JPS5913999B2 - 筆記用フエルトペンの中芯 - Google Patents
筆記用フエルトペンの中芯Info
- Publication number
- JPS5913999B2 JPS5913999B2 JP52019496A JP1949677A JPS5913999B2 JP S5913999 B2 JPS5913999 B2 JP S5913999B2 JP 52019496 A JP52019496 A JP 52019496A JP 1949677 A JP1949677 A JP 1949677A JP S5913999 B2 JPS5913999 B2 JP S5913999B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- fibers
- ink
- writing
- fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pens And Brushes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマーキングペン用中芯に関するもので、詳しく
は、繊維集合体より構成されるロンド状のインキ吸収体
に関するものである。
は、繊維集合体より構成されるロンド状のインキ吸収体
に関するものである。
現在実用化されているフェルトペン、あるいはマーキン
グペンと称する筆記具のインキ吸収体の大部分は、トウ
状又はスライバー状の繊維集合体をロンド状にし、外周
をセロファン、プラスチックフィルム又はプラスチック
円筒で覆ったものである。
グペンと称する筆記具のインキ吸収体の大部分は、トウ
状又はスライバー状の繊維集合体をロンド状にし、外周
をセロファン、プラスチックフィルム又はプラスチック
円筒で覆ったものである。
繊維としてはポリオレフィン、ポリアマイド、ポリエス
テル、酢酸繊維素等の長繊維の集まりであるトウや、同
様の繊維の短繊維からなるスライバーが使用されている
。
テル、酢酸繊維素等の長繊維の集まりであるトウや、同
様の繊維の短繊維からなるスライバーが使用されている
。
また中芯用に使用する繊維は、捲縮をかけたものが一般
にすぐれた性能を示す。
にすぐれた性能を示す。
即ち適度の捲縮をかけた繊維は、捲縮をかけていない繊
維に比し、インキ吸収体として使用した場合、インキ含
有量、インキ保持力、ロンドの形状安定性、筆記距離(
一定の筆圧、筆記速度で連続して同じ濃さで書ける距離
)が大きい、マーキングペンの内圧の変化に対してもイ
ンキの出が安定している、などの点ですぐれていること
は知られている。
維に比し、インキ吸収体として使用した場合、インキ含
有量、インキ保持力、ロンドの形状安定性、筆記距離(
一定の筆圧、筆記速度で連続して同じ濃さで書ける距離
)が大きい、マーキングペンの内圧の変化に対してもイ
ンキの出が安定している、などの点ですぐれていること
は知られている。
中芯の性能に関わる因子としてはその他に、繊維充填密
度、繊維繊度などがある。
度、繊維繊度などがある。
ひき揃えた繊維束をロンド状としたインキ吸収体につい
ては、他の因子が同じである場合、繊維充填密度が犬な
るほどインキ含有量は小さく、インキの吐き出しが悪く
なる傾向がある。
ては、他の因子が同じである場合、繊維充填密度が犬な
るほどインキ含有量は小さく、インキの吐き出しが悪く
なる傾向がある。
繊度の影響について4他の因子が同じである場合、次の
ようである。
ようである。
即ち太デニールの繊維を使用するほどインキの吐き出し
量が大きく、筆記速度を早くシナいとボタ落ちがおこる
傾向が出る。
量が大きく、筆記速度を早くシナいとボタ落ちがおこる
傾向が出る。
また細デニールの繊維を使用するほどインキ保持力が大
きくなるが、インキの吐き出しが悪くなり、筆記速度を
おそくしないとかすれる傾向が出、筆記距離も小さい。
きくなるが、インキの吐き出しが悪くなり、筆記速度を
おそくしないとかすれる傾向が出、筆記距離も小さい。
本発明者は、インキの吐き出しが良くてしかもボタ落ち
のしない、且つ筆記距離も大きい中芯を得る構成につき
鋭意研究した結果、細デニール繊維の長所と太デニール
繊維の長所をかねそなえる本発明に到達した。
のしない、且つ筆記距離も大きい中芯を得る構成につき
鋭意研究した結果、細デニール繊維の長所と太デニール
繊維の長所をかねそなえる本発明に到達した。
即ち、本発明は、捲縮繊維をインキ吸収体としたマーキ
ングペン用中芯において、中心部分の単糸繊度を1.5
乃至4デニールとし、周辺部分の単糸繊度を中央部分の
繊維の1.5乃至3倍の太さの繊維で構成し、且つ中心
部分の占有断面積が先芯基部の断面積より小さくないこ
とを特徴とする中芯に関するものである。
ングペン用中芯において、中心部分の単糸繊度を1.5
乃至4デニールとし、周辺部分の単糸繊度を中央部分の
繊維の1.5乃至3倍の太さの繊維で構成し、且つ中心
部分の占有断面積が先芯基部の断面積より小さくないこ
とを特徴とする中芯に関するものである。
即ち中芯の中心部分に細デニール繊維を、周辺部分に太
デニール繊維が存在するように巻き上げたものでは、先
芯へのインキの供給は中心の細デニール部分から行わへ
順次周囲の太デニール部分tこあるインキを吸出して補
給する。
デニール繊維が存在するように巻き上げたものでは、先
芯へのインキの供給は中心の細デニール部分から行わへ
順次周囲の太デニール部分tこあるインキを吸出して補
給する。
本発明の中芯を使用したマーキングペンの構成によれば
、先芯に接しているのは細デニール部分だけであるから
、筆記の際にボタ落ちのおそれがない。
、先芯に接しているのは細デニール部分だけであるから
、筆記の際にボタ落ちのおそれがない。
一方筆記速度を早くしても、細デニール繊維部分の先端
から消費されたインキは、細デニール部分の基部より補
給される以外に、周辺の太デニール繊維部分から迅速に
補給されるため、かすれる心配もない。
から消費されたインキは、細デニール部分の基部より補
給される以外に、周辺の太デニール繊維部分から迅速に
補給されるため、かすれる心配もない。
また本発明の中芯を用いると、筆記具の使用前と筆記中
との内圧差の変化に影響なく一定の書き易さを保つこと
ができる。
との内圧差の変化に影響なく一定の書き易さを保つこと
ができる。
本構成に用いる繊維は細デニール部分が1.5乃至4テ
゛ニールが実験の結果好ましい成績を得た。
゛ニールが実験の結果好ましい成績を得た。
本発明を図について説明すると、図1は本発明の中芯の
構成を示す横断面図で、1は中心部分の細デニール繊維
、2は周辺の太デニール繊維を示す。
構成を示す横断面図で、1は中心部分の細デニール繊維
、2は周辺の太デニール繊維を示す。
細デニール繊維の断面の大きさは先芯の大きさより大き
い必要がある。
い必要がある。
3は繊維束を被覆するフィルム又はプラスチック円筒で
ある。
ある。
図2は本発明の実施態様の一例を示すもので、中芯をと
りつけたフェルトペンの中心軸上における長さ方向の断
面図で、1,2は中芯を構成する繊維で、インキを吸蔵
するところであり、4は外筒、5は押しぶたであって先
芯6と中芯とがよく接触するように中芯を押えこむため
のものである。
りつけたフェルトペンの中心軸上における長さ方向の断
面図で、1,2は中芯を構成する繊維で、インキを吸蔵
するところであり、4は外筒、5は押しぶたであって先
芯6と中芯とがよく接触するように中芯を押えこむため
のものである。
先芯6は中芯中に一部喰いこむ程度に中芯の繊維と充分
接触している。
接触している。
マーキングペンあるいはフェルトペンの性能ハ勿論先芯
の材質及び構成に依存するところが大きく、太字用、細
字用などのグレードが先芯によってきまる。
の材質及び構成に依存するところが大きく、太字用、細
字用などのグレードが先芯によってきまる。
その先芯部のインキの流れ易さに応じて、インキの粘度
や、要求されるインキ保持力、インキ保持量を有する中
芯が撰択され使用される。
や、要求されるインキ保持力、インキ保持量を有する中
芯が撰択され使用される。
本発明の中芯は、従来のものより広い範囲に於て先芯と
の組合せの適合性、使用インキとの組合せの適合性をも
有する。
の組合せの適合性、使用インキとの組合せの適合性をも
有する。
図1は本発明の中芯の横断面図で、図2は本発明の実施
態様の一つを示すマーキングペンの縦断面図である。
態様の一つを示すマーキングペンの縦断面図である。
Claims (1)
- 1 捲縮繊維をインキ吸収体としたマーキングペン用中
芯において、中心部分の単糸繊度を1.5乃至4デニー
ル、周辺部分の単糸繊度を中心部分の繊維の1.5乃至
3倍の太さの繊維で構成し、且つ中心部分の占有断面積
が先芯基部の断面積より小さくないことを特徴とする中
芯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52019496A JPS5913999B2 (ja) | 1977-02-23 | 1977-02-23 | 筆記用フエルトペンの中芯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52019496A JPS5913999B2 (ja) | 1977-02-23 | 1977-02-23 | 筆記用フエルトペンの中芯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53104318A JPS53104318A (en) | 1978-09-11 |
JPS5913999B2 true JPS5913999B2 (ja) | 1984-04-02 |
Family
ID=12000971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52019496A Expired JPS5913999B2 (ja) | 1977-02-23 | 1977-02-23 | 筆記用フエルトペンの中芯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913999B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6381014B2 (ja) * | 2013-12-20 | 2018-08-29 | 三菱鉛筆株式会社 | インクの噴き出しを防止する中綿を用いた筆記具 |
JP6560598B2 (ja) * | 2015-11-19 | 2019-08-14 | 株式会社パイロットコーポレーション | 熱変色性筆記具 |
JP7011893B2 (ja) * | 2017-02-03 | 2022-01-27 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
JP2019055558A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 佐々木 伸一 | 液体保持用中綿 |
JP2019001168A (ja) * | 2018-07-26 | 2019-01-10 | 三菱鉛筆株式会社 | インクの噴き出しを防止する中綿を用いた筆記具 |
EP3853036A4 (en) | 2018-09-20 | 2022-06-01 | Porex Technologies Corporation | HETEROGENEOUS FIBER FLUID TANKS |
WO2024075805A1 (ja) * | 2022-10-06 | 2024-04-11 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573829Y2 (ja) * | 1976-06-01 | 1982-01-23 |
-
1977
- 1977-02-23 JP JP52019496A patent/JPS5913999B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53104318A (en) | 1978-09-11 |
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