JPS5913425Y2 - 送風支管 - Google Patents

送風支管

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Publication number
JPS5913425Y2
JPS5913425Y2 JP9533879U JP9533879U JPS5913425Y2 JP S5913425 Y2 JPS5913425 Y2 JP S5913425Y2 JP 9533879 U JP9533879 U JP 9533879U JP 9533879 U JP9533879 U JP 9533879U JP S5913425 Y2 JPS5913425 Y2 JP S5913425Y2
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JP
Japan
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spherical
piece
pipe
sliding
pend
Prior art date
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Expired
Application number
JP9533879U
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English (en)
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JPS5614288U (ja
Inventor
孝幸 菅原
正明 竹内
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社神戸製鋼所 filed Critical 株式会社神戸製鋼所
Priority to JP9533879U priority Critical patent/JPS5913425Y2/ja
Publication of JPS5614288U publication Critical patent/JPS5614288U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は高炉に熱風炉より熱風を供給する送風支管に
関するものである。
送風支管は熱風環状管を経由してきた熱風を羽口から高
炉に吹き込むための設備であり、特に近時生産性が要求
される結果、高炉は益々大型化し、従来より一層高い送
風温度を要求されるに従い、その要求される性能も高度
化されてきた。
すなわち、送風支管には、(1)送風初期(送風支管の
温度が上昇する前)において漏風のないこと、(2)送
風支管等の温度が上昇した場合、伸びが容易に吸収され
漏風のないこと、(3)取替が容易なこと、(4)耐久
性があること、(5)安価であること等が要求されてい
る。
一方、送風支管の形成としては大別して3球面式とエキ
スパンション式の2つがある。
3球面式は送風支管の寸法誤差および熱膨張を3個所の
球面部の滑りによって吸収し、かつ、熱風のシールを球
面部の接触圧によって行なう構造であり、また、エキス
パンション式は寸法誤差および熱膨張をエキスパンショ
ンジヨイントの伸縮による軸方向の変位とブローパイプ
の球面部の滑りとによって吸収する構造である。
従来の3球面式は安価で耐久性があり、取替えも容易で
あるが、高温高圧送風時の漏れに対しては万全ではなか
った。
その理由は、漏風を少なくするためには、3つの球面部
がうまく滑るようにすることが必要であり、その滑り易
さは球面部の締付力により大きく影響されることが明ら
かとなった。
3つの球面部のうち経験的に最もシール性を保つことが
難かしいのは、テ゛イスタンスピースと曲管との摺接球
面であるが、その理由はコツタボルトにより締付けられ
ているためである。
すなわち送風開始後の送風支管本体の温度上昇がコック
ボルトの温度上昇に較べて大きく、両者の熱膨張差によ
って過度の締付力が球面摺接部に作用することになり、
このため摩擦力に打勝って前記摺接球面を滑らすことが
できず、このことが漏風の原因となっていたからで゛あ
る。
そこで、この漏風に対処するため同所にベローズの伸縮
接手を使用した前記エキスパンション式が開発されたが
、高価で耐久性に問題があり、しかも取替えが3球面式
はど容易ではないという欠点があり未だ充分に満足する
に到っていない。
この考案はエキスパンション式よりも種々の点で有利な
3球面式について検討し、テ゛イスタンスピースの摺接
球面部での滑りの難易が漏風の決虻手となっていること
に着目し、この点に改良を施すことによって3球面式の
特徴を損なうことなく、漏風がなく、取替えが容易な構
造としたものである。
すなわち、熱風環状管に支管を介して接続され下端に摺
接球面部を形成したテ゛イスタンスピースと、該ディス
タンスピースの摺接球面部を支承する球面受部を一端に
形成し且つ他端を羽目に接続したブローパイプの凹球面
部に接続する琲面部を形成した曲管とを具備した3球面
式送風管において、前記曲管の起立部を水平方向に2分
包し上方をジヨイントピースとして下方をペンドピース
とするとともに、該ジヨイントピース及びペンドピース
と分割部に固着具によって固着するフランジを形成し、
一方前記デイスタンスピースの下部と前記ジヨイントピ
ースの上部との間に前記摺接球面部と前記球面受部とを
圧着接合する弾持手段を有する締付金具を設けて構成し
た送風支管を提供するものである。
以下、この考案を図示の一実施例である図面に従い詳細
に説明する。
第1図において符号1は高炉本体(図示せず)の周囲に
配設されている熱風環状管であり、該熱風環状管1から
は本体に向けて放射状に複数個の支管2が多段に突設さ
れ、その後段にはディスタンスピース3が接続されてい
る。
該ディスタンスピース3の下端には半球状の摺接球面部
4が形成しである。
この摺接球面部4はディスタンスピース3と一体に形成
しても、また、図に示すように別体としフランジ5によ
って固着するようにしてもよい。
また、ディスタンスピース3の下部、より詳しく摺接球
面部4の上記フランジ5近傍の下部外側2個所に張出部
6,6を突設しである(第2図)。
ディスタンスピース3には、曲管7が接続されており、
その一端は上記摺接球面部4を気密に支承する球面受部
8が形成され、炉体と熱風環状管1との熱膨張差を逃が
すためメタルタッチとしており、またその他端は半球状
の球面部9が形成しである。
この曲管は球面受部8側の起立部の付は根近傍において
水平方向に2分割され、上方を短管状のジヨイントピー
ス10とし、下方を曲管状のペンドピース11としてい
る。
そしてジヨイントピース10とペンドピース11との分
割部にはフランジ12.13がそれぞれ形成してあり、
両フランジ12、13の複数個所(図例は4個所)をコ
ツタ継手14によって気密に固着しである。
前記ジヨイントピース10の上部外側には前記張出部6
,6に対応した2個の張出部15.15を突設しである
ペンドピース11の他端に形成した前記半球状の球面部
9には、さらに半球状に仕上げたブローパイプ16の一
端となる凹状球面受部33が圧着して接合し、このブロ
ーパイプ16の半球状凸面部を形成した他端には炉体に
貫通した羽口クーラ17の内奥に支持された羽口18が
圧着接合しである。
一方、第2図に示すように前記摺接球面部4の側部に設
けた張出部6,6と、前記ジヨイントピース8の側部に
設けた張出部15,15間にはそれぞれ摺接球面部4と
球面受部8とを圧着接合する弾持手段19を有する締付
金具20.20が配設しである。
この締付金具20は例えば第3図に示すように、一端に
張出部6と枢着する枢着部を有し他端にねじ部を有する
ねじ桿21と、該ねじ部に螺着された皿ばね箱22と、
鉄血ばね箱22に収納された皿ばね23と、鉄血ばね2
3に一端を弾持され他端に形成したねじ部を皿ばね箱2
2より突出させたねじ桿26と、該ねじ桿26のねじ部
を張出部15に固着する球面座金24及び球面ナツト2
5とからfjす、ねじ桿21が張出部15に対して伸縮
自在となるとともに、張出部15の挿通孔をねじ桿26
よりも大径に形成することによってねじ桿21が水平方
向に揺動できるようになっている。
また、前記摺接球面部4と球面受部8との外部に臨む接
触周囲部にはシール用のグランドパツキン27が装着さ
れ、かつ、摺接球面部4と球面受部8とのメタルタッチ
部とグランドパツキン27との間に空間28を形成し、
該空間28にグリース等の耐熱不乾性シール剤を注入し
である。
なお、同シール剤の代りにN2等の不活性ガスを封入し
てシールを行なうこともできる。
なお、符号29はペンドピース11の下方突出部30と
炉体鉄皮31に突設した張出部との間に取付けた締付金
具であって、羽目18及びペンドピース11とブローパ
イプ16との間の圧着接合を調整可能とするものであり
、また32はペンドピース11に設けた覗き口である。
上述の如く構成されたこの考案の送風支管によれば、従
来の曲管の起立部を水平方向に2分割し上方をジヨイン
トピースとし、下方をペンドピースとするとともに該ジ
ヨイントピース及びペンドピースの分割部に固着具によ
って固着するフランジ部を形成した構成なので、従来の
ように羽口18を取替えるに際しディスタンスピース3
の摺接球面部4とこれに摺接した球面受部8との接合部
から取外しを行なう必要がなく、ジヨイントピース10
とペンドピース11とのフランジ12.13による固着
部をコックボルト14を外すことによって行なえるから
、上記球面接触部のシール性を損なうことがない。
しかも、フランジ12.13の位置を上記球面接触部よ
りも充分低い位置に形成しておけば、ペンドピース11
の重量、寸法も小さくなり、かつ、取替位置が低くなり
、ペンドピース11及びブローパイプ16を図中矢印方
向に水平に後退させるだけで、極めて容易に取外しがで
きることとなり作業性がよい。
また、ディスタンスピース3の下部とジヨイントピース
10の上部との間に摺接球面部4と球面受部8とを圧着
接合する弾持手段19を有する締付金具20を設けたこ
とにより、高温に熱せられた熱風により熱風環状管1や
送風支管本体(2,3,10,11,16)等に熱変形
が生じその変形量はテ゛イスタンスピース3とジヨイン
トピース10の摺接球面部4及び球面受部8との間に作
用するが、従来のコックボルトで締付けていたものと相
異して、ディスタンスピース3がジヨイントピース10
に対して傾いても、締付金具20の弾持手段19が常時
球面接触部を気密に弾持しており、スベリ条件を満足す
るようにしたので、きわめて円滑に摺接動が可能となり
、漏風の虞れが全くない。
さらに、羽目18等の取替えに当っては高シール性を要
求されるディスタンスピース3の球面接触部においては
着脱が行なわれないので、そのシール性を維持できると
ともに、取替えの都度この部分のシール機構を調整を行
なう必要がなく、かつその取替えはもともと可動部分と
ならない構造的にシール性の高いフランジ部において行
なわれ、取替部とシール部とを分離した構造となってい
るので、その取替作業及び調整作業が極めて容易になり
、シール部の耐久性が増し、さらに万一の漏風に備えて
グランドシール方式等を併設可能となるため、より完全
なシール性能が保証されるなど種々の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す送風支管を示す縦断面
図、第2図は同要部の別な角度の拡大縦断面図、第3図
はこの考案の構成部品である締付金具の実施例を示す拡
大縦断面である。 1・・・・・・熱風環状管、2・・・・・・支管、3・
・・・・・ディスタンスピース、4・・・・・・摺接球
面部、7・・・・・・曲管、8・・・・・・球面受部、
9・・・・・・球面部、10・・・・・・ジヨイントピ
ース、11・・・・・・ペンドピース、12.13・・
曲フランジ、14・・・・・・コツターボルト(固着具
)、16・・・・・・ブローパイプ、18・・・・・・
羽口、19・・・・・・弾持手段、20・・曲線付金具
、33・・・・・・凹状球面受部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱風環状管に支管を介して接続され下端に摺接球面部を
    形成したテ゛イスタンスピースと、該ディスタンスピー
    スの摺接球面部を支承する球面受部を一端に形威し且つ
    他端にブローパイプの凹状球面受部に圧着接合する球面
    部を形成した曲管とを具備した3球面式送風管において
    、前記曲管の起立部を水平方向に2分割し上方をジヨイ
    ントピースとし下方をペンドピースとするとともに、該
    ジヨイントピース及びペンドピースの分割部に固着具に
    よって固着する7ランジを形成し、一方前記デイスタン
    スピースの側部と前記ジヨイントピースの側部との間に
    前記摺接球面部と前記球面受部とを圧着接合する弾持手
    段を有する締付金具を設けて構成したことを特徴とする
    送風支管。
JP9533879U 1979-07-11 1979-07-11 送風支管 Expired JPS5913425Y2 (ja)

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JP9533879U JPS5913425Y2 (ja) 1979-07-11 1979-07-11 送風支管

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Publication Number Publication Date
JPS5614288U JPS5614288U (ja) 1981-02-06
JPS5913425Y2 true JPS5913425Y2 (ja) 1984-04-20

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