JPS5913233Y2 - 低温熱処理炉 - Google Patents
低温熱処理炉Info
- Publication number
- JPS5913233Y2 JPS5913233Y2 JP14823679U JP14823679U JPS5913233Y2 JP S5913233 Y2 JPS5913233 Y2 JP S5913233Y2 JP 14823679 U JP14823679 U JP 14823679U JP 14823679 U JP14823679 U JP 14823679U JP S5913233 Y2 JPS5913233 Y2 JP S5913233Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- wall
- heat treatment
- temperature heat
- treatment furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、例えばアルミニウム合金の押出し形材を熱
なましする際の如く、低温の熱風を強制循環する処理炉
に関するものである。
なましする際の如く、低温の熱風を強制循環する処理炉
に関するものである。
低温（１５０〜３００℃）による炉内の温度差をなくす
るためには、温風を側壁や天井部などの表面すなわち被
処理材で妨げられない空間部で約１０ｍ／ｓｅｃとなる
速度で流動する必要がある。
るためには、温風を側壁や天井部などの表面すなわち被
処理材で妨げられない空間部で約１０ｍ／ｓｅｃとなる
速度で流動する必要がある。
一方炉壁は低温であるから一般に鋼板の炉枠内に岩綿を
附着して形威し、岩綿のみでは温風で繊維が吹き飛ばさ
れると共に、熱が岩綿層を通過して炉枠に達して放熱さ
れる率が高いので、岩綿層の内側表面に薄いステンレス
の鋼板が貼着しである。
附着して形威し、岩綿のみでは温風で繊維が吹き飛ばさ
れると共に、熱が岩綿層を通過して炉枠に達して放熱さ
れる率が高いので、岩綿層の内側表面に薄いステンレス
の鋼板が貼着しである。
しかし内側に貼る鋼板は膨張収縮を許す間隙を保って設
けられ、その間隙から熱風が浸透するため、岩綿層内に
アルミ箔を介在したものが知られている。
けられ、その間隙から熱風が浸透するため、岩綿層内に
アルミ箔を介在したものが知られている。
従つて従来の炉壁の構造が複雑で施工に手間がか・るほ
か、内面の鋼板にも熱が多く取られ、例えばアルミの押
出し形材を１回に６を処理する能力をもつ炉においては
、炉の内面積が約２１０ｍ２はど必要であって、その内
表面に貼る鋼板は、厚み１．５ｍ／ｍとしての総量的３
．５を必要となる。
か、内面の鋼板にも熱が多く取られ、例えばアルミの押
出し形材を１回に６を処理する能力をもつ炉においては
、炉の内面積が約２１０ｍ２はど必要であって、その内
表面に貼る鋼板は、厚み１．５ｍ／ｍとしての総量的３
．５を必要となる。
そこで、鋼板に奪われる熱量は、炉温を２００℃とした
場合、３５００ｋｇ Ｘ ２００℃Ｘ ０ 、１１７
ｋｃａｌ／ｋｇ’ｃ ＝ ８１９００ ｋｃａｌとなり
、奪われる熱量が非常に多くなる欠点が明らかになった
。
場合、３５００ｋｇ Ｘ ２００℃Ｘ ０ 、１１７
ｋｃａｌ／ｋｇ’ｃ ＝ ８１９００ ｋｃａｌとなり
、奪われる熱量が非常に多くなる欠点が明らかになった
。
この考案は以上の従来の欠点に対処するために開発され
たもので、炉体の内壁を岩綿で形成した炉において、内
壁の内表面にガラス繊維製布体より成る芯材を貼着し、
芯材の表面に耐熱性接着剤を塗布して成る被膜を設けた
ことを要旨とするものである。
たもので、炉体の内壁を岩綿で形成した炉において、内
壁の内表面にガラス繊維製布体より成る芯材を貼着し、
芯材の表面に耐熱性接着剤を塗布して成る被膜を設けた
ことを要旨とするものである。
そこで、この考案による実施例を図面によって説明する
と、炉体１は幅が２ｍ強、長さが１８ｍ強と細長い炉で
、正面（長手方向の端面）に被処理材を載置する台車１
８を出入れする扉付開口２を有し、炉体１内の後部に送
風機３を備え、且つ炉体１内の天井部において仕切板４
で上下に分割して、仕切板４の上部を加熱室５、下部を
台車収納室６と威し、加熱室５で与えた熱気を送風機３
で台車収納室６に流入し、該収納室６より再び加熱室５
に還流して循還するように構威しである。
と、炉体１は幅が２ｍ強、長さが１８ｍ強と細長い炉で
、正面（長手方向の端面）に被処理材を載置する台車１
８を出入れする扉付開口２を有し、炉体１内の後部に送
風機３を備え、且つ炉体１内の天井部において仕切板４
で上下に分割して、仕切板４の上部を加熱室５、下部を
台車収納室６と威し、加熱室５で与えた熱気を送風機３
で台車収納室６に流入し、該収納室６より再び加熱室５
に還流して循還するように構威しである。
また加熱室５内に複数の燃焼筒７が架設してあって、燃
焼筒７の一端にバーナー８を、他端に燃焼筒７の口を開
閉するダンパー９を設け、且つ燃焼筒７の周壁に複数の
小孔１０が穿設しである。
焼筒７の一端にバーナー８を、他端に燃焼筒７の口を開
閉するダンパー９を設け、且つ燃焼筒７の周壁に複数の
小孔１０が穿設しである。
これは点火の当初に不完全燃焼のガスが炉内に入らない
ようにダンパー９を開けて排出し、数分後の完全燃焼状
態でダンパー９を閉じ、熱気を各小孔１０より送出する
もので゛ある。
ようにダンパー９を開けて排出し、数分後の完全燃焼状
態でダンパー９を閉じ、熱気を各小孔１０より送出する
もので゛ある。
そこで、上記の炉体１において、その壁体を鋼板の炉枠
１１の内面に第１図図示の如く、粗密の岩綿と密度の高
い岩綿とを重ねた内壁１２を設け、且一つこの内壁１２
の内表面にガラス繊維で織成した有体より成る芯材１３
を貼付けるが、貼付手段は、炉枠１１よりアンカーボル
ト１４を内壁１２に貫通して設け、該ボルト１４に嵌め
たワッシャー１５とナツト１６により保持し、更に芯材
１３の表面より耐熱性と弾力性のある接着剤を芯材１３
内に含浸し、織目を塞さぐ状態に塗布した被膜１７を設
けたものである。
１１の内面に第１図図示の如く、粗密の岩綿と密度の高
い岩綿とを重ねた内壁１２を設け、且一つこの内壁１２
の内表面にガラス繊維で織成した有体より成る芯材１３
を貼付けるが、貼付手段は、炉枠１１よりアンカーボル
ト１４を内壁１２に貫通して設け、該ボルト１４に嵌め
たワッシャー１５とナツト１６により保持し、更に芯材
１３の表面より耐熱性と弾力性のある接着剤を芯材１３
内に含浸し、織目を塞さぐ状態に塗布した被膜１７を設
けたものである。
尚、内壁１２は前述の炉体１における側面と天井面に特
に実施するものである。
に実施するものである。
また図中１９は整流板を示す。
そこで、本案による表面材料に奪われる熱量は、芯材１
３と被膜１７とを合した厚みを１，５ｍ／ｍとした場合
、比重は約１と見なされ、１ｍ２当り約１．５ｋｇとな
り、また従来と同様に炉の内面積を２１０ｍ２とし、１
回に６ｔの被処理材を処理できる炉では、２１０ ｍ２
Ｘ １．５ ｋｇ Ｘ ２００℃ｘ ０ 、２２ ｋｃ
ａｌ／ｋｇ ＝ １３８６０ｋｃａｌとなり、従来炉の
ものに比し約１／６の熱量となる。
３と被膜１７とを合した厚みを１，５ｍ／ｍとした場合
、比重は約１と見なされ、１ｍ２当り約１．５ｋｇとな
り、また従来と同様に炉の内面積を２１０ｍ２とし、１
回に６ｔの被処理材を処理できる炉では、２１０ ｍ２
Ｘ １．５ ｋｇ Ｘ ２００℃ｘ ０ 、２２ ｋｃ
ａｌ／ｋｇ ＝ １３８６０ｋｃａｌとなり、従来炉の
ものに比し約１／６の熱量となる。
従って、炉内の被処理材の実体温度が２００℃±３とす
ると、熱風を１秒間に約１０ｍもの速度で流動する必要
があるが、岩綿が芯材１３と被膜１７で覆われているの
で、岩綿の繊維が飛び散ることなく、しかも炉壁に吸収
される熱も非常に少くなり、熱効率を大きく向上し得る
ものである。
ると、熱風を１秒間に約１０ｍもの速度で流動する必要
があるが、岩綿が芯材１３と被膜１７で覆われているの
で、岩綿の繊維が飛び散ることなく、しかも炉壁に吸収
される熱も非常に少くなり、熱効率を大きく向上し得る
ものである。
更に、この考案による壁面によれば、従来のものに比し
製作の施工が容易になることは勿論、安価に提供できる
効果を奏するものである。
製作の施工が容易になることは勿論、安価に提供できる
効果を奏するものである。
第１図はこの考案による炉の壁体を示す断面図、第２図
はこの考案による壁体で構成した処理炉を側面より見て
示す断面図、第３図は同じく正面より見て示す断面図で
ある。 １・・・・・・炉体、１１・・・・・・炉枠、１２・・
・・・・内壁、１３・・・・・・芯材、１４・・・・・
・ボルト、１５・・・・・・ワッシャー、１６・・・・
・・ナツト、１７・・・・・・被膜。
はこの考案による壁体で構成した処理炉を側面より見て
示す断面図、第３図は同じく正面より見て示す断面図で
ある。 １・・・・・・炉体、１１・・・・・・炉枠、１２・・
・・・・内壁、１３・・・・・・芯材、１４・・・・・
・ボルト、１５・・・・・・ワッシャー、１６・・・・
・・ナツト、１７・・・・・・被膜。
Claims (1)
- 炉体１の内壁１２が岩綿で形成してあり、熱風を強制的
に循環する低温熱処理炉において、岩綿層の内壁１１の
内表面にガラス繊維製の春休より成る芯材１３を貼付け
、芯材１３の内表面に耐熱性接着剤より戒る被膜１７を
附着したことを特徴とする低温熱処理炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14823679U JPS5913233Y2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 低温熱処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14823679U JPS5913233Y2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 低温熱処理炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5665959U JPS5665959U (ja) | 1981-06-02 |
| JPS5913233Y2 true JPS5913233Y2 (ja) | 1984-04-19 |
Family
ID=29379373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14823679U Expired JPS5913233Y2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 低温熱処理炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913233Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010230293A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Kawakami Tekkosho:Kk | 加熱炉 |
| JP2010230291A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Kawakami Tekkosho:Kk | 加熱炉 |
-
1979
- 1979-10-25 JP JP14823679U patent/JPS5913233Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5665959U (ja) | 1981-06-02 |
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