JPS59115268A - エアゾール式ハロン系消火剤の品質保持方法 - Google Patents
エアゾール式ハロン系消火剤の品質保持方法Info
- Publication number
- JPS59115268A JPS59115268A JP21957082A JP21957082A JPS59115268A JP S59115268 A JPS59115268 A JP S59115268A JP 21957082 A JP21957082 A JP 21957082A JP 21957082 A JP21957082 A JP 21957082A JP S59115268 A JPS59115268 A JP S59115268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- halon
- preserving
- fire extinguishing
- container
- extinguishing agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なハロン系消火剤の保存方法に関する。
さらに詳しくは乾燥剤、好ましくはシリカゲルを入れた
容器内にハロン系消火剤を密封することを特徴とするハ
ロン系消火剤の保存方法に炭酸ガスなどが広く使用され
ている。ハロン系消火剤はこれらの消火剤に比して消火
能力が大きく、長期間の保存が可能であるなどの種々の
利点を有しており、とくに油火災や電気火災に対して有
効であるために航空機、工場、コンピューター室などの
消火器用あるいは消火設備用として採用されている。ま
たエアゾール式にして家庭における火災の初期消火用に
も使用されつつある。
容器内にハロン系消火剤を密封することを特徴とするハ
ロン系消火剤の保存方法に炭酸ガスなどが広く使用され
ている。ハロン系消火剤はこれらの消火剤に比して消火
能力が大きく、長期間の保存が可能であるなどの種々の
利点を有しており、とくに油火災や電気火災に対して有
効であるために航空機、工場、コンピューター室などの
消火器用あるいは消火設備用として採用されている。ま
たエアゾール式にして家庭における火災の初期消火用に
も使用されつつある。
ハロン系消火剤としては、たとえば四フッ化二臭化エタ
ン、三７ツ化臭化メタン、二７フ化塩化臭化メタンなど
があげられ、これらは単独もしくは混合して用いられ、
加圧状態（たとえば空気、窒素ガス、炭酸ガスなどによ
る加圧）で保存容器内に密封充填される。
ン、三７ツ化臭化メタン、二７フ化塩化臭化メタンなど
があげられ、これらは単独もしくは混合して用いられ、
加圧状態（たとえば空気、窒素ガス、炭酸ガスなどによ
る加圧）で保存容器内に密封充填される。
ハロン系消火剤それ自体は非常に安全で安定性の高いも
のであるが、水分に対しては非常に敏感な物質であり、
飽和量（室温で約８０ｐｐｍ ）以上の水分が混入する
と分解をおこして腐食性の強い物質に変化し１．これが
容器を腐食させる。
のであるが、水分に対しては非常に敏感な物質であり、
飽和量（室温で約８０ｐｐｍ ）以上の水分が混入する
と分解をおこして腐食性の強い物質に変化し１．これが
容器を腐食させる。
ハロン系消火剤を多量に保存するばあいは脱水を完全に
し、容器の密封を溶接、ネジによる圧縮密封などの方法
で完全にすれば水分の混入を防ぐことができる。一方、
消火器もしくは家庭用初期消火剤のように不容量（１ｏ
ｌ！未満）のものでは脱水を完全にし、容器の密封を完
全にすることは困難である。すなわち、大容量の容器か
ら小分は分注する際に設備または大気中の水分を必ず吸
収してしまうし、また初期において水分が飽和量以下で
密封されたとしても密封を溶接、ネジによる圧縮密封な
どにより行なわないばあいは、水分が接合部より透過す
るため保存時の安定性が著しく劣るなどの欠点を有する
。
し、容器の密封を溶接、ネジによる圧縮密封などの方法
で完全にすれば水分の混入を防ぐことができる。一方、
消火器もしくは家庭用初期消火剤のように不容量（１ｏ
ｌ！未満）のものでは脱水を完全にし、容器の密封を完
全にすることは困難である。すなわち、大容量の容器か
ら小分は分注する際に設備または大気中の水分を必ず吸
収してしまうし、また初期において水分が飽和量以下で
密封されたとしても密封を溶接、ネジによる圧縮密封な
どにより行なわないばあいは、水分が接合部より透過す
るため保存時の安定性が著しく劣るなどの欠点を有する
。
しかしながら小容量の容器が必要なことは言うまでもな
く、実際に消火器、家庭用初期消火剤などは取り扱う上
から容量が２００ｍＶ〜５１程度のものの必要性が高く
、また容量が小さくなればなるほどハロン系消火剤の密
封が簡易な容器であることが望ましくなる。
く、実際に消火器、家庭用初期消火剤などは取り扱う上
から容量が２００ｍＶ〜５１程度のものの必要性が高く
、また容量が小さくなればなるほどハロン系消火剤の密
封が簡易な容器であることが望ましくなる。
そこで本発明者らはハロン系消火剤の密封が簡易な小容
量の容器を用いてその保存試験を試みたところ叙上の欠
点が容器の密封方法のみの改良では防げないことを確か
めた。とくに水分が容器のパツキンなどのシール材、樹
脂材質部分を透過して内部に至ることを防止するのは非
常に困難であり、また不経済であった。
量の容器を用いてその保存試験を試みたところ叙上の欠
点が容器の密封方法のみの改良では防げないことを確か
めた。とくに水分が容器のパツキンなどのシール材、樹
脂材質部分を透過して内部に至ることを防止するのは非
常に困難であり、また不経済であった。
かかる現状に鑑み、本発明者らは容器内の水分を除去す
べく各種の試験を行ない、鋭意研究を重ねた結果、乾燥
剤を入れた容器内にハロン系消火剤を密封することによ
り水分によるハロン系消火剤の分解を抑制し、該消火剤
を長時間にわたり簡単に保存しうろことを見出し、本発
明を完成するにいたった。
べく各種の試験を行ない、鋭意研究を重ねた結果、乾燥
剤を入れた容器内にハロン系消火剤を密封することによ
り水分によるハロン系消火剤の分解を抑制し、該消火剤
を長時間にわたり簡単に保存しうろことを見出し、本発
明を完成するにいたった。
すなわち、本発明は乾燥剤を入れた容器内にハロン系消
火剤を密封することを特徴とするハロン系消火剤の保存
方法に関する。
火剤を密封することを特徴とするハロン系消火剤の保存
方法に関する。
乾燥剤には化学反応を利用する化学的乾燥剤と吸着剤の
吸湿特性を利用する物理的乾燥剤があるが、本発明にお
いては、用いる容器（アルミ缶、ブリキ缶など）そのも
のに対する腐食性のない物理的乾燥剤、たとえばシリカ
ゲル、合成ゼオライト、活性アルミナ、活性白土などを
用いる。乾燥剤はハロン系消火剤の約１重量％でよいが
、それより多くてもかまわない。ただし１重量％より少
ないばあいは長期間保存したときに効果が若干劣る。
吸湿特性を利用する物理的乾燥剤があるが、本発明にお
いては、用いる容器（アルミ缶、ブリキ缶など）そのも
のに対する腐食性のない物理的乾燥剤、たとえばシリカ
ゲル、合成ゼオライト、活性アルミナ、活性白土などを
用いる。乾燥剤はハロン系消火剤の約１重量％でよいが
、それより多くてもかまわない。ただし１重量％より少
ないばあいは長期間保存したときに効果が若干劣る。
本発明における乾燥剤の効果をつぎに示す方、／
法にしたがって調べた。
すなわち、ハロン系消火剤、その助剤および噴射剤と本
発明の乾燥剤を容量４００ｍｔのブリキ缶またはアルミ
缶に密封充填し、１日８時間（その他の時間は屋外に放
置）、４５°ａ１湿度９０％の恒温恒湿槽に６ケ月間放
置したのち、容器内部の状態を観察した。結果を第１表
に示す。
発明の乾燥剤を容量４００ｍｔのブリキ缶またはアルミ
缶に密封充填し、１日８時間（その他の時間は屋外に放
置）、４５°ａ１湿度９０％の恒温恒湿槽に６ケ月間放
置したのち、容器内部の状態を観察した。結果を第１表
に示す。
第１表の結果から明らかなように、乾燥剤は水分浸入に
よるハロン系消火剤の分解を抑制し、とくにシリカゲル
は他の乾燥剤に比して顕著な効果を発揮した。また用い
るハロン系消火剤種による効果の差はなく、助剤、噴射
剤としてほかのものを加えてもハロン系消火剤を用いる
限り本発明の効果は変わらなかった。
よるハロン系消火剤の分解を抑制し、とくにシリカゲル
は他の乾燥剤に比して顕著な効果を発揮した。また用い
るハロン系消火剤種による効果の差はなく、助剤、噴射
剤としてほかのものを加えてもハロン系消火剤を用いる
限り本発明の効果は変わらなかった。
叙上の観察のほかに、第１表中の試料番号１のものに関
して、フロン系消火剤の分解を定量的に調べるためにガ
スクルマドグラフ（条件：ＤＥＭ２５％（クロモソルプ
Ｐ）、カラム温度＝３５°Ｃ１キャリヤーガス：Ｈｅ、
流ｊｌｋ ： ５０ｍ１／分）を行なった結果、空気の
ピークが２分１０秒に検出され、分解発生物と推測され
るものが２分４０秒、３分、５分１０秒に検出され、一
方四フツ化二臭化エタンが４７分にピークとして検出さ
れた。
して、フロン系消火剤の分解を定量的に調べるためにガ
スクルマドグラフ（条件：ＤＥＭ２５％（クロモソルプ
Ｐ）、カラム温度＝３５°Ｃ１キャリヤーガス：Ｈｅ、
流ｊｌｋ ： ５０ｍ１／分）を行なった結果、空気の
ピークが２分１０秒に検出され、分解発生物と推測され
るものが２分４０秒、３分、５分１０秒に検出され、一
方四フツ化二臭化エタンが４７分にピークとして検出さ
れた。
なお、ハロン系消火剤は比重が大きいため、はとんどの
乾岸剤が液面に浮くが、液面に浮かべても液相中に沈め
てもあるいは袋などに入れて気相中に入れでも効果は変
わらなかった。
乾岸剤が液面に浮くが、液面に浮かべても液相中に沈め
てもあるいは袋などに入れて気相中に入れでも効果は変
わらなかった。
３９１−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 乾燥剤を入れた容器内にハロン系消火剤を密封する
ことを特徴とするハロン系消火剤の保存方法。 ２ 乾燥剤がシリカゲルである特許請求の範囲第１項記
載のハロン系消火剤の保存方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21957082A JPH0230952B2 (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | Eazoorushikiharonkeishokazainohinshitsuhojihoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21957082A JPH0230952B2 (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | Eazoorushikiharonkeishokazainohinshitsuhojihoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59115268A true JPS59115268A (ja) | 1984-07-03 |
| JPH0230952B2 JPH0230952B2 (ja) | 1990-07-10 |
Family
ID=16737576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21957082A Expired - Lifetime JPH0230952B2 (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | Eazoorushikiharonkeishokazainohinshitsuhojihoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0230952B2 (ja) |
-
1982
- 1982-12-14 JP JP21957082A patent/JPH0230952B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0230952B2 (ja) | 1990-07-10 |
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