JPS59133811A - 迅速着脱固定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、一つのねじ付きスタッドとこれに螺合する
ねじ付き収容体からなる固定具に関し、特に、迅速に着
脱が可能な固定具に関する。

（従来技術とその問題点） 従来のらせんねじ付きナツトあるいはソケットと協動す
るらせんねじ付きボルトは、一対の部材あるいはパネル
相互を固定する普通の手段として用いられている。しか
し、特に、様々な厚さや様々に間隔をおいて配置される
部材の組に固定具が使用される場合、そのような固定具
のボルトは様々な厚さや間隔に適合させ、ボルトとらせ
んねじ付きソケットの間の固定的な係合をさせるために
、通常、必要とする長さよりかなり長くしなければなら
ない。このこ≧は特にパネルが比較的導くあるいは密着
させて配置される場合に、パネルを強固にあるいは適当
に間隔をおいて固定させるために、ボルトなソケ・ント
に挿入した後に、ホルトを非常に多く回転させなければ
ならないことを意味する。

スタッドを収容体に最初に配置させたのち固定具のスタ
ッドを１７４回転させる迅速着脱固定具もよく知られて
いるが、それは一般的に言って、固定位置が一箇所であ
るものに適用されるものであり、したがって、様々な厚
さや間隔を置いて配置される部材に広く適用させること
はできない。

これらの問題を解決すべく、ねじ付き固定具（ＦＲ−Ａ
−２，２８９，７９４参照）が提案されている。それは
、スタッドと収容体それ≠れが縦方向に延びるねじを切
っていない部分をもっていて、それぞれのねじ切り部分
とねじを切っていない部分とを合致させて、最初にスタ
ッドを収容体に軸方向から挿入することができ、その後
、完全に固定させる為に、それぞれのねじ切り部分を保
合させるべく、スタッドが回転できるようになっている
。これは部材の厚さ全体にわたってねじ込まなくてもす
むようになっている。

ＦＲ−Ａ−１，０１７’、６０４は万力におけると同様
の構造の迅速離脱機構が記述されている。

さらに、この機構のボルトは、ボルトが収容されるハウ
ジングの穴の一端に形成されている型部によってまわり
すぎが防止されるようになっている。これは、ＦＲ−Ａ
−１，’ｃ＋＋７．ｓｏ４に示されている万力機構にお
いては容認でき−るまわりすぎ防止方法（しかし、これ
はそれぞれのねじ切り部分相互の離脱を生じさせるおそ
れがある。）であるが、スペースを考慮すると、固定具
の三部分のねし切り部分が非常に小さい場合、異なる解
決が望まれる。

（発明の目的） 本発明は、種々の厚さや種々の間隔をおいて配置される
部材間を固定する場合においても、当該部材間を迅速に
、しかも確実に着脱できるような固定具を提供すること
を目的とする。

（発明の概要） したがって、本発明による迅速着脱固定具は、ねじ付き
スタッドとこ五に螺合されるねじ付き収容体からなり、
スタ・ンドと収容体はそれぞれ一つまたは二つ以上の縦
方向に延びるねじを切っていない部分をもち、スタッド
と収容体それぞれのねじ切り部分は、スタッドと収容体
それぞれのねじを切っていない部分の角帽より狭い角幅
をもっており、収容体またはスタッドのねじを切ってい
ない部分の端に少なくても一つの制限手段（ＳＴＯＰ）
をイｌｉｉえることによってスタ・ンドと収容体それぞ
れのねじ切り部分とねじを切っていない部分を合致させ
ながらスタッドを収容体に軸方向から挿入可能にすると
共に、その後、相互のねじ切味部分を係合させるべく回
転可能にし、さらに、制限手段によって収容体内におけ
るスタッドのまわりすぎを防止して、スタッドの固定位
置を決める。

この明細書において、「ねじ」という用語は、らせん状
に形成されたらせんねじだけでなく、らせん角度がゼロ
である並列した同心状の溝あるいはリブを包含している
。

好ましくは、一つまたは二つ以上の制限手段の各々は、
収容体のねじ切り部分とねじを切っていない部分との間
の接合箇所に設けた縦方向に延びるリブまたは肩部によ
って構成される。スタッドと収容体が通常のらせんねじ
のときは、一つまたは二つ以上の制限手段の各々は、ス
タッドが挿入される端からみえるねじ切り部分の開始端
に形成される。こうすることによって、例えは、スタッ
ドおよび収容体に形成されるらせんねじが左ねじのとき
、スタッドを収容体に軸方向に挿入させた後、時計まわ
りすなわち右ねじの場合に通帛諦める方向に回転させ、
１／４回転すると、スタ・ンドのねしは収容体の一つま
たは二つ以上の各々の制限手段に係合する。こうして、
これらの部分は、通常は抜は出させる方向に回転させら
れて固定されるが、制限手段がまわりすぎを防止し、ね
じ切り部分のほぼ全体にわたって強固な係合を保持する
。例えば、スタッドの頭部の下部と取付けられるパネル
との間に、あるいは、別に、例えば、固定具によって相
互に固定される部材間に挿入されるＯリングによってス
タッドと収容体の間に反発性をもたせることによって、
収容体部分は固定位置に付勢される。スタッドを収容体
から離脱可能にする為には、前記反発力とねじ切り部分
相互間に必然的に働く摩擦力とが克服されることが必要
となる。

スタッドと収容体のねじ切り部分がらせんねじでなく同
心状の溝またはリブにより形成される部分からなるとき
には、スタッドと収容体のねじ切り部分相互の係合が、
ねじ切り部分相互の係合が解かれる方向へスタッドが不
測の回転をする可能性を減少させるような摩擦密着を行
なうように構成されている。

好ましくは、収容体は、一つのねじ切り部分をもつよう
に構成されると共に、スタッドはこれに螺合する一対の
ねじ切り部分から構成される。

（実施例） 第１図から第５図にわたって示された第１実施例の固定
具はプラスチック材料から形成されている。収容体１は
頭部２と本体部分３を持ち、本体部分３は、頭部２の下
面に向けて外側に拡がる一対のフランジ４を備えている
。固定具は弾性プラスチック材料により形成されている
ので、これらのフランジ４は、収容体を部材の前面から
部材の開孔（第５図参照）に、２ランジ４が部材の裏面
に係合すると共に頭部２が部材の前面に係合するように
、パチンと嵌め込むことを可能にしている。頭部２には
、フランジ４の型加工を単純化する型部分によって形成
される一対の孔５を備えている。ｔだ、頭部には本体部
分に形成されている穴７に通ずる不規則形状の開孔６を
備えている。

本体部分３は、切り開かれた一側面（第２図にその側面
が見える。）を持ち、穴７には、本体部分３の開き穴の
反対側の面にらせんねじ切り部分８が設けられている。

開き穴は、型内における芯部分によってねじ切り部分８
が形成されるのを可能にしている。

第１図と第２図からねじ切り部分８は左らせんねじの一
部分からなっていることが理解されるだろう。らせんね
じ切り部分８の一縁部には、縦方向のリブ９が穴７の全
長にわたって形成されており、肩部９の点対称の位置に
ある接触部ｌｏが、これに対応して、頭部２の開孔位行
と本体部分３の反対側端部に形成されている。

スタッド１１は、普通のねしまわし工具用の溝１３を備
えた頭部１２と、同じく左らせんねじ部分からなるねじ
切り部分１５を点対称的に備えた軸部とを持っている。

頭部１２から遠く離れた軸部の端部には、曲線的に先細
くなっている鼻部１６を備え、頭部１２の下面で軸部１
４は半径の大きい部分１７を備えている。

第１図から第４図にわたって示された固定具の使用方法
は第５図に示されている。収容体１は支持体８の開孔１
９に保持されると共に、スタッド１１はパネル２１の開
孔２０に取付けられる。スタッド１１は、スタッドの軸
部１４の上部にはめ込まれる厚いゴムワッシャーによっ
てパネル２１上に保持される。パネル２１を支持体１８
に係合させる為に、スタッド１１は収容体３に軸方向が
ら、収容体のねじ切り部分８とスタッドのねじを切って
いない部分を合致させて、スタッドがこれ以上押し込め
なくなるまで、挿入される。その後、スタッドは時計方
向（すなわち、右ねじの通常の回転ブＪ向）に回され、
ヌタンド１１のねじ切り部分１５の１つがらせんねし切
り部分８と係合できるようになる。スタッドが１回転さ
れ、そして、ねし切り部分１５の縁部が肩部９に衝合す
ると、スタッドと収容体のねじ切り部分が通常離脱方向
となるが肩部９によってスタッドと収容体のねじ切り部
分が再離脱して回りすぎを防止する固定位置にスタッド
が回転されることになる。こうしてスタッドは、二つの
ねじ切り部分が相互に移動するので一部軸方向外側に移
動するが、ゴムワッシャー２２がスタッドが反時計方向
または離脱方向に不測に回転するのを防止すべく付勢力
を備えている。

第６図から第１１図にわたって示されたものは第２実施
例の固定具であり、ダイカスト製の収容体と普通の金属
製スタッドからなっている。第１図から第５図にわたっ
て示された第１実施例の固定具の前記した部分とほぼ同
様な第２実施例の固定具の部分は対応する番号が伺けら
れている。

第２実施例の固定具の収容体は、例えば、型成形された
部分（第１１図参照）のようなものに永久的に固定され
るようになっており、突出した耳部２′は収容体が部分
の中で回転しないように配性されるのに使われる。さら
に、収容体１も、本体部分３の開孔３′を通して入り込
む型芯部分によって形成されるたった一つのねじ切り部
分８を持っている。

スタッド１１は、さら穴に収容される普通の形の頭部１
２とねじ回し工具用の溝１３゛を備えている。軸部１４
は、延長された大径部分１７、互いに点対称位置に配置
された左らせんねじ切り部分１５および先取り鼻部１６
を備えている。

第１１図は、型成形された一対のプラスチック部分２３
．２４を示す。要素２３には、例えば、・要素２３の型
成形時にあるいは、後に行なわれる普通の周知の方法に
よって、第２実施例の固定具の収容体が水久的に固定さ
れる穴２５を備えている。スタッド１１は、例えば、要
素２３のための一つのカバーとなるような要素２４の開
孔２６に配置される。スタッド１１が要素２４がら不測
に抜は出すのを防止するために、スタッド１１の頭部１
２の下面に接触させてさらばね０リング２７を設けると
共に、さらに軸部１４に接触させて０リング２８を設け
る。スタッド１１は、第１実施例のものと同様に収容体
１に挿入固定されるが、この場合には、外側に付勢させ
る力は、頭部１２の下面と要素２４の間の前記Ｏリング
２７によって得られる。第１１図は、いずれのねじ切り
部分も収容体のねじ切り部分８と合致させることなく、
すなわち、固定位置への回転に先立ってスタッド１１を
収容体１に軸方向からスムーズに挿入することができる
ように、スタッド１１の方向をあらかじめ決めるために
使われる一対のらせんカム面形状を備えた収容体１の若
干の変形を示している。

上記固定具は電気のアウトレフトの箱やスイッチを組立
てる際に使えることが理解される。というのは、カバー
／ソケット／スイッチは、それらと支持体の間に小さい
間隙をとって配置されるようにゆるく組立てられ、ワイ
ヤが、整列し、固定位置に回転されたすべてのスタッド
と共に、きっちりと配置されることによって、ワイヤの
位置を後でチェックするに当って、スタッドが離脱する
ため１／４回転させ、カバーを内側に押し込み、そして
スタッドが再び締められるからである。これらの固定具
によって許容される深さは、例えばプラスター加工ある
いは装飾等による支持体の厚さが広い範囲で変わるもの
に対して調節可能となる。

上記した収容体は、一部材によって形成されたが、この
発明の範囲内において他の構造のものも可能である。収
容体は、二つを組み合せて一つの収容体が構成されるよ
うな同一形状の二つの半部材から構成されるか、あるい
は型成形される同一形状の二つの半分部分の中央に両者
をつな゛ぐヒンジをもち、このヒンジのまわりに折曲さ
せて相互に係合させることができる型成形あるいはキャ
スチング成形される一部材から構成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、第１実施例の固定具の収容体の平面図、第２
図は第１図に示された収容体の正面図、第３図は第１図
と第２図に示された収容体に係合されるスタッドの正面
図、第４図は第３図の■−■線における断面図、第５図
は第１実施例の固定具の組合せられた状態の図である。 第６図は第２実施例の固定具の収容体の平面図、第７図
ｔ−ｈ第６図に示された収容体の平面図、第８図は第６
図番こおける■−■線における断面図、第９図ｔ±第６
図に示された収容体の軸方向断面図、第１０図１±、第
６図から第９図に示された収容体に係合されるスタッド
の正面図、第１１図は、第２実施例の固定具の組合せら
れた状態を示す図である。 １・・・収容体　　　２・・・頭部　　　３・・・本体
部６・・・開孔　　　　８・・・ねじ切り部分９・・・
肩部　　　　　１１・・・スタ・ンド゛１４・・・軸部
　　　１５・・・ねじ切り部分１８・・・支持体　　２
１・・・パネル特許出願人　　　　久゛−７Ｘ　　み久
グー　ヨー口・ン）々　リミテツＨ゛代　　理　　人　
　　弁理士　　辻　　　　　　實（外１名） ｈ々石、　　　　　　　　　Ｆｉｇ、　７゜〜・８・ Ｆｉｇ、７７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ねじ切り部分をもつ一つのスタッド（１１）とこ
   れに峠合するねじ切り部分をもつ一つの収容体（１）か
   ら構成され、スタッドと収容体は、縦方向に延びるねじ
   切り部分（８，１５）とねじを切っていない部分を一つ
   または二つ以上備え、一つまたは二つ以上のねじ切り部
   分の各々が、収容体とスタッドそれぞれのねじを切って
   いない部廓よりも狭い角幅を有する固定具において、ス
   タッド又は収容体の一つのねじ切り部分あるいは二つ以
   上のねじ切り部分（８，１５）のいずれかの縁部に、少
   なくとも一つの制限手段（９）を備えることによって、
   スタッドと収容体それぞれのねじ切り部分（８，１５）
   とねじを切っていない部分とを合致させて、スタッド（
   １１）を収容体（１）に挿入し、その後、それぞれのね
   じ切り部分相互が係合するように回転可能にすると共に
   、制限手段９がスタッド（１１）の収容体（１）内での
   まわりすぎを防止して、スタッドが収容体内で固定され
   る方向に限定されるようにすることを特徴とする迅速着
   脱固定具。 （２）一つまたは二つ以上の各制限手段（９）が収容体
   （１）のねじ切り部分（８）とねじを切っていない部分
   それぞれの間の接合部に形成される縦方向に延びるリブ
   または肩部から構成される特許請求の範囲第（１）項記
   載の迅速着脱固定具。 （３）一つまたは二つ以上の各制限手段（９）がスタッ
   ド（１１）の才はじ切り部分（１５）とねじを切ってい
   ない部分それぞれの間の接合部に形成される縦方向に延
   びるリブまたは肩部から構成される特許請求の範囲第（
   １）項記載の迅速着脱固定具。 （４）スタッド（１１）と収容体（１）はらせんねじ切
   り部分（８，１５）を備え、一つまたは二つ以上の各制
   限手段が、スタッドあるいは収容体の端部からみて、そ
   れが最初にさし込まれるかもしくはスタッドがそれを通
   じて挿入される各ねしリｊり部分の開始端に形成されて
   いる特許請求の範囲第（１）項から第（３）項のいずれ
   かに記載の迅速着脱固定具。 （５）スタッドと収容体に形成されるねじ切り部分（８
   ，１５）が左ねじ形である特許請求の範囲第（４）項記
   載の迅速着脱固定具。 （６）収容体（１）とスタッド（１１）のねじ切り部分
   （８，１５）のそれぞれがスタッドの軸部に沿って縦方
   向に配置された一連の同心状の溝あるいはリブから構成
   きれる特許請求の範囲第（１）項から第（３）項のいず
   れかに記載の迅速着脱固定具。 （７）弾性Ｏリング（２２，２７，２８）がスタッドの
   軸部（１４）の回りで頭部（１２）のすぐ下に配置され
   る特許請求の範囲第（１）項から第（６）項のいずれか
   に記載の迅速着脱固定具。 （８）収容体（１）が、組合せて配置されて一つの収容
   体を形成する同一形状の半部材から構成される特許請求
   の範囲第（１）項から第（７）項のいずれかに記載の迅
   速着脱固定具。 （９）−収容体（１）が、型成形される同一形状の二つ
   の半分部分の中央に両者をつなぐヒンジをもち、このヒ
   ンジのまわりに折曲させて相互に係合される型成形ある
   いはキャスティング成形される一部材から構成される特
   許請求の範囲第（１）項から第（７）項のいずれかに記
   載の迅速着脱固定具。 （１０）収容体が一部材から構成されると共に一つのね
   じ切り部分（８）を含む特許請求の範囲第（１）項から
   第（７）項いずれかに記載の迅速着脱固定具。 （１１）収容体（１）は、スタッドが挿入される際に使
   われる一つまたは二つ以上の端部に形成されるカム形状
   部分（２９）を含み、スタッドと収容体の一つまたは二
   つ以上の各ねじ切り部分（１５，８）それぞれが、収容
   体とスタッドのねじを切っていない部分それぞれに合致
   される位置に、前記カム形状部分とスタッドの端部が協
   動して、スタッドを回転させる特許請求の範囲第（１）
   項から第（９）９１ｉのいずれかに記載の迅速着脱固定
   （１２）収容体に挿入されるスタッドの端部が先細りに
   なっている特許請求の範囲第（１）項から第（１１）項
   のいずれかに記載の迅速着脱固定具（１３）収容体（１
   ）が支持部材（１８）に配置され、スタッド（１１）が
   支持される部材（２１）の開口に配置されるようにセッ
   トされた際、スタッドを収容体の外側に付勢する付勢力
   を得るために、支持部材と支持される部材との間に弾性
   Ｏリング（２２）を特徴とする特許請求の範囲第（１）
   項から第（１２）項のいずれかに記載の迅速着脱固定具
   。 （１４）特許請求の範囲第（１）項から第（１３）項の
   いずれかに記載の迅速着脱固定のための収容体を有する
   迅速着脱固定具。