JPS5914791Y2 - 裏ブタパツキン - Google Patents
裏ブタパツキンInfo
- Publication number
- JPS5914791Y2 JPS5914791Y2 JP6247579U JP6247579U JPS5914791Y2 JP S5914791 Y2 JPS5914791 Y2 JP S5914791Y2 JP 6247579 U JP6247579 U JP 6247579U JP 6247579 U JP6247579 U JP 6247579U JP S5914791 Y2 JPS5914791 Y2 JP S5914791Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back cover
- machine body
- watch
- mechanical
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electric Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、時計用裏ブタパツキンに関するものである。
本考案は、特に小型あるいは極薄型時計における裏ブタ
パツキンに関するものである。
パツキンに関するものである。
近年、時計はますます小型化、薄型化される傾向にあり
、電池の薄型化、適性材質の選択、あるいは新構造の開
発により、2mm台の時計も実用化されている。
、電池の薄型化、適性材質の選択、あるいは新構造の開
発により、2mm台の時計も実用化されている。
そのような状況下にあって、薄型化のネックとなるのは
裏ブタ部周辺の構造である。
裏ブタ部周辺の構造である。
従来、ドレス系の時計の裏ブタ部の構造については、デ
ザイン優先の考え方も手伝い、裏ブタ部にパツキンのは
いらない非防水時計が一般的であった。
ザイン優先の考え方も手伝い、裏ブタ部にパツキンのは
いらない非防水時計が一般的であった。
しかしながら近年は、市場の要望からも、たとえ非防水
時計についても裏ブタパツキンを採用し、防汗性程度は
確保しなければならない状況にある。
時計についても裏ブタパツキンを採用し、防汗性程度は
確保しなければならない状況にある。
また小型、薄型指向を満足するためには、時計の機械体
はもちろんのこと、ケース部品についても、より単純な
形状、あるいは単純な構造が理想的である。
はもちろんのこと、ケース部品についても、より単純な
形状、あるいは単純な構造が理想的である。
しかるに従来のこの種の時計においては、機械体の径方
向の位置決めをする文字板受リング、機械体を押上げる
中枠、裏ブタ部の防水性を確保する裏ブタパツキン、機
械体の耐磁性を確保する耐磁枠等の部品からなり、しが
もそれぞれの部品が非常に複雑であった。
向の位置決めをする文字板受リング、機械体を押上げる
中枠、裏ブタ部の防水性を確保する裏ブタパツキン、機
械体の耐磁性を確保する耐磁枠等の部品からなり、しが
もそれぞれの部品が非常に複雑であった。
本考案は、上記の欠点を改良すべく考案されたものであ
る。
る。
本考案の目的は、非常に薄型の時計を提供することにあ
る。
る。
本考案の他の目的は、部品あるいは構造が非常にシンプ
ルな裏ブタ部の構造を提供することにある。
ルな裏ブタ部の構造を提供することにある。
次に、本考案の実施例を示す図に従って詳細な説明をす
る。
る。
第1図は、従来の実施例の腕時計を示す部分断面図であ
る。
る。
1は胴2に接着剤3により固着されたガラス、4は文字
板、5は耐磁板6を内部に配設した時計の機械体、7は
機械体5の径方向の位置決めをする文字板受リング、8
は機械体5の上下方向の位置決めをする中枠、9は裏ブ
タ、10は裏ブタパツキンを示す。
板、5は耐磁板6を内部に配設した時計の機械体、7は
機械体5の径方向の位置決めをする文字板受リング、8
は機械体5の上下方向の位置決めをする中枠、9は裏ブ
タ、10は裏ブタパツキンを示す。
このような構造の場合、耐磁板6は、電磁軟鉄材等から
なり、機械体の中に含まれるため機械体そのものは厚く
なってしまうものであった。
なり、機械体の中に含まれるため機械体そのものは厚く
なってしまうものであった。
また、胴2と機械体5の間隙にあって機械体固定部材と
なる文字板受リング7、および中枠8はプラスチック材
からなり、中枠8においては上下方向の弾性部分を設け
るため、非常に複雑な形状となってしまうものであった
。
なる文字板受リング7、および中枠8はプラスチック材
からなり、中枠8においては上下方向の弾性部分を設け
るため、非常に複雑な形状となってしまうものであった
。
さらには、機械体5と文字板受リング7、あるいは中枠
8との係合を考えると、機械体5の外形形状は複雑な形
状になってしまうのが常であった。
8との係合を考えると、機械体5の外形形状は複雑な形
状になってしまうのが常であった。
本考案は、上記の欠点を改良すべく考案されたものであ
り、その要旨は、時計の機械体とケースおよび前記機械
体とケースとの間の機械固定部材とを有する時計におい
て、裏ブタパツキンの外端の一部をケースと裏ブタ間に
配設して時計の防水性を確保し、パツキンの内端部分を
機械体と裏ブタ間に配設したシート状部の上に形成した
数ケ所の半径方向の突起部が機械体を押し上げ固定し、
さらにパツキンの最内端部を機械体固定部材と裏ブタ間
に配設したシート状部の上に形成した数ケ所の半径方向
の突起部が機械体固定部材を押し上げ固定するように構
成した裏ブタパツキンである。
り、その要旨は、時計の機械体とケースおよび前記機械
体とケースとの間の機械固定部材とを有する時計におい
て、裏ブタパツキンの外端の一部をケースと裏ブタ間に
配設して時計の防水性を確保し、パツキンの内端部分を
機械体と裏ブタ間に配設したシート状部の上に形成した
数ケ所の半径方向の突起部が機械体を押し上げ固定し、
さらにパツキンの最内端部を機械体固定部材と裏ブタ間
に配設したシート状部の上に形成した数ケ所の半径方向
の突起部が機械体固定部材を押し上げ固定するように構
成した裏ブタパツキンである。
次に本考案の詳細な説明をする。
第2図、第3図は、本考案の一実施例を示す図であり、
第2図は本考案からなる構造断面図を示し、第3図は裏
ブタパツキンの一部を切断した詳細な斜視図を示すもの
である。
第2図は本考案からなる構造断面図を示し、第3図は裏
ブタパツキンの一部を切断した詳細な斜視図を示すもの
である。
第2図において、11は胴12に接着剤13により固着
されたガラス、14は文字板、15は機械体、16は耐
磁枠、19は裏ブタ、20は裏ブタパツキンである。
されたガラス、14は文字板、15は機械体、16は耐
磁枠、19は裏ブタ、20は裏ブタパツキンである。
このような構造の場合、耐磁枠16は、機械体15の耐
磁性能を高くするとともに、機械体15の径方向の位置
決めをするものである。
磁性能を高くするとともに、機械体15の径方向の位置
決めをするものである。
もちろん耐磁枠16は、純鉄、けい素鋼等の電磁軟鉄材
からなることは言うまでもない。
からなることは言うまでもない。
裏ブタパツキン20については、その最外形部20 a
において、時計の防水性を保持する部分と、中間部の一
部に設けられた突起部20 bにより耐磁枠16を押し
上げる部分と、最内形部の一部に設けられた突起部20
Cによって機械体15を押し上げる部分とがある。
において、時計の防水性を保持する部分と、中間部の一
部に設けられた突起部20 bにより耐磁枠16を押し
上げる部分と、最内形部の一部に設けられた突起部20
Cによって機械体15を押し上げる部分とがある。
時計の防水性を保持する部分20 Hについては、胴と
裏ブタとの間隙にあって全周均一なツブシ化を確保でき
るようにカマボコ状をしている。
裏ブタとの間隙にあって全周均一なツブシ化を確保でき
るようにカマボコ状をしている。
また耐磁枠16を押し上げる中間部20 bと機械体1
5を押し上げる最内形部20 Cについては全般的には
シート状であり、部分的(数ケ所)にカマボコ状、ある
いは半球状の突起部を有する。
5を押し上げる最内形部20 Cについては全般的には
シート状であり、部分的(数ケ所)にカマボコ状、ある
いは半球状の突起部を有する。
通常時には、この突起部のツブシ化により耐磁枠16お
よび機械体15を支え、時計に大きな外力が加わった場
合のみシート状の部分で耐磁枠16あるいは機械体15
を支え、衝撃から時計を守る。
よび機械体15を支え、時計に大きな外力が加わった場
合のみシート状の部分で耐磁枠16あるいは機械体15
を支え、衝撃から時計を守る。
ことに前述の数ケ所の突起部20b、20Cにより機械
固定部材と機械体を押し上げるためシート状部のみの形
状部により押し上げる場合に対し、押し上げ力を弱め、
且つ前記突起部20b、20Cの数や高さを調整するこ
とにより押し上げ力を最適に調整することができ、しか
も前記突起部20b、20Cが部分的に、且つ半径方向
にあって前記機械固定部材や機械体に喰い付く (押し
付く)ことになるから機械固定部材や機械体の回転方向
等平面方向の動きを確実に規制でき、確実な固定をする
ことができるものである。
固定部材と機械体を押し上げるためシート状部のみの形
状部により押し上げる場合に対し、押し上げ力を弱め、
且つ前記突起部20b、20Cの数や高さを調整するこ
とにより押し上げ力を最適に調整することができ、しか
も前記突起部20b、20Cが部分的に、且つ半径方向
にあって前記機械固定部材や機械体に喰い付く (押し
付く)ことになるから機械固定部材や機械体の回転方向
等平面方向の動きを確実に規制でき、確実な固定をする
ことができるものである。
又、パツキンをこのような形状にすることにより、従来
の外装構造で必要とされていた中枠あるいは文字板受リ
ングを耐磁枠に置き変えることが可能となる。
の外装構造で必要とされていた中枠あるいは文字板受リ
ングを耐磁枠に置き変えることが可能となる。
また、耐磁枠を機械体15の中の限られたスペースに組
み込まなくてもよいため、容量の大きな耐磁枠を設定す
ることができ、その結果、耐磁性能の高い時計を提供す
ることもできる。
み込まなくてもよいため、容量の大きな耐磁枠を設定す
ることができ、その結果、耐磁性能の高い時計を提供す
ることもできる。
さらには、従来の中枠、文字板受リングと機械体との係
合、あるいは中枠にバネ部を設ける必要がないため、機
械15の外形形状、耐磁枠16の形状も非常にシンプル
にすることが可能となり、その結果、時計は小型化、薄
型化が可能となると同時に、加工コストも大幅に低減す
ることが可能となる。
合、あるいは中枠にバネ部を設ける必要がないため、機
械15の外形形状、耐磁枠16の形状も非常にシンプル
にすることが可能となり、その結果、時計は小型化、薄
型化が可能となると同時に、加工コストも大幅に低減す
ることが可能となる。
なお、第2図の場合、裏ブタ19の胴12への装着方法
は、複数個の小ネジを下方より胴12ヘネジ込み、その
頭部で裏ブタを取り付けるものであるが、その他裏ブタ
のバヨネット式、スナップ式、ネジ式等によってもよい
。
は、複数個の小ネジを下方より胴12ヘネジ込み、その
頭部で裏ブタを取り付けるものであるが、その他裏ブタ
のバヨネット式、スナップ式、ネジ式等によってもよい
。
又、第2図において、機械体15の上側の度当たりは、
文字板14にて行なっているが、この他、胴12の内方
上壁又は、該内壁に文字板の見切板の見切形状を決める
見切板を取り付け、該内方上壁下面又は該見切板の下面
に機械体15の外周部などを度当たりさせてもよい。
文字板14にて行なっているが、この他、胴12の内方
上壁又は、該内壁に文字板の見切板の見切形状を決める
見切板を取り付け、該内方上壁下面又は該見切板の下面
に機械体15の外周部などを度当たりさせてもよい。
この場合は、機械体15の上面に位置する文字板に機械
体15が度当たりしないので、文字板を薄く形成できる
。
体15が度当たりしないので、文字板を薄く形成できる
。
裏ブタパツキン20は、弾性材ならどのようなものでも
よく、多くは合成ゴムが用いられるが、弾性の大きいプ
ラスチック、例えばナイロン、テフロン(登録商標)な
どでもよい。
よく、多くは合成ゴムが用いられるが、弾性の大きいプ
ラスチック、例えばナイロン、テフロン(登録商標)な
どでもよい。
又、その形状は、最外形部20 aと各突起20b。
20 Cのみ形成され、連結されるものでもよく、第3
図の場合、各突起20 b、 20 Cがなくとも、あ
るいは、パツキン全体に凹凸を有しないシート状のもの
、又は外方が厚く、内方が薄いものとしてもよいもので
ある。
図の場合、各突起20 b、 20 Cがなくとも、あ
るいは、パツキン全体に凹凸を有しないシート状のもの
、又は外方が厚く、内方が薄いものとしてもよいもので
ある。
以上述べたように、本考案によれば裏ブタパツキンの一
部で時計の防水性を確保し、パツキンの他の部分で機械
体の固定をし、さらにパツキンの他の部分で、機械体固
定部材を押し上げるように構成した多機能裏ブタパツキ
ンの採用により、非常にシンプルな裏ブタ部の構造を提
供することができるものであり、その結果、非常に薄型
の時計を提供することができるものである。
部で時計の防水性を確保し、パツキンの他の部分で機械
体の固定をし、さらにパツキンの他の部分で、機械体固
定部材を押し上げるように構成した多機能裏ブタパツキ
ンの採用により、非常にシンプルな裏ブタ部の構造を提
供することができるものであり、その結果、非常に薄型
の時計を提供することができるものである。
第1図は従来の実施例を示す図である。
7は文字板受リング、8は中枠、9は裏ブタ、10は裏
ブタパツキンである。 第2図、第3図は、本考案の実施例を示す図である。 15は機械体、16は耐磁枠、20は裏ブタパツキン、
19は裏ブタである。
ブタパツキンである。 第2図、第3図は、本考案の実施例を示す図である。 15は機械体、16は耐磁枠、20は裏ブタパツキン、
19は裏ブタである。
Claims (1)
- 時計の機械体とケースおよび前記機械体とケースとの間
の機械固定部材とを有する時計において、裏ブタパツキ
ンの外端の一部をケースと裏ブタ間に配設して時計の防
水性を確保し、パツキンの内端部分を機械体と裏ブタ間
に配設したシート状部の上に形成した数ケ所の半径方向
の突起部が機械体を押し上げ固定し、さらにパツキンの
最内端部を機械体固定部材と裏ブタ間に配設したシート
状部の上に形成した数ケ所の半径方向の突起部が機械体
固定部材を押し上げ固定するように構成した裏ブタパツ
キン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6247579U JPS5914791Y2 (ja) | 1979-05-10 | 1979-05-10 | 裏ブタパツキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6247579U JPS5914791Y2 (ja) | 1979-05-10 | 1979-05-10 | 裏ブタパツキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55162183U JPS55162183U (ja) | 1980-11-20 |
JPS5914791Y2 true JPS5914791Y2 (ja) | 1984-05-01 |
Family
ID=29296479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6247579U Expired JPS5914791Y2 (ja) | 1979-05-10 | 1979-05-10 | 裏ブタパツキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914791Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-10 JP JP6247579U patent/JPS5914791Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55162183U (ja) | 1980-11-20 |
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