JPS5910953B2 - 陶磁器の絵付方法 - Google Patents

陶磁器の絵付方法

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JPS5910953B2
JPS5910953B2 JP649176A JP649176A JPS5910953B2 JP S5910953 B2 JPS5910953 B2 JP S5910953B2 JP 649176 A JP649176 A JP 649176A JP 649176 A JP649176 A JP 649176A JP S5910953 B2 JPS5910953 B2 JP S5910953B2
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JP
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electrostatic latent
ceramics
ceramic
pattern
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JP649176A
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茂 早川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陶磁器の絵付方法に関するものである。
陶磁器の図柄は、手描き、またはマスクなどを使用して
スプレーなどによつて顔料を希望すると10ころに塗布
する方法によつて、描かれている。手描きは古来から広
く行なわれている。これは非常な手間を要するが、微妙
な細工をすることができることから、スプレー法などの
比較的量産性の高い方法よりも、優れた価値の認められ
ている方法15である。ただ、この価値は、工業的な意
味合いのものではなく、むしろ芸術的なものであり、科
学の対象として論することは適切であると言えない場合
が多い。それに対して、一般に量産に用いられているス
プレー法は、マスクを通して行なうことから、微妙な細
工、たとえば細い線描き、陶磁器の内部などへの絵付け
の困難な場合が多く、それにもましてさらに問題になる
のは溶剤の飛散による作業環境の汚染である。本発明は
、このような陶磁器の絵付けにおける問題点を、電子写
真技術を応用することによつて量産性に富み、微細な絵
がらの絵付けも可能な方法を提供するものである。
すなわち、その特徴とするところは、陶磁器の表面に所
望の図柄の静電潜像を形成してから、この静電潜像の電
荷とは逆極性に帯電させた顔料粉末を陶磁器の表面にふ
りかけて現像し、さらに陶磁器を加熱して絵付けをする
ことにある。まず、その一実施例について、第1図を用
いて説明する。
図において、1は陶磁器からなる絶縁性支持基体で13
00℃の温度で焼成されたカオリン系磁器で、その表面
にスズ酸インジウム(ITO)のスパッタリングによる
もの、あるい。クーは、熱処理後発色に寄与しない導電
性高分子等の導電塗料を塗布した導電体層2、を形成し
さらにその表面に光導電体層3を順次積層している。
光導電体層3は、たとえばシリコーン樹脂に酸化亜鉛粉
末を分散させたもので構成することができる。無論、こ
の材料のみに限られるものではない。光導電体材料とし
て酸化亜鉛を使用した場合、光感度が紫外域にあるため
、ローズベンガルなどの色素増感でその波長域をコント
ロールできるため、明室、暗室等の作業環境を選べる利
点がある。また前記の光導電体層の形成において導電性
樹脂の薄いシート、あるいは、カーボンなどの導電材料
粉を紙繊維中に分散させ、導電性を示すようにしたもの
に、この酸化亜鉛一樹脂系光導電層を塗布し、印刷すべ
き陶磁器に張り合わせることによつて光導電体層を形成
する方法もむろん有効である4は細い導線で、光導電体
層3を帯電させるためのものであり、通常、帯電線と称
されている。これは、一般にはタノグステン線や白金線
などが使用されている。帯電線4は光導電体層3の面上
から適当な距離をおいて、導電体層2の表面にできるだ
け平行に張り渡されている。この帯電線4と導電体層2
との間に、図に示すように、直流電圧を印加すると、帯
電線4の線上でコロナ放電がおこる。図の場合には帯電
線4が負極性側であるから、発生したマイナスイオンが
導電体層2側に引かれて、光導電体層3の表面に一様に
付着する。したがつて、光導電体層3の表面(1、これ
らのイオンによつて負に帯電する。次いで光源5を点燈
し、レンズ系6および所望の図柄のスクリーン(これを
図柄スクリーンと称する)7を通して、光導電体層3の
面上に投影する。すなわち、光導電体層3の面上にスク
リーン7の図柄の影を作る。この場合、光導電体層3の
面上の電荷のうち、光のあたつたところのものは、この
部分の光導電体層3の抵抗値が低下するので、この抵抗
部分を通じて失なわれる。したが・つて、導電体層3面
上には、図柄スクリーンの図柄に対応する負電荷の潜像
が形成される。次いで、この面上に正極性に帯電した顔
料粉末を散布すれば、陰影に相当する部分では顔料粉末
が光導電体層3に引き付けられ、潜像の部分に強ぐ付着
する。現像処理後、加熱することによつて陶磁器の表面
に図柄を焼付けることができる。なお、光導電体層に用
いる酸化亜鉛粉末にローズベンガル等で色素増感した場
合、帯電から現像までの工程は、暗室中で実施しなけれ
ばならない。具体的な、前記のカオリン系陶磁器の表面
に形成された静電潜像を顕像化する方法を以下にのべる
まず、顔料粉末を熱可塑性樹脂のエボシキ樹脂を重量比
で78パーセント、そして、発色剤として酸化コバルト
粉末(平均粒径2.0μm)を20パーセント、電荀浦
制御剤として、アルコキシル化アミンを2パーセントを
それぞれトルエンを溶剤として、攪拌棒で攪拌させ、エ
ボキシ樹脂の溶解で十分発散混合する。そして加熱しな
がらトルエンを気化させ、固形化した顔料を作製し、簡
単な粉砕機で粉砕させ顔料粉末にした。次にこの顔料粉
末とガラスビーズ(100〜150ttm)を重量比で
5対95となるようポリ容器で撹拌混合した。その結果
顔料粉末は、ガラスビーズと接角良帯電し、プラスに帯
電し、ガラスビーズと静電的に一体化した。そしてこの
時の顔料粉末の粒径は約10〜15μmでブローオフ法
による帯電性の測定でその帯電性は+5,6(μc/9
)であつた。この顔料粉末とガラスビーズの混合粉を前
記の陶磁器上の静電潜像にふりかけたところ、+帯電し
ている顔料粉末が引かれて図柄模様の像が形成された。
この粉末像をエポキシ樹脂の軟化点より以上の120℃
で加熱するど樹脂成分が溶融し陶磁器表面に固着した。
以上のようにして得られた陶磁器を空気中の温度でトン
ネル炉を用いて熱処理した。その条件は昇温が100′
C/時間Hr.降温も100℃/時間Hrで1100℃
の温度で2時間保持し、図柄の発色を行なつた。このよ
うにして、通常のカオリン系磁器に藍色の図柄を形成す
ることができた。なお、上記導電層は図柄発色の際の熱
処理において、飛散してしまうか、あるいは残つたとし
ても発色しないものであることは云うまでもない。基体
が花瓶のように平面でない場合には、図柄スクリーンで
基体を覆い、光源を含む光学系を一体化し、さらに光を
スリツトを用いて細い光にして図柄スクリーン上を走査
させればよい。
この場合、基体が相当凹凸があるものでも光電導層の感
光特性と光の強度を加減すれば、焼付けた図柄の不均一
性は相当程度取り除かれる。上記説明では、光導電体層
を使用した湾をあげているが、本発明ではそれを特に必
要とするもので(ゴなく、陶磁器自身の誘電性を利用す
るものであつてもよい。
すなわち、第2図に示すように、陶磁器11の一方の面
に沿つて図柄の形状とした帯電線12を配置し、その他
方の面に導電体層13を金属箔の貼付けなどによつて形
成する。そして、帯電線12と導電体層13との間に直
流高電圧を印加して、陶磁器11の絵付けすべき面にお
いて、帯電線12にもつとも近接した領域に限定して帯
電させる。その直後に顔料粉末を前述の方法と同様にし
て付着させて、現像する。現像後、熱処理をする。この
場合、光導電体層を使用していないため、暗室を必要と
しないという利点がある。
ところで、帯電用部材として金属線にかえて金属板を使
用することができる。
このような帯電板を使用したときには、線状の図柄で(
まなく、面状の図柄を作ることができる。すなわち、帯
電板を図柄と同じ形状にすることによつて、面状の図柄
とすることができる。ただ、この例の方法では、帯電用
部材を裸のまま使用すると、たとえば線図柄の場合、線
周辺がぼけてしまうことがある。
そのために、電子複写機で使用されているような放電箱
で帯電用部材を囲つて、荷電粒子の放出を方向付けるこ
とも、ひとつの解決策である。また、線のひろがりには
、静電潜像と顔料粉末の正負電荷の関係によつても異な
る。したがつて、使用する顔料によつて、いずれを正ま
たは負の電荷にするかを決めればよい。以上のように本
発明の方法によれば、従来では考えられなかつた陶磁器
への電子写真法の応用であり、かつ凹凸の形状のもので
も印刷可能ならしめるものである。また、電子写真法の
利点である印刷時間が早い、微細な絵がらが得られる、
乾式で処理できる、合理化が図れるといつたことがその
まま生かせるばかりでなく、陶磁器の絵付けに応用して
始めて得られる効果も存在する。すなわち、印刷圧力を
加えないため素焼き前の乾燥した成型体にも印刷が可能
であり、そのことから釉薬を用いない陶芸法に際して窯
変などの芸術性の高い模様が任意に工業製品として得ら
れることや袖薬を用いる場合でも焼き付ける前の釉薬層
に印刷が可能となり、釉養層と着色絵がらとの接着が堅
牢なものが得られる。さらに、従来の方法とは異なり、
潜像形成を光で走査することから絵がらに対する版とい
つたものが不必要で、かつその変更も容易であり、少量
,多品種にわたる磁器製品の製造に適しているといえる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる陶磁器の絵付方法の一実施例を
説明するための図、第2図(1同じく他の実施例を説明
するための図である。 1,11・・・・・・陶磁器からなる絶縁性基体、2,
13・・・・・・導電体層、3・・・・・・光導電体層
、4,12・・・・・・帯電線(帯電用部材)、5・・
・・・・光源、6・・・・・・レンズ系、7・・・・・
・図柄スクリーン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 陶磁器の表面に所望の図柄の静電潜像を形成する静
    電潜像形成工程と、前記静電潜像の電荷とは逆極性に帯
    電させた顔料粉末を前記陶磁器の表面にふりかけて前記
    静電潜像を現像、固着させ前記陶磁器を加熱して発色さ
    せる加熱工程とを有することを特徴とする陶磁器の絵付
    方法。 2 特許請求の範囲第1項の記載において、静電潜像工
    程は、陶磁器の表面に光導電体層を形成してから表面を
    帯電させ、図柄スクリーンを通して光を照射して図柄の
    静電潜像を形成することを特徴とする陶磁器の絵付方法
    。 3 特許請求の範囲第1項の記載において、静電潜像形
    成工程は、陶磁器の絵付けすべき一方の表面に図柄の帯
    電用部材を近接して配置し、他方の表面に導電体層を形
    成してから、前記の帯電用部材と導電体層との間に直流
    高電圧を印加して、前記陶磁器の一方の表面に静電潜像
    を形成することを特徴とする陶磁器の絵付方法。 4 特許請求の範囲第1項の記載において、静電潜像形
    成工程は、陶磁器の表面に光導電体層を形成し、その表
    面を帯電させてから、図柄スクリーンで覆い、さらに光
    をスリットを用いて細い光にして、前記図柄スクリーン
    上を走査して、静電潜像を形成することを特徴とする陶
    磁器の絵付方法。
JP649176A 1976-01-22 1976-01-22 陶磁器の絵付方法 Expired JPS5910953B2 (ja)

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JPH07199540A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Narumi China Corp 乾式転写用有機・無機複合粉体及びその製造方法

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JPS5289112A (en) 1977-07-26

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