JPS59133112A - コンベヤ駆動チエ−ンの延びを加味したコンベヤ移送物の位置判定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はコンベヤ駆動チェーンの延びを加味したコン
ベヤ移送物の位置判定装置に関する。

天井や床等を移動する駆動チェーンにハンガーやキャリ
ヤ等を取イ１げて物品を１ｉｌｉ送するコンベヤが、Ｉ
ｌｌｌｌ送部処理、電着、乾燥などを行うため各種のブ
ース内を通過する場合、移送物やこれを支持するハンガ
ーなどがブース内の加工設備等と干渉すると破損事故を
起こすので、そのときはコンベヤを直ちに停止して干渉
原因を至急に取除く必要がある。そのためブース内の移
送物の位置を雷時ブース外で簡易に知りうるようにしＣ
おけば、干渉位置の推定に甚だ便利で、復旧作業に迅速
に着手Ｊることがで、きる。

しかしコンベヤ駆動チェーンは通當使用中に次第に延び
ていくものであるから、移送物移動位置を判定するため
には前記延びを考慮しなければならない。しかしながら
、駆動チェーンの延びを考慮して移送物移動位置を簡易
に判定し得る位置については従来例がない。

本発明はかかる現状に鑑みてなされたもので、その目的
は、駆動チェーンの延びを加味して移送物移動位置を簡
易に判定するための装置を提供するにある。

そこで、本発明は、一定ピツチをもって移送物支持装置
を設けたコンベヤの移送区間を前記ピッチに対応する多
数の作業ステージに分け、前記移送区間全体に対するコ
ンベヤ駆動チェーンの延びを示す延び表示装置と、コン
ヘヤ始端において移送物支持装置に実際に支持しノこ移
送物がどの作業ステージに在席するかを示すモニター表
示装置と、移送物支持手段が最初の作業ステージ内のど
の位置にあるかを示す基準作業ステージ内位置表示装置
とを設け、前記各装置の表示から移送物の実際の位置を
簡易に判定し得るようにしたものである。

以下本発明の実施例について説明する。

（１１コンベヤ駆動チェーン延び表示装置Ｍ１図におい
て、コンベヤ駆動チェーンｌは駆動鎖車２と従動鎖車３
とにより矢印方向に移動する。４，５は夫々移送路の入
口及び出口（す近の基準位置に設けた入口側検出器及び
出口側検出器で、チェーン１に一定ピンチをもって取イ
」けた移送物支持手段、例えばハンガー６を検出する。

ハンガー６は例えばチェーンリンク２０個ごとに設けら
れ、チェーン１の使用開始時には検出器４，５が同時に
ハンガー６を検出するよう両検出器４．５の位置を定め
ておく。パルス発信器７は駆動鎖車２と同期回転し、チ
ェーン１の１リンクごとにパルスを発生ずる。

第２図は動作ヂャートを示し、ａはパルス発信器７のパ
ルス信号、ｂばチェーン１の使用開始時における検出器
４，５の検出信号で、ハンガーピッチｐごとに発生する
。チェーンｌが延びると、検出器５の検出信号ｂ５は検
出器４の検出信号ｂ４よりもチェーン延びに比例した位
相αだけ進むから、位相αに相当する時間ｔの間に発生
するパルスａ１を計数し、ランプ列表示装置８のランプ
９を計数値だｋ１点灯させれば、チェーン１の延びをリ
ンク数をもって表示することができる。

第３図は検出回路のブロック図を示す。信号ａ、ｂ４、
ｂ５を波形成形回路１０を介してカウンタ１１に入力さ
せ、カウンタ１１において信号ｂ５、ｂ４を夫々カウン
ト開始信号及びカウント停止信号としてパルスａをδ１
数する。カウンタ１１は信号ｂ４により計数信号をデコ
ーダ１２に出力し、次の信号ｂ５によりクリアされる。

ドライバ１３はデコーダ１２の出力信号に従って表示装
置８を作動させる。

検出器４，５の検出対象としては、ハンガー６の代りに
駆動チェーン１に一定ピッチをもって設けたキャリヤ、
ドッグ、各種アクッヂメント等の被検出物を用いること
もでき、また検出器としては接触形、非接触形の各種リ
ミットスイッチや光電素子を用いることができる。

（２）モニター表示装置 モニター表示装置はコンベヤの移送物移動位置を模擬す
るもので、第４図はそのブロック回路図である。先ず前
記入口側基準位置付近に設けた図示しない検出器がハン
ガー６にかけた物品を検出すると、その検出信号Ｃが波
形成形回路１４を介してシフトレジスタ１５に入力する
。

シフトレジスタ１５は例えば第５図に示す如く作業ステ
ージ１〜２０に対応したビットを有し、入口側検出器４
がハンガー６を検出すると、その検出信号ｄが波形成形
回路１４において生ずるワンショット信号の立下り信号
ｅがシフトレジスタ１５をシフトさゼ、移送物がいずれ
の作動ステージに在席するかを模擬する。シフトレジス
タ１５の信号はドライバ１６を通じてランプ列表示装置
１７を作動させ、各作業ステージに対応するランプ１８
を点灯して移送物が当該作業ステージ内に在席すること
を追跡表示する。

因みに、第５図は、チェーンｌが上下に屈曲して移動し
、各作業ステージＳにおいてハンガー６に吊持した物品
Ｇを脱脂槽Ｖ１や水洗槽■２等に出入させる作業工程を
監視するためのモニター表示パネルを示す。

（３）基準作業ステージ自位置表示装置基準作業ステー
ジ内位置表示装置は、ハンガー６が最初の作業ステージ
内のどの位置にあるかを示すもので、人口側検出器４が
ハンガー６を検出したときからパルスａの発生数に対応
してランプを順次点滅させるランプ列表示装置１９を有
する。第６図に示すランプ列表示装置１９は、ハンガー
６がチェーンｌの２０リンクごとに取付けられ、パルス
ａが２リンクごとに発生する場合を示す。

ランプ列表示装置１９の点灯状態はチェーン１が延びて
いない場合はハンガー６の作業ステージ内位置を正確に
表示するが、チェーン１が延びた場合は多少の誤差を生
ずる。しかし、チェーンｌの延び許容限度は約３％であ
り、それ以上延びたときは通雷チェーンを交換するから
、前記誤差は実用的には無視してもよい。

次に、コンベヤｌの吊持物品Ｇが作業ステージを通過中
に自動加工装置等と干渉し一ζコンヘヤが停止した場合
に、物品がどの作業ステージ内のどの部分にあるかを、
ランプ列表示装置８゜１７．１９の表示に基づい一ζ判
定する方法につき説明する。

チェーン１は均等に延びているとし、ランプ列表示装置
８により移送区間、即ち２０作作業ステージ内の延びが
リンク数で１６であったとする。ランプ列表示装置１７
から物品が第５作業ステージにあったとすれば、該作業
ステージの平均延びは１６　Ｘ　シ妬＝　４リンクであ
ることがわかる。一方ランプ列表示装置１９が２リンク
を表示していれば、これは、チェーンｌが延びていない
とすれば第５ステージにおいてもその始端から２リンク
の位置に物品Ｇがあることを示すから、実際にはチェー
ンの延び４リンクを加えた６リンクの位置に物品がある
ことがわかる。第５ステージの始端と終端とではチェー
ンの延びは多少異なるが、その差は最初（第１）の作業
ステージにおける前記誤差程度で僅少であるから、上記
のように第５作業ステージの平均延びを用いてもその誤
差は実用的には無視し得る。

上記判定方法は各ランプ列表示装置の表示に僅かの簡易
計算をイζＪ加するのみでずむから、判定を迅速、簡易
に行うことができる。

なお、ランプ列表示装置の代りに点灯したランプの番号
を示すデジタル表示装置を用いてもよい。

本発明は上記構成を有し、」ンベヤチェーンの延びを加
味して移送物品の移送位置を直接目視によらずに迅速正
確に判定し得る上に、チェーンの延びを雷時監視してチ
ェーンの交換時期を適確に予想し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図はコンベヤの概
略立面図１．第２図はコンベヤ駆動チェーンの延び検出
装置の動作チャート、第３図は同じく検出回路のブロッ
ク図、第４図はモニター表示装置のブロック回路図、第
５図はモニター表示パネルの立面図、第６図は基準作業
ステージ内位置表示装置の立面図である。 １・・・コンベヤ駆動チェーン　４・・・入口側検出器
５・・・出口側検出器　６・・・被検出物又はハンガー
８・・・コンベヤ駆動チェーン延び表示装置１７・・・
モニター表示装置 １９・・・基準作業ステージ内位置表示装置Ｓ・・・作
業ステージ 代理人　弁理士　祐用尉−外１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンベヤ駆動チェーンに一定ピッチをもって取イ］けた
   被検出物を前記チェーンの使用開始時には同時に検出す
   る基準位置においてコンベヤ入口付近と出口付近とに夫
   々設けた人口側検出器及び出口側検出器の各検出信号の
   位相差を前記駆動チェーンの出ロイ」近において前記ピ
   ンチより充分小なるチェーン移動量ごとに発生ずるパル
   ス数に基いて前記チェーンの延びを示すコンベヤ駆動チ
   ェーン延び表示装置と、前記ピッチをもって前記チェー
   ンに設けた移送物支持装置に支持した移送物の各々が入
   Ｌ１側基準位置と出口側基準位置との間を前記ピッチを
   もって区画した作業ステージのいずれに在席するかを追
   跡表示するモニター表示装置と、最初の作業ステージ内
   にお＆Ｊる移送物支持装置の移動位置を表示する基準作
   業ステージ内位置表示装置とを自するコンベヤ駆動チェ
   ーンの延びを加味したコンベヤ移送物品の位置判定装置
   。