JPS59131880A - スラグの分離方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶解炉において溶融金属上に浮遊するスラグ
の分離方法に関する。

従来の定置式の溶解炉においては、出滓口が出湯口より
も上方に設けられていて、スラグを先に取り出すように
なっている。しかし、このような従来のものでは、色々
な運転条件、あるいは装人材剥の色々な性質によって、
スラグと溶融金属とが完全に分離されない場合があると
いう問題点を（１） 胸している。

そこで本発明は、どのような状況下においてもスラグを
完全に排出させ、スラグの混入されていない溶融金属を
得るようにすることを目的とするものである。

この目的を達成するため本発明は、溶解炉において溶融
金属上に浮遊するスラグをオーバーフローにより分離さ
せるスラグの分離方法であって、スラグ／溶融金属の液
面の一部に正圧を作用させて、溶融金職の液面の残部を
その上のスラグとともにオーバーフロー縁まで上昇させ
ることを特徴とするスラグの分離力法を提案するもので
ある。

したがって、本発明によれば、比較的簡単でかつ経済的
な方法によって、スラグを完全に分離できる。スラグ／
溶融金属の液面を上昇させるのに必要なエネルギは用較
的少址で済み、通常の寸法の炉においては１　ｂａｒ程
度の正圧が必要とされるだけである。

以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図において、溶解炉（１）は定置式とさく２） れ、仕切壁（２）によって何重（５）と木戸（８）とに
分割されている。この仕り壁（２）は炉（１）の底部近
く壕で達しており、連通口（３）が形成されて、溶融金
属（９）が何重（５）から木戸（８）に向けて流れるよ
うになっている。何重（５）は蓋（４）にて閉め切られ
ており、しかも気密状ルに保持されている。何重（５）
内の空間には、図示しない圧力源が接続されている。（
６）はこの圧力源に接続される圧力導入口である。

炉（１）内において装入金属が溶解すると、何重（５）
および木戸（８）内に溶融金属（９）が存在することに
なり、この溶融金属（９）はスラグ００層で覆われてい
る。

出滓口すなわちオーバーフロー縁（７）が炉（１）の上
部に設けられている。溶融金属（９）の取り出し用とし
て、炉（１）の底の最深部には、従来式の出湯口θ刀が
設けられている。

Ｉｉ＋ｊ記図外の圧力源によって、何重（５）内に正圧
が作用される。これを、第２図における圧力導入口（６
）の矢印で示す。この正圧により何重（５）内における
溶融金属の液面が下がる。これにより何重（５）内の溶
融金属（９）が連通口（３）を経て木戸（８）へ押込ま
れ（３） る。すると、木戸（８）において、〆融企属（９）がそ
の上で浮遊しているスラグＯＱとともに上昇する。この
ときの上昇量は、何重（５）内に供給される圧力流体の
量によって左右される。この上昇によりスラグ０１がオ
ーバーフロー縁（７）から排出されるが、木戸（８）内
に存在するすべてのスラグ（１（ｙが排出可能なように
装置を設計する心安がある。１１１１炉（５）内の正圧
が解除されると、第３図に示す状態となる。すなわち、
何重（５）と木戸（８）との液面が再び同じ高さとなる
。このとき、何重（５）の溶融金属（９）の液面上には
、依然として比較的少量のスラグ（ＩＩが浮遊している
。

溶融金属（９）は、従来の方法と同様にして、出湯口Ｑ
ｌ）を介して木戸（３）から取り出すことができる。

いわゆるサンプ（Ｓｕｍｐｆｆａｈｒｗｅｉｓｅ　）法
を通用して、技術的理由から少量の溶融金属（９）を炉
（１）内に残す場合は、第４図に示すように出湯口０１
）を出湯工程の最終段階で閉じ、何重（５）の底に設け
た出湯口０匂から出湯させる。この少量の溶融金Ｍ　（
９）には少量のスラグ０（参が含まれているが、このス
ラグ（１１は側（４） 炉（５）から連通口（３）を経て木戸（８）内に達し、
後続の溶解工程において、この間に生じたスラグととも
に、上に説明したとおシにオーバーフロー縁（７）から
排出される。

しかしＩＰ（１）を完全に空にする場合、すなわちサン
プ量（Ｓｕｍｐｆｍｅｎｇｅ　）を−切代さない場合は
、溶融金属（９）は出湯口０１）から特別な容器へ分離
され、これにより炉（１）内に残っている少量のスラグ
が排出される。

以下に本発明の好適な実施例を列記する。

囚、溶解炉（１）において溶融金属（９）上に浮遊する
スラグａりをオーバーフローにより分離させるスラグの
分離方法であって、スラグ（１１／溶融金属（９）の液
面の一部に正圧を作用させて、溶融金属（９）の液面の
残部をその上のスラグａ１とともにオーバーフロー縁（
７）まで上昇させることを特徴とするスラグの分離方法
。

（Ｂ）、正圧により降下すべきスラグ０す／溶融金属（
９）の量が、分離排出すべきスラグ０１の量に相当する
ことを特徴とする前（４）項に記載のスラ（５） グの分離方法。

（Ｃ）１色々な高さに出滓口と出湯口を備えた定ＩＮ式
の溶解炉（１）で構成される装置であって、炉（１）に
、スラグＯＣ）／溶融金属（９）の一部を分離可能であ
るとともに、その下端に連通口（３）が形成可能な仕切
壁（２）を設けて、炉（１）の分離された領域を連通口
（３）までの閉状態の何重（５）として構成し、この何
重（５）（圧力導入口（６）の近傍）に圧力源を接続し
、何重（５）が分離された残りの炉（１）部分を木戸（
８）として、この木戸（８）の上部の壁部分にオーバー
フロー縁を設けたことを特徴とする前（３）項および（
Ｂ）項に記載の方法を実施するためのスラグ分離装置。

（Ｄ）、仕切壁（２）が炉（１）の底部近傍まで達して
いることを特徴とする前ｆＣ１項に記載のスラグ分離装
置。

（Ｅ）、炉（１）の底部に少なくとも１つの出湯口が設
けられていることを特徴とするｍ　（Ｃ）項および（Ｄ
＋項に記載のスラグ分離装置。

（Ｆ）、炉（１）の底部が、何重（５）からオーツく一
フロー（６） 縁（７）に向けて傾斜していることを特徴とする萌ｔＣ
１項からｔＥ１項に記載のスラグ分離装置。

（Ｇ）、細い（５）の底面積と木戸（８）の底面積との
比が層高１＝５であることを特徴とする１−Ｉｔｔ　（
Ｃ）項から（Ｆ１項に記載のスラク分離装置。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明方法の一実施例を各工程段階に
分けて示す図である。 （１）・・・溶解炉、（２）・・・仕切壁、（５）・・
・細い、（７）・・・オーバーフロー縁、（８）・・・
木戸、（９）・・・溶融金属、叫・・・スラグ 代理人　　　森　　本　　義　　弘 （７）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｌ　溶解炉において溶Ｍ’ａ　４ｔ　Ｊ７４上に浮遊す
   るスラグをオーバーフローにより分離させるスラグの分
   離方法であって、スラグ／溶融金属の液面の一部に正圧
   を作用させて、溶融金属の液面の残部をその上のスラグ
   とともにオーバーフロー縁まで上昇させることを特徴と
   するスラグの分離方法。