JPS5913413B2 - スリツテイング条帯の巻取方法及びその装置 - Google Patents
スリツテイング条帯の巻取方法及びその装置Info
- Publication number
- JPS5913413B2 JPS5913413B2 JP14934077A JP14934077A JPS5913413B2 JP S5913413 B2 JPS5913413 B2 JP S5913413B2 JP 14934077 A JP14934077 A JP 14934077A JP 14934077 A JP14934077 A JP 14934077A JP S5913413 B2 JPS5913413 B2 JP S5913413B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- roll
- winding
- coil
- slitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスリツターラインにおいて、スリット素材の板
幅方向の板厚の不均一、あるいは形状の不良、即ち、耳
伸び、中伸び、片伸び等によつて生ずる複数のスリツテ
イング束帯を同一巻取軸に巻取る際に巻取張力の差異に
起因して生ずるスリット済みコイルのルーズ巻並びにテ
レスコープの発生を抑制してタイトなスリットコイルと
して巻取りを可能とするスリツテイング束帯の巻取方法
並びにその装置に関するものである。
幅方向の板厚の不均一、あるいは形状の不良、即ち、耳
伸び、中伸び、片伸び等によつて生ずる複数のスリツテ
イング束帯を同一巻取軸に巻取る際に巻取張力の差異に
起因して生ずるスリット済みコイルのルーズ巻並びにテ
レスコープの発生を抑制してタイトなスリットコイルと
して巻取りを可能とするスリツテイング束帯の巻取方法
並びにその装置に関するものである。
圧延金属帯材の断面は第1図に示すように、通常、板幅
の中央部が厚く両端部が薄くなつていることが多い。
の中央部が厚く両端部が薄くなつていることが多い。
勿論色々な形態の板厚分布を有しているが、第1図に示
した板厚分布が最も多く、特に板の両端部は圧延機構上
ロールの偏平による板厚の落ち込みが急激である。、こ
れをエッヂドロップと称している。一方、圧延作業にお
ける各種の調整にも拘ず、第2図に示すごとく金属帯の
両端及び中央部に波打ちが存在することがある。第1図
及び第2図中1は金属帯、1aは板の厚い部分、1bは
板の薄い部分である。このような金属帯1をスリツター
2により第3図で示すようにスリットして同じ巻取リー
ルで巻取る場合、板の厚い部分1aと薄い部分Ib又は
波のある部分と波のない部分では巻太るに従つて巻取途
中のコイル径に差が生じたV5スリット材の弛みが生じ
る。
した板厚分布が最も多く、特に板の両端部は圧延機構上
ロールの偏平による板厚の落ち込みが急激である。、こ
れをエッヂドロップと称している。一方、圧延作業にお
ける各種の調整にも拘ず、第2図に示すごとく金属帯の
両端及び中央部に波打ちが存在することがある。第1図
及び第2図中1は金属帯、1aは板の厚い部分、1bは
板の薄い部分である。このような金属帯1をスリツター
2により第3図で示すようにスリットして同じ巻取リー
ルで巻取る場合、板の厚い部分1aと薄い部分Ib又は
波のある部分と波のない部分では巻太るに従つて巻取途
中のコイル径に差が生じたV5スリット材の弛みが生じ
る。
巻取径の大きな部分では一回転当れの巻取長さが長く、
巻取径の小さい部分では巻取長さが短くなつてくる。従
来のスリット装置では第4図イ3口に示すようにピンチ
ロール3あるいはブライトロール4によつて巻取のバッ
クテンションを与えている。5はスリットされた束帯の
巻取軸を示す。
巻取径の小さい部分では巻取長さが短くなつてくる。従
来のスリット装置では第4図イ3口に示すようにピンチ
ロール3あるいはブライトロール4によつて巻取のバッ
クテンションを与えている。5はスリットされた束帯の
巻取軸を示す。
勿論ピンチロール、ブライトロールがなく直接スリツテ
イング装置と巻取リールの間でバックテンションを作用
させている場合もあるが、いずれの場合もコイル径の差
が生じたD波があつて弛みが生じた場合、テンションが
強く作用して巻取られるコイルの厚い部分1aと全く張
力の作用しない状態で巻取られるコイルの薄い部分Ib
が出てくる。バックテンションの作用しないコイルでは
極端にルーズなコイルとなり巻取りの途中でコイルがス
ライドしたD大きなテレスコープが発生し使用に耐えな
い状態のコイルとなる。このため巻取りの途中でテンシ
ョンの作用しない状態になつたコイルには板切れ、ある
いは厚板を挟み込んでコイル径の拡大を図つて弛みを生
じないようにする作業が行なわれる。
イング装置と巻取リールの間でバックテンションを作用
させている場合もあるが、いずれの場合もコイル径の差
が生じたD波があつて弛みが生じた場合、テンションが
強く作用して巻取られるコイルの厚い部分1aと全く張
力の作用しない状態で巻取られるコイルの薄い部分Ib
が出てくる。バックテンションの作用しないコイルでは
極端にルーズなコイルとなり巻取りの途中でコイルがス
ライドしたD大きなテレスコープが発生し使用に耐えな
い状態のコイルとなる。このため巻取りの途中でテンシ
ョンの作用しない状態になつたコイルには板切れ、ある
いは厚板を挟み込んでコイル径の拡大を図つて弛みを生
じないようにする作業が行なわれる。
当然、この作業には危険が伴うし.このような作業のた
め運転者は常時弛みの発生状態の監視と板切れの挿入作
業に従事しなければならない。また挿入された板切れは
コイルにとつて異物であり好しいものではなく、場合に
よつては取除いておかねばならない。本発明はか\る従
来のスリツト材巻取作業の欠点をなくしタイトなコイル
として容易に巻取ることを可能とするものである。以下
,本発明を具体例によつて説明する。
め運転者は常時弛みの発生状態の監視と板切れの挿入作
業に従事しなければならない。また挿入された板切れは
コイルにとつて異物であり好しいものではなく、場合に
よつては取除いておかねばならない。本発明はか\る従
来のスリツト材巻取作業の欠点をなくしタイトなコイル
として容易に巻取ることを可能とするものである。以下
,本発明を具体例によつて説明する。
第5図、第6図は本発明の実施例を示す。
第5図は従来のフラツトなピンチロールに替えて上ピン
チロールを表面に波形の溝6を持つた波付ロール7とし
、下ピンチロールに外周にゴムライニング8を施した弾
力ロール9を配置したものである。
チロールを表面に波形の溝6を持つた波付ロール7とし
、下ピンチロールに外周にゴムライニング8を施した弾
力ロール9を配置したものである。
10は加圧装置を示す。
第6図はその詳細を示す斜視図である。
このようなピンチロールを使用してスリツト帯材を巻取
ると,従来のピンチロールと比較して次のような変化が
生じる。
ると,従来のピンチロールと比較して次のような変化が
生じる。
従来のピンチロールでは前述の如くコイル径の拡大に従
つて板厚の不均一等が原因してタイトなコイルとルーズ
なコイルが発生する。しかし本発明のピンチロールでは
上ピンチロールの波形の溝が下ロールのゴムライニング
に喰い込みスリツトされた条帯に軽度な波を発生させる
。テンシヨンが強く作用している条帯ではこの波が生じ
難くテンシヨンの作用していない条帯ではこの波が大き
めに形成される。この結果、テンシヨンの強い条帯では
通常のフラツトなピンチロールで巻取る場合と殆んど変
Dなく巻取られ、テンシヨンの弛い条帯では波によつて
一見板厚が厚くなつたごとく巻取られて弛みを解消して
コイル内の条帯間に十分なフリクシヨンが発生し、コイ
ルのスライドを確実に防止する。つまD自動的に弛みを
解消するものである。以上の説明では本発明によるピン
チロールによつて波が付与され新たな問題が生じるよう
に感じられるが、実際は全く外観上認識できない程度の
波形であり実害がない。
つて板厚の不均一等が原因してタイトなコイルとルーズ
なコイルが発生する。しかし本発明のピンチロールでは
上ピンチロールの波形の溝が下ロールのゴムライニング
に喰い込みスリツトされた条帯に軽度な波を発生させる
。テンシヨンが強く作用している条帯ではこの波が生じ
難くテンシヨンの作用していない条帯ではこの波が大き
めに形成される。この結果、テンシヨンの強い条帯では
通常のフラツトなピンチロールで巻取る場合と殆んど変
Dなく巻取られ、テンシヨンの弛い条帯では波によつて
一見板厚が厚くなつたごとく巻取られて弛みを解消して
コイル内の条帯間に十分なフリクシヨンが発生し、コイ
ルのスライドを確実に防止する。つまD自動的に弛みを
解消するものである。以上の説明では本発明によるピン
チロールによつて波が付与され新たな問題が生じるよう
に感じられるが、実際は全く外観上認識できない程度の
波形であり実害がない。
また実際これらの条帯は次の利用工程でレベラを通過さ
せて使用されるので全く問題がない。この場合,波形の
ロールを常時作動させてふ・いてもよく6また必要に応
じて定期的に条帯に波を形成するように作動させてもよ
い。
せて使用されるので全く問題がない。この場合,波形の
ロールを常時作動させてふ・いてもよく6また必要に応
じて定期的に条帯に波を形成するように作動させてもよ
い。
また波溝を持つたロールを強く下ロールに押え込んだb
軽く押え込んだスリツト素材の特性に応じて波付けに強
弱をつけることも実際上有効である。また以上の説明に
引用した波状の溝を付したロールとゴムライニングロー
ルの組合せ以外に歯車の噛み合いのごとき溝付きロール
を上下に使用することも可能である。なお、ピンチロー
ル、プライドルロールとは別に本発明の波付けロールを
中間に付け加えて設置することも本発明の範囲に属する
ものである。以上のとおり本発明は、簡便な手段で板厚
に不均一のあるコイルをスリツトした場合でもどのよう
にスリツテイングされた条帯でもタイトに巻取ることが
できる優れた効果を有する。
軽く押え込んだスリツト素材の特性に応じて波付けに強
弱をつけることも実際上有効である。また以上の説明に
引用した波状の溝を付したロールとゴムライニングロー
ルの組合せ以外に歯車の噛み合いのごとき溝付きロール
を上下に使用することも可能である。なお、ピンチロー
ル、プライドルロールとは別に本発明の波付けロールを
中間に付け加えて設置することも本発明の範囲に属する
ものである。以上のとおり本発明は、簡便な手段で板厚
に不均一のあるコイルをスリツトした場合でもどのよう
にスリツテイングされた条帯でもタイトに巻取ることが
できる優れた効果を有する。
第1図は金属帯の厚み形状の一例を示す説明用斜視図,
第2図は波打状態を示す金属帯の斜視図、第3図はスリ
ツテイングの状態を示す説明用斜視図6第4図イはピン
チロールによりスリツテイング条帯に張力を与える場合
の説明図、第4図口はブライドルロールにより同じく張
力を与える場合の実施態様を示す説明図、第5図は本発
明の実施態様を示す説明図6第6図は本発明の構成を示
す斜視図である。 1は金属帯.2はスリツタ一,3はピンチロール、4は
ブライドルロール.5は巻取軸,,6は波形の溝.rは
波付ロール、8はゴムライニング,9は弾力ロール,1
0ほ加圧装置。
第2図は波打状態を示す金属帯の斜視図、第3図はスリ
ツテイングの状態を示す説明用斜視図6第4図イはピン
チロールによりスリツテイング条帯に張力を与える場合
の説明図、第4図口はブライドルロールにより同じく張
力を与える場合の実施態様を示す説明図、第5図は本発
明の実施態様を示す説明図6第6図は本発明の構成を示
す斜視図である。 1は金属帯.2はスリツタ一,3はピンチロール、4は
ブライドルロール.5は巻取軸,,6は波形の溝.rは
波付ロール、8はゴムライニング,9は弾力ロール,1
0ほ加圧装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 スリットされた条帯を巻取るのに際し条帯の上下に
設けた波付ロールと弾力ロールにより条帯に軽度の波を
付与せしめることを特徴とする、スリツテイング条帯の
巻取方法。 2 スリツテイングされた条帯を巻取る巻取リールの直
前に上下一方のロール外周表面に波形の溝を多数付与し
た波付ロールと外周にゴム等の弾性に富んだ材料をライ
ニングした弾力ロールとにより構成された波付け装置を
配置したことを特徴とする、スリツテイング条帯の巻取
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14934077A JPS5913413B2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | スリツテイング条帯の巻取方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14934077A JPS5913413B2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | スリツテイング条帯の巻取方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5482346A JPS5482346A (en) | 1979-06-30 |
JPS5913413B2 true JPS5913413B2 (ja) | 1984-03-29 |
Family
ID=15472958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14934077A Expired JPS5913413B2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | スリツテイング条帯の巻取方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913413B2 (ja) |
-
1977
- 1977-12-14 JP JP14934077A patent/JPS5913413B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5482346A (en) | 1979-06-30 |
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