JPS5913051Y2 - 木材加工機械の安全装置 - Google Patents

木材加工機械の安全装置

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JPS5913051Y2
JPS5913051Y2 JP13953480U JP13953480U JPS5913051Y2 JP S5913051 Y2 JPS5913051 Y2 JP S5913051Y2 JP 13953480 U JP13953480 U JP 13953480U JP 13953480 U JP13953480 U JP 13953480U JP S5913051 Y2 JPS5913051 Y2 JP S5913051Y2
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JP
Japan
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wooden board
cylinder
plate
piston
holding member
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JP13953480U
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JPS5762004U (ja
Inventor
矯吉 田中
Original Assignee
田中機械工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は木材加工機械の安全装置、特に木板を当て板に
押圧するための押え部材の安全装置に関し、押え部材に
誤って手指を挾んでも簡単に取出すことができるように
したものに関する。
木材加工機械、例えば木材を切断する鋸盤は、高速回転
せしめた円板状の鋸歯を基台上に据えておき、これに木
材を押し付けながら切断するか、あるいは基台に固定し
た木材に高速回転せしめた円板状の鋸歯を押し付けなが
ら移動させて木材を所望の大きさに切断するものである
しかしながら上述の如き鋸盤の鋸歯は高速回転している
ため、手指等人身を瞬時に切断あるいは傷付けるため非
常に危険である。
第1図〜第3図は上述した従来の基台に固定した木材を
切断する鋸盤を説明するための図で、第1図は立型の鋸
盤を示す斜視図である。
図中、1は鉄材により構成された基台で、基台1の上に
は横方向に長く定盤2が取付けられている。
この定盤2は被加工物である木板3の下縁3aを位置決
めして載置する部分であり、前記木板3を定盤2に沿っ
て楽に移動させることができるように、複数個のコロ2
aが取付けられている。
基台1の後部には、第2図に示すようほに、主柱4が立
設されている。
5は基台1と主柱4の上端部4a間に傾斜して取付けら
れた当て板で、木板3の背面はこの当て板5に当接され
る。
なお、当て板5には後述する支持柱6と対向する位置に
上下に長いスノット5aが形成されており、このスリッ
ト5aから鋸歯円板8が出入するものである。
支持柱6は主柱4の上端4aと基台1間に設けられ、当
て板5から適当な間隔をあけて配設されている。
7は押え部材で、該押え部材7は絶縁物例えば油を含浸
させた木材にて形成されている。
また、押え部材の中央には、第5図に示すように鋸歯円
板8が入り込むスリツ)7aが形成されている。
9および10は支持柱6に枢着されたクランク部材で、
これらの一端は押え部材7に回転自在に取付けられ、他
方端はワイヤー、金属棒等より成る連結部材11に回転
自在に取付けられている。
12は支持柱6上に取付けられたエアーシリンダで、前
記連結部材11を上下方向(矢印A−B方向)に駆動す
るものである。
当て板5の後面略中夫には上下方向にガイド支柱13が
立設されており、このガイド支柱13には鋸歯円板支持
機構14がこれに沿って上下方向に移動可能に保持され
ている。
なお、14aは鋸歯円板支持機構14を保持しているキ
ャリア、14bは鋸歯円板8を前後方向に移動させるエ
アーシリンダである。
15は鋸歯円板支持機構14をガイド支柱13に沿って
上下方向に移動させるためのモータ、16は鋸歯円板支
持機構14を支持するワイヤ、17はワイヤ16の先端
に締結された錘、18はエアーシリンダ12.14 b
に送るエアを圧縮するコンプレッサ、モータ15等の制
御回路等を収納する制御ボックス、19および20は鋸
屑を吸い出すフレキシブルダクト、21は制御用の足踏
みスイッチ、22は木板3の位置決めを行うための位置
決めノブであり、これらの設定位置は調節自由である。
次に、木板3の切断動作について説明する。
木板3を第1図に示すように、定盤2上を滑らせて、当
て板5と押え部材7との間のスリットを通して先縁を位
置決めノブ22に当接せしめた後、足踏スイッチ21を
押圧する。
この動作で制御ボックス18内の動作シーケンス機械が
働いて、先ずエアーシリンダ12内にエアを送って連結
部材11を矢印A方向に移動させ、クランク部材9,1
0を回動させて押え部材7を木板3に押し付けて木板3
をしっかりと当て板5上に固定せしめる。
この動作が終了すると、鋸歯円板支持機構14が予めセ
ットされた高さまで上昇した後、鋸歯円板8が高速回転
を始める。
鋸歯円板8が所定の回転数に達すると、エアーシリンダ
14 bにエアが送られて鋸歯円板8は当て板5に設け
たスリツ)5a内を木板3方向に移動して木板3に切り
付ける。
そして、モータ15が回転を始めると、鋸歯円板支持機
構14がガイド支柱13に沿って降下を始めるため、鋸
歯円板8はスリット5aに沿って降下して木板3を切断
する。
鋸歯円板支持機構14が完全に降下し、鋸歯円板8が木
板3を切断すると、エアーシリンダ14 bにエアが送
られて鋸歯円板8はスリツt−5a内に引込むと共に、
回転を停止する。
鋸歯円板8が停止すると、エアーシリンダ12にエアが
送られて連結部材11を矢印B方向に移動させ、クラン
ク部材9,10を回転させて押え部材7を木板3から離
し、1サイクルの動作シーケンスは終了する。
ところで、前述した従来例の場合、木板3を押え部材7
にて当て板5に押えつける前に、木板3を所定位置に確
実に位置させるため、操作者が自身の手で木板3を押え
付けたりするので、誤って足踏スイッチ21を押圧した
時、押え部材7と木板3との間に手を挾み強圧され、手
、指が抜けなくなったり、切断する等大きな事故になる
危険な状態がしばしばあった。
本考案は斜上の点に鑑み、例え、誤って押え部材7と木
板との間に手、指を挾んでも、手、指が簡単に抜けるよ
うにし、前記大きな事故の発生を防止したものである。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
なお、前記従来例と同一の部品あるいは同一の部分は同
一の符号とし、且つ、その詳細は省略した。
第4図は本考案の実施例を示す側面図、第5図および第
6図は本考案の要部動作を示す拡大した正面図である。
図面から明らかなように、本考案は前記従来例で説明し
たエアーシリンダ12と連結部材11との間に直列にス
プリング付シリンダより戊る緩衝器23を配設したもの
で、その詳細について第5図で説明すると、支持柱6に
は従来例と同様エアーシリンダ12が固定されており、
エアーシリンダ12はエアによって移動するピストン1
2bはシリンダ12aより外方へ突出し、その一端は緩
衝器23のシリンダ23 a内に位置している。
12 Cはピストン12bに設けた空気漏れ用のパツキ
ンである。
また、支持柱6の半円形状の突出部6aにボルトナラ)
9aにより取付けられたクランク部材9の一端は押え部
材7にボルトナラ)9bにより取付けられ、他端はボル
トナツト9Cにより連結部材11の取付は用の取付棒2
4に取付けられている。
取付棒24はボルトナラ)−24aにより緩衝器のシリ
ンダ23 aの端部に取付けられている。
シリンダ23 a内に位置しているピストン12 bに
はスプリング23 bが嵌装されている。
23 Cはピストン12bの先端にナツト23 dによ
り固定されたスプリング23 bの抜は防止兼シリンダ
23 aを移動させるための駆動板で、該駆動板23
Cはピストン12 bの移動に伴なってシリンダ23
aの大巾部23 e内をスプリング23 bの弾力に抗
して移動すると共にシリンダ23 aを移動させ、最後
にその後段部23 fと当接し移動を中止する。
なお、連結部材11はその先端にネジ部11 aが設け
てあり、・ネジ部11 aにより取付棒24にネジ止め
されるものである。
第5図において、3は木板、5は当て板、7bは突出部
6aの逃げ部である。
次に本考案の動作について説明すると、木板3を従来と
同様定盤2上を滑らせ、当て板5と押え部材7との間の
スリットを通して先縁を位置決めノブ22に当接せしめ
た後、足踏スイッチ21を押圧する。
この動作で制御ボックス18内の動作シーケンス機構が
働いて、先ずエアーシリンダ12内にエアが送られるた
めピストン12 bが第5図矢印穴方向に移動を開始す
る。
ピストン12bの移動に伴ないスプリング23 bは駆
動板23 Cに押圧ぎれ、その弾力はシリンダ23 a
に伝達するためシリンダ23 aも徐々に矢印A方向に
移動し、連結部材11も同方向へ移動する。
従って、連結部材11あるいは取付棒24に取付けられ
たクランク部材9,10もボルトナラ)9a、10aを
中心に回動し、押え部材7を当て板5方向に移動させ、
木板3と当接する。
この時、木板3を押える弾力はスプリング23 bの軽
い弾力であるが、押え部材7が木板3に当接後はビス↓
ン12bはスプリング23 bを圧縮しながら第6図に
示すように駆動板23 Cが段部23 fに当接するま
で移動する。
従って、最後は木板3はスプリング23 bの圧縮され
た弾力とエアとにより確実に押え付けることができる。
この固定動作が終了した後、前記従来例と同様、鋸歯円
板8等が動作して木板3の切断が行われるがここでは省
略する。
切断が終了すると、エアーシリンダ12にエアが送られ
、ピストン12 bが第6図矢印B方向に移動を開始す
るため、先ずスプリング23 bの圧縮力を解除し、そ
の後、シリンダ23 aを同方向に移動させるため連結
部材11.取付棒24も同方向に移動し、クランク部材
9,10を回動させ、押え部材7を木板3から離し、■
サイクルの動作シーケンスは終了する。
なお、前記実施例は立型の鋸盤に本考案を実施したもの
であるが、これを横型の鋸盤にも実施できることはいう
までもなく、また、鋸盤以外の木材加工機械へもほとん
ど変更なしに実施できる。
また、緩衝器23としてスプリング付シリンダを用いた
が必ずしもスプリング付シリンダを用いなくとも例えば
エヤ一式油圧式ゴム等の緩衝器でも本件と同様な効果が
あり、本件に属すること勿論である。
以上詳細に説明した通り、本考案は当て板5に添わせて
配設した木板3を押え部材7に前記当て板5に押圧し、
鋸等を前記押え部材7近傍で移動させて木板3を挽く木
材加工機械において、内部をピストン12bが移動し該
ピストン12 bの一端が外部に突出するエアーシリン
ダ12と上記押え部材7に取付けられた連結部材11と
の間に緩衝器23を配設し、該緩衝器23は、シリンダ
23 aの一端より挿通した上記ピストン12 bの端
部に設けられた駆動板23 Cと、該シリンダ23 a
の上記ピストン12bを挿入した側の一端と該駆動板2
30間をバイアスするスプリング23 bとを有し、ピ
ストン12bがエアーシリンダ12側へ移動し木板3を
押え部材7に当て板5に当接した後は、駆動板23 C
がシリンダ23 aの段部23 fに当接し木板3を押
え部材7にて当て板5に押圧し木板3を固定することと
したので、誤って押え部材7と木板3との間に手、指を
挾んでも、押え部材7の弾力は最初緩衝器23のみの軽
い弾力であるので、すみやかに手、指を引き抜くことが
でき、従来のように手、指が抜けなくなったりすること
がないので、手、指を切断したり、傷付けたりすること
がない。
また、スプリング効果により木板を最初やわらかく、さ
らに、シリンダで強圧するので、二次押え作用となり、
木板は確実にガタックことなく固定され、木板の精度が
良く、品質向上となるばかりか機械特に鋸歯円板8を破
損させることもない等の多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来例を示し、第1図は立型鋸盤の斜
視図、第2図は同側面図、第3図は部分的な拡大斜視図
、第4図〜第6図は本考案の実施例を示し、第4図は立
型鋸盤の側面図、第5図は拡大した要部正面図、第6図
は木板3を固定した状態を示す拡大した要部正面図であ
る。 図中、3は木板、5は当て板、6は支持柱、7は押え部
材、8は鋸歯円板、9,10はクランク部材、11は連
結部材、12はエアーシリンダ、12 aはシリンダ、
12 bはピストン、23は緩衝器、23 aはシリン
ダ、23 bはスプリング、23 Cは駆動板、23d
はナツト、23eは大巾部、23 fは段部、24は取
付棒である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 当て板に添わせて配設した木板を押え部材にて前記当て
    板に押圧し、鋸等を前記押え部材近傍で移動させて木板
    を挽く木材加工機械において、内部をピストンが移動し
    該ピストンの一端が外部に突出するエアーシリンダと上
    記押え部材に取付けられた連結部材との間に緩衝器を配
    設し、該緩衝器は、シリンダの一端より挿通した上記ピ
    ストンの端部に設けられた駆動板と、該シリンダの上記
    ピストンを挿入した側の一端と該駆動板間をバイアスす
    るスプリングとを有し、ピストンがエアーシリンダ側へ
    移動し木板を押え部材にて当て板に当接した後は、駆動
    板がシリンダの段部に当接し木板を押え部材にて当て板
    に押圧し木板を固定することを特徴とする木材加工機械
    の安全装置。
JP13953480U 1980-09-30 1980-09-30 木材加工機械の安全装置 Expired JPS5913051Y2 (ja)

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JP13953480U JPS5913051Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 木材加工機械の安全装置

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Publication Number Publication Date
JPS5762004U JPS5762004U (ja) 1982-04-13
JPS5913051Y2 true JPS5913051Y2 (ja) 1984-04-19

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