JPS5912079B2 - 超音波トランスデュ−サ - Google Patents

超音波トランスデュ−サ

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JPS5912079B2
JPS5912079B2 JP2885079A JP2885079A JPS5912079B2 JP S5912079 B2 JPS5912079 B2 JP S5912079B2 JP 2885079 A JP2885079 A JP 2885079A JP 2885079 A JP2885079 A JP 2885079A JP S5912079 B2 JPS5912079 B2 JP S5912079B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R17/00Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers
    • H04R17/005Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers using a piezoelectric polymer

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  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高分子圧電膜を用いた超音波トランスデユー
サに関する。
更に詳しくは、特公昭53−26799号公報においで
明らかにされた高分子圧電膜の厚み振動モードを直接的
に利用してなる超音波の発生、受信用の超音波トランス
デユーサの実用性を一層高めた改良された超音波トラン
スデユーサに関する。
高分子圧電材料は、大きい面積のものが容易に得られる
こと、加工性がよく、曲面への接合も容易であることか
ら、無機圧電材料では期待できないような作用・効果を
奏する超音波振動子として利用できる。
高分子圧電材料の音響インピーダンスは、無機圧電材料
の音響インピーダンスの数分の1からl/10であり、
水、生体あるいは有機材料のそれに近い。
従って、これらに伝播する超音波ノための好都合な送・
受信子となり得る。
しかるに、高分子圧電膜を超音波トランスデユーサとし
て用いる場合、次に述べるような問題点がある。
すなわち、超音波探傷あるいは超音波診断などの超音波
を利用した装置においては、IMHz−10MHzの周
波数が多用されている。
よく知られているように、超音波トランスデユーサにお
いては電気入力に対する音響出力の割合(効率)を大き
くするには、振動子の共振周波数を使用周波数に合わせ
る必要がある。
このためには、目的とする周波数によってあらかじめ定
められた厚さの圧電膜を必要とする。
高分子圧電体の代表例であるポリフン化ビニリデンの場
合、周波数定鉄foto=115KHz −cm(fo
:厚み自由振動子の共振周波数、to =厚さ)である
ので、例えば、超音波診断に常用されている例えば2.
5MHzの超音波を効率よく送・受信するためには、半
波長駆動の場合460μm1%波長駆動の場合でも23
0μmの厚さを必要とする。
しかしながら、高分子の圧電性の付与に必要なポーリン
グ電場は、lOvA→程度を要し、上記の例のような厚
い膜のポーリングには、気体放電の問題など種々の困難
を伴ない、厚い膜の高分子圧電膜を得ることが困難であ
り、通常製作容易な範囲は100μm以下である(第1
の欠点)。
さらに、高分子圧電膜を、目的に応じた周波数の超音波
を発生・受信するのに適した厚みに制御することは、製
作上困難である。
なぜなら、高分子圧電膜は多くの場合、未延伸膜を延伸
後、ポーリングして得られるものであり、延伸、熱処理
等の処理条件によって、出発未延伸膜から得られる最終
圧電膜の厚みは、異なる場合が多いからである。
無機圧電材料と異なり、高分子圧電膜の厚みを通常の研
摩方法によって均一に制御するには極めて手数のかかり
実用的でない(第2の欠点)。
さらにまた、高分子圧電膜は、強誘電性無機圧電材料(
例えばPZT)のように、誘電率が高くない。
したがって、膜厚が犬になると、その電気容量が低下し
、従って、振動子の電気インピーダンス力増大し、電源
とのインピーダンス整合性が悪くなるために、電源から
の工洋ルギーが振動子に注入できない事情が生じる(第
3の欠点)。
本発明は、高分子圧電体の可撓性、低音響インピーダン
ス特性、加工容易性などの特長を損うことなく、厚みの
薄い高分子圧電膜を用いて、その固有の振動数(自由共
振周波数)よりも低い周波数の縦波超音波を効率よく(
少い損失で)放射、受信する超音波トランスジューサを
提供することを目的とする。
この目的を達成する本発明は、次の要旨からなる。
厚み方向に振動する高分子圧電膜と、高分子材料からな
る付加層とを有し、該付加層は、前記高分子圧電膜の音
響動作側の面側において、該高分子圧電膜に対して音響
的に結合した状態で積層せしめられ、前記高分子圧電膜
の音響インピーダンスZoと、前記付加層の音響インピ
ーダンスZとが、0.2〈Z<zo〈2なる関係にある
超音波トランスデユーサ。
本発明に云う高分子圧電膜としては、たとえば、ポーリ
ングによって圧電性が付与され、膜の厚み方向に圧電性
を有する高分子膜が用いられ、このような高分子膜を形
成する高分子材料としては、ポリフン化ビニリデン(以
下PVDFと記述することがある)あるいはその共重合
体、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル系重合体、
強誘電体セラミックたとえばジルコン・チタン酸鉛の粉
末が混入された高分子材料がある。
高分子圧電膜の音響動作側の面とは、高分子圧電膜の2
つの膜面のうち、高分子圧電膜の厚み振動モードを利用
して、所望の音響伝播媒体への音波の発信あるいは所望
の音響伝播媒体からの音波の受信に際して、この音響伝
播媒体に向いている側の面を意味する。
以下にKいて、この面を高分子圧電膜の前面と称する場
合がある。
付加層は、前記高分子圧電膜の面側において、該高分子
圧電膜に対して、音響内に結合した状態で積層せしめら
れとは、高分子圧電膜の音響動作側の面と付加層とが、
直接接して音響的に一体化されている形態、あるいは、
高分子圧電膜の音響動作側の面と付加層とが、本発明の
作用効果をそこなわない範囲で、他の目的をもって介在
される介在層(たとえば電極層)を介して、間接的に位
置するが音響的に一体化されている形態を意味する。
この付加層を、以下において前面付加層と称する場合が
ある。
付加層は、本発明の目的達成のための必須の構成要件で
あり、その音響インピーダンスZの値が、高分子圧電膜
の音響インピーダンスZoO値ニ近いか等しい関係にあ
る物質から形成される。
このZとZoとに関しては、0.2 (Z (Zo <
2の関係が満足されることが好ましく、また、0.3
<Z/Zo(2、更には、O−5<Z <Zo (2の
関係が満足されることがより好ましい。
一方、音響伝播媒体を水としたとき、この水の音響イン
ピーダンスZfとの関係において、Z/Zf≧0.5
ノ関係が満足されることが好ましく、更には、ZfくZ
<Zoの関係が満足されることがより好ましい。
このような付加層を形成する物質としては、たとえば、
高分子材料があり、この高分子材料としては、たとえば
ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、PM
MA、ポリスチレン、ABS、ポリエチレン、塩化ビニ
ル、ポリイミド、芳香族ポリアミド、ポリフン化ビニリ
デンあるいはこれらの高分子材料に無機粉体を混入した
ものを適当なものとして挙げることができる。
また、この付加層に形状保持性を期待する場合、これら
の高分子材料にカーボン繊維を介在させてモールドした
フィルムを用いることができる。
更に、音波の波長に比較して十分直径の小さい細い金属
繊維(たとえばステンレス・ファイバー)を高分子材料
中に混入したフィルムも用いることができる。
また、更に、高分子圧電膜と付加層とが一体化された形
態において可撓性を強調したい場合、たとえば、所望の
方向の可変曲率を持つトランスデユーサとしたい場合は
、付加層として、たとえばナイロン、ゴム、ポリウレタ
ン、シリコンゴムのシートを用いることができる。
高分子圧電膜と付加層あるいは、他の介在層と付加層と
を音響的に一体化するには、付加層を形成する材料をあ
らかじめフィルム状に成形し1これを一体化する相手に
接着する。
あるいは、付加層を形成する材料を一体化する相手に直
接塗布して付加層を形成する手段が適当であり、後者の
塗布の場合は、たとえば、PMMAのジクロルベンゼン
溶液、ホリエチレンテレフタレートのクロルベンゼン溶
液が用いられ、塗布後溶媒を蒸発させてもよい。
また塗布後重合させて付加層を形成してもよく、この際
気相重合を用いてもよい。
次に、本発明を具体的実施態様を用いて更に詳細に説明
する前に、各実施態様において用いられる各種特性値の
定義並びにその測定手法について説明する。
膜状圧電体の厚み方向に、張力T1電場Eが働くとき、
厚み振動子の歪みS1電気変位りとT。
Eの関係は次の基本式で与えられる。
ここでC1β”は力学損失、誘電損失を考慮した複素弾
性率(aT/as )Dと複素電気感受率(aElaD
)Sであり、力学損失正接ψ=tanδm誘電損失正接
ψ二tanδe と次の関係がある。
また、hは圧電定数(実数)である。
厚さt1面積A1密度ρ、音速Vの圧電体の表、裏面に
おいてそれぞれF1tF2の負荷(力)が加わり、U工
、C2の速度で運動し、(角振動数ω)、電極間に電圧
v1電流I3が流れるときには、これらの間には の関係が成立する(例えば池田拓部「固体の音波物性」
(和田へ三久編)p57(槙書店、1967)ここで である。
非圧電膜に対しては、(1)においてh=。とおけばよ
い。
一般に、トランスジューサの一般的構成は第1図に示す
如くになる。
ここで0,1゜2、n、fで示した層はそれぞれ、圧電
膜、前方の非圧電膜(1,2,・・・・・・n)、およ
び伝播媒体(水、生体など)であり、1/、 2/、・
・・・・・m’、bで示された層は後方非圧電膜である
これらは必要に応じて接着層、電極、保護膜、支持板、
反射板であってもよく、また本発明に云う付加層であっ
てもよい。
e 、 e’は電極である(厚み、質量を無視しである
)。
第1図の系を駆動する場合の等価回路は、(1)式をも
とに、各層の界面における力と、変位が連続であり、ま
た圧電体内部での実電荷が零であるとして求められる。
その結果を第2図に示す。第2図にぢいて、 であり、ZAI t Zcl t Z’AJ t z/
cj 等も、それぞれの層の2−ρv、v、t、ψか
ら同様な表穴であられされる。
Φ−hCoは、二次側コイルの巻線比である。
第2図の回路をZSの内部インピータンスを持つ電源に
接続する場合、の4端子網回路をまとめると第3図の如
く表わされる。
電源からみたトランスジューサの電気インピータラスを
zLとする。
このとき、電源からのエネルギーpoは次のように配分
、消費される(第4図)。
ZSとZinの不一致ニよる反mPr 、 トランスジ
ューサへの入力エネルギーPT (=P□−Pr )、
前方への音響放射エネルギーPAf、背面への音響放射
エネルギーPAb、およびトランスジューサの内部消費
(熱)エネルギーPth0ここでPth−PT−(PA
f +PAb)である。
ここでである。
したがって次のように、各種の損失が定義される。
こgで、非破壊超音波検査用のトランスデー−サの実用
性を高めるには、TLfが出来るだけ広帯域で小さくな
るように、また、TLbが大きくなるように設計する必
要があることが明らかになる。
本発明をなすに当つ−〔、作成したトランスデユーサの
特性の測定、評価方法は、次の通りである。
作成したトランスジューサのCLf 、TLf 。
MLを次の方法で実測した。
まずCLfの測定は第5図に示すようニ、トランスジュ
ーサを既知のインピーダンス(50Ω)を持つ、高周波
パルス電源で励振し、発生した超音波パルスを水中に放
射する。
これを真鍮ブロックで反射させ、同じトランスジューサ
で受信する。
受信信号を増幅、検波L テ出力をシンクロスコープ上
に表示する。
一方、励振電圧を減衰器を通し、同じ増幅器で増幅・検
波して、シンクロスコープ上に表示する。
二つの表示が同じになるように、減衰器の減衰量(dB
)を決める。
これを各周波数で実行する。減衰量を■、−へ、と−す
る2、CI、fは〃の量になる−である。
上式において、Lrefは真鍮の反射損失、Lwは水に
よる超音波の吸収と波面の広がりによる損失、6dBパ
ルスエコー法に付随する、送受信のインピーダンスの並
列接続による損失である(菊池、中鉢応用物理、第36
巻、第11号、P927(1969))。
なお、本発明の実施例の条件ではLref +Lwはほ
ぼ1dBある。
MLを求めるために、超音波の反射の無視できる水槽に
トランスジューサを入れ、そのインピーダンスzLを電
気入力に対する反射電圧およびその位相を第6図の装置
で測定することによって求めた。
本発明の実施例では、高分子圧電体として、一軸延伸し
たポリフン化ビニリデンを120℃において10 V/
zの電場で1時間ポーリングして得られる圧電膜を使用
した。
その圧電定数、音速など、電気・音響的性質は本発明者
の一人が報告した、高分子圧電膜自由振動子の共振法に
よって決定された(大東、J、Appl 、Phys
、 47.949(1975))。
本実施例におけるトランスジューサの理論的評価には、
諸々の物質の物性値として、次の値が用いられている。
次に、本発明を、具体的実施例並びに比較実施例を用い
て、更に詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る超音波トランスデユーサの代表
的態様の模式図であり、第1図イルへの各図において、
図の下方が音響伝播媒体が位置する側であり、従って、
図においては高分子圧電膜11の下面が高分子圧電膜1
1の音響動作側の面に相当する。
第1図イルへにおいて、高分子圧電膜11の音響動作側
の面には、直接あるいは間接的に、高分子圧電膜11の
音響インピータツスZoO値に近いか等しい値の音響イ
ンピーダンス2を有する付加層12が位置している。
第7図へ〜への態様においては、高分子圧電膜11の音
響動作側の面と反対側の面(以下においてこの面を高分
子圧電膜の背面と称する場合がある)にも直接あるいは
間接的に付加層13が位置した超音波トランスデユーサ
が示され、これらも本発明に係る超音波トランスデユー
サの範ちゅうに含まれることを意味している。
一対の電極14.14は、高分子圧電膜11の両面に、
直接あるいは、電極としての作用効果を奏する範囲内に
おいて、他の介在層を介して、たとえば、付加層12あ
るいは付加層13を介して、位置している。
なお、以下の説明において、本発明の必須の構成要件で
ある付加層12すなわち前面付加層に対して付加層13
を背面付加層と称する場合がある。
第8図は、本発明に係る超音波トランスデユーサの具体
的構造の一例の断面図である。
円桂状の支持体15の前面に電極をかねた背面音響反射
板16が取り付けられ、その周囲は、接着剤等による厚
み(段差)調整材11にてかためられ、反射板16の前
面にはPVDFからなる高分子圧電膜11が取り付けら
れ、高分子圧電膜11の前面には、電極層14が設けら
れ、電極層14の前面には、PvDFからなる付加層1
2が貼着され、その周囲は、電極層14に電気的に接続
された導電性薄板18を介して接着剤層19により固め
られている。
反射板16からは一方のリード線20が、電極層14か
らは他方のリード線21が導出されている。
このトランスデユーサは、付加層12の前面において音
響伝播媒体22に接している。
支持体15は、音響インピーダンスの小さい材料、たと
えば、高分子材料で形成され、この高分子材料としては
、たとえばPMMA。
PS、ABS、ベークライト、エポキシ樹脂が適当であ
り、また、可撓性を要する場合には、エラストマー、ゴ
ム状物質たとえばゴム、シリコンゴムが用いられる。
反射板16は、高分子圧電膜11および支持体15より
も音響インピーダンスの十分大きい物質、一般には、金
属たとえばAu5Cu、Wから形成される。
なお、高分子圧電膜11の背面の電極を、高分子圧電膜
11にあらかじめ形成した場合は、反射板16に、絶縁
物質たとえばPZTなどのセラミンク板を用いることも
できる。
なお、第8図においては、第1図イに示したタイプの本
発明に係る超音波トランスデユーサを背面音響反射板1
6の前面に設けたものを示したが、この超音波トランス
デユーサに代えて第1図口〜へに示す他のタイプの本発
明に係る超音波トランスデユーサを背向音響反射板16
の前面に設けてもよく、この際一方の電極14は、反射
板16に兼務させてもよい。
実施例1および比較実施例1 第9図は、本発明に係る超音波トランスデユーサの実施
例の模式的構造図およびその効果を示すグラフである。
厚さ30μm1面積0.92cmのPVDF圧電膜11
0両面に電極14.14を設けた圧電素材の前面に、厚
さが7.5μm130μm160μm(DPVDF(非
圧電性、圧電性いづれでもよい)からなる背面付加層1
2をそれぞれ接着した3種の本発明に係る超音波トラン
スデユーサ及び、前面付加層12を例等設けない、すな
わち、前面付加層12の厚み0μmの変換素子について
損失CLf=ML +T Lf 周波数特性を測定し、
その結果を第9図に示した。
一方、第10図は、本発明の効果を確認する目的で、本
発明者等が試みた比較実施例におけるトランスデユーサ
の構造およびその効果を示すグラフである。
この比較例のトランスデユーサは、丁度第9図における
本発明にいう前面付加層に代えて、本発明にいう前面付
加層の条件から著しくはずれた厚さ6665μmからな
るCu板23を高分子圧電膜11の前面に電極14を介
して設けたものである。
この第10図のグラフから明らかな通り、この比較実施
例の超音波トランスデユーサは、ある特定の周波数たと
えばハ波長板の場合は、はx f □ /2、fg、3
fo/2では損失が小さくなるが、それ以外の周波数に
おいては損失が急激に大きくなり、狭帯域のフィルター
的特性を持つことが明らかである。
なお、第10図には、PVDEの力学損失および誘電損
失がない場合(ψ−0.ψ=0)とある場合(ψ二0.
1 、ψ=0.25)とを示しである。
なお、いずれもCu板の力学損失は無視(ψ=O)しで
ある。
ここで、第9図の本発明の場合と、第10図の比較実施
例の場合とを比較すると、損失すなわちCLf二TLf
十MLの周波数特性が、本発明の場合は、極めて広帯域
になっているばかりでなく、損失もほとんど増大してい
ないことが明らかとなる。
また、本発明の場合は、前面付加層12の厚みに応じて
、共振周波数(TLfが極小を示す周波数)が低周波側
に移行する。
したがって前面付加層12の厚みを制御することによっ
て、高分子圧電膜11の厚みを変えることなく、目的と
する周波数に共振点を持つトランスデユーサの作成が可
能となり、高分子圧電膜の前述した製作上の困難を除く
ことができる。
さらに、またこの実施例においては、付加層12が高分
子圧電膜の電極を介して設けられるので、付加層12が
電極の保護層となり、トランスデユーサの耐久性の向上
と、外部への電気の漏洩を防止し安全性を高める点にお
いても効果がある。
実施例 2 第11図は、本発明に係る他の超音波トランスデユーサ
の断面図である。
下面にフランジ部を有する金属製のハウジング24の内
側においてフランジ部内面上に両面に電極14.14が
設けられ高分子圧電膜11が載置され、その前面には、
フランジ部空間に位置して前面付加層12が形成され、
その周囲とフランジ部周囲との間には固定用接着剤25
が間挿され、一方、高分子圧電膜11の背面には、電極
14を介して背面付加層13が形成され、電極14の上
面周囲には、電極とIJ−ド線結合用の金属板リング2
6が載置され、背面付加層13、金属板リング26、電
極14および高分子圧電膜11とハウジング24の内面
との間隙は、固定用接着剤27にて埋められている。
更に、金属板リング26からは、外部にリード線20が
取り出され、ハウジング24は、接地されている。
前面付加層12前表面は、音響伝播媒体22である水の
中に没している。
第12図は、第11図に示した構造のトランスデユーサ
にSいて、高分子圧電膜11として厚さ76 pm 、
面積4.4cdのPVDF圧電膜を用い、前面付加層1
2として、厚さくtf) 25 ttmと50μmのポ
リエステルフィルム(東し■製1ルミラー”)を高分子
圧電膜11に電極14を介して接着し、背面付加層13
として、厚さくtb)25μmと50μmのポリエステ
ルフィルム(東し■製1ルミラー1)を高分子圧電膜1
1に電極14を介して接着したもの並びに背面付加層1
3がないものの4種のトランスデユーサについての本発
明の効果を示すグラフである。
実施例工の場合と同様に、この実施例2のものも広帯域
特性をもち、また、前面付加層12あるいは背面付加層
13の厚みを変えることによって、共振周波数を所望の
ものに容易に調整できることが明らかである。
実施例 3 第13図は、本発明に係る他の超音波トランスデユーサ
の断面図である。
金属円筒28の下端部に仮のフタをし、内方に厚さ10
0μm1直径21.0rIrInのステンレススチール
製の背面反射板16を置き位置決めし1上方より低重合
度PMMAを流し込み、さらに重合を進め支持体15を
形成した。
仮のフタをとりのぞき、背面反射板16の前面に厚さ5
6μmの一軸延伸PVDF圧電膜11を接着し、さらに
この圧電膜11の前面にA7を蒸着し、厚さ0.3μm
の電極14を形成した。
この電極14の前面に、厚さ25μmのポリエステルフ
ィルム(東し■製”ルミラーI)からなる前面付加層1
2を接着した。
その外側より、前面付加層12の前面が外方にのぞく状
態で金属製の先端筒体29を円筒2Bに螺着固定した。
なおリード線20は、電極をかねる反射板16よりあら
かじめ導出しておき、前記PMMAの流し込みに応じて
その中に埋設される。
この超音波トランスデユーサを水中に浸し、電源(50
Ω)から数μs時間幅を持つ高周波パルスを水中に放射
し、真鎮板で反射された音波を同じトランスデユーサで
受信した。
第14図にこのトランスデユーサの損失TLfの周波数
特性を示す。
一方、前記(υ−(5)式によってこのトランスデユー
サの損失の理論値を算出し、これを第14図に併記した
第14図から明らかな通り、TLfは2〜3dB以内で
一致し、周波数のピーク値も0.5MHz以内で一致L
S理論値と実測値との一部は満足すべきものである。
比較のため前面付加層12を取り除いたトランスデユー
サのTLfの実測値と計算値とを第15図に示す。
この場合も、実測値と計算値との一致は第14図の場合
と同様によい。
第14図と第15図との間のTLfの周波数特性の差異
は、前面付加層12の有無によるものである。
すなわち、厚さ25μmのポリエステルフィルムからな
6前面付加層12が存在することによって、損失の最小
値を与える周波数が約10MHzから8MHzに低下し
、帯域幅の低下はない。
これによって、製造容易な薄い高分子圧電膜でも低周波
に共振を有するトランスデユーサの製作が可能となり、
且つ、電極14の保護も可能となる。
なお、実測値と計算値との不一致の主な原因は、接着剤
(エポキシ樹脂)層が有限の厚みを持つことによるもの
と考えられる。
実施例 4 実施例3と同様の構造の超音波トランスデユーサにおい
て、PvDF圧電膜11の前面に、厚さ5μm、25μ
m並びに50μmのポリエチレンテレフタレー) CP
ET )膜からなる前面付加層12を設けた場合の非同
調変換損失CLfおよび電気音響変換損失TLfの周波
数特性と、前面付加層12を設けない場合のoLf、’
rLf との比較を第16図に示す。
この際の、高分子圧電膜11には厚さ76μmのl軸延
伸膜をポーリングしたPVDF膜を用い、背面反射板1
6には、阿波長板(厚さ168μm)となる、直径11
.3rrRの銅板を用いた。
また、厚さ50μmの付加層には、厚さ50Amの東し
■製“ルミラー“を接着により形成しい厚さ25μm並
びに5μmの付加層には、ポリエチレンテレフタレート
のクロロフェノール溶液を塗布、乾固して形成した。
これら超音波トランスデユーサの損失CLf 。
TLfの周波数特性の計算結果が第16図のグラフであ
る。
実測の結果は、第16図に示された計算結果と共振周波
数において0.5MHz以内、損失は3dB以内で一致
した。
共振周波数は、付加層12の厚みとともに低周波に移行
し、かつ、比帯域幅(損失3dB増大における周波数範
囲△fと共振周波数frの比△f/f r月よ、付加層
12の厚みが、0.5.25.30μmに対して、△f
/f rは、それぞれ、0.52.0.54.0.57
.0.63で、付加層12の厚みの増大に従って、増大
する。
実施例 5 第17図は、本発明に係る他の超音波トランスデユーサ
の断面図である。
外径が20wILのポリカーボネート製のパイプ30中
に、円柱部の直径が13rImLのホーン形状の銅の支
持体31を嵌挿し、上方よりエポキシ樹脂32−C−f
里め込み、一方、厚さ76μmのPVDF圧電膜11を
接着剤を介して、支持体31の半径30rtvnの前面
湾曲凹球面に圧力を加えて接着した。
このPVDF圧電膜11にはあらかじめ、背面の一部と
前面の全体にAtが蒸着され電極14.14が形成され
ている。
更に電極14の周辺部には、導電性接着剤により、リン
青銅の薄板リング33を接着した後、ホントプレスで成
型した厚さ19.38.57並びに76μmのPVDF
未延伸膜からなる前面付加層12をPVDF圧電膜11
の前面に電極14を介して接着した。
更に、リード線20を支持体31から、リード線21を
前面の電極14から導出し1全体を金属ケース34に収
納し、前面付加層12を有しないものを含めて5種類の
トランスデユーサを作成した。
このように構成された超音波トランスデユーサによって
水中へ超音波を放射する場合あるいは水中からの音波を
受信する場合のTLfの周波数特性の計算値を第18図
に示す。
実施例4の場合と同様に、前面付加層12を設けること
によって、最小のTLfを与える周波数(共振周波数)
は低周波側に移行し、製作容易な薄い高分子圧電膜を用
いて生体等の超音波診断に使用できる制御された周波数
の音波の発生が可能となったのみでなぐ比帯域幅を増大
させ、かつ、キャパシタンスの低下のない優れた超音波
トランスデユーサが提供される。
このトランスデユーサの焦電の位置(50rIrjn)
に置いた真鍮板からのエコー信号の強度を測定すること
によって得たTLfの周波数特性の測定値は、計算値と
はy一致した。
この実施例における前面付加層12の厚さが38μmの
トランスデユーサを用い、かつ、電源トノインピーダン
ス整合をとるために、高周波コイルL(I、’5μH)
を直列に結合し1ケース中に収納した。
このトランスデユーサを横方向に次元走査してパルスエ
コー法による従来の無機圧電体を用いて行なわれて来た
と同様の超音波断層法によって、水中に置いた魚の断層
像(頭部、側面〕を5MHzの周波数を用いて得たとこ
ろ、方位、深さ分解能は極めて満足すべきものであった
実施例 6 第19図の基本構成図に示すように、PMMAの支持基
体15、Cuの背面反射板16、両面をAt蒸着した厚
さ76μmのPVDI(一軸延伸圧電膜)11およびP
VDF(一軸延伸非圧電膜〕の前面付加層12を順次積
層した。
PVDF前面付加層の厚さを19μm138μm176
μm1152μmにし、これに対応して背面反射板を2
10ttm、245ttm、320ttmz 500t
tmの厚みに定めた。
反射板の厚さは、最も低い損失を与える共振周波数付近
で、イ波長板として動作するように定められたものであ
る。
第20図は、これらのトランスデユーサを水中で動作さ
せた場合の損失TLfを示したものである。
152μmの前面付加層を用いた場合には、2.5MH
zで最大の効率を持つが、同[周波数に共振を持つ、前
面付加層のないトランスデユーサでは、230 Itm
のPVDF圧電膜を必要とし、その作成は容易でない。
また、この場合、圧電膜の厚みの増加に伴って電気容量
が低下し、MLが増大するが、本発明の場合には電気容
量が低下しないので電源との整合性を悪くせずに用いる
ことができる。
実施例 7 第21図に示すように、支持基本15をベークライト板
(Z=4.84 X 1 o6KgAr?−s) と
し、反射板16を銅板(厚さ50μm、面積1.0ci
)とし、高分子圧電膜11を圧電性PVDF(厚さ70
μm)とし、前面付加層12をPET (厚さ100μ
m)とし、これらを積層した超音波トランスデユーサA
1同様にベークライト基体15、Cu板16 (50t
tm )、PVDF圧電膜11(140ttm )、P
ETフィルム12(25μm)を積層したトランスデユ
ーサB1および比較のためにPMMA支持基材15、C
u箔16(40μm入PVDF圧電膜11(76μm)
、前面付加層なしのトランスデユーサCの三種について
、TLfを求めた。
結果を第22図に示す。A、Bの共振周波数は、ともに
Cに比較して低周波に移行しているがAでは、それに加
えて、はぼ2倍の周波数(〜10MHz)附近に、損失
の小さい共振がある。
このために、きわめて広い帯域特性を持つようになり、
さらに短パルス駆動も可能となる。
以上に種々の実施例を用いて示した通り、本発明に係る
超音波トランスデユーサは、共振周波数の低減化、広帯
域化、低電気容量化に顕著な効果を奏するのみならず、
実施例7に示されるように、支持基体、背面反射板、前
面付加層の材料、それらの厚みを適切に選ぶことにより
、より高周波で低損失の動作を行なわせることも可能と
なるのである。
さらに、比較的大きい力学損失を持つ高分子圧電膜の厚
みを大きくせず、低力学損失を有する他の高分子膜を付
加層として利用できることも、低損失のトランスデユー
サを作成する上での利点となる。
さらには、付加層は、耐水、耐薬品、耐摩耗の機能を有
し、また電気漏洩の防止機能も奏する。
従って、本発明に係る超音波トランスデユーサは、従来
それ自体は知られていた高分子圧電膜を効果的に利用し
、実用性を極めて高めた超音波トランスデユーサと君え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トランスデユーサの一般的構成を説明する図
、第2図は、第1図の系を駆動する場合の等価回路図、
第3図は、第2図の回路を内部インピーダンスを持つ電
源に接続する場合の4端線回路図、第4図は、第3図に
おいて、電源からのエネルギーPoの配分、消費状態を
説明する図、第5図は、損失CLfを測定するための方
法装置の説明図、第6図は、損失MLを測定するための
方法装置の説明図、第1図は、本発明に係る超音波トラ
ンスデユーサの種々の実施態様を説明する模式図、第8
,11.13,17,19および21図は、本発明に係
る超音波トランスデユーサの種々の態様を説明する図、
第9,10,12゜14.15,16,18.20およ
び22図は、本発明の効果を比較例と対比して示すグラ
フである。 図面の簡単な説明:11・・・・・・高分子圧電膜、1
2・・・・・・付加層又は前面付加層、13・・・・・
・付加層又は背面付加層、14・・・・・・電極、15
・・・・・・支持体、16・・・・・・反射板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 厚み方向に振動する高分子圧電膜と、高分子材料か
    らなる付加層とを有し、該付加層は、前記高分子高分子
    圧電膜の音響動作側の面側にKいて、該高分子圧電膜に
    対して、音響的に結合した状態で積層せしめられ、前記
    高分子圧電膜の音響インピーダンスzOと、前記付加層
    の音響インピーダンス2とが、0.2〈Z/ZOく2な
    る関係にある超音波トランスデユーサ。
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