JPS59129602A - 切削用工具ホルダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、工作機械等における切削用工具ホルダに関す
るものである。

一般に、切削刃加工において、工具寿命が延長されれば
工具費、工具交換に要する作業工数が低減されるだけで
なく　加工寸法精度及び面粗さも改善される等、多くの
利益がもたらされる。

工具寿命に係る原因には、工具の摩耗、チッピング及び
欠損等があり、このうち工具の摩耗に関しては工具材質
を高硬度にしたり、高硬度の表面処理を施す等の手段が
採られているが、チッピング及び欠損に関しては、工具
形状の変更、切削速度の低減等の手段が採られているに
すぎず、チッピング−及び欠損の要因である衝撃、振動
を低減させるような抜本的な対策はなされていない。特
に、最近の工具では、セラミックスのような高硬度の工
具が出現しているが、靭性が低いためにチッピングや欠
損が生じ易く、それらに対して十分に対応できるものが
なく、し〃）も工具ホルダは中実であるから振動や衝撃
に対しての減衰手段もなく、工具寿命が著しく短くなっ
ている等の欠点がある。

本発明は、〃）たる実情に鑑みて提案されたものであり
、工具の欠損及びチッピングのうち振動に基因するチッ
ピングを防止することを目的−とし、工具ホルダ或いは
工具スピンドルに乾性摩擦による振動減衰対策を施し、
工具寿命の延長を図った切削用工具ホルダを提供せんと
するものである。

以下、本発明に係る切削用工具ホルダを図面に示した実
施例に基づいて具体的に説明する。

ＷＪ１図（ａ）の）　（ｃ）Ｉｒｉ本発明に係る工具及
び工具ホルダの一実施例を示す上面図、側面図及び要部
の断面図てあり、工具ｌ及びチップブレーカ２はクラン
プ駒３を介して工具ホルダ４に固定されており、クラン
プ駒３はクランプねじ５により締付けられている。工具
ホルダ４の内部には、複数本の丸棒を配役した減衰装置
６が挿入されており、各丸棒とおしは相互に適度の圧力
で接触した状態になっている。なお、減衰装置′６内の
丸棒は、円筒体としてその内部に砂や粉体を充填したも
のでも良り＠ このような工具ホルダ４に工具Ｘｆｃ取付けて切削物を
刀ロエした場合には、工具１が工具ホルダ４とともに振
動し、工具ｌにチッピングを発生させる・工具１のチッ
ピング現象は、振動が少ない程起り難いものであるが、
工具ホルダ４が振動すると、減衰装置６の九欅間で相対
すベクが生じ、これによって幾動エネルギーが吸収され
るので減衰効果が生じる・従って、チッピング現象が減
少し、工Ａ寿命が延長されるものである。

第２図Ｃａ）　（ｂ）　（Ｃ）は本発明の他の実施例を
示す上面図、ｉｌ［１面図及び断面図であり、工具ホル
ダ４の内部には丸棒の代りに螺旋状に板材を重ねた角形
の減衰装置７が挿入されている。また、第３図（ａ）　
（ｂ）　（Ｃ）は本発明の第３の実施例を示す上面図、
側面図及び断面図であシ、工具ホルダ４の内部に径の異
なる円筒体を多重に重ねてなる減衰装ｍａｔ−挿入した
ものて、中心部には円柱体実施例はＰ３部を中窒にして
所望の減衰装置を挿入するとともに、第１図に示した実
施例より相対すベク薗が多くなっているため、より大き
な減衰効果が期待できるとと亀に、１４３図に示した実
施例に′Ｊ？ｉて減衰装置８が向−寸法であれば、より
高い剛性を有する仁とができる。

以上、図面に示した実施例にもとづいて詳細に説明した
ように、本発明に係る切′削用工具ホ　　　”ルダは、
内部に乾性摩擦が生じる減衰装置を組みこんだ簡単な構
造であり切削扉工中の工具及び工具ホルダの振動を低減
させることが可能であるから振動に起因するチッピング
現象を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）（ｃ）ないし第３図（ａ）（ｂ）（
ｃ）は本発明に係る工具及び工具ホルダの三つの実施例
を示す上面図、側面図及び要部の断面図である。 １・・・工具 ２・・・チップブレーカ、 ３・・・クランプ駒、 ４・・・工具ホルダ、 ５・・・クランプねじ、 ６、７、８・・・減衰装置。 特許出願人 三菱重工業株式会社 復　　代　　理　　人 弁理士　光　石　士　部（他１名） 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 切削工具ホルダの内部に乾性摩擦を利用した相対すべり
   面を有する振動減衰装置を組み込んだことを特徴とする
   切削用工具ホルダ。