JPS5913565A - 鋳物の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は成分偏析やポロシティ欠陥のない厚肉鋳鋼品を
得るだめの鋳物の製造方法に関する。

凝固時間の長い厚内鋳鋼１品は、凝固過程において成分
偏析およびそれに伴なうポロシティ（多孔性）欠陥が発
生し易い。この品質問題に対処するため、一般には鋳物
底ｍ１にチラーを、鋳物砂等を介さずに直接接して設け
る（直接チラー）か、第１図に示すように鋳物１底面に
、間接チラー（溶鋼に５〜３０ｍ厚の鋳物砂ろを介して
接するチラー）２を設置して、底面からの凝固ケ促進さ
せるか、第２図に示すようにチラー２の他に納物１側面
に余肉４を設けることにより、この余肉部へ偏析および
ポロンティ欠陥を発生させ、製品部分健全に保つことを
図っている。図中、５は押湯で、第１図は円柱押湯、第
２図はリング状押湯である。

しかしながら、上記の対策では依然として次のような欠
点を有している。

（１）　　第１図のような底面に直接または間接チラー
を設置する方法では溶融金属と常温のチラー、鋳物砂間
の温度差による自然冷却のため冷却が十分でなく、鋳型
上方部（押湯下）付近は（１１１面からの凝固が進行し
、チラーによる底面からの指向性凝固が図れず、偏析お
よびポロシティ欠陥を解消することができない。

（２）　　第２図のような余肉を設ける方法では余肉部
の金属材料費を要する上、余肉部を除去整形する工数を
必要とする。

本発明は厚肉鋳鋼品の押湯下に発生する成分偏析および
それに伴なうポロシティ欠陥をなくし、押湯歩留を向上
させることを目的とするもので、・厚肉鋳鋼品の底面等
、必要な箇所に水冷チラーを設置し、鋳込後、直ちに冷
却水を流して強制冷却し、冷却を十分行なって方向性凝
固させることによって、押湯下の偏析およびポロシティ
欠陥を防止し、押湯歩留を向上させることを目的とする
ものである。

本発明は砂型鋳造さ扛る厚肉鋳鋼品全般に適用できるも
のである。

第５図に本発明に基づく新鋳造力法の一実施例を示す。

水冷ヂラー８の上に鋳物砂６を用いた鋳型（中型）６、
鋳型（上型）７を設置する。

従って、従来のように直接または間接チラーや余肉等、
は一切用いない。このように構成された鋳型に溶鋼を鋳
込み、鋳込後直ちに、水冷チラー８内へ冷却水９を送り
、凝固室、了する壕で強制冷却させる。なお、水冷チラ
ーによる強制冷却効果（方向性凝固）を増すために鋳型
側向に保温利１０（例：　Ａ４．　　Ａｔ２０３　、８
ｉ０２　　を主成分とする）を設置する等の対策を更に
採用することもできる。上記方法では水冷チラーによる
底面からの凝固に比−へ側面からの凝固が抑制され、底
面からの方向性凝固が達成され、次のような効果が奏せ
られる。

（１）　　押湯５下の偏析及びそれに伴なうボロ／ティ
欠陥の防止（信頼性の向」二及び補修」二数の低減）が
図れる。

（２）　　底面からの方向性凝固が図れ、ミクロボロン
ティの少ない緻密な凝固層の形成（イ菖頼性の向上）さ
れる。

（３）　　押湯歩留の太「１」な向上（金属利料浴解費
の低減）が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の厚肉鋳物製造法の概略を示
す断面図であり、第６図は本発明の厚肉鋳物製造法の概
略を示す断面図である。 復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 砂型鋳造鋳型の一部の面に接して水冷チラーを設置し、
   鋳込後、直ちに該チラーに冷却水を流して強制冷却させ
   、チラーと設置した面からの方向性凝固を行うことを特
   徴とする、鋳物の製造方法。