JPS59114044A - 植物繊維マツトの深絞り成形法 - Google Patents

植物繊維マツトの深絞り成形法

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Publication number
JPS59114044A
JPS59114044A JP22352582A JP22352582A JPS59114044A JP S59114044 A JPS59114044 A JP S59114044A JP 22352582 A JP22352582 A JP 22352582A JP 22352582 A JP22352582 A JP 22352582A JP S59114044 A JPS59114044 A JP S59114044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber mat
mat
fiber
fibers
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP22352582A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Nakajima
中嶋 保雄
Kozo Takayama
高山 弘三
Takashi Shimada
孝 島田
Osamu Fujioka
修 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd, Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP22352582A priority Critical patent/JPS59114044A/ja
Publication of JPS59114044A publication Critical patent/JPS59114044A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は柔軟性に富んだ植物繊維マットの型適応性を一
層増大させて行う深絞り成形法に関するものである。
一般に植物繊維マットは、繊維の密度が大きい板体であ
って剛性に富むために、深絞り成形においては型適応性
に乏しく、成形時に亀裂等が生じ易くて一定深さ以上の
成形に用いるには問題があり、この問題点に鑑みて綿、
麻等の天然セル0−ス長繊維を混入したり或いは0−ル
で押圧する等の方法によって繊維の絡み合いを減少させ
ることが行われているが、深絞り成形に適する充分な柔
軟性、型適応性を付与することができないものである。
本発明はこのような問題点を解消するために、木質パル
プ及び天然セルロース繊維を主体とし且つ内部に互に分
離しない多数の層を形成して柔軟性を付与された植物繊
維マットを使用し、この繊維マットの表裏面に水打ちを
行ったのち、繊維マットの片面に金網を配設することに
より金型への適応性を一層増大させた状態で熱圧成形す
ることを特長とする植物繊維マットの深絞り成形法を提
供するものである。
本発明の方法を更に詳しく説明すると、成形される植物
繊維マット(1)の−例としては、木質パル190〜5
0重量%に対して綿繊維等の天然セル0−ス長繊維を1
0〜SO重量%混合し、さらに繊維重量に対して熱硬化
性樹脂をj−20重量%の制令で添加して湿式抄造法に
より得られたもので、その内部に/、3%厚以下の多数
の層(2) (2) −−−−(2)が天然セル0−ス
長繊維によって互に分離しないように連結された状態で
存在し、隣接する層(2) (2)間に剥離部(8)が
形成されているものである。
このような層(2)は、湿式抄造法によって得られたウ
ェットマットを脱水、乾燥してなる繊維マットに厚さ方
向及び面方向の反復剪断力を加えることにより得られる
ものであり、この層間剥離部(3)を有する多数の層(
2)によって繊維マット(1)は非常に柔軟性に富み、
型適応性が向上しているものである。
この型適応性を一層増大させて深絞り成形を容易にする
と共に得られる成形品の剛性を向上させるために、まず
、繊維マット(1)の表裏面に水打ちをする。
この水打ちは繊維マット(1)の表裏層部の含水率を中
心層部より上昇させるために行われるものであり、その
手段としては繊維マット(1)を水中浸漬する方法、マ
ット(1)の表裏面にスプし一塗布、ロール塗布等の方
式のいずれにより行ってもよい。
マット(1)の表裏面に供給される水分量は、マット重
量に対し30−!;0%であり、従って、含水前におい
て繊維マット(1)の中心層及び表裏面が第2図に示す
ように均一な含水率であったのが含水処理により、第3
図に示すように中心層がそのま−で表裏層のみが70倍
以上の含水率を保有することになる。このため、マット
表裏層部の繊維は水分によって一層柔軟化し、互の結合
が弱体化して型適応性が向上するものである。
このように、表裏層部の水分が中心層部にまで浸入する
前の状態、即ち、中心層がら厚さ方向に大きな水分含有
勾配を有する状態で熱圧成形すると、水分の存在により
木質繊維中のりタニシが熱によってガラス転移がし易く
なり、成形後の繊維間の結合力が強くなり、製品の強度
が大となるものである。
これに対して、繊維マット(1)に水打後、長時間放置
すると、マットの中心層部の含水率が上昇し、その結果
、マット全体のり1俵力が大巾に低下して繊維マット(
1)を金型に沿って成形する時に引張りによる繊維の切
断が生じ易くなり、製品の強度が低下する。従って、水
打後、速かに(約30分以内)に熱圧成形をするのが好
ましい。
このような表裏層の含水率が高い繊維マット(1)を熱
圧成形する場合、繊維マット(1)の表裏いずれかの面
に金網を配設して熱圧成形する。この場合、金型の型面
に合わせて形成した金網を使用してもよく、この金網を
金型面に固定しておいてもよい。
この金網を配設すると、繊維マットの熱圧成形時に、マ
ットから発生する水蒸気の放出が容易となると共に、金
網が引張材として作用し、マットに作用する引張力を軽
減する効果を発揮するために、マットの柔軟性と相俟っ
て深絞り成形により発生する亀裂を大巾に減少させるこ
とができる。
なお、熱圧条件は、木質繊維マットに対する通常の熱圧
条件と略々同一条件、即ち、金型温度20ON250℃
、圧締力/J−〜301’lA−?、圧締時間60〜/
208ea、加圧速度/〜1o1e/8ecカ適用され
、金型形状が複雑になる程、加圧速度を遅くすることに
より亀裂の発生を防止するものである。
次に本発明の具体的な実施例を示す。
実施例 木質パルプ70部とじ一ターにより叩解した綿繊維30
部及び上記繊維に対して熱硬化性粉末フェノール樹脂7
.2部、硫酸バシド1部とからなるパルづスラリーを調
製し、このスラリーを丸網式抄造機に供給して抄造した
のち、約≦θ℃の温風により乾燥して含水率約10%、
厚さ、ff−4%、密度0.3〜o、lIy〜の軟質繊
維マットを得た。
次に、このマットを該マットの進行方向に千鳥状に配列
した多数の0一層間に送り込み、これらの0−ルにより
マットを上下に反復屈曲させながら通過させることによ
って該マットに厚さ方向にr−io層の層間剥離部分を
生じさせた。
こうして処理された植物繊維マットの厚みはg〜/2’
X、1密度ハ0..密度−0,,2f/611 ”r 
アt)、層間剥離部分はマットの長さ方向には不連続な
状態で生じていると共に隣接する層間が綿繊維によって
連結された状態となるために分離することはなく、取扱
い性は良好であった。
次いで、この繊維マットを水中に約30秒間浸漬し、マ
ットの見かけの含水率が110%のものを得たが、水は
マットの表裏層部に含浸して該部分の含水率は大Cl0
O−200%)であり、中心層部には浸透していないも
のである。
このように水打ち処理されたマットは、中心層に水分が
浸入する前に、20メツシユの金網を配した金型に載置
され、温度220℃、圧力20陪−で99880圧締す
ることにより深絞り成形品を得た。
この成形品の形状は第を図に示すような台形状であり、
その表面に亀裂等の発生は認められなかった。
得られた成形品の平面部の物性は次の通りである。
厚さ   2./x 比重   o、ir 曲げ強度 300KGM(他しスバシ/S−)吸水率 
   2S% (2j″’C,2’1時間浸漬)以上の
ように本発明は、木質バルブ及び天然セル0−ス繊維を
主体とし、内部に互に分離しない多数の層を形成してな
る植物繊維マットを金型に沿って成形するに際し、該繊
維マットの表裏面に水打ちを行ったのち、繊維マットの
表裏いずれかの面に金網を配して熱圧成形することを特
徴とする植物繊維マットの深絞り成形法に係るものであ
るから、マット内には互に分離しない多数の層を形成し
ているので、乾式マットと同等の可撓性、型適応性を有
し、しかも各層間においては繊維の絡み合いが強いため
に取扱い時にマットの破壊が生じなく且つ繊維の飛散も
なくして作業環境を良くすることができ、さらに成形時
において、このマットの表裏面に水打ちを行うので、マ
ットの表裏層部の繊維は一層柔軟化し、互の結合が弱体
化して型適応性を一層向上させることができると共に中
心層にまで水分が浸入する前に成形することにより、強
度の大なる深絞り成形品を得ることができるものである
又、繊維マットの表裏いずれかの面に金網を配して熱圧
成形をするので、マットから発生する水蒸気を該金網を
介して外部に放出し得ると共に金網が引張材としての作
用を行って、マットに作用する引張力を軽減し、マット
の柔軟性と相俟って深絞り成形時における亀裂の発生を
防止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は繊維マッ
トの一部の断面図、第2図は水打ち前の含水率を示す線
図、第3図は水打ち後の含水率線図、第を図は深絞り成
形品の簡略斜視図である。 (1)・・・植物繊維マット、(2)・・・層、(8)
・φ・剥離部。 特許出願人 大建工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ 木質バルブ及び天然セル0−ス繊維を主体とし、内
    部に互に分離しない多数の層を形成してなる植物繊維マ
    ットを金型に沿って成形するに際し、該繊維マットの表
    裏面に水打ちを行ったのち、繊維マットの表裏いずれか
    の面に金網を配して熱圧成形することを特徴とする植物
    繊維マットの深絞り成形法。 ■ 繊維マットの表裏面に水打ちした水分がマットの中
    心部に侵入しない間に熱圧成形することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の植物繊維マットの深絞り成形
    法。
JP22352582A 1982-12-20 1982-12-20 植物繊維マツトの深絞り成形法 Pending JPS59114044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22352582A JPS59114044A (ja) 1982-12-20 1982-12-20 植物繊維マツトの深絞り成形法

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JP22352582A JPS59114044A (ja) 1982-12-20 1982-12-20 植物繊維マツトの深絞り成形法

Publications (1)

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JPS59114044A true JPS59114044A (ja) 1984-06-30

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ID=16799505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22352582A Pending JPS59114044A (ja) 1982-12-20 1982-12-20 植物繊維マツトの深絞り成形法

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JP (1) JPS59114044A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024411A (ja) * 1988-06-21 1990-01-09 Masahiko Aoyama 水槽水の濾過方法
JPH07119099A (ja) * 1993-10-25 1995-05-09 Fujimino Corn Seisakusho:Kk 紙成形品の抄紙方法及び紙成形品の乾燥方法
JP2002529270A (ja) * 1998-11-12 2002-09-10 マソナイト コーポレイション リブ付厚板の製造法及びその製品

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