JPS5913363B2 - 純粋固形蜂蜜の連続密封包装方法および装置 - Google Patents

純粋固形蜂蜜の連続密封包装方法および装置

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JPS5913363B2
JPS5913363B2 JP53118550A JP11855078A JPS5913363B2 JP S5913363 B2 JPS5913363 B2 JP S5913363B2 JP 53118550 A JP53118550 A JP 53118550A JP 11855078 A JP11855078 A JP 11855078A JP S5913363 B2 JPS5913363 B2 JP S5913363B2
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弘 金山
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は純粋な固形蜂蜜を製造しこれを連続して密封包
装する方法および装置に関するものである。
従来固形純粋蜂蜜の製造法は特許第883563号とし
て知られている。
この方法は純粋蜂蜜を真空濃縮機にて、その基準組成を
そこなうことのない40℃〜60℃の温度範囲で約1時
間おいて、水分を脱去し高濃度にして直ちに圧縮成形固
化するものである。然し乍ら、この固形純粋蜂蜜は吸湿
性があるので、大気中に放置すると吸湿し、液状蜂蜜に
戻つてしまう特性がある。
このため従来は種々の包装方法を試みたが仲々完全防湿
でかつ離型性のよい方法が見当らないために、固形蜂蜜
の普及を阻げていた。
この固形蜂蜜を30μ厚さのオフラードにより包装する
ことも試みたが、オフラード紙では完全防湿性に密封す
ることができないために、固形蜂蜜が1週間乃至1力月
位で溶解し、流れ出し又はべたついた固塊状となるため
に商品価値がなくなる欠点があつた。このために透明軟
質ポリプロピレン中に直接充填し、成形固化し、開口部
をアルミ箔により密封する方法も考えられたが、アルミ
箔が固形蜂蜜と直接接触すると、固形蜂蜜とアルミ箔と
が完全に密着し、剥離性が悪い欠点がある。これに反し
、軟質ポリプロピレン樹脂は固形蜂密と密着性がなく、
剥離可能であるが、ポリオレフイン系,ポリプロピレン
系合成樹脂の容器又はカプセルでも少くとも1wr1f
L位の厚みがないと完全防湿性がないために、合成樹脂
の軟質材料を使用しても包装容器が比較的硬くなるため
に、カプセルの底部を押し上げても剥離せず、これを強
く床に叩きつけるか、ケースを破壊しないと固形蜂蜜が
取出せない欠点があつた。
本発明は以上の欠点を改良するために種々試験をした結
果、比較的厚手のポリプロピレン,ポリエチレン等の透
明な合成樹脂の一面に珪素樹脂を塗布,吹付等によジ被
着し、乾燥したものを型押熱プレスして珪素樹脂を塗布
した面と反対側に凹陥した成形型部分を連続して成形し
、純粋蜂蜜を真空濃縮し、脱水して高濃度にしたものを
圧縮し、成形型部に充填することにより蜂蜜を成形固化
し、この開放面にアルミ箔の内面に好ましくは型部と同
質の合成樹脂薄膜を塗布したものを貼り合せ、エツジ縁
部をヒートシールにより密封させ各1個宛にミシン目を
入れ、数個1組として切断することを特徴とする固形純
粋蜂蜜の連続密封包装方法に関する。
第1図は本発明の方法を実施する固形蜂蜜の連続製造装
置の一例を示すものである。
(1)フイルム送り出し: 図において、1はリールであり、このリール1に巻付け
られた厚さ0.3〜0.6m!程度の防湿性のあるポリ
オレフイン系樹脂フイルム2はガイドローラー3,4,
5を介してコーテイングロール6,7間に誘導せられる
(2)シリコン樹脂コーテイングリ フイルムがコーテイング槽8のガイドローラー6,7間
を通過する間にコーテイング槽8中に収容されたシリコ
ーン樹脂液9が前記のフイルムの一側面にコーテイング
せられる。
(3)ドライヤー: このように珪素樹脂コーテイングを一側に施した樹脂フ
イルム2は赤外線等のドライヤー10の個所で約100
〜150℃で約3〜5秒加熱乾燥ぜられ、ガイドローラ
ー11,12,13,14によりクリッピングユニット
15の個所迄搬送せられる。
(4)クリッピングユニット: このクリッピングユニット15の個所で、合成樹脂フイ
ルム2の両側がエンドレスチエーンのような構造のクリ
ッピングユニット15により掴締されて水平の張力を加
えられ乍ら水平に搬送される。
(5)成形: このフイルム2が成形機16の個所迄搬送されると、加
熱部16aにより加熱され軟化した状態で深絞り成形機
16の成形部16bの個所で連続して深絞Dされ、フイ
ルム2に成形型部25が生ずる。
この成形機16は加熱部16aと成形部16bとの2部
より成り、フイルム2は加熱部16aの個所で加熱され
軟化させられる。成型温度は180〜230℃である。
成形部16bにおいては、フイルムの上面より圧縮空気
を吹付け、フイルムの裏面より真空吸引し乍らフイルム
に熱板を密着させて圧下し、逆截頭円錐状の複数列の凹
陥部を形成するようにして成型する。
成型温度は180〜230℃、好ましくは200℃位で
成形を行う。(6)蜂蜜の濃縮: 天然蜂蜜の濃縮は真空濃縮釜17により行う。
18は可変速度電動機で、真空濃縮釜17の中心を貫通
する軸19に設けた回転翼20をゆるく攪拌する。
21は蜂蜜原料供給口、22は真空吸引口、23はスチ
ームジャケット24に対するスチーム供給管、25はス
チーム排出口、26は濃縮蜂蜜の出口を示す。
27は型中に蜂蜜を供給するデポジツタであり、真空濃
縮釜17に供給された蜂蜜は約200〜800RPMの
範囲の低速で回転する回転翼20により撹拌せられ濃縮
釜の内壁に沿い上方より下方に落ちる。
真空濃縮釜17は外周に加熱用スチームジャケット24
をもつた二重構造となつており、このスチームジャケッ
トにより加熱されると共に真空吸引するので蜂蜜の水分
は急速に蒸発される。スチームの供給圧力は可変とし、
加熱温度は適時調節できるようにし、蜂蜜がこげないよ
うに制御できるようにする。加熱により発生した蒸気は
真空ポンプにより釜外に吸引するので薄膜状で真空濃縮
釜17の器壁に沿い降下する蜂蜜は極めて短時間で急速
濃縮ができる。このときの真空度は可変調節できる。濃
縮された蜂蜜は取出バルブ28にようデポジツタ29に
排出せられる。(7)充 填: 真空濃縮釜17により急速濃縮された濃縮蜂蜜はデポジ
ツタ29に供給されるが、これはデポジツタ用ホツパ一
29aと濃縮蜂蜜の定量を吸引し且つ吐出するデポジツ
タ本体29bとよう成V1間歇的に送られるフイルムの
成形型2′に濃縮蜂蜜をそれぞれ定量宛供給する。
充填した直後の濃縮蜂蜜は流動体であるが、冷却される
と固体となる。(8)密封包装: 密封のために成形フイルムと同質の極薄(約80μ)の
ポリオレフイン系薄膜を一面にコーテイングしたアルミ
箔30は巻枠31よりガイドローラー32,33,34
,35,36,37,38を介して濃縮蜂蜜を充填した
フイルム2の成形型2″の表面に沿つて平行に進行させ
、ヒートシーラ一39の所で成形フイルムの開放端エツ
ジにアルミ箔はヒートシールされる。
この密封のために含気シール,真空包装,ガス充填密封
の3種類の方法があり、後述する。第1段のヒートシー
ルは約250〜280℃で行い、第2段のクールシール
はシール部を冷却して密封を完全にするために行うもの
で、水道水等により約18〜20℃に冷却して冷却密封
する。
(9)冷 却:ヒートシーラ一39およびクールシーラ
一40によりヒートシールと冷却とを行つて密封を完了
したものはクーリングユニツト41の個所で−20℃〜
+15℃に1分以上30分以下冷却されて、内容物が完
全に固化せられる。
(10)トリミング: 成形フイルムの型部に固形蜂蜜を充填した後、アルミ箔
でヒートシールおよびクールシールを行つたものを各個
宛の固形蜂蜜が分離可能なようにミシン目を入れる第1
段トリミングと全体が6個宛又は1ダースの如く複数個
の片に分離できるよう総トリミングを行う第2段トリミ
ングとを行い、製品を半ダース宛又は1ダース宛の如く
複数個を1組として打抜く工程である。
打抜かれた製品はデリベリコンベヤ44により搬出され
る。
(11)窒素密封: 45はダストローラで、端切れ等かダストローラー45
に巻取られる。
Sは真空又は窒素密封をする場合の作業圏を示す。
上述の真空濃縮釜17は第2図に示すように、数種の蜂
蜜を適当に配合して送り込み、真空下で攪拌し乍ら真空
吸引により急速蒸発させ、所定の濃度にもつてゆく連続
濃縮処理を行うものである。
この真空濃縮釜17よりデポジツタ27よりヒートシー
ラ一39、クールシーラ一40迄の作業圏S″では最終
製品である固形蜂蜜が空気と触れないようにするとよい
製品が得られ、型離れもよい。従つて、この作業圏Sを
適当な匣体により外気と遮断し、完全に真空とするか、
窒素雰囲気として蜂蜜の充填部の密封を行うとよい。
第2図は真空濃縮釜の断面図、第3図はデポジツタ27
の詳細を示す断面図、第4図はヒートシーラ一の説明図
、第5図は成形機の断面を示す説明図である。
第3図に示すように、デポジツタホツパ一29aに真空
濃縮釜17より濃縮蜂蜜が供給され、デポジツタ本体2
9bよジ蜂蜜を定量吐出する間に蜂蜜が冷えて固化する
ので、このデポジツタホツパ一29aとデポジツタ本体
29bの周囲は定温に保温する必要があり、このために
シリコンオイルバス52でホツパ一29aとシリンダ4
6、切換バルブ48、吐出口51の周囲を包囲して定温
保温するように装置してある。
いま切換バルブ48が吸引側に切換えられている場合、
ピストンロツド47が左方に移動するとホツパ一29a
内の蜂蜜は切換バルブ48中に吸引せられる。ギヤ49
が回転し、切換バルブ48が回転し、デポジツタノズル
51に連絡した状態で、ピストンロツド47が右方に移
動すると、シリンダ46内の蜂蜜が定量されて吐出され
るのである。第4図において、54はエアシリンダ、5
5はピストン、56はピストンロツドであり、ピストン
ロツド56の先端にヒートシールする凸部57aをもつ
た熱盤57を固定し、ピストン56にはOリング58を
介してリテーナ一上蓋59を取付け、このリテーナ土蓋
59に対向して上下動自在に装置したリテーナ一60を
配置する。
リテーナ一60の上面の凸部にはリテーナーゴム61が
設けられ、ヒートシール又はクールシールのクツシヨン
の役をする。リテーナ一60の上面には成形機において
成形したフイルムの成形型と合致する凹型62が設けら
れておわ、この凹型62に連絡する通路63により真空
吸引口64に連通する。リテーナ一上蓋59とリテーナ
一60とが少し許りのクリアランスを残して合さるとゴ
ムパツキン83により樹脂フイルム2とアルミ箔30と
が押えられシールされる。従つて、リテーナ一上蓋59
の真空吸弓口64とリテーナ一60の真空吸引口65と
より真空吸引するとフイルム2の成形型に充填された蜂
蜜は真空にされた状態でアルミ箔がフイルム2の縁部に
ヒートシールされる。リテーナ一60の真空吸引口65
に切換バルブ66を連絡し、真空吸引パイプ67と窒素
等のガス供給パイプ68とに切換えられるようにしてお
けば、固形蜂蜜の真空包装および窒素ガス入り固形蜂蜜
が得られる。何れにしても高濃度に濃縮した蜂蜜を大気
に爆露させずに真空包装又は窒素ガス雰囲気で充填,密
封ができれば固形蜂蜜の品質が向上するのである。第5
図は本発明の方法を実施するための成形機16の一例を
示すもので、予熱部70と成型部71との2部より成ジ
、72は固定の上型、73は上型に対向して上下動する
下型、74は下型を上下動させるためのエアシリンダを
示し、予熱部70と成型部71とは上型、下型のそれぞ
れにおいて一体をなして上下動するように構成せられる
。75は上型予熱部70に設けられた真空吸引孔、76
は下型予熱部に設けられた圧縮空気供給口、77は予熱
部のカートリツジヒーター、78は成型部上型を貫通し
て設けられた押圧プラグ、79はその作動用エアシリン
ダ、80は圧縮空気供給孔、81は成型部の下型に設け
た真空吸引孔、82は下型表面部に設けた冷却水管、8
3は上型に設けたゴムパツキングである。
第5図の成形機において、フイルム2の一定長が送られ
ると、下型が上昇し、上型72と下型73とはゴムパツ
キング83により型の周縁が気密にシールされる。
ここで予熱部70の上型の真空吸引孔75より型内の空
気を真空吸引し、フイルム2を予熱部上型に吸引し土下
面よりフイルムを全面加熱する。この場合、予熱部下型
の圧縮空気供給口76より圧縮空気を送給し、フイルム
2を土型に押付ける働きをする。次に成型部71では下
型73の真空吸引孔81より真空吸引しフイルム2を下
型の凹部に密着するよう吸引すると共に上型72の押圧
プラグ78を押下げ、下型ようのフイルムの真空吸引と
上型よりの押圧プラグ78の押下げ作用とによに成型を
するもので、フイルムは予め予熱部で予熱されているの
で、押下げと真空吸引とにより下型の凹所に密着すると
きは成型が完了している。
従つて、下型73には冷却水管82を下型表面に設けて
おいて、フイルムが下型に密着すると同時にフイルムが
冷却固化され成型を完了させる。上型と下型とが合致し
、ゴムパツキング83により型の周縁部が密封されたと
き、下型よりの真空吸引と同期してタイミングを図り押
圧プラグ78を押下げるのである。第6図はフイルム2
の成形型25中に濃縮蜂蜜84が充填されフイルムと同
質の合成樹脂膜30aを被着したアルミ箔30をヒート
シールする状態を示したものである。
2aはシリコーン被膜である。
煉試験法 デシケータ中に下記の溶液を入れて3種の湿度区を設け
、各試料から任意に選んだ4個(重量は11〜15t)
を直径5cmの蓋なしシヤーレ一にとジ、重量の変化を
測定した。
室温 平約28℃ A区(74(f)相対湿度区)・・・NaCt(食塩)
飽和溶液B区(84(Ff)相対湿度区)・・・KBr
倶化カリ萄和溶液C区(96%相対湿度区)・・・Cu
SO4(硫酸銅)飽和溶液フ試料τ 試験結果: 使用した試料重量に対する増加量を%表示すれば下表の
通りである。
考察: いずれの試料も設定した湿度区では吸湿性を示したが、
その程度は各試料によつて異なり、特性のそれぞれの蔗
糖製の飴の特性の一部を示すものである。
このなかでも本発明の固形蜂蜜は他の試料に比してその
吸湿性は著るしく、湿度の低い区における1日間の吸湿
量を比べれば、その4〜5倍以上の吸湿度を示した。以
上のように蔗糖を使用した飴は比較的吸湿性がないため
、ドロツプ又はチヨコレート等の如く裸包装又は銀紙で
包装する程度でよいが、本発明の包装の目的とする固形
蜂蜜はその侭大気中に放置すると吸湿し、液体となる欠
点がある。
本発明はこの欠点を除去するために厳重に吸湿しない包
装をしようとするもので、フイルムを構成する合成樹脂
は吸湿性のないものでなければならない。
このためにフイルムの材質はポリオレフイン系又はポリ
プロピレン系,ポリエチレン系,ポリスチレン系合成樹
脂又はこれ等のラミネートシートがよく、その混合物で
もよい。その一例をあげると次の通りである。ポリプロ
ピレン樹脂 70〜100%ポリエチレン樹脂
30〜O(fl)フイルム厚さは10〜30μ位がよ
く、10μより厚いと密着性と湿気の絶縁性が悪くなり
、30μよシ厚いと型が硬くな幻剥離性が悪くなる。
フイルムを透明とするのは固形蜂蜜の純粋度が外部よジ
判別できるようにするためである。固形蜂蜜をフイルム
の成形型中に充填し密封する方法は次の3通如がある。
(1)含気シール (2)真空包装 (3)ガス充填包装 以上の内密封した型内に空気を含むものは1ケ月を経過
すると型の底部にねばジを生じ易く剥離性が悪い。
これに比して真空包装又は窒素ガス等のガス充填包装を
したものは外界よう吸湿する度合いが少い。
また真空包装および窒素ガス包装をすると高温液状の高
濃縮蜂蜜が空気に接触し酸化するためによる品質の低下
が生じない利点がある。離型剤として塗布する珪素樹脂
は通常シリコーン又はシリコーングリース或はシリコン
油と称されるもので、これを塗りすぎてもあまりよい効
果はなく、3〜8μ位の厚さに塗布するとよい。
シリコーンを8μ以上厚くすると吸湿性が大となD絶縁
性および密着性が悪くなる。3μ以下では剥離性が悪く
なる。
従つて、シリコーングリースは密封内容物が固形蜂蜜で
あることの特殊性により適当な厚さに塗布することが必
要である。実施例 厚さ450μのポリプロピレン系樹脂フイルムの一面に
シリコーングリースを約3〜4μ位に薄く塗布、乾燥し
、シリコーングリースを塗布したと反対の方向に成形機
により成形し、このフイルムの成形型中に真空濃縮釜中
で40〜80℃に5分乃至1時間加熱して高濃度に濃縮
したものを定量して充填し、冷却して充填蜂蜜を固化さ
せ、フイルムの成形型の開放端に一面にフイルムと同質
の材料を40μの薄膜に貼合したアルミ箔(厚さ約40
μ位)をあてがい、100〜140℃位に接合面を加熱
し乍らヒートシールし、ミシン目を付して半ダース毎に
切断して製品とした。
このシリコーン塗布して密封した容器中の固形蜂蜜とシ
リコーンを塗布しないで密封した容器中の固形蜂蜜との
吸湿度試験を行つた結果は次の通りである。試験結果の
考察:(1)シリコーン塗布の効果は当初はあるが、3
0日以上過ぎた後はシリコーンを塗布しない従来のもの
とあまり変らない。
(2)然し冷蔵庫に入れて保存した固形蜂蜜は剥離性が
極めてよく、製造後半年を経過したものにも当てはまる
従つて、冷蔵庫に貯蔵すると半永久的に剥離性がよく、
吸湿もしない。
以上の試験結果より明らかな通わ、本発明の如くシリコ
ーン樹脂を適度の厚さにポリオレフイン系樹脂フイルム
の型内面に塗布しておくと固形蜂蜜は密封度に応じて吸
湿性がなくなり、型離れがよくなり、キヤラメルおよび
ドロツプと同様に容器のアルミ箔を剥離し、底を押上げ
或は容器のエッジをもち容器の底部を机上に叩きつける
ことに容易に剥離することができる効果があり、栄養価
の高い果糖を食べ易くする点で格別の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の固形蜂蜜の連続製造ラインを示す説明
図、第2図は真空濃縮釜の断面図、第3図はデポジツタ
の要部詳細を示す断面図、第4図はシール部の詳細構造
を示す断面図、第5図は成形機の詳細構造を示す断面図
、第6図はフイルム成形型中に固形蜂蜜が充填されアル
ミ箔をあてがい、ヒートシールする状態の拡大断面を示
す説明図である。 1・・・・・・リール、2・・・・・・樹脂フイルム、
3,4,5・・・・・・ガイドローラー、6,7・・・
・・・コーテイングロール、8・・・・・・コーテイン
グ槽、9・・・・・・シリコーン樹脂液、10・・・・
・・ドライヤー、11,12,13,14・・・・・・
ガイドローラー、15・・・・・・グリピングユニツト
、16・・・・・・成形機、16a・・・・・・ヒータ
ー16b・・・・・・プレス、17・・・・・・真空濃
縮釜、18・・・・・・可変速度電動機、19・・・・
・・軸、20・・・・・・回転翼、21・・・・・・蜂
蜜原料供給口、22・・・・・・真空吸弓旧、23・・
・・・・スチーム供給口、24・・・・・・スチームジ
ャケット、25・・・・・・スチーム排出口、26・・
・・・・濃縮蜂蜜の出口、27・・・・・・デポジツタ
、28・・・・・・取出バルブ、29a・・・・・・デ
ポジツタ用ホツパ一、29b・・・・・・デポジツタ本
体、30・・・・・・アルミ箔、31・・・・・・巻枠
、32〜38・・・・・・ガイドローラー、39・・・
・・・ヒートシーラ一、40・・・・・・クールシーラ
一、41・・・・・・クーリングユニツト、42,43
・・・・・・トリミングユニツト、44・・・・・・製
品搬出コンベヤ、45・・・・・・ダストロール、46
・・・・・・シリンダ、47・・・・・・ピストン、4
8・・・・・・切換バルブ、49・・・・・・ギヤ、5
0・・・・・・回転軸、51・・・・・・デポジツタノ
ズル、52・・・・・・シリコンオイルバス、53・・
・・・・0リング、54・・・・・・エアシリンダ、5
5・・・・・・ピストン、56・・・・・・ピストンロ
ツド、57・・・・・・熱盤、58・・・・・・Oリン
グ、59・・・・・・リテーナ一上蓋、60・・・・・
・リテーナ一 61・・・・・・リテーナーゴム、62
・・・・・・凹陥部、63・・・・・・通路、64,6
5・・・・・・真空吸引口、66・・・・・・切換バル
ブ、67・・・・・・真空吸引バルブ、68ガス供給パ
イプ、69・・・・・・リテーナ一上下用エアシリンダ
、70・・・・・・予熱部、71・・・・・・成型部、
72・・・・・・上型、73・・・・・・下型、74・
・・・・・下型上下動用エアシリンダ、75・・・・・
・真空吸引孔、76・・・・・・圧縮空気供給口、77
・・・・・・カートリツジヒーター、78・・・・・・
押圧プラグ、79・・・・・・プラグ作動用エアシリン
ダ、80・・・・・・圧縮空気供給孔、81・・・・・
・真空吸引孔、82・・・・・・冷却水管、83・・・
・・・ゴムパツキング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 比較的厚手の透明な合成樹脂の一面に珪素樹脂を被
    着乾燥したものを型押熱プレスして珪素樹脂を塗布した
    面と反応側に凹陥した成形型部分を連続して成形する第
    1工程と、純粋蜂蜜を真空濃縮し脱水して高濃度にした
    ものを圧縮し成形型部に充填することにより成形固化す
    る第2工程と、内面に型部と同質の合成樹脂薄膜を貼布
    したアルミ箔をフィルムの開放面に貼り合せ、そのエッ
    ジ縁部をヒートシールし冷却固化して密封する第3工程
    と、ミシン目付けトリミングして後、総外周をトリミン
    グして複数個一組として切断するトリミングする第4工
    程とより成ることを特徴とする純粋固形蜂蜜の連続密封
    包装方法。 2 蜂蜜の真空濃縮釜において、純粋蜂蜜を40℃〜8
    0℃の温度範囲で約1時間以下加熱し高濃度に脱水する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 比較的厚手の透明な合成樹脂の一面に珪素樹脂を被
    着乾燥したものを型押熱プレスして珪素樹脂を塗布した
    面と反対側に凹陥した成形型部分を連続して成形する工
    程と、純粋蜂蜜を真空濃縮し脱水して高濃度にしたもの
    を圧縮し成形型部に充填することにより成形固化する工
    程と、内面に型部と同質の合成樹脂薄膜を貼布したアル
    ミ箔をフィルムの開放面に貼り合せ、そのエッジ縁部を
    ヒートシールし冷却固化して密封する工程と、ミシン目
    付けトリミングして後、総外周をトリミングして複数個
    一組として切断するトリミング工程とより成るものにお
    いて、フィルムの成形型中に真空濃縮した蜂蜜も充填し
    成形固化する第2工程とアルミ箔により密封する第3工
    程とを真空又は窒素雰囲気中にて行う純粋固形蜂蜜の連
    続密封包装方法。 4 蜂蜜の真空濃縮釜において、純粋蜂蜜を40℃〜8
    0℃の温度範囲で約1時間以下加熱し高濃度に脱水する
    特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 透明な合成樹脂フィルムを巻回したリールと、この
    リールにより繰出されたフィルムの一面に珪素樹脂を塗
    布乾燥する装置と、前記フィルムを予熱し珪素樹脂を塗
    布した面と反対側にフィルムを凹陥させるよう成形する
    成形機と、蜂蜜の真空濃縮機に連結せられ一定量の蜂蜜
    をフィルムの成形型内に定量充填するデポジッタと、一
    面に合成樹脂薄膜を貼り合せたアルミ箔で蜂蜜を充填し
    たフィルムの成形型の開放面を蔽いフィルムのエッジ部
    をヒートシールするヒートシール部と、ヒートシール部
    を冷却するクールシール部と、充填された蜂蜜を冷却す
    るクーリングユニットと、蜂蜜を充填されたフィルムの
    成形型の1個宛を切離し可能なようにミシン目を入れる
    第1トリミングユニットと、フィルム成形型を半ダース
    又は1ダース宛の複数個1組として切断する第2トリミ
    ングユニットとより成ることを特徴とする純粋固形蜂蜜
    の連続密封包装装置。 6 透明な合成樹脂フィルムを巻回したリールと、この
    リールにより繰出されたフィルムの一面に珪素樹脂を塗
    布乾燥する装置と、前記フィルムを予熱し珪素樹脂を塗
    布した面と反対側にフィルムを凹陥させるよう成形する
    成形機と、蜂蜜の真空濃縮機に連結せられ一定量の蜂蜜
    をフィルムの成形型内に定量充填するデポジツタと、一
    面に合成樹脂薄膜を貼り合せたアルミ箔で蜂蜜を充填し
    たフィルムの成形型の開放面を蔽いフィルムのエッジ部
    をヒートシールするヒートシール部と、ヒートシール部
    を冷却するクールシール部と、充填された蜂蜜を冷却す
    るクーリングユニットと、蜂蜜を充填されたフィルムの
    成形型の1個宛を切離し可能なようにミシン目を入れる
    第1トリミングユニットと、フィルム成形型を半ダース
    又は1ダース宛の複数個1組として切断する第2トリミ
    ングユニットとより成るものにおいて、真空濃縮釜で高
    濃度に脱水した蜂蜜を定量し、自動充填するデポジツタ
    と、蜂蜜を充填したフィルム成形型の開放端面にアルミ
    箔をヒートシールするヒートシーラーと、クールシーラ
    とを真空又は窒素雰囲気となるよう包囲した純粋固形蜂
    蜜の連続密封装置。
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