JPS5913553B2 - シヨウキヨカノウナビヨウガ オヨビ ヒツキソセイブツ - Google Patents
シヨウキヨカノウナビヨウガ オヨビ ヒツキソセイブツInfo
- Publication number
- JPS5913553B2 JPS5913553B2 JP12966375A JP12966375A JPS5913553B2 JP S5913553 B2 JPS5913553 B2 JP S5913553B2 JP 12966375 A JP12966375 A JP 12966375A JP 12966375 A JP12966375 A JP 12966375A JP S5913553 B2 JPS5913553 B2 JP S5913553B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- shyoukiyokano
- nabiyouga
- hitsukiso
- seibutsu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紙、木材、プラスチック、金属等に筆記後容易
に消ゴムで消去可能な描画および筆記組成物に関するも
のである。
に消ゴムで消去可能な描画および筆記組成物に関するも
のである。
現在市販されている筆記体に樹脂が用いられているもの
があるが、着色力が劣ること、筆記時の書き味が滑り過
ぎて良くないことなどの欠点を有している。
があるが、着色力が劣ること、筆記時の書き味が滑り過
ぎて良くないことなどの欠点を有している。
又、製造法として型に流し込む方法、射出成型等がある
が、生産性は必ずしも良好なものではなかつた。したが
つて、コストの点に於いて満足出来ないものであつた。
本発明の目的は、樹脂を用いて着色力を有し又書き味が
良好で非常に折損強度の大で、しかも消去可能な描画お
よび筆記組成物を提供するものである。
が、生産性は必ずしも良好なものではなかつた。したが
つて、コストの点に於いて満足出来ないものであつた。
本発明の目的は、樹脂を用いて着色力を有し又書き味が
良好で非常に折損強度の大で、しかも消去可能な描画お
よび筆記組成物を提供するものである。
本発明で用いられるエチレンとメタアクリル酸の共重合
体にNaまたはZnの金属でイオン架橋したアイオノマ
ー樹脂は、図示する如く、ポリエチレンの分子鎖にカル
ボン酸基の側鎖があり、そのカルボン酸基の一部が金属
陽イオン(NよZn”f)5 によつて分子鎖間で架橋
されている構造を有している。
体にNaまたはZnの金属でイオン架橋したアイオノマ
ー樹脂は、図示する如く、ポリエチレンの分子鎖にカル
ボン酸基の側鎖があり、そのカルボン酸基の一部が金属
陽イオン(NよZn”f)5 によつて分子鎖間で架橋
されている構造を有している。
一C−C−C−C−C−C−C−C一
/ \一
+
\ / 1
CC=0
15−C−C−C−C−C−C−C一
■*:金属イオン
+丹
Na、Zn
前記アイオノマー樹脂は、透明性がよいこと、20非常
に強靭で適度の弾力性と柔軟性があり、また顔料による
着色性、充填剤の相溶性が良好であるなどの性質を有し
、われわれは種々検討の結果、特にメルトインデックス
が0.4〜1.5y/分の範囲のアイオノマー樹脂を用
いれば、押出し成型機25による生産性が良好であるこ
とがわかつた。
に強靭で適度の弾力性と柔軟性があり、また顔料による
着色性、充填剤の相溶性が良好であるなどの性質を有し
、われわれは種々検討の結果、特にメルトインデックス
が0.4〜1.5y/分の範囲のアイオノマー樹脂を用
いれば、押出し成型機25による生産性が良好であるこ
とがわかつた。
これ以下の範囲であると生産性が低下し、これ以上であ
ると成型物の寸法安定性が不安定であつた。メルトイン
デックスが0.4〜1.51/分のアイオノマー樹脂の
具体例を挙げると市販のものとし30ては、Naタイプ
のものとしてはサーリン#1555やZnタイプのもの
としてはサーリン#1557、同#1652、同#17
02、同#AD−8102(以上、三井ポリケミカル社
製)などがある。し力化、この樹脂のみでは被着体に対
しての着35色力が未だ不足しているので、着色力を附
加する物質を検討の結果エチレンの低重合物が最適であ
ることを見い出した。一般的に着色力を附加する、ハ、
物質としては、パラフイン、ワツクスを添加することが
知られているが、この添加によると確かに着色力は向上
するが成型品の耐熱性が低下し、また消去性にも不利で
ある。
ると成型物の寸法安定性が不安定であつた。メルトイン
デックスが0.4〜1.51/分のアイオノマー樹脂の
具体例を挙げると市販のものとし30ては、Naタイプ
のものとしてはサーリン#1555やZnタイプのもの
としてはサーリン#1557、同#1652、同#17
02、同#AD−8102(以上、三井ポリケミカル社
製)などがある。し力化、この樹脂のみでは被着体に対
しての着35色力が未だ不足しているので、着色力を附
加する物質を検討の結果エチレンの低重合物が最適であ
ることを見い出した。一般的に着色力を附加する、ハ、
物質としては、パラフイン、ワツクスを添加することが
知られているが、この添加によると確かに着色力は向上
するが成型品の耐熱性が低下し、また消去性にも不利で
ある。
本発明者等は、この欠点を炭素数が30〜70で融点が
70〜10『C平均分子量約400〜1000のエチレ
ンの低重合物を用いることで解決した。このエチレンの
低重合物は、高純度のエチレンをZiegler触媒で
低重合して得られるα−オレフインタイプのエチレン低
重合物であり、市販されているものとしてはダイヤレン
30(平均分子量約6501融点79℃、三菱化成工業
社製)などがある。
70〜10『C平均分子量約400〜1000のエチレ
ンの低重合物を用いることで解決した。このエチレンの
低重合物は、高純度のエチレンをZiegler触媒で
低重合して得られるα−オレフインタイプのエチレン低
重合物であり、市販されているものとしてはダイヤレン
30(平均分子量約6501融点79℃、三菱化成工業
社製)などがある。
又アイオノマー樹脂とエチレンの低重合物の比率は、1
:1〜5:1の範囲で着色力、折損強度、書き昧、耐熱
性、消去性が非常に良好で満足な結果を得た。この範囲
外であると、例えばアイオノマー樹脂の比率が多くなる
と着色力が低下し、エチレンの低重合物が多くなると消
去性が低下する結果を得た。以上の両者に体質としては
タルク、炭酸カルシウムなどが良好であつた。無機充填
剤としては微小中空球石綿などで、特に太さが0.1μ
以下の単繊維状の石綿粉末の添加が消去性を向上させる
効果があつた。顔料としては一般に使用されているもの
でよく、特に限定されることはない。実際の製造法の概
略を述べれば、例えば下記のとおり。
:1〜5:1の範囲で着色力、折損強度、書き昧、耐熱
性、消去性が非常に良好で満足な結果を得た。この範囲
外であると、例えばアイオノマー樹脂の比率が多くなる
と着色力が低下し、エチレンの低重合物が多くなると消
去性が低下する結果を得た。以上の両者に体質としては
タルク、炭酸カルシウムなどが良好であつた。無機充填
剤としては微小中空球石綿などで、特に太さが0.1μ
以下の単繊維状の石綿粉末の添加が消去性を向上させる
効果があつた。顔料としては一般に使用されているもの
でよく、特に限定されることはない。実際の製造法の概
略を述べれば、例えば下記のとおり。
アイオノマー樹脂、エチレンの低重合物、体質、顔料、
無機充填剤をブレンダ一で十分混合したものを40m/
m押出し機で棒状体に押出し、ペレタイザ一でペレツト
とした。
無機充填剤をブレンダ一で十分混合したものを40m/
m押出し機で棒状体に押出し、ペレタイザ一でペレツト
とした。
このペレツトを301『押出し機の先端に8m/m径の
ダイスを設け連続的に押出し、所望の長さに切断した。
切断した棒状の組成物の先端を機械的にテーパー状に加
工して製品とした。下記に実施例を述べて本発明を更に
具体的に説明する。
ダイスを設け連続的に押出し、所望の長さに切断した。
切断した棒状の組成物の先端を機械的にテーパー状に加
工して製品とした。下記に実施例を述べて本発明を更に
具体的に説明する。
実施例 1
サーリン1555(メルトインデツクス
1.09/分三井ポリケミカル社製、Naタイプアイオ
ノマー樹脂) 30部ダイヤレン30(平
均分子量約650、融点79℃エチレンの低重合物 三
菱 化成工業社製) 30部これらのも
のを前述の方法でペレツト化したものを押出し材料とし
た。
ノマー樹脂) 30部ダイヤレン30(平
均分子量約650、融点79℃エチレンの低重合物 三
菱 化成工業社製) 30部これらのも
のを前述の方法でペレツト化したものを押出し材料とし
た。
3070押出し機の先端直径8m/mのダイスを設け、
シリンダー温度150℃、ダイス温度10『Cにて連続
的に成型し、ダイス出口で強制空冷にて冷却し固化させ
切断した。
シリンダー温度150℃、ダイス温度10『Cにて連続
的に成型し、ダイス出口で強制空冷にて冷却し固化させ
切断した。
得られたものをテーパー状に先端を削り試験をした結果
を記す。消去性、折損強度は非常に優秀で着色力も良好
であり、書いている時に手にも色が付着することがなか
つた。
を記す。消去性、折損強度は非常に優秀で着色力も良好
であり、書いている時に手にも色が付着することがなか
つた。
又、削り器で容易に削ることが出来た。又、木材、プラ
スチツへ金属等に筆記した結果、良く書け消去も十分で
あつた。実施例 2 実施例1と同様にペレツト化し押出しを行つた。
スチツへ金属等に筆記した結果、良く書け消去も十分で
あつた。実施例 2 実施例1と同様にペレツト化し押出しを行つた。
以下に結果を記す。注
消去率、折損強度は例1と同様に測定した。
消去性、折損強度は非常に優秀で着色力も良く、書いて
いる時に手にも色が付着することがなかつた。又削り器
で容易に削ることが出来た。実施例 3 実施例1と同様にペレツト化し押出しを行つた。
いる時に手にも色が付着することがなかつた。又削り器
で容易に削ることが出来た。実施例 3 実施例1と同様にペレツト化し押出しを行つた。
以下に結果を記す。消去性、折損強度は非常に優秀で着
色力も良く、書いている時に手にも色が付着することが
なかつた。
色力も良く、書いている時に手にも色が付着することが
なかつた。
又削り器で容易に削ることができた。以上述べたごとく
、アイオノマー樹脂とエチレンの低重合物の組合せによ
り着色力を有し、しかも消去性も優秀なる組成物を得る
ことができた。
、アイオノマー樹脂とエチレンの低重合物の組合せによ
り着色力を有し、しかも消去性も優秀なる組成物を得る
ことができた。
Claims (1)
- 1 メルトインデックスが0.4〜1.5g/分のエチ
レンとメタアクリル酸の共重合体をNaまたはZnの金
属でイオン架橋したアイオノマー樹脂に融点が70℃以
上のエチレンの低重合物を両者の重量比で1:1〜5:
1配合したことを特徴とする消去可能な描画および筆記
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12966375A JPS5913553B2 (ja) | 1975-10-28 | 1975-10-28 | シヨウキヨカノウナビヨウガ オヨビ ヒツキソセイブツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12966375A JPS5913553B2 (ja) | 1975-10-28 | 1975-10-28 | シヨウキヨカノウナビヨウガ オヨビ ヒツキソセイブツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5254528A JPS5254528A (en) | 1977-05-04 |
JPS5913553B2 true JPS5913553B2 (ja) | 1984-03-30 |
Family
ID=15015059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12966375A Expired JPS5913553B2 (ja) | 1975-10-28 | 1975-10-28 | シヨウキヨカノウナビヨウガ オヨビ ヒツキソセイブツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913553B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3018080B2 (ja) * | 1989-06-30 | 2000-03-13 | ぺんてる株式会社 | 固形描画材 |
-
1975
- 1975-10-28 JP JP12966375A patent/JPS5913553B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5254528A (en) | 1977-05-04 |
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