JPS5913464B2 - モルタルおよびコンクリ−ト用減水剤 - Google Patents

モルタルおよびコンクリ−ト用減水剤

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JPS5913464B2
JPS5913464B2 JP86677A JP86677A JPS5913464B2 JP S5913464 B2 JPS5913464 B2 JP S5913464B2 JP 86677 A JP86677 A JP 86677A JP 86677 A JP86677 A JP 86677A JP S5913464 B2 JPS5913464 B2 JP S5913464B2
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JP
Japan
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mortar
cement
water reducing
reducing agent
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP86677A
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English (en)
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JPS5386727A (en
Inventor
宜宏 藤田
信一 井村
敏信 今濱
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Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Application filed by Toyo Soda Manufacturing Co Ltd filed Critical Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPS5386727A publication Critical patent/JPS5386727A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモルタルおよびコンクリート用減水剤に関し、
その目的とするところは平均分子量200乃至500の
液状クマロン樹脂のスルホン化率15乃至40%である
ヌルホン化物をモルタルおよびコンクリート用減水剤と
して提供するにある。
従来、減水剤はモルタルおよびコンクリートの症工時に
おけるコンシヌテンシー、硬化後の強度等の増加を得る
目的で広く使用されできた。
現在以下の諸性能を兼備した減水剤が優れたものとして
切望されている。
1)強力な減水性を有し、その減水性は減水剤使用量の
増加とともに増太し、またセメント富配合、貧配合に関
係なく大きな減水性をもつこと。
2)本質的にnon −ai r型であり、使用量を増
加しても連行空気量が増大しないこと。
3)凝結遅延性が小さく、凝結の異常遅延等の現象があ
られれにくく通常の混和剤に比し、大量使用が可能であ
ること。
さらに安価であるという経済性も重要なファクターであ
る。
従来、セメント減水剤として実用に供されている主なも
のとしては、セメント貧配合用にリグニンヌルホン酸塩
、富配合用にβ−ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物等の化合物がある。
しかしいづれも前記性能をすべて満足しているわけでは
ない。
また、前記の諸条件を兼備した減水剤を目指し多くの特
許が提出されているが満足すべきものはない。
クマロン樹脂を出発原料とした減水剤に関しては特開昭
51−89531が公知である。
この公報で説明されるクマロン樹脂とは軟化点40〜1
60°C2分子量600〜1000の常温固体の樹脂で
あり、そのスルホン化率5%以上好ましくは10%以上
のスルホン酸塩が有好な減水剤となると述べられでいる
これに対し本発明は低分子量の液状クマロン樹脂を出発
原料とすることによって前記諸条件を改善したものであ
り、高分子量の固体クマロン樹脂を用いた場合からは予
期できぬ好ましい性能を持つ減水剤が得られることを発
見し本発明に到達した。
本発明の出発原料である液状クマロン樹脂の平均分子量
範囲は200乃至500であることが必要である。
平均分子量200未満では減水剤としての効果がほとん
ど無くなる。
また500を越えると凝結遅延性、空気連行性が犬とな
り好ましくない。
また、本発明の減水剤は目的にかなうためには15乃至
40%、好ましくは20乃至35%のヌルホン化率を有
する必要がある。
15%未満では空気連行性が強く、40%を越えると混
練り物の流動性が劣り減水剤として適さない。
液状クマロン樹脂のヌルホン化反応は従来一般に知られ
でいる種々の方法が任意に採用され、スルホン化剤とし
ては例えば濃硫酸9発煙硫酸、クロルスルホン酸等が有
利に用いられる。
該スルホン化反応において溶剤の存在下で行ってもよく
、溶剤としては二塩化エタン、四塩化炭素等の反応に安
定な塩素系溶剤が好ましい。
ヌルホン化が終了した後生成物は、アンモニア力性ソー
ダ、力性カリ、水酸化カルシウム、リン酸ソーダ、トリ
エタノールアミン等無機または有機の塩基で中和される
このようにして得られる本発明の減水剤は過剰のヌルホ
ン化剤の中和生成物と混合したまま使用することもでき
るが、必要ならば中和後の水溶液を冷却し、沈澱する副
生物の塩を日別分離して用いてもよい。
本発明の減水剤は対セメント添加量が0、■乃至3%、
好ましくは0.25乃至2%の時最も有効に作用する。
また、本減水剤は単独使用のみならず、AE剤、凝結遅
延剤、硬化促進剤等の従来公知の混和剤を併用すること
ができる。
本発明の減水剤によれば、セメントまたはモルタルの水
との混練り物の流動性が著しく改善される。
その結果水量を減少させることができ、混練り物の硬化
後の強度は著しく増加する。
特に本発明の減水剤は、従来のそれに比しセメント富配
合においでは同等以上、貧配合においては著しく硬化後
の強度を向上させるという特徴を有する。
更に本発明の減水剤は従来非空気連行性のものとして使
用されているβ−ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物よりも空気連行性の小さい混和剤であり、使用量を
増しても空気連行による強度低下が認められない。
また、本発明の減水剤はセメントおよびモルタルに使用
した場合その凝結遅延性が小さく、凝結の異常遅延等が
認められない。
更に使用量を増しでもこの影響はほとんどない。
本発明のこれらの効果は固体クマロン樹脂のスルホン化
物を用いた場合からは予想し得ないことである。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1〜2及び比較例1〜2 実施例1〜2及び比較例1〜2で用いたクマロン樹脂の
スルホン酸塩は次のようにして得た。
実施例1〜2の場合、原料液状クマロン樹脂それぞれ2
5gを二塩化エタン200gに溶解し、50℃でクロル
スルホン酸73gを滴下反応させ、25時間滴下の後に
直ちにヌルホン化反応を終結させた。
得られた反応液から二塩化エタンを留去したのち、その
水溶液を水酸化カルシウムで中和し、0°Cに冷却後沈
澱する硫酸カルシウムを日別分離して液状クマロン樹脂
のスルホン化物を得た。
一方比較例1〜2の場合、固体クマロン樹脂を用いスル
ホン化反応その他の操作は前記とほとんど同じであった
ただし、溶剤二塩化エタンを400g用い、スルホン化
反応は70℃で行い、25時間滴下後温度を80℃に上
げ、3時間反応を続けた。
得られたヌルホン酸カルシウムのヌルホン化率はそれぞ
れ約19%であった。
なお、クマロン樹脂の平均分子量はG、P、C法によっ
て求めた。
これら試料を用いて、減水剤としての重要なファクター
であるモルタルの流動性、空気連行性。
セメントの凝結性等に及ぼす出発原料たるクマロン樹脂
の分子量の影響を検討した。
用いたセメント、砂はそれぞれ小野田セメント(株)製
普通ボートランドセメント、豊浦標準砂であり、モルタ
ルの重量組成はセメント/砂/水−450/90024
0であった。
クマロン樹脂のヌルホン酸カルシウムの添加量は対セメ
ント重量比0,5%である。
モルタルフローおよび凝結時間の測定はJISR520
1−1964に準拠したものであり、モルタル密度の測
定はASTM C−185−71によった。
試験結果を表1に示した。
この結果よりすれば、液状クマロン樹脂スルホン化物は
固体クマロン樹脂ヌルホン化物に比して、モルタル密度
においですぐれ、空気連行性が小さく、またセメント凝
結時間においても30分〜1時間少なく、凝結遅延性が
小さいことが明白である。
実施例3〜5及び比較例3〜4 分子量480の液状クマロン、樹脂のスルホン酸カルシ
ウムを用いその減水剤適応性に対するスルホン化率の影
響を検討した。
用いたクマロン樹脂のスルホン酸カルシウムはそれぞれ
のヌルホン化率になるように添加するクロルスルホン酸
量をかえたほかは実施例2と同様にして得た。
また用いたモルタルの組成、上記スルホン化物の添加量
、フロー値およびモルタル密度の測定法等は実施例1で
述べたと同様である。
表2の結果に示すように、スルホン化率14.6係では
空気連行性が太きすぎ43,5%ではモルタル流動性が
落ちた。
本発明の目的にかなうためには液状クマロン樹脂のヌル
ホン化物は15乃至40%のヌルホン化率を有す必要が
ある。
実施例 6 本発明品のセメント凝結テストを行い、添加量の影響を
検討した。
液状クマロン樹脂のスルホン化物は実施例2で用いたと
同様のもので用いたセメントは小野田セメント(株)製
普通ボートランドセメントであり、測定法はJISR5
201−1964に準拠した。
表3の結果に示すように本発明品は凝結遅延性を有する
が実際の使用にはほとんど影響のない程度であった。
添加量の増加に対しても遅延性の増加率は小さかった。
比較例 5〜6 本発明品との比較のため、市販品であるβ−ナフタレン
スルホン酸塩ホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸塩
のセメント凝結テストを行った。
セメントの種類、測定法等は実施例6と同じであった。
結果は表3に示した。本発明品はリグニンヌルホン酸塩
より凝結遅延性は著しく小さく、β−ナフタレンスルホ
ン酸塩ホルマリン縮合物とほとんど同じであった。
実施例 7〜8 本発明品の性能をモルタルへの空気混入量およびモルタ
ル強度から評価した。
用いた液状クマロン樹脂のヌルホン化物は実施例2で用
いたものと同様のものでモルタルとしてセメント富配合
および貧配合のモルタルを用い、それぞれの重量組成は
小野田セメント(株)製普通ポートランドセメント/豊
浦標準砂/オクワ標準砂−55015501550およ
び300/600/600であった。
またモルタルのフロー値は220±10と一定にした。
空気混入量2モルタル強度の測定法は、それぞれAST
M C185−71およびJIS R5201−1
964に準じた。
結果は表4に示した。
比較例 7〜8 本発明品との比較のため、比較例5および6で用いたと
同様の2種の市販減水剤を用いて実施例7〜8と同様な
測定を行い評価した。
その結果を表4に示す。
この結果から以下のこさがわかった。空気混入量に関し
ては、本発明品は非空気連行性として使用されている市
販品β−ナフタリンスルホン酸塩ホルマリン縮合物より
もさらに非空気連行性であった。
モルタル強度に関しては、セメント富配合では、本発明
品は前記市販品に比し同等以上の強度を与え、特に添加
量の増加による強度の低下が認められないという特徴を
持っていた。
セメント貧配合では市販のりブニンスルホン酸塩より本
発明品は著しく高い強度を与えた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スルホン化率15乃至40係である、平均分子量2
    00乃至500の液状クマロン樹脂のスルホン化物を有
    効成分とするモルタルおよびコンクリート用減水剤。 2 スルホン化率が20乃至35%である特許請求の範
    囲1に記載のモルタルおよびコンクリート用減水剤。 3 該スルホン化物がカリウム、ナトリウム、カルシウ
    ム、アンモニウムまたはアミンのヌルホン酸塩である特
    許請求の範囲1又は2に記載のモルタルおよびコンクリ
    ート用減水剤。
JP86677A 1977-01-10 1977-01-10 モルタルおよびコンクリ−ト用減水剤 Expired JPS5913464B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP86677A JPS5913464B2 (ja) 1977-01-10 1977-01-10 モルタルおよびコンクリ−ト用減水剤

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JP86677A JPS5913464B2 (ja) 1977-01-10 1977-01-10 モルタルおよびコンクリ−ト用減水剤

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JPS5386727A JPS5386727A (en) 1978-07-31
JPS5913464B2 true JPS5913464B2 (ja) 1984-03-29

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ID=11485586

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JP86677A Expired JPS5913464B2 (ja) 1977-01-10 1977-01-10 モルタルおよびコンクリ−ト用減水剤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633950U (ja) * 1986-06-26 1988-01-12
JPS6313853U (ja) * 1986-07-15 1988-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633950U (ja) * 1986-06-26 1988-01-12
JPS6313853U (ja) * 1986-07-15 1988-01-29

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