JPS59110918A - 固体潤滑軸受装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の属する技術分野］ この発明は使用される温度領域が比較的広範囲で、固体
潤滑材を使用し泥軸受に関するものである。

［従来技術とその問題点］ 従来の固体潤滑軸受としては、第】図に示すように、ジ
ャーナル１、ハウジング３、固体刊滑材２から成り、固
体潤滑材かジャーナル１に固定される形、固体潤滑材２
そのものでハウジング３を作る場合がある。

これらの従来技術の中で問題となるのは、固体潤滑材２
が脆く、軸受の使用される温度が、組立時の温度を挾ん
で高い温度から低い温度まで変化する時である。即ハウ
ジング３に固体潤滑材２が固定されていて、固体潤滑材
２の熱膨張係数（α５）が・・ウジングの熱膨張係数（
αｈ）より大きい時に、温度が上ると、固体潤滑材２に
圧縮応力が加わり破壊又は変形に到る。逆に、固体潤滑
材２の熱膨張係数（αＳ）か−・ウジングの熱膨張係数
（αｈ）よシ小さい時に、使用温度が下がるとやはり、
固体潤滑材２に圧縮応力が加わり同様の結果（（な−る
。

固体潤滑材２がジャーナル３に固定される場合も同様に
、固体潤滑材２とジャーナル１の熱膨張係数の大小の関
係と、使用温度との組合せで、この場合は引張応力によ
って破壊する。

［発明の目的］ この発明は上記の欠点を改良したもので、脆い固体潤滑
材でも、広範囲の温度変化に対応できる固体潤滑軸受を
提示することを目的とする。

［発明の概要］ 第２図に示すようにジャーナル１、ハウジング３、のど
ちらにも隙間δ１．δ２を保つようなスリーブ状の固体
潤滑材２を組込む構造の固体潤滑軸受である。

軸受として使用するためには軸受部の隙間は出来るだけ
小さい方が望ましい。この点からδ１．δ２としての最
小隙間は次のようになる。

固体潤滑材２の平均直径をＤとして、最高温度（Ｔｈ）
、最低温度Ｔｌで接触するよりなδ１．δ２を定義する
と、 （ｉ）αｈ、αｊ〉α５　の時 ２δ１−Ｄ（αＪ−αｇ　）　（Ｔｈ　　Ｔｏ　）　　
　　　−■２δ２＝Ｄ（αｈ−αｓ　）　（Ｔｏ−Ｔｚ
　）　　　　　−・・■（ｉｉ）αｈ、αｊ〈α５の時 ２δ１＝Ｄ（α８−α３　）　（Ｔｏ　　’ｒ７　）　
　　　　−■２δ２二Ｄ（α５−αｈ）（Ｔｈ　　Ｔｏ
）　　　　　　＝■とな゛る。熱膨張係数の大小によシ
、■、■式が最小の軸受隙間を与える比率となる。

［発明の効果］ この発明によシ、■、■式、又は■、■式のδ１．δ２
を与えると使用する温度範囲では、圧縮応力、引張応力
のいずれも働らくことが彦＜、脆いが、潤滑特性の良い
固体潤滑材を使用することができるようになる。又、若
干の強度を有する場合にはδ１．δ２として、■、■弐
又は■、■式で規定、される値よシも小さく設計するこ
ともできる。しかし仁の場合でも、圧縮応力、引張応力
５を同程度に抑えようとすると■、■式のδ１とδ２の
比率を守れば良い。

［発明の実施例コ 第２図に示すように一般にはジャーナル１と）・ウジン
グ３は金属で作られ、固体潤滑材２として潤滑材を添加
した樹脂、Ｍｏ８２　、　ＷＳ２等の材料を使用した軸
受である。

［発明の他の実施例］ 以上の説明は、固体潤滑材２として１つのスリーブを考
えて来たが、２つ以上のスリーブを入れても同様の効果
が考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術の断面図、第２図は本発明による軸受
装置の断面図である。 １・・・ジャーナル、 ２・・・固体潤滑材、 ３・・・ハウジング。 第　　１　　図 第　　２　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ジャーナル、ハウジングと固体潤滑材から成る軸受にお
   いて、ジャーナル側隙間δ１、ハウジング側隙間δ２、
   ハウジングの熱膨張係数αｈ、ジャーナルの熱膨張係数
   α４、固体潤滑材の熱膨張係数α８、軸受が使用される
   最高温度Ｔｈ、軸受が使用される最低温度Ｔｌ、軸受が
   組込まれる時の温度Ｔ。とじ、かつ、温度条件をＴｈ＞
   Ｔｏ＞Ｔｌとしたとき、α１４．α」〉α、の時、 αｈ、αＪ〈α５の時、 となるような隙間比を持つことを特徴とする固体潤滑軸
   受装置。