JPS5911783B2 - 正逆転装置付遊星減速機 - Google Patents
正逆転装置付遊星減速機Info
- Publication number
- JPS5911783B2 JPS5911783B2 JP52000756A JP75677A JPS5911783B2 JP S5911783 B2 JPS5911783 B2 JP S5911783B2 JP 52000756 A JP52000756 A JP 52000756A JP 75677 A JP75677 A JP 75677A JP S5911783 B2 JPS5911783 B2 JP S5911783B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- supported
- carrier
- planetary
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は正逆転装置付遊星減速機に関するものである。
以下、図面に示す実施例とともに本発明の詳細な説明す
る。
る。
第1図以下は本発明の詳細な説明するもので全体を符号
1で示す遊星減速機はケーシング2に同一軸線上におい
て回転自在に軸承された入力軸3と出力軸4とを有する
。
1で示す遊星減速機はケーシング2に同一軸線上におい
て回転自在に軸承された入力軸3と出力軸4とを有する
。
入力軸3は同じくケーシング2中に回転自在に軸承され
たキャリア5内に嵌入している。
たキャリア5内に嵌入している。
このキャリア5は第1図からも明らかなように一対のプ
レート5a、5bを一定間隔はなして有し、両者は連結
片6によって一体的に連結されている。
レート5a、5bを一定間隔はなして有し、両者は連結
片6によって一体的に連結されている。
そして、一方のプレート5b中に入力軸3の内端が回転
自在に軸承されるとともに、このプレート5bは出力軸
4と一体化されている。
自在に軸承されるとともに、このプレート5bは出力軸
4と一体化されている。
さらにキャリア5のプレート5 a t 5 bの外側
面にはケーシング2により支持されたイラスト軸受Tが
接している。
面にはケーシング2により支持されたイラスト軸受Tが
接している。
前記入力軸3にはキャリア5内において太陽歯車9およ
び太陽歯車10が固定されている。
び太陽歯車10が固定されている。
一方、キャリア5のプレート5 a t 5 b間には
入力軸3と平行にかつ同一円周上に一定角度間隔はなし
て複数本、たとえば4本の軸11が横架固定されており
、これらの軸11には前記太陽歯車9と対応する位置に
遊星歯車12が、また前記太陽歯車10と対応する位置
に遊星歯車13がそれぞれ回転自在に軸承され、遊星歯
車13と太陽歯車10とは互に噛合している。
入力軸3と平行にかつ同一円周上に一定角度間隔はなし
て複数本、たとえば4本の軸11が横架固定されており
、これらの軸11には前記太陽歯車9と対応する位置に
遊星歯車12が、また前記太陽歯車10と対応する位置
に遊星歯車13がそれぞれ回転自在に軸承され、遊星歯
車13と太陽歯車10とは互に噛合している。
また、遊星歯車12と太陽歯車9との間に両者に噛合す
るアイドラギア14が介装されている。
るアイドラギア14が介装されている。
このアイドラギア14は第3図から明らかなように、前
記軸11とは別にキャリア5内に支架された他の軸によ
って軸承されている。
記軸11とは別にキャリア5内に支架された他の軸によ
って軸承されている。
なお、このアイドラギア14は第4図の説明図に示すよ
うに、隣接する2つの遊星歯車12と太陽歯車9とに噛
合させることもできる。
うに、隣接する2つの遊星歯車12と太陽歯車9とに噛
合させることもできる。
この場合遊星歯車4個に対してアイドラギア14は2個
で良い。
で良い。
他方、遊星歯車12の外側には環状の内歯歯車15が、
また遊星歯車13の外側には環状の内歯歯車16とが配
置され、それぞれ遊星歯車12、遊星歯車13に噛合し
ている。
また遊星歯車13の外側には環状の内歯歯車16とが配
置され、それぞれ遊星歯車12、遊星歯車13に噛合し
ている。
これら内歯歯車15.16はその外周面に両者の対向面
側に傾斜した斜面15a、16aが全周にわたって形成
されており、さらに、これら内歯歯車15,16の外側
面はキャリア5のプレー)5a、5bに突設されたスラ
スト軸受17aおよび17bに接している。
側に傾斜した斜面15a、16aが全周にわたって形成
されており、さらに、これら内歯歯車15,16の外側
面はキャリア5のプレー)5a、5bに突設されたスラ
スト軸受17aおよび17bに接している。
ところで、これら内歯歯車15,16の外側には環状の
制動板18が配置されている。
制動板18が配置されている。
この制動板18はその内側には前記斜面i5a、16a
と同一傾斜角度を有する2つの斜面18a 、1 sb
がそれぞれ形成されている。
と同一傾斜角度を有する2つの斜面18a 、1 sb
がそれぞれ形成されている。
ただし、制動板18は中立位置にあるとき、その斜面1
8a>18bは前記斜面15a、16aのどちらにも接
触しないように形成されている。
8a>18bは前記斜面15a、16aのどちらにも接
触しないように形成されている。
さらに、この制動板18は、その両側に水平な肩部18
cがそれぞれ形成され、これら水平な肩部18cは環状
に形成された側板19,20の内縁に気密を保った状態
で、かつ摺動自在に嵌合している。
cがそれぞれ形成され、これら水平な肩部18cは環状
に形成された側板19,20の内縁に気密を保った状態
で、かつ摺動自在に嵌合している。
そして、これら2枚の環状の側板19,20間にはケー
シング2側に固定された環状の内歯歯車受け21が挾持
されており、その内面には前記制動板18の外周縁が気
密を保って摺動自在に嵌合されている。
シング2側に固定された環状の内歯歯車受け21が挾持
されており、その内面には前記制動板18の外周縁が気
密を保って摺動自在に嵌合されている。
したがって、内歯歯車15,16が制動板18を介して
選択的に内歯歯車受け21すなわちケーシング2側に固
定されるように、制動板18は内歯歯車受け21に対し
軸線方向にのみ摺動可能に固定されている。
選択的に内歯歯車受け21すなわちケーシング2側に固
定されるように、制動板18は内歯歯車受け21に対し
軸線方向にのみ摺動可能に固定されている。
なお、側板19゜20には作動空間22内に作動油が供
給できるように油圧ポンプに連結された配管23,24
の一端が開口している。
給できるように油圧ポンプに連結された配管23,24
の一端が開口している。
つぎに、以上のように構成された本実施例の動作につき
説明する。
説明する。
まづ、正転の減速出力が得たい場合には配管23側から
作動空間22内に作動油を供給すると、制動板18は第
1図中右方に移動され、その斜面18bが内歯歯車16
の斜面16aに接して内歯歯車16を強制的に固定する
。
作動空間22内に作動油を供給すると、制動板18は第
1図中右方に移動され、その斜面18bが内歯歯車16
の斜面16aに接して内歯歯車16を強制的に固定する
。
このとき内歯歯車16に加わるヌラストカはスラスト軸
受17bからスラスト軸受7に伝わり、ケーシング2に
よって支持される。
受17bからスラスト軸受7に伝わり、ケーシング2に
よって支持される。
この結果入力軸3の回転は太陽歯車10、遊星歯車13
、キャリア5を介して所定の比率に減速されて出力軸4
から取出される。
、キャリア5を介して所定の比率に減速されて出力軸4
から取出される。
この状態は第2図に示すように通常のプラネタリ−型遊
星歯車装置を構成している。
星歯車装置を構成している。
一方、逆転の減速出力を得たい場合には上記とは逆に配
管24側力)ら作動油を供給し、配管23側は開放状態
とする。
管24側力)ら作動油を供給し、配管23側は開放状態
とする。
この結果、制動板18は第1図中左方に移動され、その
斜面18aが内歯歯車15の斜面15aに接触し、いま
まで自由状態にあった内歯歯車15を固定するため、入
力軸3の回転は第3図にも示す・ように太陽歯車9、ア
イドラギア14、遊星歯車12を介してキャリア5に伝
えられ所定の減速比をもって減速された出力が得られる
。
斜面18aが内歯歯車15の斜面15aに接触し、いま
まで自由状態にあった内歯歯車15を固定するため、入
力軸3の回転は第3図にも示す・ように太陽歯車9、ア
イドラギア14、遊星歯車12を介してキャリア5に伝
えられ所定の減速比をもって減速された出力が得られる
。
なお、このとき内歯歯車15に加わるスラヌトカはスラ
スト軸受17aからスラスト軸受7に伝わり、ケーシン
グ2によって支持される。
スト軸受17aからスラスト軸受7に伝わり、ケーシン
グ2によって支持される。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、油圧に
よって作動される制動板18により、正転、逆転の切換
作動を行なうように構成されているため、切換操作は極
めて容易であり、全体をコンパクトに構成できる。
よって作動される制動板18により、正転、逆転の切換
作動を行なうように構成されているため、切換操作は極
めて容易であり、全体をコンパクトに構成できる。
マタ、船のプロペラスラスト力と内歯歯車固定用スラス
ト力との方向を反対にすることにより、お互い相殺させ
ることも可能である。
ト力との方向を反対にすることにより、お互い相殺させ
ることも可能である。
なお、アイドラギア14は太陽歯車に噛合せず、内歯歯
車と遊星歯車とに噛合された状態でとりつけられてもよ
い。
車と遊星歯車とに噛合された状態でとりつけられてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の縦断側面図、第2図および第
3図は逆転時および正転時の状態の説明図、第4図は本
発明の他の実施例の説明図である。 1・・・・・・遊星減速機、2・・・・・・ケーシング
、3・・・・・・入力軸、4・・・・・・出力軸、5・
・・・・・キャリア、5a。 5b・・・・・・プレート、6・・・・・・連結片、7
・・・・・・突子、8−・・・・案内環、9・・・・・
・太陽歯車、10・・・・・・太陽歯車、11・・・・
・・軸、12・・・・・・遊星歯車、13・・・・・・
遊星歯車、14・・・・・・アイドラギア、15,16
・・・・・・内歯歯車、17 a 、17 b・・・・
・・スラスト軸受、18・・・・・・制動板、19,2
0・・・・・・側板、21・・・・・・内歯歯車受、2
2・・・・・・作動空間、23,24・・−・・配管。
3図は逆転時および正転時の状態の説明図、第4図は本
発明の他の実施例の説明図である。 1・・・・・・遊星減速機、2・・・・・・ケーシング
、3・・・・・・入力軸、4・・・・・・出力軸、5・
・・・・・キャリア、5a。 5b・・・・・・プレート、6・・・・・・連結片、7
・・・・・・突子、8−・・・・案内環、9・・・・・
・太陽歯車、10・・・・・・太陽歯車、11・・・・
・・軸、12・・・・・・遊星歯車、13・・・・・・
遊星歯車、14・・・・・・アイドラギア、15,16
・・・・・・内歯歯車、17 a 、17 b・・・・
・・スラスト軸受、18・・・・・・制動板、19,2
0・・・・・・側板、21・・・・・・内歯歯車受、2
2・・・・・・作動空間、23,24・・−・・配管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一方のプレート5bに出力軸4を備えた一対のプレ
ート5a、5bからなりケーシング2に回転自在に軸支
されたキャリア5と、このキャリア5内に位置する2つ
の太陽歯車9゜10を備えた前記一方のプレート5bお
よびケーシング2に軸支された入力軸3と、前記キャリ
ア5内に支架された軸11上に軸支されアイドラギア1
4を介して前記一方の太陽歯車9に噛合する遊星歯車1
2および他方の太陽歯車10に噛合する遊星歯車13と
、これら両遊星歯車12,13にそれぞれ噛合する内歯
を有し外周面を斜面15a、16aに形成した2つの内
歯歯車15,16と、前記斜面15a。 16aに対応する2つの斜面18a、18bを有し油圧
によって軸線方向に移動することにより前記2つの内歯
歯車15,16を選択的に固定する軸線方向にのみ摺動
可能な環状の制動板18とを備え、前記アイドラギア1
4は前記軸11とは別にキャリア5内に支舶れた軸によ
って軸支され、また前記両内歯歯車15゜16はキャリ
ア5に固設されたスラスト軸受17 a t 17 b
によってスラストを受けるように支承されていることを
特徴とする正逆転装置付遊星減速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52000756A JPS5911783B2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 正逆転装置付遊星減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52000756A JPS5911783B2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 正逆転装置付遊星減速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5386964A JPS5386964A (en) | 1978-07-31 |
JPS5911783B2 true JPS5911783B2 (ja) | 1984-03-17 |
Family
ID=11482524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52000756A Expired JPS5911783B2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 正逆転装置付遊星減速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5911783B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6313191U (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-28 | ||
JPH057029Y2 (ja) * | 1986-01-30 | 1993-02-23 | ||
JPH057022Y2 (ja) * | 1986-01-30 | 1993-02-23 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019128160B9 (de) | 2019-10-18 | 2021-01-21 | Höhn Gmbh | Zweiganggetriebe für Elektromotoren |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS559732Y2 (ja) * | 1972-09-28 | 1980-03-03 | ||
JPS559733Y2 (ja) * | 1972-11-20 | 1980-03-03 |
-
1977
- 1977-01-10 JP JP52000756A patent/JPS5911783B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH057029Y2 (ja) * | 1986-01-30 | 1993-02-23 | ||
JPH057022Y2 (ja) * | 1986-01-30 | 1993-02-23 | ||
JPS6313191U (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5386964A (en) | 1978-07-31 |
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