JPS5914302Y2 - 連結車両の動力ブレ−キ装置 - Google Patents

連結車両の動力ブレ−キ装置

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JPS5914302Y2
JPS5914302Y2 JP4595278U JP4595278U JPS5914302Y2 JP S5914302 Y2 JPS5914302 Y2 JP S5914302Y2 JP 4595278 U JP4595278 U JP 4595278U JP 4595278 U JP4595278 U JP 4595278U JP S5914302 Y2 JPS5914302 Y2 JP S5914302Y2
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JP
Japan
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brake
vehicle
brake system
braking force
deceleration
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Application number
JP4595278U
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JPS54149035U (ja
Inventor
耕一 畑村
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は連結した状態で使用される車両の動力ブレー
キ装置に関し、時に、いずれかの車両のブレーキ系統が
故障した場合にも他の車両のブレーキ系統で必要な制動
力を発生させると共に、各ブレーキ系統に減速度制御弁
を設けて車両の減速度が所定の減速度となるようにした
ものである。
従来、この種の連結車両の動力ブレーキ装置においては
、例えば、第1図に示す如く、2系統のブレーキ装置を
有する車両を2両連結し、4系統のブレーキを有する連
結車両において、各車両■。
IIの各系統の動力ブレーキ装置A、 B、 C,D
の制動力の和は、運行上必要な最大制動力になるように
設定されている。
(即ち、上記運行上必要な最大制動力をF、各ブレーキ
装置A、 B、 C,Cの最大制動力をFa、 F
b、 Fc、 FdとするとF=Fa+Fb+Fc+F
dとなる。
)従って、いずれか1系統が故障すると最大制動力は約
+に減少する。
よって、最大制動力発生時の制動距離が長くなって危険
であり、特に、車間距離に余裕が少ない運行状態では危
険となる。
この場合、連結車両I、IIが地上制御装置IIIで1
動制御されて誘導路を走行するデエアルモード車両であ
る時、ブレーキ系統の故障を地上制御装置IIIが検出
して車両制御装置IVに制動力の増加を指令するが、制
動力が回復するまでに時間的遅れが生じ、上記した危険
が同様に生じる。
(特開昭50−38209号公報参照)この考案は上記
した問題を解消したものであり、連結車両の動力ブレー
キ装置において、いずれかの系統に故障が生じた場合で
も残りの他の系統で制動力を減少させることなく所要の
制動力を発生できるようにし、所定の減速度と制動距離
を得ることができる連結車両の動力ブレーキ装置を提供
するものである。
以下、この考案を第1図と同様の2両連結4系統動カブ
レーキに適用した第2図以下に示す−実施例により詳細
に説明する。
連結した車両■とIIには、それぞれ各車両毎に左右一
対のフロントホイールla、lb側の動力ブレーキAと
リヤーホイール2a、2b側の動力ブレーキB、同じく
フロントホイール3a、3b側の動力ブレーキCとリヤ
ホイール4a、4b側の動力ブレーキDの1車両に2系
統、合計4系統の動力ブレーキを有し、上記各動力ブレ
ーキA。
B、 C,Dで出しうる最大制動力F1.F2.F3.
F4を下記の如く設定している。
運行上必要な2車両分(4系統分)を合計した最大制動
力をFとすると、 F1+F2 +F3 +F4≧73” Fとし、各系統
の最大制動能力の和は、上記運行上必要な最大制動力F
の約(倍以上とし、かつ、F1+F2+F3≧F F2+F3千F、≧F F3+F4十F1≧F F4+F1+F2≧F とし、かつ、各ブレーキ系統の最大制動力(Fl。
F2.・・・、 Fn)が、 (ただし、n;ブレーキ系統の総数、j;1〜nのうち
任意の数)なる関係を満足するよう設定され、1系統が
故障しても、残りの3系統で4系統分に相当する最大制
動力が発生し得るようにしている。
また、上記各系統には夫々減速度制御装置Gを設け、車
両I、IIの減速度が所定の減速度に達すると、減速度
を増加させずに所定の減速度に保持するようにしている
つぎに、上記ブレーキ装置の具体的な構成を第3図を参
照して説明する。
尚、4つの各系統の構成は同一であるため、1つの系統
について説明する。
5は流体圧力源となる圧縮空気を蓄積した空気溜、6は
圧縮空気を油圧に変換するエアマスタシリンダであり、
上記空気溜5とエアマスタシリンダ6とは空気溜5側よ
り自動切換弁7、減速度制御弁8を介装した空気通路9
で接続しており、上記エアマスタシリンダ6は油圧回路
10を介して左右一対のホイールシリンダ11 a、
11 bと接続している。
上記自動切換弁7は電磁弁からなり、車両制御装置IV
からのブレーキ作動信号で通路9を開き空気溜5より圧
縮空気をエアマスタシリンダ6側へ供給するようにして
いる。
上記空気溜5には、前記したFl (あるいは、F2゜
F3.F4)の制動力を発生させる圧縮空気を蓄積して
いる。
尚、上記車両制御装置IVは車両Iに設けており、車両
■及び車両IIの各系統の自動切換弁7にブレーキ作動
信号を送るようにしている。
上記自動切換弁7とエアマスタシリンダ6との間に介装
する減速度制御弁8は、図示の如く、弁箱12内にボー
ル13を入れ、該弁箱12の車両進行方向を上向きに傾
けた構成よりなり、弁箱12内のボール13が制動力に
より移動して弁座14を閉鎖して通路9を閉じるもので
ある。
上記ボール13は車両の減速度に応じて移動するもので
、減速度が前以って定めた所定の減速度となると弁箱1
2の傾斜面を登り、弁座14を閉鎖して車両の減速度を
上記適正速度に保持するものである。
この減速度制御弁8は、当然のことながら、他系統の故
障に関係なく、車両の減速度に応じて作動するものであ
る。
尚、上記減速度制御装置は上記構成に限定されず、車両
の減速度を車輪の回転数より検出し、該検出値に応じて
上記通路9の断面積を連続的に変化させエアマスクシリ
ンダ6の空気圧を制御するようにしてもよく、また、上
記弁箱と同様に傾けて配置したガラス管内に水銀を封入
すると共に電極を取付け、ガラス管内の水銀が設定角度
以上傾くと水銀を介して電流が通じる水銀スイッチを設
け、該水銀スイッチがONすると通路9に介設した電磁
弁を作動し通路9を閉じるようにしてもよい。
上記構造の連結車両のブレーキ装置において、車両I、
IIの4系統の油圧回路等が故障せず正常な場合、車両
制御装置IVからのブレーキ作動信号で全ての4系統の
自動切換弁7が切換えられ、空気溜5から圧縮空気が開
き位置にある自動切換弁7、減速度制御弁8を通ってエ
アマスタシリンダ6に供給される。
該エアマスタシリンダ6で空圧より変換された油圧は油
圧回路10を通ってホイールシリンダ11 a、 11
bへ導かれ、該ホイールシリンダ11 a、 11
bを拡張してブレーキを作動する。
このブレーキ作動により車両の減速度が所定の減速度に
達すると、減速度制御弁8のボール13が通路9を閉し
る。
よって、エアマスクシリンダ6の圧縮空気はその状態で
保たれ、ブレーキの圧力が所定の適正値となる。
一方、上記連結車両I、IIの4つのブレーキ系統のう
ちいずれか1つのブレーキ系統例えばA系統の油圧回路
10が切れる事等により故障した場合、この故障した系
統のホイールシリンダ11a。
11 bには油圧が供給されず、このホイールには制動
力が作用しないことになる。
この場合、故障していない他の3系統B、 C,Dの空
気溜5には前以って、F2+F3+F4≧Fの制動力を
発生させうる圧縮空気が蓄積されているため、この3系
統の制動力が増加して4系統に必要な制動力が生じる。
該故障時においても所要の制動力により車両減速度が所
定値に達すると、減速度制御弁8の作用で減速度が適正
な所定値に保たれる。
よって、故障時にも正常と全く変わらないブレーキ作動
を得ることができる。
この考案は上記実施例に限定されず、フルエアブレーキ
、油圧フルパワーブレーキにも適用できる。
以上の説明より明らかなように、この考案に係る連結車
両の動力ブレーキ装置によれば下記の列挙する効果を有
する。
(1)連結車両において1系統が故障した場合において
も、残りの系統のブレーキ装置により所定の減速度で車
両を停止させることができ、制動距離が長くならず安全
である。
(2)また、この考案においては減速度制御弁を使用し
ているので、路面やブレーキシュの摩擦状況、荷重、風
やタイヤの空気圧などの走行抵抗が変動しても所定の減
速度で車両を停止させることができる。
(3)1系統の制動力が異常に大きくなった場合にも全
体の制動力は変らない。
(4)ブレーキ系の信頼性が増すので車間距離を短くし
て運行することができる。
(5)連結車両の各々は多系統にすることなく、連結車
両全体としての安全性を向上することができる。
(6)上記理由により、各車両の構造を簡単にすること
が可能である。
(7)故障した際の相互車両間の故障信号を他の車両へ
送る必要はなく、関連性をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すブレーキ系統の概略図、第2図は
この考案のブレーキ系統を示す概略図、第3図は第2図
の具体的構成を示す回路図である。 I、II・・・車両、IV・・・車両制御装置、A、
B、 C。 D・・・動力ブレーキ、G・・・減速度制御装置、5・
・・空気溜、6・・・エアマスタシリンダ、7・・・自
動切換弁、8・・・減速度制御弁、9・・・通路、10
・・・油圧回路、11a、llb・・・ホイールシリン
ダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブレーキ作動信号により自動切換弁を作動し流体圧力源
    の作動流体を制御して車輪部のブレーキシリンダを作動
    するようにしたブレーキ系統をそれぞれ車両を連結した
    連結車両の動力ブレーキ装置において、 各連結車両のブレーキ系統に同時にブレーキ作動信号を
    制御装置を設けると共に、正常時における各連結車両の
    ブレーキ系統の所要制動力の合計Fをいずれかのブレー
    キ系統が故障した時に残りのブレーキ系統で出力し得る
    ように各ブレーキ系統の最大制動力(F+ 、 F2
    、・・・ Fn)が、(ただし、nニブレーキ系統の総
    数 j:l〜nのうちの任意の数) なる関係を満足するよう設定され、上記各ブレーキ系統
    に車両の減速度が所定の減速度となったとき上記作動流
    体のブレーキシリンダへの供給を停止する減速度制御弁
    を設けたことを特徴とする連結車両の動力ブレーキ装置
JP4595278U 1978-04-07 1978-04-07 連結車両の動力ブレ−キ装置 Expired JPS5914302Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4595278U JPS5914302Y2 (ja) 1978-04-07 1978-04-07 連結車両の動力ブレ−キ装置

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JP4595278U JPS5914302Y2 (ja) 1978-04-07 1978-04-07 連結車両の動力ブレ−キ装置

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Publication Number Publication Date
JPS54149035U JPS54149035U (ja) 1979-10-17
JPS5914302Y2 true JPS5914302Y2 (ja) 1984-04-26

Family

ID=28925167

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