JPS59109310A - 成形方法及び成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 形機、真空成形機等の成形機における加熱機構の改良に
関するものである。

従来この種の成形機における加熱板、金型、シリンダー
、ダイなどの加熱部材の加熱方式としては、■電熱式、
■水蒸気加熱式、■バンドヒーターによる電熱式、■訴
導加熱式などが知られているが、それぞれ問題点を含ん
でいる。

即ち、■の電熱式は、本体とは別個にオイルタンクを設
け、ポンプで油をシリンダー、金型のジャケツトへ送っ
て加熱するものであるが、温度が一定に保たれやすいと
いう第１ｊ点がある反面、オイルを加熱し、移送するだ
めの種々の付属設備を要する上、一般に熱効率が低いと
いう不利がある。■の水蒸気加熱式も同様である。■の
バンドヒーターによる電熱式は、シリンダー、金型など
にバンドヒーターを巻沼するものであるが、熱効率が低
い上、バンドヒーターの寿命が短かく、特にシリンダー
等との密着性が悪いと過熱して容易（断線してし甘う。

■の誘導加熱式は、シリンダー、金型にコイルを巻き誘
電熱を利用するものであるが、設備費が大きくなるとい
う不利がある。

しかして本発明者はさらに別の方式として■通電式、即
ちシリンダー、金型に低電圧大容量の電流を直接通電し
、それ自体を発熱させる方式につき検討を加えたが、シ
リンダーや金型の形状によっては温度コントロールが難
しかったり、１万アンペアを越えるような遜度の電流が
流れたシすることがあっ人。

本発明は、上記のような加熱方式とは異なる加熱方式に
より成形機の加熱部材を加熱するものである。

本発明の成形方法は、成形機における加熱板、金型、シ
リンダー、ダイなとの加熱部材（１）を、該加熱部材（
１）に装着した金属体（２）に低電圧大容量の電流を直
接通電して発熱させることにより加熱して、熱硬化性樹
脂、熱−礼塑−性−樹脂一、ゴム等の樹脂状物質の一次
成形成いはこれら一次成形物の二次加工を行うことを特
徴とするものであり、又本発明の成形機は、成形機にお
ける加熱板、金型、シリンダー、ダイなどの加熱部材（
１）Ｋ低電圧大容量の電流の直接通電により発熱する金
属体（２）を装着すると共に、この金属体（２）に端子
（３）を設け、この端子（３）よシ金属体（２）に低電
圧大容量の電流を直接通電すべく構成しであることを特
徴とするものである。

本発明は、加熱部材の周囲や内部に装着した金属体に低
電圧（たとえば０，５〜５０■）、大容量の電流（たと
えば１０００〜８０００Ａ）を直接通電させてこれを発
熱させ、もって加熱部材を所定の温度にまで加熱して成
形を行うものであり、■電力の熱エネルギーへの変換効
率は９５％以上と高いこと、＠迅速かつ均一な加熱が可
能であること、θ断線のおそれがなく、故障を起す個所
がほとんどないこと、■油、水蒸気などの加熱媒体を用
いていないので、付属　　　′設備が少なくてすみ、設
備投資、占有面積、保守管理などの点で有オＵであるこ
となどの点てすぐれておシ、従って取扱上、安、全土、
経済上、保全上の全ての点で極めて好ましい。

□ 本発明における成形機及びそ１れに使用する加熱部材（
１）としては、圧縮成形機：における熱−板、金型、ト
ランスファ成形機にお：ける金型、熱板、射出成形機に
おけるシリンダー、、金型、押出成形機におけるシリン
ダー、バレ、ル、ダイ、プロー成形機におけるシリンダ
ー、１ダイ、金型、真空成形機における加熱板、金型１
などがあけられる。

これらの加熱部材（１）に装着する金属体（２）として
は、ステンレス鋼、鋼鉄、鋳、鉄など電気抵抗損失の大
きな材質のものがあげられ、形状は平板状、半割円筒状
、バンド状、短冊状、線状、管状など任意である。

加熱部材（１）への金属体（２）の装、着は、たとえば
、加熱部祠（１）が平板の場合はその表面又は裏面或□ いは中間部に面方向に平板状の１金属体（２）をボルト
締め、クランプ等の手段によシ堆シ付け、加熱部判（１
）が金型の場合はその背、面又は中間部に平板状、短冊
状の金属体（２）を取シ付け、加熱部材（１）がシリン
ダーの場合はその周囲にバンド状の金属体（２）を巻き
付けたり、半割円筒状の金属体（２）を装着するように
すればよい。

加熱部材（１）と金属体（２）との間には、電流が加熱
部材（１）側へ流れるのを防止するため絶縁体を介在さ
せたり、金属体（２）を絶縁体で包むこともできるが、
たとえ電流が加熱部材（１）側へ多少流れて加熱部材（
１）が直接発熱することになっても特に支障は生じない
ので、絶縁体の介在を省略することも多い。

加熱部材（１）の表面に金属体（２，１を装着するとき
は、放熱防止用の断熱材をその外側に設けることができ
る。

上記金属体（２）には端子（３）を設ける。端子（３）
の材質としては銅、銀、金などの金属があげられ、通常
は経済性を考慮して銅を用いる。金属体（２）がたとえ
ば板状物など巾の広いものである場合は、相対する２辺
に沿って銅バーを取り付けて端子とすればよい。

この端子（３）よシ金属体（２）に低電圧大容量の電流
を通電するわけであるが、ととて低電圧大容量の電流と
は、たとえば電圧０．５〜５０Ｖ、電流１０００〜８０
００Ａのものを言い、通常の１００■又は２００■の交
流電源からトランスを利用して得ることができる。通電
により金属体（２）は発熱し、それに伴って該金属体（
２）を装着した加熱部材（１）はすみやかに加熱される
。

なお金属体（２）又は加熱部材（１）に熱電対、表面温
度計、その他公知の温度センサー（４）を付設して、金
属体（２）への通電を断・接し、金属体（２）の発熱量
をコントロールすることが望脣しい。

次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。

第１図は本発明の成形機が圧縮成形様の場合の一例を模
式的に示した正面図であって、上盤（５）が固定盤、下
盤（６）が可動盤となっており、それぞれに熱板（１）
が取り付けられている。（７）はラム、（８）はシリン
ダーであって、シリンダー底部に送られた油圧によって
ラムが上昇するように構成されている。

第２図は第１図における熱板（１）の正面図、第３図は
その平面図であ勺、２つの熱板（１ａ）及び（１ｂ）の
間にステンレス鋼製の平板よりなる金属体（２ンがはさ
まれていて、この金属体（２）の−辺及びそれに相対す
る辺には端子としての銅バー（３）がそれぞれ設けられ
ている。

第１図において（９）は交流電源、萌はトランスであり
、その２次側は導線α】）により前述の端子（３）　Ｋ
接続している。（４）は熱板（１）に設けた温度センザ
ーとしての表面温度計で、温度制御回路（ハ）を介して
電源回路に設けられたマグネットスイッチａ■の断・接
を行うようにしである。そして第１図においてはこのよ
うな回路が上盤（５）に取り付けた熱板（１）と下盤（
６）に取υ付けた熱板（１）のそれぞれに設けられてい
る。

上記の圧縮成形機を用い、金属体（２）に低電圧大容量
の電流を通電したところ、熱板（１）はすみやかにかつ
均一に加熱され、種々の樹脂やゴムの圧縮成形を円滑に
行うことができた。

第４図は、第１図に示したような圧縮成形機に装備する
熱板の他の一例を示した正面図であシ、この例において
は熱板（１）の表面にステンレス鋼製の平板よシなる金
属体（２）が装着され、該金属体（２）の相対する２辺
に端子として銅ノ（−３が設けられている。

第５図は、第１図に示したような圧縮成形機に装備する
熱板のさらに他の一例を示した正面図であり、この例に
おいては重ね合せた熱板（１ａ）、（１ｂ）の間に短冊
状の金属体（２）か並列状に２枚埋め込まれている。

第６図は圧縮成形機の金型に金属体を装着した場合の一
例を模式的に示した説明図であって、平押し型の金型の
上型（１ａ）と下型（２ａ）のそれぞれの背面にステン
レス鋼製の平板よりなる金属体（２）が装着されると共
に、これらの金属体（２１は端子（３）が付設されてい
る。図中ａ→は樹脂である。

なお上記第２〜６図においては、電気回路は第１図の示
したものと同様であるので、図示を省略しである。

第７図は本発明の成形機がプランジャ一式の射出成形機
の場合の一例を模式的に示したシリンダ一部分の断面図
である。（１）は加熱シリンダーで、その周！ＨＣ３ブ
ロックに分けてステンレス鋼製の半割円筒状の金属体（
２）が装着されており、それぞれのブロック毎に半割円
筒状の金属体（２）の端部に鍔状の端子（３）が取り付
けられている。ａ均は射出プランジャー、（ト）はトー
ピード、ａカは加熱筒頭部、（ト）はノズル、（４）は
温度センサーとしての熱電対である。なお電気回路は各
ブロック毎に設けであるが、第１図に示したものと同様
であるので、図示を省略しである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の成形機が圧縮成形の場合の一例を模式
的に示した正面図、第２図は第１図における熱板の正面
図、第３図はその平面図、第４図は熱板の他の一例を示
した正面図、第５区は熱板のさらに他の一例を示した正
面図、第６図は圧縮成形機に装備する金型の一例を模式
的に示した説明図、第７図は本発明の成形機が射出成形
機の場合の一例を模式的に示したシリンダ一部分の断面
図である。 １・・・加熱部材、　　２・・・金属体、　　３・・・
端子、４・・・温度センサー、　　５・・・上盤、　　
６・・・下盤、７・・・ラム、　　８・・・シリンダー
、９・・・交流電源、　ｉｏ・・・トランス、　１１・
・・導線、１２・・一温度制御回路、１３・・・マグネ
ットスイッ大工４・・・樹脂、　ｂ・・・射出プランジ
ャー、１６・・・ト、−ビード、１７・・・加熱筒頭部
、１８・・・ノズル 特許出願人　　ロイヤル工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　成形機における加熱板、金型、シリンダー、ダイ
   ｌどの加熱部材（１）を、該加熱部材（１）に装着した
   金属体（２）に低電圧大容量の電流を直接通電して発熱
   させることによシ加熱して、成形を行うことを特徴とす
   る成形方法。 ２、　成形機における加熱板、金型、シリンダー、ダイ
   などの加熱部材（１）に低電圧大容量の電流の直接通電
   により発熱する金な５体（２）を装着すると共に、この
   金属体（２）に端子（３）を設け、この端子（３）より
   金属体（２）に低電圧大容量の電流を直接通電すべく構
   成しであることを特徴とする成形機。 ３、　加熱部材（１）又は金属体（２厘１度センサー（
   ４）を付設し、金属体（２）への通電を制御すべく構成
   しであることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の
   成形機。