JPS5914733Y2 - 風量検知装置 - Google Patents

風量検知装置

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JPS5914733Y2
JPS5914733Y2 JP10127779U JP10127779U JPS5914733Y2 JP S5914733 Y2 JPS5914733 Y2 JP S5914733Y2 JP 10127779 U JP10127779 U JP 10127779U JP 10127779 U JP10127779 U JP 10127779U JP S5914733 Y2 JPS5914733 Y2 JP S5914733Y2
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JP
Japan
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temperature
sensitive
reed switch
ferromagnetic material
heater
Prior art date
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Expired
Application number
JP10127779U
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English (en)
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JPS5619715U (ja
Inventor
英夫 松本
隆 関場
哲郎 馬場
憲太郎 堀内
Original Assignee
東北金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は風量検知装置に関し、特に温風石油暖房機ある
いはエアーコンテ゛イショナ等の除塵用フィルタの目詰
まり等による風量低下を検出して外部制御信号を発生さ
せるために感温リードスイッチを使用した風量検知装置
に関する。
従来、感温強磁性体が加熱されそのキュリ一温度に達す
ると強磁性を失なう性質を利用し、この感温強磁性体を
永久磁石及びリードスイッチと組合せてリードスイッチ
を設定温度で動作させるようにした感温リードスイッチ
は広く使用されており、このような感温リードスイッチ
の近傍にヒータを対向させた風量検知装置も知られてい
る。
この装置は送風路に配置されて使用され、送風時には熱
放散が激しいことにより、ヒータの発熱が感温リードス
イッチにわずかに伝わるだけで感温リードスイッチは設
定温度以下であるが、送風が止まるとヒータの発熱が多
く伝わってその感温強磁性体の温度上昇が起こることに
よりリードスイッチを動作させるというものであり、本
出願人と他人との共同出願である実公昭47−2055
号公報に提案されている。
その実用化した装置を第1図に示す。
図において、1は感温リードスイッチ、2は抵抗等で構
成されたヒータを示し、感温リードスイッチ1とヒータ
2間には、送風の空気を介して熱の授受が行なわれるよ
うに適当な空隙dが設けられ、感温リードスイッチ1と
ヒータ2は取付基板3にそれぞれの端子4及び5をはん
だ付けで個定している。
この装置は送風の有無を検出する装置としては有効であ
り、送風検知装置として実用化されているが、感温リー
ドスイッチ1とヒータ2との熱伝導が空気を介している
ため熱伝導率が悪い欠点があるので、例えば風速が5m
/secからまったく無風となるような場合の検出にし
か有効ではない。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので、例えば
除塵フィルタの目詰りにより漸減するような送風量の低
下を感度良く検知できるような風量検知装置を提供しよ
うとするものである。
本考案は、感温リードスイッチに用いた永久磁石及び感
温強磁性体のうち少なくとも感温強磁性体に加熱素子挿
入用の貫通孔を設けて、加熱素子を挿着した風量検知装
置である。
以下に本考案の実施例を説明する。
第2図〜第4図はそれぞれ、ブレーク型あるいはメーク
型の感温リードスイッチの構造を示し、いずれも公知の
ものであり、本考案はこれらの感温リードスイッチを基
本にしている。
第2図においては、円筒状の感温強磁性体12の両側に
それぞれ同径の円筒状永久磁石13を固着し、これらの
内面にリードスイッチ11が挿着されている。
第3図は、第2図の構成に更に、円筒状の感温強磁性体
12の中央部に非磁性体より成るリング状のスペーサ1
4を介在させたものである。
第4図はコ字形の感温強磁性体12の凹部に棒状の永久
磁石13を内接させて、これをリードスイッチ11に沿
うように組立てたものである。
第5図a、 t)に本考案による風量検知装置の一実
施例の構造を示し、第2図の感温リードスイッチを基本
にしている。
すなわち、感温フェライトやFe−Ni−Cr合金等に
よる円柱状の感温強磁性体12の両端にそのキュリ一点
より十分高いキュリ一点を有する同径のバリウム・フェ
ライト等による円柱状永久磁石13を固着し、これらに
は軸方向にリードスィッチ11挿通用の貫通孔と抵抗発
熱体によるヒータ2挿通用の貫通孔とを形成して、それ
ぞれにリードスイッチ11とヒータ2とを挿着して成る
このような構成によれば、ヒータ2の発熱は直接感温強
磁性体12に伝達され、空気が介在しないので熱伝達は
極めて迅速に行なわれる。
風量検知装置として動作させるには、中心軸が風方向に
直角に交差するように送風路内に配設してリードスイッ
チ11の端子4に外部機器の制御系回路(図示省略)を
接続し、ヒータ端子5には定電圧(定電流)を印加して
おく。
送風量が正常値にある場合には、ヒータ2の発熱は感温
強磁性体12及び永久磁石13表面から奪われ、その結
果感温強磁性体12の温度上昇はそのキュリ一点温度よ
り十分低い範囲に抑制される。
しかし、送風機の異常や除塵フィルタの目詰り等により
送風量が低下すると、感温強磁性体12及び永久磁石1
3表面からの熱放散が減少するので上述の熱平衡状態が
くずれて感温強磁性体12の温度は急速に上昇し、感温
強磁性体12のキュリ一点に達してリードスイッチ11
の接点が開成して外部機器に対する所定の制御が行なわ
れる。
風量低下に対する応答性は、感温強磁性体とヒータとが
密着しているので極めて速く、風量の検知装置として非
常に有効であり、空気を介していない分だけヒータ容量
も従来に比して小さくて済む。
また、ヒータ容量、感温強磁性体のキュリ一温度等は被
検出部の風速、風温等に応じて最速の応答性が得られる
ように設定され、これにより検知風量も任意に選定可能
である。
なお、ここでは感温強磁性体12と永久磁石13とが断
面円形にされているが、正常な送風が行なわれている場
合のこれらの表面からの放熱効果を向上させるための種
々の形状を第6図〜第9図に示す。
第6図はだ円形状、第7図はひようたん形状、第8図は
四角形状であり、特に第9図は四角形状の感温強磁性体
及び永久磁石のヒータ側の表面に切込みを入れてフィン
状にし放熱面積を大きくしたものである。
第10図は、第5図に示す装置の外周に更に、筒状体に
放射状フィンを設けた放熱フィン15を挿着して放熱効
果を向上させるようにした例である。
勿論、放熱フィン15はアルミ、リン青銅、黄銅等によ
る熱伝導率の良好な非磁性材料でつくられる。
第11図a、 bは本考案の更に他の実施例を示し、
感温強磁性体12をこの両側の永久磁石13に比して太
くして、感温強磁性体12にのみリードスィッチ11挿
通用の貫通孔の他に、ヒータ挿通用の貫通孔を設けてヒ
ータ2を挿着したものである。
断面形状は任意であり、このようにすれば感温強磁性体
12だけが加熱されるのに対し、熱放散は永久磁石13
を通しても行なわれるので、応答性が更に良くなる。
第12図a、 l)は、第4図に示されている感温リー
ドスイッチを基本にした実施例である。
この例では、コ字形感温強磁性体12のリードスイッチ
11と平行な部分にヒータ挿通用の貫通孔を設けてヒー
タ2を挿着して成り、風量が低下すると感温強磁性体1
2の温度が上昇して、リードスイッチ11の接点が閉成
するメーク型として提供できる。
以上、本考案を様々な実施例により説明したが、本考案
のように加熱素子を感温強磁性体に一体的に装着したこ
とにより、発熱量を小さくしても感温強磁性体への熱伝
達は非常に速く、消費電力を小さくすることができ、送
風量が低下して熱平衡状態がくずれてからリードスイッ
チが動作するまでの応答性はすこぶる良好になる。
したがって、温風石油暖房機やエアーコンテ゛イショナ
等の送風ファンの異常や送風路におけるフィルタの目詰
りの検出、あるいは他の電子機器等の送風ファンの異常
検知、更には化学工場におけるガス等の流体の流量検知
制御等にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の風量検知装置の概略構成図、第2図〜第
4図はそれぞれ、各種感温リードスイッチの構造断面図
、第5図a、 l)はそれぞれ、本考案の一実施例の
断面図及び側面図、第6図〜第9図はそれぞれ、第5図
の実施例の形状のみを変更する場合の各種の例を側面か
ら示し、第10図は第5図の実施例に放熱手段を加えた
実施例を斜視図で示し、第11図a、 l)及び第1
2図a、 1)はそれぞれ、本考案の他の実施例の正
面図及び側面図である。 図中、1は感温リードスイッチ、2はヒータ、3は取付
基板、11はリードスイッチ、12は感温強磁性体、1
3は永久磁石、15は放熱フィン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リードスイッチと永久磁石及び感温強磁性体を組合せた
    感温リードスイッチと、該感温リードスイッチを加熱す
    る素子とからなる風量検知装置において、前記永久磁石
    、感温強磁性体のうち少なくとも感温強磁性体に前記加
    熱素子挿入用の貫通孔を設けて、前記加熱素子を挿着し
    たことを特徴とする風量検知装置。
JP10127779U 1979-07-24 1979-07-24 風量検知装置 Expired JPS5914733Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10127779U JPS5914733Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 風量検知装置

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JP10127779U JPS5914733Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 風量検知装置

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Publication Number Publication Date
JPS5619715U JPS5619715U (ja) 1981-02-21
JPS5914733Y2 true JPS5914733Y2 (ja) 1984-05-01

Family

ID=29334021

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JP10127779U Expired JPS5914733Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 風量検知装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3121125C2 (de) * 1981-05-27 1986-04-10 Kernforschungsanlage Jülich GmbH, 5170 Jülich Verfahren zum Abtrennen von Wasserstoff und/oder Deuterium und Tritium aus einem Inertgasstrom sowie Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens im Kühlgaskreislauf eines gasgekühlten Kernreaktors
JPS6082731A (ja) * 1983-10-13 1985-05-10 Takuma Co Ltd 空気の除湿装置
JPS60238120A (ja) * 1984-05-11 1985-11-27 Takuma Sogo Kenkyusho:Kk 空気の除湿装置

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JPS5619715U (ja) 1981-02-21

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