下面がカバ一部材の上
   記傾斜面を押圧して上記長形開口部の上記下側部分を露
   出させ、送り運動が完了すると上記解放位置に達するよ
   うに構成した鋸盤の円形鋸歯ブレードの防護ガード。 ２、特許請求の範囲第１項に記載した防護ガードにおい
   て、カバ一部材が鋸歯スピンドルと平行な軸廻りに遮蔽
   位置および露出位置間を枢動可能であることを特徴とす
   る鋸盤の円形鋸歯ブレードの防護ガード。 ３ 特許請求の範囲第２項記載の防護ガードにおいて、
   カバ一部材が１本のアームからなる枢動レバー形状であ
   ってその枢軸は鋸歯スピンドルの上方に位置しカバ一部
   材が自然にその遮蔽位置まで回転するようにしたことを
   特徴とする鋸盤の円形鋸歯ブレードの防護ガード。 ４ 特許請求の範囲第２項又は第３項に記載した防護ガ
   ードにおいて、鋸歯スピンドルが送り方向に移動すると
   この鋸歯スピンドルがカバ一部材をその遮蔽位置から解
   放位置に変位させるための駆動部材を構成することを特
   徴とする鋸盤の円形鋸歯ブレードの防護ガード。 ５ 特許請求の範囲第１項から第４項のいずれかに記載
   した防護ガードにおいて、カバ一部材を鋸歯スピンドル
   用の長形開口部と協働スルヘウシング側壁の外側に配備
   したことを特徴とする鋸盤の円形鋸歯ブレードの防護ガ
   ード。 ６ 特許請求の範囲第１項から第５項のいずれかに記載
   した防護ガードにおいて、ノ・ウジングが垂直方向に連
   続的に調整可能でかつロック可能なように装置フレーム
   上に装着されたことを特徴とする鋸盤の円形鋸歯ブレー
   ドの防護ガード。 ７ 鋸歯装置が水平に支持した鋸歯スピンドルを有し、
   装置フレーム上に垂直方向に移動可能に設置され、防護
   ガードは円形鋸歯ブレードの少くとも触れることができ
   る端部表面および作業側面上の周縁部を上から覆い、該
   防護ガードは円形鋸歯ブレード用ハウジングとして装置
   フレーム上に固定され、その底部のみが開口し、円形鋸
   歯ブレードの最上部位置であるスタート位置においては
   円形鋸歯ブレードを完全に収容し、下向きに形成した長
   形の開口部をハウジングの側壁に設けて鋸歯スピンドル
   を収容し該開口部を覆うだめのカバ一部材は遮蔽位置お
   よび解放位置間を移動可能であって、該カバ一部材は、
   上記開口部上でノ・ウジングに枢着され、かつ鋸歯スピ
   ンドル移動方向に対し傾斜した傾斜面を核鋸歯スピンド
   ル下面に対面して有し、上記遮蔽位置においては、カバ
   一部材は円形鋸歯ブレードが上記スタート位置のときの
   長形開口部の鋸歯スピンドルの下側部分を覆い、上記円
   形鋸歯ブレードの送シ運動中に上記鋸歯スピンドルの下
   方移動動作に連動して該スピンドル下面がカバ一部材の
   上記傾斜面を押圧して上記長形開口部の上記下側部分を
   露出させ、送シ運動が完了すると上記解放位置に達する
   ように構成し、さらに透明垂板により閉鎖可能な円形鋸
   歯ブレードの交換用壁開口部が・・ウジング側壁の自由
   表面に設けられたことを特徴とする鋸盤の円形鋸歯ブレ
   ードの防護ガード。 ８ 特許請求の範囲第１項に記載した防護ガードにおい
   て、ハウジングが垂直方向に連続的に調整可能でかつロ
   ック可能なように装置フレーム上に装着されたことを特
   徴とする鋸盤の円形鋸歯ブレードの防護ガード。