JPS5914504B2 - 舗装用瀝青組成物 - Google Patents
舗装用瀝青組成物Info
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- JPS5914504B2 JPS5914504B2 JP266578A JP266578A JPS5914504B2 JP S5914504 B2 JPS5914504 B2 JP S5914504B2 JP 266578 A JP266578 A JP 266578A JP 266578 A JP266578 A JP 266578A JP S5914504 B2 JPS5914504 B2 JP S5914504B2
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- bituminous
- clay
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、加熱施工または常温施工の瀝青舗装の結合材
としてすぐれた物性を示す舗装用瀝青組成物に関する。
としてすぐれた物性を示す舗装用瀝青組成物に関する。
更に詳しくは、舗装用瀝青物に動植物油における乾性油
、半乾性油の脱色工程で得られる含油白土を添加混合す
ることを特徴とする 。舗装用瀝青組成物に関するもの
である。従来瀝青舗装材として、アスファルトを結合材
とし、砕石、砂、打粉などを加熱混合した加熱アスファ
ルト混合物からなるアスファルトコンクリートが使用さ
れてきたが、冬期寒冷地においては、タイヤチェーンや
スパイクタイヤの使用により、5 舗装体の摩耗、破損
がはげしいので、その対策として打粉をアスファルトに
対し多量に用いアスファルトと打粉との混合物よりなる
フィラービチユーメンを結合材として混合物を造り、舗
装体の耐摩耗性を向上させる方法がとられている。
、半乾性油の脱色工程で得られる含油白土を添加混合す
ることを特徴とする 。舗装用瀝青組成物に関するもの
である。従来瀝青舗装材として、アスファルトを結合材
とし、砕石、砂、打粉などを加熱混合した加熱アスファ
ルト混合物からなるアスファルトコンクリートが使用さ
れてきたが、冬期寒冷地においては、タイヤチェーンや
スパイクタイヤの使用により、5 舗装体の摩耗、破損
がはげしいので、その対策として打粉をアスファルトに
対し多量に用いアスファルトと打粉との混合物よりなる
フィラービチユーメンを結合材として混合物を造り、舗
装体の耐摩耗性を向上させる方法がとられている。
しかし10ながら、この方法は、混合物のアスファルト
含有量が増すことになり、夏季の高温時にアスファルト
量が多いため舗装体の流動やわだち堀れを生じるほか、
アスファルトのフリーシンク(にじみ出し)やブラッシ
ング(わき出し)などの現象がお15きるという欠点が
あつた。これは打粉の増大が瀝青物の感温性を改良し、
また応力分散をはかり強度を増すことができるが、瀝青
物自体の物性の改善、即ち軟化点、弾力性、可撓性、脆
化点、接着性等は改善されない。これは瀝青物の量が増
大すフ0 るためである。そのため、瀝青舗装体が本質
的に重交通にたえ、冬季の摩耗破損に抵抗性を付与する
ためには、結合材にゴムや合成高分子重合体を添加混合
した改質アスファルトが用いられるようになつてきてい
る。また、常温施工に用いられるフ5 瀝青舗装材にカ
ットバックアスファルト、タール、アスファルト乳剤な
どがある。これらは散布式或は混合式で施工される。特
に、散布式舗装では、散布量が少ないと骨材が飛散しや
すく、散布量が多いと舗装体の流動やわだち堀れ、更に
はフリー10ジンクやブラッシングを生じやすい。この
改良方法としてカットバックアスファルトでは石炭粉末
や打粉を混合分散させたフィラー入りカットバックアス
ファルトを用いる方法が知られている。しかし、この方
法は、フィラーを十分に分散させる!5 ためには粉砕
する必要があり、また沈降しやすいため、デイストリビ
ユーターに沈降したり、ノズルにつまる等の欠点があり
、作業性が悪いという、9−欠点があつた。
含有量が増すことになり、夏季の高温時にアスファルト
量が多いため舗装体の流動やわだち堀れを生じるほか、
アスファルトのフリーシンク(にじみ出し)やブラッシ
ング(わき出し)などの現象がお15きるという欠点が
あつた。これは打粉の増大が瀝青物の感温性を改良し、
また応力分散をはかり強度を増すことができるが、瀝青
物自体の物性の改善、即ち軟化点、弾力性、可撓性、脆
化点、接着性等は改善されない。これは瀝青物の量が増
大すフ0 るためである。そのため、瀝青舗装体が本質
的に重交通にたえ、冬季の摩耗破損に抵抗性を付与する
ためには、結合材にゴムや合成高分子重合体を添加混合
した改質アスファルトが用いられるようになつてきてい
る。また、常温施工に用いられるフ5 瀝青舗装材にカ
ットバックアスファルト、タール、アスファルト乳剤な
どがある。これらは散布式或は混合式で施工される。特
に、散布式舗装では、散布量が少ないと骨材が飛散しや
すく、散布量が多いと舗装体の流動やわだち堀れ、更に
はフリー10ジンクやブラッシングを生じやすい。この
改良方法としてカットバックアスファルトでは石炭粉末
や打粉を混合分散させたフィラー入りカットバックアス
ファルトを用いる方法が知られている。しかし、この方
法は、フィラーを十分に分散させる!5 ためには粉砕
する必要があり、また沈降しやすいため、デイストリビ
ユーターに沈降したり、ノズルにつまる等の欠点があり
、作業性が悪いという、9−欠点があつた。
この場合のフィラ一の効果は、フィラ一の充填効果のみ
であり瀝青材自身の物性の改善に寄与しない。従つて瀝
青材自身の物性の改善にはゴムや樹脂の添加による改質
を必要とした。本発明者らは、このような実情にかんが
み、瀝青舗装における結合材の低温脆化性、骨材に対す
る接着性の改善、舗装用混合物の低温における耐摩耗性
、高温における耐流動性の改良について鋭意検討した結
果、舗装用瀝青物に、動植物油の乾性油、半乾性油の脱
色工程で得られる含油白土を添加混合することにより極
めて良好な結果が得られることを見出した。即ち乾性油
、半乾性油の脱色工程から得られる含油白土の白土に吸
着させる色素を含む油分は白土とよく結合しており、ま
た極めて活性に富み重合しやすく常温においても重合す
る。更に含油白土は微粒子であり、含油白土自体は親油
性で瀝青物と親和性にすぐれ非常に分散しやすい性質が
あり、瀝青物に混合したとき分散が容易で沈降しないこ
と、加熱時の瀝青物の粘度上昇が著しくないこと、その
ため非常に作業性が良いこと、加熱中に含油白土の油分
の重合効果が表われ更に硫黄の如き加硫材を使用すると
加硫効果も表われ、軟化点の低下がなく、低温脆化性が
著しく改良され、弾力性も増大すること、更に混合物に
ついて安定度が高く、水浸によつても安定度の低下がな
く、耐流動性にすぐれていること、低温における耐摩粍
性にすぐれていることなど顕著なる効果の表われること
を知見し、本発明を完成することができた。本発明の目
的は、従来の瀝青物に対するフイラ一入りの効果を有し
、且つフイラ一の分離がなく、更に瀝青物自身の耐低温
脆化性、可撓性、接着性、耐候性などの物性を著しく改
善し、結合材として瀝青舗装体を形成するとき耐流動性
、耐低温脆化性、耐摩粍性でフリージンクやブラッシン
グの傾向のない舗装体を得ることができる舗装用瀝青組
成物を提供するにある。
であり瀝青材自身の物性の改善に寄与しない。従つて瀝
青材自身の物性の改善にはゴムや樹脂の添加による改質
を必要とした。本発明者らは、このような実情にかんが
み、瀝青舗装における結合材の低温脆化性、骨材に対す
る接着性の改善、舗装用混合物の低温における耐摩耗性
、高温における耐流動性の改良について鋭意検討した結
果、舗装用瀝青物に、動植物油の乾性油、半乾性油の脱
色工程で得られる含油白土を添加混合することにより極
めて良好な結果が得られることを見出した。即ち乾性油
、半乾性油の脱色工程から得られる含油白土の白土に吸
着させる色素を含む油分は白土とよく結合しており、ま
た極めて活性に富み重合しやすく常温においても重合す
る。更に含油白土は微粒子であり、含油白土自体は親油
性で瀝青物と親和性にすぐれ非常に分散しやすい性質が
あり、瀝青物に混合したとき分散が容易で沈降しないこ
と、加熱時の瀝青物の粘度上昇が著しくないこと、その
ため非常に作業性が良いこと、加熱中に含油白土の油分
の重合効果が表われ更に硫黄の如き加硫材を使用すると
加硫効果も表われ、軟化点の低下がなく、低温脆化性が
著しく改良され、弾力性も増大すること、更に混合物に
ついて安定度が高く、水浸によつても安定度の低下がな
く、耐流動性にすぐれていること、低温における耐摩粍
性にすぐれていることなど顕著なる効果の表われること
を知見し、本発明を完成することができた。本発明の目
的は、従来の瀝青物に対するフイラ一入りの効果を有し
、且つフイラ一の分離がなく、更に瀝青物自身の耐低温
脆化性、可撓性、接着性、耐候性などの物性を著しく改
善し、結合材として瀝青舗装体を形成するとき耐流動性
、耐低温脆化性、耐摩粍性でフリージンクやブラッシン
グの傾向のない舗装体を得ることができる舗装用瀝青組
成物を提供するにある。
本発明の第二の目的は含油白土を有効に活用するにある
。
。
動植物油脂の精製工程の一つである脱色程で、白土や白
土と活性炭の混合物(以下単に白土と称する)が油脂類
の脱色剤に用いられ、油脂中に存在する色素が除去され
るが、この際使用される脱色剤に色素と共に油脂類が吸
着ないしは付着する。通常フイルタープレスなどの機械
的処理で付着した油脂の多くを回収するため、油脂、色
素類の吸着ないし付着量は脱色剤の重量の10ないし1
00重量%の間にある。この油脂の脱色工程で副生する
動植物油脂を含有する白土を主成分とする混合物を通常
含油白土と称する。この含油白土の利用法としては、油
脂類を回収利用して残つた白土類を埋立用やセメント用
に利用するか、含油白土を苛性ソーダなどのアルカリ類
と反応させてクレンザ一として利用するなどの方法がと
られていた。しかしながら、これらの方法は得られる製
品の品質、性能面で、また公害対策の面などで大きな欠
点を有しており、かkる欠点を解決した安定した有効な
利用法の確立が要望されていた。本発明はかXる製油業
者に利益を与えるものであり産業界に寄与するところは
なはだ大きなものである。本発明は、舗装用瀝青物に、
動植物油における乾性油、半乾性油の脱色工程で得られ
る含油白土(以下単に含油白土と称する)を添加混合す
ることを特徴とする舗装用瀝青組成物を要旨とするもの
である。
土と活性炭の混合物(以下単に白土と称する)が油脂類
の脱色剤に用いられ、油脂中に存在する色素が除去され
るが、この際使用される脱色剤に色素と共に油脂類が吸
着ないしは付着する。通常フイルタープレスなどの機械
的処理で付着した油脂の多くを回収するため、油脂、色
素類の吸着ないし付着量は脱色剤の重量の10ないし1
00重量%の間にある。この油脂の脱色工程で副生する
動植物油脂を含有する白土を主成分とする混合物を通常
含油白土と称する。この含油白土の利用法としては、油
脂類を回収利用して残つた白土類を埋立用やセメント用
に利用するか、含油白土を苛性ソーダなどのアルカリ類
と反応させてクレンザ一として利用するなどの方法がと
られていた。しかしながら、これらの方法は得られる製
品の品質、性能面で、また公害対策の面などで大きな欠
点を有しており、かkる欠点を解決した安定した有効な
利用法の確立が要望されていた。本発明はかXる製油業
者に利益を与えるものであり産業界に寄与するところは
なはだ大きなものである。本発明は、舗装用瀝青物に、
動植物油における乾性油、半乾性油の脱色工程で得られ
る含油白土(以下単に含油白土と称する)を添加混合す
ることを特徴とする舗装用瀝青組成物を要旨とするもの
である。
本発明に使用できる瀝青物は、ストレートアスフアルト
、プロパン脱瀝アスフアルト、セミプローンアスフアル
ト、プローンアスフアルト、カツトバツクアスフアルト
、天然レーキアスフアルト(たとえば、トリニダツトア
スフアルト)、コールタール、オイルガスタール、ピツ
チなどの1種または2種以上の混和物およびこれらの瀝
青物に天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性高分子重合体など
のエラストマーを添加混和して改質した瀝青物などであ
る。
、プロパン脱瀝アスフアルト、セミプローンアスフアル
ト、プローンアスフアルト、カツトバツクアスフアルト
、天然レーキアスフアルト(たとえば、トリニダツトア
スフアルト)、コールタール、オイルガスタール、ピツ
チなどの1種または2種以上の混和物およびこれらの瀝
青物に天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性高分子重合体など
のエラストマーを添加混和して改質した瀝青物などであ
る。
更に上述の瀝青物またはエラストマーで改質した瀝青物
に、ロジンとその誘導体、石油樹脂、テルペン樹脂、ク
マロン樹脂、油脂、鉱油、可塑剤、脂肪酸、樹脂酸、ナ
フテン酸、金属石鹸、剥離防止剤、有機シリコン、溶剤
などを添加する場合があるが、これらの瀝青物も使用す
ることができる。本発明で使用される含油白土は、動植
物油の乾性油、半乾性油の脱色工程で得られる含油白土
である。
に、ロジンとその誘導体、石油樹脂、テルペン樹脂、ク
マロン樹脂、油脂、鉱油、可塑剤、脂肪酸、樹脂酸、ナ
フテン酸、金属石鹸、剥離防止剤、有機シリコン、溶剤
などを添加する場合があるが、これらの瀝青物も使用す
ることができる。本発明で使用される含油白土は、動植
物油の乾性油、半乾性油の脱色工程で得られる含油白土
である。
含油白土中に含まれる油脂、色素類の量は白土の重量の
10ないし100重量%の間にあり、白土に吸着ないし
付着している。含油白土の油脂分は、脱色工程に用いら
れた動植物油脂から鯨油などの動物油、いか油、いわし
油などの魚油、菜種油、綿実油、ごま油、米糠油、サフ
ラヮ一油、パーム油、大豆油、桐油、亜麻仁油などの植
物油などいろいろのものがある。これらの油脂は不飽和
(沃素価)により、乾性油、半乾性油に分けられる。乾
性油、半乾性油を処理して得られる含油白土では油脂分
が非常に活性に富み、常温でも空気中の酸素により重合
する性質をもつており、また高温に加熱することによつ
て重合は促進される。このように重合した油を含む含油
白土も本発明の含油白土に包含される。本発明で使用さ
れる加硫剤は、硫黄その他油脂、ゴムなどに使用される
公知の加硫剤が使用でき、また公知の加硫促進剤を併用
することができる。
10ないし100重量%の間にあり、白土に吸着ないし
付着している。含油白土の油脂分は、脱色工程に用いら
れた動植物油脂から鯨油などの動物油、いか油、いわし
油などの魚油、菜種油、綿実油、ごま油、米糠油、サフ
ラヮ一油、パーム油、大豆油、桐油、亜麻仁油などの植
物油などいろいろのものがある。これらの油脂は不飽和
(沃素価)により、乾性油、半乾性油に分けられる。乾
性油、半乾性油を処理して得られる含油白土では油脂分
が非常に活性に富み、常温でも空気中の酸素により重合
する性質をもつており、また高温に加熱することによつ
て重合は促進される。このように重合した油を含む含油
白土も本発明の含油白土に包含される。本発明で使用さ
れる加硫剤は、硫黄その他油脂、ゴムなどに使用される
公知の加硫剤が使用でき、また公知の加硫促進剤を併用
することができる。
本発明の舗装用瀝青組成物における各処分の割合は幅広
く選択できるが、本発明の舗装用組成物の不揮発分の軟
化点が40℃をこえ70′Cをこえないようにする。通
常瀝青物の不揮発分100重量部に対し含油白土3ない
し200重量部、好ましくは150重量部以下で用いる
。含油白土の添加量は、瀝青物の種類、性状、含油白土
の種類、性状、また加硫するかしないかなどによつて異
なり基本的には舗装用瀝青組成物の使用方法に関連して
作業性と物性面からきめられるが、一般に含油白土3重
量部未満では含油白土の添加効果は少なく、200重量
部以上では作業性が悪くなるため好ましくない。瀝青物
への含油白土の混入方法は、瀝青物が常温で固体か高粘
度の液体の場合は、瀝青物を加熱または加温して液状に
しておき、これに所定量の含油白土を添加し、十分に攪
拌混合する。
く選択できるが、本発明の舗装用組成物の不揮発分の軟
化点が40℃をこえ70′Cをこえないようにする。通
常瀝青物の不揮発分100重量部に対し含油白土3ない
し200重量部、好ましくは150重量部以下で用いる
。含油白土の添加量は、瀝青物の種類、性状、含油白土
の種類、性状、また加硫するかしないかなどによつて異
なり基本的には舗装用瀝青組成物の使用方法に関連して
作業性と物性面からきめられるが、一般に含油白土3重
量部未満では含油白土の添加効果は少なく、200重量
部以上では作業性が悪くなるため好ましくない。瀝青物
への含油白土の混入方法は、瀝青物が常温で固体か高粘
度の液体の場合は、瀝青物を加熱または加温して液状に
しておき、これに所定量の含油白土を添加し、十分に攪
拌混合する。
常温で液状の瀝青物の場合には、常温で瀝青物に含油白
土を添加混合することが可能である。混合は適当な公知
の混合機械を用いる。瀝青物に含油白土を加えて混合し
100′C以上に加熱するときは、加熱時間の経過と共
に含油白土の油分の重合が進み、瀝青組成物の物性が向
上していくが加硫剤を用いることにより重合の促進や加
硫による物性の改善ができる。
土を添加混合することが可能である。混合は適当な公知
の混合機械を用いる。瀝青物に含油白土を加えて混合し
100′C以上に加熱するときは、加熱時間の経過と共
に含油白土の油分の重合が進み、瀝青組成物の物性が向
上していくが加硫剤を用いることにより重合の促進や加
硫による物性の改善ができる。
加硫には、公知の加硫剤、加硫促進剤などを適量添加混
合して通常100〜200℃の加熱温度で0.5ないし
5時間加熱して加硫する。加硫剤の量はたとえば硫黄で
は含油白土の油分の1ないし30重量%の量で用いる。
瀝青物に含油白土と加硫剤を添加して加熱するかわりに
、予め含油白土と加硫剤とを加熱して加硫した加硫含油
白土を瀝青物に添加混合することもできる。また亜麻仁
油のごとき乾性油からの含油白土の場合にぱ加硫剤を添
加しなくても単に100〜30『Cに加熱するのみで油
分が重合し、加硫効果と同様の効果を得ることができる
。
合して通常100〜200℃の加熱温度で0.5ないし
5時間加熱して加硫する。加硫剤の量はたとえば硫黄で
は含油白土の油分の1ないし30重量%の量で用いる。
瀝青物に含油白土と加硫剤を添加して加熱するかわりに
、予め含油白土と加硫剤とを加熱して加硫した加硫含油
白土を瀝青物に添加混合することもできる。また亜麻仁
油のごとき乾性油からの含油白土の場合にぱ加硫剤を添
加しなくても単に100〜30『Cに加熱するのみで油
分が重合し、加硫効果と同様の効果を得ることができる
。
次に本発明の瀝青組成物の作用効果について説明する。
(1)本発明の舗装用瀝青組成物は、含油白土の油分と
白土の相乗効果により耐候性が非常に良好である。
白土の相乗効果により耐候性が非常に良好である。
また耐熱性、耐寒性が良く夏季の高温においてもフリー
ジンクやブラッシングに対する抵抗性にすぐれ、冬季の
低温においても脆化点が低く可撓性、弾力性にすぐれて
いる。また骨材類に対する接着性が非常に良好である。
更に従米の単なるフイラ一の添加では添加により吸水率
が上昇する傾向があるが本発明の瀝青組成物では吸水率
が非常に小さく防水効果が大きいそのため本発明の舗装
用瀝青組成物を結合材に用いて瀝青舗装体を造ると、夏
季の高温に対し耐流動性のすぐれ、且瀝青物のブラッシ
ングやフリージンクがなく、また冬季の低温に対しタイ
ャチエーンなどにより摩耗、破損の少ない耐久力のすぐ
れた舗装体を造ることができる。
ジンクやブラッシングに対する抵抗性にすぐれ、冬季の
低温においても脆化点が低く可撓性、弾力性にすぐれて
いる。また骨材類に対する接着性が非常に良好である。
更に従米の単なるフイラ一の添加では添加により吸水率
が上昇する傾向があるが本発明の瀝青組成物では吸水率
が非常に小さく防水効果が大きいそのため本発明の舗装
用瀝青組成物を結合材に用いて瀝青舗装体を造ると、夏
季の高温に対し耐流動性のすぐれ、且瀝青物のブラッシ
ングやフリージンクがなく、また冬季の低温に対しタイ
ャチエーンなどにより摩耗、破損の少ない耐久力のすぐ
れた舗装体を造ることができる。
(2)本発明の瀝青組成物の中の含油白土は分散が良好
で分離沈降がなく、また粘度の上昇が少ないので非常に
作業しやすい。(3)含油白土の活用は、資源の再利用
により油脂業界に寄与するばかりでなくすぐれた物性の
瀝青組成物を安価に提供できるので瀝青物を使用する業
界に対して非常に貢献するものである。
で分離沈降がなく、また粘度の上昇が少ないので非常に
作業しやすい。(3)含油白土の活用は、資源の再利用
により油脂業界に寄与するばかりでなくすぐれた物性の
瀝青組成物を安価に提供できるので瀝青物を使用する業
界に対して非常に貢献するものである。
本発明の瀝青組成物は叙上のように構成され、すぐれた
特徴と作用効果を有するので種々の用途に有効に応用す
ることができる。たとえば舗装用のアスフアルトに応用
すると耐熱性、低温における脆化点、骨材の接着性、靭
性が改善され加熱アスフアルト混合物のマーシャル安定
度が向上しホイールトラツキング試験による流動試験で
も良好な結果を示しまた低温におけるタイヤチエーンに
よるラベリング試験で摩耗が減少するので好適である。
また舗装用のカツトバツクアスフアルトに応用するとフ
イラ一の分離がなく、散布の際ノズルにつまることがな
く、作業性が良好で骨材との接着性が良く、夏季に瀝青
材のフリージンクやフラツシユのおこるおそれがなく、
しかも冬季に耐摩耗性の良い舗装材を提供できる。実施
例 1 表−1の配合割合で140で〜160℃に加熱溶融した
ストレートアスフアルト(針入度60〜80)に菜種油
の脱色工程で得られた含油白土(油分30重量%)を添
加して10〜20分間撹拌混合し、本発明の舗装用瀝青
組成物を得た。
特徴と作用効果を有するので種々の用途に有効に応用す
ることができる。たとえば舗装用のアスフアルトに応用
すると耐熱性、低温における脆化点、骨材の接着性、靭
性が改善され加熱アスフアルト混合物のマーシャル安定
度が向上しホイールトラツキング試験による流動試験で
も良好な結果を示しまた低温におけるタイヤチエーンに
よるラベリング試験で摩耗が減少するので好適である。
また舗装用のカツトバツクアスフアルトに応用するとフ
イラ一の分離がなく、散布の際ノズルにつまることがな
く、作業性が良好で骨材との接着性が良く、夏季に瀝青
材のフリージンクやフラツシユのおこるおそれがなく、
しかも冬季に耐摩耗性の良い舗装材を提供できる。実施
例 1 表−1の配合割合で140で〜160℃に加熱溶融した
ストレートアスフアルト(針入度60〜80)に菜種油
の脱色工程で得られた含油白土(油分30重量%)を添
加して10〜20分間撹拌混合し、本発明の舗装用瀝青
組成物を得た。
これらのものについて軟化点、針入度、フラース脆化歳
屈曲試験、粘度測定した結果を表−1に示す。比較例と
して原料ストレートアスフアルトについて同様に試験し
た結果を表−1に示した。また参考のために表−1の滝
3の実施例のアスフアルトを結合材として密粒度アスフ
アルトコンクリートの加熱混合物を造りマーシャル安定
度試験を行つたが安定度1250kg、フロー33であ
り水浸安定度は非水浸の安定度の97%を示し非常に良
好であつた。実施例 2 80〜90℃に加熱した舗装用カツトバツクアスフアル
ト(MC−800)100重量部に大豆油の脱色工程で
得られた含油白土(油分約30重量%)30重量部を加
え約20分間撹拌混合し、本発明の瀝青組成物である含
油白土入りカツトバツクアスフアルト130重量部を得
ることができた。
屈曲試験、粘度測定した結果を表−1に示す。比較例と
して原料ストレートアスフアルトについて同様に試験し
た結果を表−1に示した。また参考のために表−1の滝
3の実施例のアスフアルトを結合材として密粒度アスフ
アルトコンクリートの加熱混合物を造りマーシャル安定
度試験を行つたが安定度1250kg、フロー33であ
り水浸安定度は非水浸の安定度の97%を示し非常に良
好であつた。実施例 2 80〜90℃に加熱した舗装用カツトバツクアスフアル
ト(MC−800)100重量部に大豆油の脱色工程で
得られた含油白土(油分約30重量%)30重量部を加
え約20分間撹拌混合し、本発明の瀝青組成物である含
油白土入りカツトバツクアスフアルト130重量部を得
ることができた。
このものについて含油白土の沈降をみるために沈降試験
を、骨材との接着性をみるために骨材被膜の・゛クリ試
験を行つた。また蒸留残留物(360℃まで蒸留)の針
入度、軟化点、流動性試験を行つた。これらの結果を表
−2に示す。比較のために実施例と同じカツトバツクア
スフアルトおよび同じカツトバツクアスフアルト100
重量部に軽質炭酸カルシウム約20重量および30重量
部を添加し実施例と同様の方法で調製した石粉入りカツ
トバツクアスフアルトについて試験した結果を表−2に
示す。実施例が比較例に比べてフイラ一の沈降が殆んど
なく骨材に対する接着性良好でまた耐熱性のよいことを
示している。
を、骨材との接着性をみるために骨材被膜の・゛クリ試
験を行つた。また蒸留残留物(360℃まで蒸留)の針
入度、軟化点、流動性試験を行つた。これらの結果を表
−2に示す。比較のために実施例と同じカツトバツクア
スフアルトおよび同じカツトバツクアスフアルト100
重量部に軽質炭酸カルシウム約20重量および30重量
部を添加し実施例と同様の方法で調製した石粉入りカツ
トバツクアスフアルトについて試験した結果を表−2に
示す。実施例が比較例に比べてフイラ一の沈降が殆んど
なく骨材に対する接着性良好でまた耐熱性のよいことを
示している。
実施例 3
亜麻仁油の脱色工程で得られた含油白土(油分約30重
量%)100重量部に硫黄10重量部を加えて窒素ガス
気流中で150〜160℃で1時間加熱して造つた加硫
含油白土20重量部を150〜160℃に加熱溶融した
ストレートアスフアルト(針入度60〜80)100重
量部に添加し1時間十分に混合し、均一に加硫含油白土
を分散した液状の本発明の瀝青組成物を得ることができ
た。
量%)100重量部に硫黄10重量部を加えて窒素ガス
気流中で150〜160℃で1時間加熱して造つた加硫
含油白土20重量部を150〜160℃に加熱溶融した
ストレートアスフアルト(針入度60〜80)100重
量部に添加し1時間十分に混合し、均一に加硫含油白土
を分散した液状の本発明の瀝青組成物を得ることができ
た。
これは舗装用アスフアルトに適している。実施例 41
40〜160℃に加熱溶融したストレートアスフアルト
(針入度60〜80)100重量部に天然ゴムラテック
ス(水分50重量%)8重量部を添加混合し水分を蒸発
させてゴム入りアスフアルトを造りこれに亜麻仁油の脱
色工程で得られた含油白土(油分32重量%)を20重
量部添加し30分間混合して均一に含油白土の分散され
た本発明の瀝青組成物を得ることができた。
40〜160℃に加熱溶融したストレートアスフアルト
(針入度60〜80)100重量部に天然ゴムラテック
ス(水分50重量%)8重量部を添加混合し水分を蒸発
させてゴム入りアスフアルトを造りこれに亜麻仁油の脱
色工程で得られた含油白土(油分32重量%)を20重
量部添加し30分間混合して均一に含油白土の分散され
た本発明の瀝青組成物を得ることができた。
Claims (1)
- 1 舗装用瀝青物に、動植物油における乾性油、半乾性
油の脱色工程で得られる含油白土を添加混合することを
特徴とする舗装用瀝青組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP266578A JPS5914504B2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 舗装用瀝青組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP266578A JPS5914504B2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 舗装用瀝青組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53111323A JPS53111323A (en) | 1978-09-28 |
JPS5914504B2 true JPS5914504B2 (ja) | 1984-04-04 |
Family
ID=11535607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP266578A Expired JPS5914504B2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 舗装用瀝青組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914504B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1757468A1 (en) | 2005-08-25 | 2007-02-28 | Nissan Motor Co., Ltd. | Suspension device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2016222570B2 (en) | 2015-02-27 | 2020-05-14 | Cargill, Incorporated | Polymerized oils and methods of manufacturing the same |
-
1978
- 1978-01-17 JP JP266578A patent/JPS5914504B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1757468A1 (en) | 2005-08-25 | 2007-02-28 | Nissan Motor Co., Ltd. | Suspension device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53111323A (en) | 1978-09-28 |
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