JPS59145044A - 蒸着方法 - Google Patents

蒸着方法

Info

Publication number
JPS59145044A
JPS59145044A JP1834483A JP1834483A JPS59145044A JP S59145044 A JPS59145044 A JP S59145044A JP 1834483 A JP1834483 A JP 1834483A JP 1834483 A JP1834483 A JP 1834483A JP S59145044 A JPS59145044 A JP S59145044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
voltage
gas
ion gun
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1834483A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Mano
茂 間野
Shigeru Sato
滋 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP1834483A priority Critical patent/JPS59145044A/ja
Publication of JPS59145044A publication Critical patent/JPS59145044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3402Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering using supplementary magnetic fields
    • H01J37/3405Magnetron sputtering
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/24Vacuum evaporation
    • C23C14/32Vacuum evaporation by explosion; by evaporation and subsequent ionisation of the vapours, e.g. ion-plating

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 l、産業上の利用分野 本発明は蒸着方法、例えば水素等の元素で修飾されたア
モルファスシリコン(以下、a−8lと略す。)を製膜
するのに好適な真空蒸着方法に関するものである。
2、従来技術 a−81等の薄膜を形成するには、グルー放電法、スパ
ッタ法、蒸着法等を使用できるが、このうち蒸着方法は
製膜速度が大である上に大面積の薄膜を比較的容易に形
成できる点で優れている。
一方、a−81等の薄膜は半導体装置を始めとする種々
の分野において有用であるが、加熱によって蒸発若しく
は昇華可能な物質のみからなる薄膜だけでなく、そのよ
うな物質中に他の修飾元素を混入せしめて所望の特性を
具備せしめた薄膜を蒸着法によって形成することが望ま
れている。
例えば最近において太陽′這池或いは光導電材料として
注目されているa −81は、非晶質という不規則な原
子配列構造のために不可避的に未結合のダングリングボ
ンドが生じるが、これを水素原子等により封鎖すること
が必要であり、これ妊よって初めて半導体材料としての
有用性が得られる。
従来、このようなa−81は、シランガスを用いるグル
ー放電法によって満足すべきものが得られているが、蒸
着法によって同等のものが得られれば上記した理由から
極めて有利である。
しかしながら、蒸着法において、蒸着空間内に修飾元素
の供給ガス(以下、修飾ガスと称する。)を単に存在せ
しめるのみでは、修飾元素が蒸着膜中に混入される量は
極めて僅かであり、所望の特性を有する薄膜の形成は極
めて困難である。 これは主として、修飾ガスが分子状
で安定なものとなっていることが原因である。
こうした事情から、蒸着空間内に修飾元素をイオン化又
は活性化して存在せしめれば、蒸発物質との反応性が高
まり、有効に修飾元素を蒸着膜中に混入せしめ得ると考
えられる。 例えば直流グルー放電によるガス放電管に
おいて修飾ガスを放電せしめることにより得られるイオ
ン化成分を真空槽内圧導入せしめることが提案されてい
る。
これは、真空槽内において放電を生せしめる手段を配す
ると、この放電に必要な条件と蒸着忙必要な条件との両
方を同時に満足しなければならないために、実際には条
件の設定が限定されたものとなりて大きな自由度が得8
られないことを避けたものである。
このようなガス放電管を利用して修飾元素を蒸着膜中に
混入せしめる方法は一応は有効であり、水素を含有した
a −S lの形成忙おいて確認されている。
第1図には、蒸着装置の一例が示されている。
この蒸着装置においては、真空槽を形成するペルジャー
1に、バタフライバルブ2を有する排気路3を介して真
空ポンプ(図示せず)を接続する、ペルジャーl内に配
置される被蒸着基板4を加熱するヒーター5、及び基板
4(又はこれが絶縁性のものであるときにはその背後電
極)に負の直流バイアス電圧を印加する直流電源6を設
ける。
また、基板4と対向するように蒸発源7を配置すると共
に、ペルジャーlにガス放電管8をそのガス導出口基板
4と対向するように設ける。 このように構成された蒸
着装置を用い、次のよう圧して例えば水素が混入された
アモルファスシリコンの薄膜を形成することができる。
即ち、ベルジーy−1内を10−’ −yl 0−’ 
Torr の真空状態に排気し、ヒーター5により基板
4を温度250〜500℃忙加熱すると共に直流電源6
により一10kV以下の直流負電圧を基板4に印加した
状態において、イオン銃18に修飾ガスである水素ガス
9を供給し、このイオン銃18からの水素イオン又は活
性水素をペルジャー1内忙導入せしめ、上記直流負電圧
をバイアスとして基板4へ引きつけながら、シリコンを
蒸発源物質とする蒸発源7を電子銃加熱方式(図示せず
)で加熱してシリコンを蒸発せしめ、これ忙よって基板
4上に、水素が混入されたa−8Lの薄膜を形成する。
上記のガス放電管8は、第2図に示す如き構造からなっ
ている。 即ち、ガス入口11を有する筒状の一方の′
電極部材12と、この一方の電極部材12を一端に設け
た、放電空間13を囲む例えば筒状ガラス製の放゛tに
空間部材14と、この放電空間部材14の他iiJ I
c設けた、出口15を有するリング状の他方の電極部材
16とより成り、前記一方の電極部材12と他方の電極
部材16との間に直流又は交流の電圧が印加されること
により、ガス人口11を介して供給された例えば水素ガ
スが放電空間13においてグルー放電を生じ、これKよ
り電子エネルギー的忙賦活された水素原子若しくは分子
より成る活性水素及びイオン化された水素イオンが出口
15より排出される。 この図示の例の放電空間部材1
4は二重管構造であって冷却水を流過せしめ得る構成を
有し、17.18が冷却水入口及び出口を示す、 19
は一方の電極部材12の冷却用フィンである。 上記の
水素ガス放電管8における電極間距離は10〜15cm
であり、印加電圧は600V 、放電空間63の圧力は
10−” Torr程度とされる。
しかしながら、本発明者が検討を加えた結果、上記の如
きガス放電管を使用する場合、得られた蒸着膜中九、大
きな自由度をもって制御された割合で修飾元素を混入せ
しめることができず、特忙その含有割合を大きくするこ
とができないことが判明した。 しかも、蒸着膜の形成
される基板4に印加する電圧6についてはこれ迄、充分
な検討がなされておらず、従って設定された基板電圧に
よっては特性不良な蒸着膜しか得られないことも判明し
た。
3、発明の目的 本発明者は、従来のガス放電管に比べて大幅にイオン生
成効率の良いガス放電器を見出すと共に、基板電圧九つ
いてはじめて厳密な考察を加え、蒸着膜の特性を著しく
向上せしめ得る最適の電圧範囲を確立したものである。
本発明の目的は従って、蒸着膜中への修飾元素導入量を
制御性良く増やし、所望の膜特性の蒸着膜を形成するこ
とのできる蒸着方法を提供することにある。
4、発明の構成 即ち、本発明による蒸着方法は、マグネ)pン型ガス放
電器(特にマグネ)G−ン型直流イオン銃)からのイオ
ン化又は活性化された水素等の修飾ガスを存在させた状
態で、シリコン等の蒸発源がらの蒸発物質を被蒸着基体
に蒸着させる妃際し、前記被蒸着基体に一2V〜−10
kVの電圧を印加することを特徴とするものである。
5、実施例 以下、本発明を実施例につき図面参照下に詳細に説明す
る。
本例による蒸着装置においては、第3図九示すガス放電
管28を使用することが1つの重要な特徴である。 但
、ガス放電管z8以外の構成部分は第1図の例と基本的
に同じであるから、その説明は略す。
ガス放電管28はマグネ)c−ン型直流イオン銃として
構成されていて、ホルダー42と、イオン出口41側に
設けた金属メツシュより成る引出し電極43と、この引
出し電極43と対向するよう忙設けた陽極板44と、引
出し電極43及び陽極板44間において陽極板44と数
祁程度の間隔を置いて配された貫通孔45付きの陰極板
40と、陰極40の外周忙配された電磁石46とを有し
ている。 陽極板44の近傍には修飾ガス導入管47が
接続され、またイオン出口41はこのイオン銃の出口側
の引出し電極43から前記被蒸着基板4を指向するよう
に配される。 48は陽極板44の電源(電圧VA)で
あってその印加電圧は2kV以下、50は電磁石46の
電源であってそのマグネット(コイル)電流は0〜IA
とされる、 引出し電極43はこの例においては接地電
位とされ、またこの引出し電極と陰極4oとの間には陰
極の電源49(電圧Vc)が接続され、0≦Vc≦VA
  となされている。 なお、ホルダー42は陰極4゜
と同電位となっている。
このようなイオン銃28忙おいては、修飾ガス導入管4
7より放電空間内に導入された例えば水素ガスが陽極板
44と陰極板4oとの間圧導入されて放電によりイオン
化し、このイオンは電磁石46によって貫通孔45の空
間内忙磁力忙よってとじ込められ、効率良く矢印方向へ
のみ加速されるようになる。 そして、引出し電極43
との電位差によってプラズマから水素イオンが引き出さ
れて引出し電極43を通過してペルジャー1内に導入さ
れ、被蒸着基板4又はその背後電極に印加されたバイア
ス電圧によって基板4に向って効率良く引きつけられな
がら飛翔する。 同時に、蒸発源7よりは例えばシリコ
ン蒸気が飛翔して基板4に衝突し、この結果、基板4上
には水素が混入されたa−81の薄膜が形成される。
上記したよ5に、マグネトーン型直流イオン銃又はガス
放電器28において修飾ガスのイオン及び活性ガスを生
成せしめ℃これをペルジャー1内に導入せしめ、その存
在下において蒸発源物質を蒸発せしめるため、確実に修
飾元素が混入された薄膜を形成し得る。 しかも、イオ
ン銃28がペルジャー1とは機能上独立であって、その
陽極板44、陰極板40、電磁石46及び引出し電極4
3の電圧、電磁石46の磁力、修飾ガスの供給量、並び
忙基板4に印加されるバイアス電圧及び温度を個々に制
御することができる上、蒸発源7の蒸発速度の制御も可
能であるため、薄膜における修飾元素の混入割合を広い
範囲に亘って制御することができる。 特に、イオン銃
28は、単なる直流放電による公知のガス放電管に比し
て低パワーでも多量のイオン及び活性ガスを生成せしめ
ることができる上、ペルジャーl内圧は加速された高エ
ネルギーのイオン等が導入されるのでその薄膜中への混
入効率が大きく、従って修飾元素の含有割合の高い、所
望の特性を有する薄膜を形成することができる。 既述
の例においては、水素が30原子チもの高い含有割合で
混入されたa−81の薄膜を形成することが可能である
。 又、このように修飾元素を高い効率で混入せしめ得
るので、元来大きな製膜速度が得られる蒸着法の利点を
生かしなから製膜速度を更に大きくすることができる。
例えば基板4として長尺なものを用いて、これを大きな
速度で移動せしめながらその表面に連続して所望の薄膜
を有利に形成することもできる。
但、上記のイオン銃28においては、引出し電極43は
必ずしも必要ではなく、また陰極40及びホルダー42
は接地してもよい。 また陰極−陽極間圧は交流電圧を
印加し、このイオン銃を交流駆動することもできる。
なお、上記のイオン銃28とペルジャー内の他の部材と
の位置関係について言えば、イオン銃28と基板4との
距離が最も短かく(接地されるペルジャー内壁面との距
離よりも短かく)配置するこによって、基板自体にイオ
ン銃からのイオンの引出し電極としての役割をもたせ得
る。 しかも、イオン銃の陰極と基板との間の電圧を基
板への負電圧の印加により充分に大きくとれるから、イ
オン銃からのイオンを効率良く引出して、基板に到達さ
せることができる。 要するに、本例で使用するイオン
銃は、上記の引出し電極43を省略しても、基板を引出
し電極として機能させることができることになる。 こ
のためには、イオン銃に対しペルジャー壁等のアース源
を上記の如くに遠ざけ、かつ基板に負電圧を印加するこ
とが望ましく)。
なお、蒸着膜に所定量の水素を含有させるようにする場
合、既述した公知のガス放電管ではイオン(又は活性イ
bガス)供給能力が小さいため、Slの蒸着速度を落と
さざるをえないが、上記マグネトーン方式ではその能力
が大きいので81を高速に飛ばしても所定の水素含有量
をもつ膜を形成することができる。 このことがらマグ
ネトーン方式の場合は、高速で1例えば電子写真に必要
な1oIffiΩ−儂といった高抵抗膜を形成できるが
、公知のガス放m管では、同速度では所定の水素を供給
できないため、そのような性能の膜を得ることができず
、ずっと低速で製膜しなければならないことになる。 
一般に、薄膜は水素含有率が太きいがら高抵抗とは限ら
ないのであり、要は、必要水素量を含有させればよい。
 必要水素含有率はそれぞれの膜によって違うが一般に
10q6程度とされている。 したがって、公知のガス
放′目イ管の如く水素供給能力が小さい場合、高速にな
ると例えば水素含有率が数多以下ということになり、膜
質が劣悪であり、lOI!Ω−儒 といったような高抵
抗膜を得ることが不可能になる。
上記したイオン銃28を用いる蒸着方法において、直流
電源6による基板4の印加電圧(基板電圧)を−2v〜
−1okvに設定することが、蒸着膜の特性を大幅忙向
上させ得る必須不可欠の要件であることが見出された、
 これを以下に詳細に説明する。
例えば、次の条件で実際に蒸着を行なった。
供給水素量     1oo〜250cc/1ruR(
例えば156 cc/min ) ペルジャー内の真空度 2X10−1′〜5X10−’Torr(例えば7×1
O−IITorr) マグネトーン型直流イオン銃 陽極電圧0.5〜2kV (例えば1.7kV) コイル電流0.4A以下 (例えば0.3A) 基板温度      250〜500℃(例えば300
℃) 基板面積      13c+nX13儂(但、基板上
に15mmX 15mm のシリコンウェハを貼付け、こ のウェハ上にa −S iを成膜し た。) 蒸着膜の膜厚    1μm 基板        石英ガラス基板 この条件下で、シリコン成膜速度(10X /5eC)
と基板イオン電流(Is ) (基板に陽イオンが付着
することにより基板に流れる電流:陽イオンが流れ込む
方向)とを一定にし、基板電圧(Vs)を種々に変化さ
せた。 この結果、蒸着膜の特性を決める水素量は第4
図(但、横軸は対数目盛)に示す如く基板電圧に大きく
左右されることが分った。
即ち、イオン銃から供給される修飾ガスイオンは、基板
電圧圧よる加速でエネルギーを付与されながら基板上へ
導びかれ、蒸発物質(シリコン)と反応するが、この反
応によるa−81膜中へのイオン導入量を赤外線吸収ス
ペクトルによって求めたところ、基板電圧(Vs)が−
3v以下ではH含有量はfat%(全組成原子中のH原
子数の割合)以下となり、これはISを20 mA 、
 30 mAと変えても同様であった。 シリコン成膜
速度を2X/Secと小さくしてもほぼ同様の傾向がみ
られ、VSが一2V未満ではH含有量がlat%以下と
なることが分った。 なお、H含有量の測定は、波数2
000σ−1(3価の水素化シリコン(:l:5IH)
用)、波数2100cm−’(2価の水素化シリコン(
:SIHり用)の各赤外光の吸収カーブに基いて行なっ
た。
また、別に行なった実験から、Vsを一2v未満にする
と、他のパラメータであるH6流量、イオン銃の放電(
陽極)電圧等を変えても上記と同様の結果が得られ、従
ってVSは一2v以上でなければ、膜中のH導入量が極
めて不充分となることが分った。
VSが一2v未満で上記の如くH含有量が著しく少なく
なる原因は、HとStの反応エネルギーが2〜3eV以
上であるが、VSが低すぎるためにその反応エネルギー
が付与されないからであると考えられる。 Hと81以
外の物質量でも一般に反応エネルギーは2eV程度であ
ることが知られているから、Vsが一2v未満では他の
物質量でも上記と同様の現象が生じるものと推察される
一般に、a −S l膜が良好な特性を示すKは、その
水素含有量を1o at %程度にすることが知られて
いるが、膜の使用目的によっては1〜3at%から20
 at%のものまでが使用可能である。 従って、少な
くともiat%の水素を含む膜を成膜することが必要と
されるが、これに対応して、上記の結果から基板電圧を
一2vより大きい負電圧とすべきである。
また、上記した条件で得られた水素含有a−8l膜につ
いて、基板電圧(Vs)を変化させた場合の基板イオン
電流(Is)及びその電流密度の変化を測定したところ
、第5図に示す結果が得られた。
これによれば、v8の値によって第4図と同様の傾向で
Isが変化する。 比較のために、第2図に示したガス
放電管8を用いて実験したところ、第5同圧破線で示す
如くに、VSによってISが変化するが、Is自体が少
ない上圧低基板電圧(−2kV以下)のときVClBが
極端に減少する領域が生じる。
これは、放電管で生成された電子の影響によるものと思
われる。 これに対し、第3図のイオン銃を用いた場合
、第2図のガス放電管使用の場合に比べ、イオン生成効
率が良く、生成電子の影響も受けることがないため罠、
ISが大幅忙増加するととが分る。 従って、仮にチオ
ン銃への供給水素量を少なくしても充分なイオン供給量
が得られるために、ペルジャー内の真空度は高く保持で
き、得られる蒸着膜の膜質な良くするこ〉とができる。
これは、シリコンの成膜速度が主に水素イオン供給量で
律速されることがら、本発明の方法に基いて多量のイオ
ンが供給さ′れて水素含有a −S lの成膜速度が向
上することと関連している。
上記した事実から、VSを一2vより大きくすることが
必須不可欠であるが、第4図及び第5図のテークから明
らかなようにある■8でH含有量及びIsが飽和してし
まう上に、あまり負に大きいVSを印加するとイオンの
エネルギーが大きくなりすぎ、蒸着膜をボンバードして
その膜質を劣化させ、かつ基板とアース(例えばペルジ
ャー壁)との間で放電が生じる。 従って、Vsの上限
は重要であり、特に−10kVとすべきである。
こうして、Vs k−2V 〜−10kVの範囲忙設定
することKより、高速にして所望量の水素を導入した良
質の蒸着膜を安定に得ることができるのである。 この
効果を更に高めるには、Vsを一2kV〜−6kVに設
定することが望ましい。 つまり。
VSを一2kV以上とすれば充分な水素量を基板へ吸引
して導びくことかできる一方、−6kV以上では供給イ
オン量はそれ以上あまり増加しない上に上記したボンバ
ードダメージ、放電が生じ易くなるからである。
なお、上記の方法によって、例えばαD(暗所での電気
伝導度)が10−?〜10−@(Ω−α)−1−ΔσG
(緑色光照射時の電気伝導度)が10−’〜10−’(
Ω−crn)−’、ΔαW(白色光照射時の電気伝導度
)が10−’〜10−’(Ω−α)′−1である光応答
性の良好な水素含有a−81膜をることかできた。
なお、上記の例九おいて使用可能な修飾ガスとしては、
前記蒸発源による蒸着によって形成される物質中に混入
し得る元素のイオン及び活性化物を与えるものであれば
任意であり、Ht 、Ot 、NtFl等のハロゲンの
如く単一元素より成るガスのみならず、化合物ガスを用
いることもできる。
例えばNHH、S IH4、PHI 、By H6、A
sH,、CH−a等の炭化水素、フンオン等がある。 
この場合、例えば水素ガスの一部を炭化水素ガスとすれ
ば、水素が混入されたアモルファスシリコン力−ノくイ
ドの薄膜を得ることができる。 また、蒸発源7に収容
する蒸発源物質としては、StをはじめGe等の如く、
一般に蒸着可能なすべてのものを用いることができる。
 そして蒸発源7の数は複数としてもよく、既述のよう
Ka−81の薄膜を形成する場合において、周期律表第
■族又は第V族元素の蒸発源をも用いて共蒸着を行なえ
ば、P型又はn型のアモルファスシリコンの薄膜が得ら
れる。
本例の装置によって製膜される薄膜は、上記した物質の
組合せにより、&  Si :H,a−8i :F−a
−8l : H: F、 a−810: H,a−8i
C:F、a −8IC:H:F等からなるものが得られ
る。 この場合、蒸発源としてシリコンに代えてゲルマ
ニウムを用いれば、上記と同様の対応した水素化及び/
又はフッ素化アモルファスゲルマニウム等が得られる。
また、蒸発源7の加熱方式は、寅、子銃加熱、抵抗加熱
、誘導加熱等任意のものが利用され得る。
そして粗大粒塊の飛翔を防止し得る構造とするのが好ま
しい。
以上、本発明を例示したが、上述の例は本発明の技術的
思想に基いて更に変形が可能である。
例えば、上述のマグネトーン型直流イオン銃等のガス放
電器の構造は種々に変更可能であるし、そのペルジャー
内での位置も上述の例に限ることはない。 修飾ガスイ
オンを基板側へ引きつけるためには、上述のバイアス電
圧の印加以外に、基板近傍に誘導コイル等による磁場を
形成してもよい。 磁場を形成する場合、イオン粒子が
イオン銃で加速されているので基板側へ効果的に偏向せ
しめられる。
6、発明の効果 本発明は上述した如く、被蒸着基体の電圧を一2v〜−
10kVに保持して蒸着を行なっているので、−2V以
上の負の基体電圧によっ℃ガス放電器からのイオン化又
は活性化ガスを効率良く引きつけて導びき、蒸着膜中へ
の導入量を増やし、その膜特性を向上させることができ
る。 しかも、ガス放電器としてイオン生成効率の良い
マグネトI=ン型のものを用°いているために、イオン
供給量を大幅に増やして高速成膜が可能となり、更にこ
れによって修飾ガス流量が減らせることから蒸着膜の膜
質が向上することとなる。 また、基体電圧の上限を一
10kVとし℃いるので、充分なイオン供給量を保持し
つつ、イオンによるボンバードダメージや放電の発生を
なくシ、良質の蒸着膜を安定に形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例を示すものであって、第1図
は蒸着装置の概略断面図、 第2図はガス放電管の断面図 である。 第3図〜第5図は本発明の実施例を示すものであって、 第3図はマグネ)pン型直流イオン銃の断面図、第4図
は基板電圧とa −S l膜の水素含有量との関係を示
すグラフ、 第5図は基板電圧とa −S l膜のイオン電流及びそ
の電流密度との関係を示すグラフ である。 なお、図面に示された符号妊おいて、 4・・・・・・・・・・・・・・・被蒸着基板5・・・
・・・・・・・・・・・・ヒーター6・・・・・・・・
・・・・・・・バイアス電圧7・・・・・・・・・・・
・・・・蒸発源9・・・・・・・・・・・・・・・修飾
ガス28・・・・・・・・・・・・・マグネ)pン型直
流イオン銃40・・・・・・・・・・・・・陰極 43・・・・・・・・・・・・・引出し′電極44・・
・・・・・・・・・・・陽極 46・・・・・・・・・・・・・電磁石である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、マグネトpン型ガス放電器からのイオン化又は活性
    化された修飾ガスを存在させた状態で、蒸発源からの蒸
    発物質を被蒸着基体に蒸着させる罠際し、前記被蒸着基
    体に一2VN−10kVの電圧を印加することを特徴と
    する蒸着方法。 2、被蒸着基体に一2kV〜−6kVの電圧を特徴する
    特許請求の範囲の第1項に記載した方法。 3、マグネ)G−ン型ガス放電器としてマグネトジン型
    直流イオン銃を特徴する特許請求の範囲の第1項又は第
    2項に記載した方法。
JP1834483A 1983-02-07 1983-02-07 蒸着方法 Pending JPS59145044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1834483A JPS59145044A (ja) 1983-02-07 1983-02-07 蒸着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1834483A JPS59145044A (ja) 1983-02-07 1983-02-07 蒸着方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59145044A true JPS59145044A (ja) 1984-08-20

Family

ID=11969034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1834483A Pending JPS59145044A (ja) 1983-02-07 1983-02-07 蒸着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59145044A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5952061A (en) Fabrication and method of producing silicon films
JPH0765166B2 (ja) 揮発性クラスタを使用した薄膜の被着方法および装置
EP0029747A1 (en) An apparatus for vacuum deposition and a method for forming a thin film by the use thereof
JPS59145044A (ja) 蒸着方法
EP0095384A2 (en) Vacuum deposition apparatus
JPS59139930A (ja) 蒸着装置
KR20150010773A (ko) 퇴적장치 및 퇴적방법
JPS59142841A (ja) 蒸着装置
JPS61136678A (ja) 高硬度炭素膜形成方法
JPH0214426B2 (ja)
JPS59145043A (ja) 蒸着方法
JPH09256148A (ja) イオンプレーティング装置
JP3007579B2 (ja) シリコン薄膜の製造方法
JPS5916535A (ja) 蒸着方法及びその装置
JPS59139931A (ja) 蒸着装置
JPS58112045A (ja) 薄膜形成方法
JPS5855328A (ja) アモルフアスシリコンの製造方法
JPS59145040A (ja) 蒸着装置
JP2003282557A (ja) 成膜方法
JPS59145041A (ja) 蒸着装置
JPS5870523A (ja) 薄膜形成方法
JPS5870522A (ja) 薄膜形成装置
JPS59147638A (ja) 蒸着装置
JPS58208122A (ja) アモルフアスシリコン層の形成方法
JPS59145042A (ja) 蒸着方法