JPS5910853B2 - 押出し機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、押出し機用ダイ交換装置に関する。

鋼を処理し高温の潤滑剤を使用す！造プレス形削シ盤、
特に押出し機には、各圧縮作業終了後にグイ装置を取除
いてそのダイを清浄にしたシ、必要があれば、冷却出来
るようにした機構が装備してあることが多い。

これらの機構の中のあるものは、押出し機内のグイ装置
が取除かれ押出し機から移送される間に別のダイ装置が
移されて押出し機内に据え付けられるといった、自動的
な様式を以って作動するよう設計してある。

こうした機構には多数のグイ装置が利用してあシ、ダイ
を清浄にする場合にはダイ自体を手で取除かなければな
らない。

本発明によれば、グイ含有部材、グイ装置、グイ装置を
押出し機に対して接離自在に移送せしめるダイ交換装置
を含む押出し機が提供され、前記グイ交換装置には取除
いたダイ装置を分解ステーションへ移送せしめる移送手
段を含む前記グイ含有部材からダイ装置を除去する除去
手段、ダイ装置を構成する部材を分解する前記ステーシ
ョン内の分解手段が設けてある。

ここで、一例として添附図面を参照しながら本発明につ
いて説明する。

最初に第１図を参照すると、当該図には慣用的な設計に
従って組立てられた押出し機の型押しプラテン１０の一
部分が示してあシ、当該押出し機の引張り控え棒の中２
本は、図示せざるビレット容器の封じピストン・シリン
ダー装置２２の一方の装置と共に１２及び１４で示して
ある。

押出し機の押出し中心軸は２４で示してある。

案内用副枠体２８で支承され、ダイ装置保持器３０と補
助通路３２を有するダイ摺動装置２６の形態になったグ
イ含有部材が、押出し軸２４を通る水平面に対して傾斜
して設けてある。

補助通路３２は、第１図に示してあるダイ摺動装置２６
の後退位置において、周知の方法によりプラテン内の開
口部１８と整合し、いわゆる『ステッカー（ｓｔｉｃｋ
ｅｒ）ｊの形式をとる押出しビレット、即ち、押出し温
度以下に冷却されたビレットを容器から取除くことが出
来るようにする。

グイ装置保持器３０はおおむね上方へ延在する開口部を
備えた馬蹄形スロット３６内にダイ装置３４を受入れる
ようになされている。

ダイ摺動装置２６はピストン・シリンダー装置３８によ
って押出し軸２４から前進、後退することにより、使用
済みのダイ装置３４を押出し機から除去して、新しい即
ち交換用グイ装置３４を型押しプラテン１０及び図示せ
ざる容器の間の押出し軸に移動させることができる。

第１図は使用済みグイ装置をスロット３６から除去して
新しいダイ装置を当該スロット内に設置することが出来
るグイ装置３４の後退位置を示す。

ダイ装置保持器３０のスロット３６に対するグイ装置３
４の除去及び交換は、軸４４で支承せる指部材４２によ
って行なわれる。

指部材の自由端部はダイ装置２６が第１図に示す如く後
退した位置にある時ダイ装置の底部部分の下方に延在す
るよう配列してあり、その他端部にはプラテン支承型ピ
ストン・シリンダー装置４８に接続してあ２腕４６が設
けてある。

第１図から理解されるように、指部材４２は上昇時に、
２本の走行路と協働する。

２本の走行路の中下側の走行路は５０で示し、上側の走
行路は５２で示す。

走行路５０は傾斜して静止状態に設置してあり、使用済
みダイ装置を押出し機から運び去る作用をし、一方、走
行路５２はおおむね傾斜し且つ２本の脚部５６及び５８
を成すよう軸５４上に回動自在に設置してあり、新しい
即ち交換用グイ装置を押出し機に移送する作用をする。

走行路５２の運動は腕６２に接続せるピストン・シリン
ダー装置６０の作用で行なわれる。

当該腕は軸５４に接続してある。

走行路５０に関連した機器を更に第１図を参照して述べ
ると、この走行路の端部の間の中間部分には第１図、第
２図、第３図及び第４図に明記してある『ダイ装置分解
ステーション』が設けてある。

このステーションには、第１図に示す如く、一方の位置
にある走行路５０内へ突出し且つ当該走行路の下方に下
げられるようになされたＬ字形の枢着停止部材６４が設
けてあり、これら両方の運動は停止部６４に接続せるピ
ストン・シリンダー装置６６によって行なわれる。

分解ステーションに於いても第３図に最も良く示すよう
に、グイ・バツカー７０及びダイ７２を受入れる中央開
口部を備えたグイ保持器６８から成るダイ装置３個の構
成要素も図示してあり、グイ及びグイ・バツカーをグイ
保持器の開口部外へ押し出すピストン・シリンダー装置
７４が設けてある。

直立枠体７６で支持されたこのシリンダーはグイ保持器
の容器側に面しておシ、そのピストン棒にはダイ７２の
隣接する面と係合するカラー７８が固定してある。

ダイ保持器６８のプラテン側には、第４図に最も良く示
した傾斜せるダイ支承部材８０が設けてあ９、当該ダイ
支承部材は垂直シュート８２内に受入れられ、当該シュ
ート内で当該部材はピストン・シリンダー装置８４によ
って上昇及び下降され、当該シュートの下端部にはダイ
支承部材８０がその下方位置にある時当該ダイ支承部材
の傾斜面の連続した面として作用する傾斜面８８を形成
せる出口開口部８６が設けてある。

第４図に概略的に示すように、出口開口部８６は、これ
も第４図に明記してある『グイ準備ステーション』の一
部を成すコンベヤー９０上にダイ７２を放出する作用を
する。

このステーションにおいて、ダイはコンベヤーによシ支
承され且つ移送されている間に冷却され、清浄にされ、
検査される。

再び『ダイ装置分解ステーション』に戻ると、第３図で
は、ピストン・シリンダー装置７４の作動で、ダイ・バ
ツカー７０はダイ７２とともにグイ保持器６８外へ押し
出される時ダイ１２に先がけて押出されることが理解さ
れよう。

従って、グイ・バツカー７０は通路９４の一部分として
形成せる下方向へ傾斜した走行路９２内へ支承部材８０
を越えて摺動出来る。

当該走行路の下端部は、第１図、第２図、第４図及び第
５図に明記してある『グイ装置分解ステーション』に終
っており、当該端部には第４図に最も良く示した当接部
９６及び支持体９８が配設してある。

再び第３図を参照するが、ダイ・バツカー７０及びダイ
Ｔ２がグイ保持器６８から取除かれると，保持器は『再
組立てステーション』に移送することができる。

第３図は、ダイ摺動装置２６の馬蹄形開口部３６内の導
入部および走行路５０及び５２の両方に設置せるレール
１００によって７ランジ輪の様式で保持器６８を支持し
うる減径部が当該保持器に設けてあることを示す。

この構造により、停止部６４が下降すると使用済み保持
器６８は『グイ装置再組立てステーション』内へ転動し
て落下出来る。

グイ保持器６８及びグイ・バッカー７０の相対的位置に
ついては第２図を参照することにより一層良く理解出来
る。

当該図には、保持器の支持及び案内をするレール１００
が示してあり、走行路９２はレール１００に対して隔置
された関係を以って図示してある。

これら２個の部材の距離はダイの幅よシ僅かに大きくな
っているので、後で引続き説明するようにダイをグイ・
バッカー及び保持器の間に挿入することができ、そこで
清浄なダイか戻されてダイ保持器及びダイ・バッカーの
間に位置付けられる。

第４図には第４図に明記してある『グイ準備ステーショ
ン』の一部分を成す『グイ戻しコンベヤ−１０２ｊと『
ダイ装置再組立てステーション』が協働することが最も
良く示してある。

このコンベヤーはコンベヤー９０の場合のように、清浄
、冷却、検査の済んだダイを支承し、『準備ステーショ
ン』からそのグイ・バツカー及び保持器へ移送する。

コンベヤー１０２はダイをシュート１０８内へ転動させ
ることが出来る傾斜したダイ支承面１０６を有するグイ
戻しシュート１０４内の開口部と連通し、そこでダイは
Ｖ字形の支承部材１１０によって支持される。

支承部材１１０はピストン・シリンダー装置１１２によ
って上昇及び下降され、その上昇位置においては支持せ
るダイは『グイ装置再組立てステーション』へ移送され
、グイ・バツカー７０及びダイ保持器６８の間にセット
される。

第５図は相互に再組立て準備状態にある支持位置でのグ
イ装置の３個の要素を示す。

図示の如く、保持器６８内への挿入のだめの適当な順序
において、グイ・バッカー７０は部材９８によシ支持さ
れ、ダイは部材１１０によって支持され、保持器は支持
部材１１４によって支持されている。

この部材は第１図に最も良く示されており、グイ保持器
の減径部分と係合するグイ保持器接触上昇用棒１１６を
そなえ、この棒１１６は第１図に想像線で示してあるよ
うに部材１１４の右側で枢着してある。

部材１１４はピストン・シリンダー装置１１８のピスト
ン棒に接続してある。

第５図に戻ると、再粗立てのため位置付けられ且つ水平
方向に配設されたダイ装置３４の再配置済み要素の両側
には２個の対向せるピストン・シリンダー装置１２０及
び１２２があシ、ピストン・シリンダー装置１２０には
ダイ・バツカー７０の隣接する面と係合する押し要素１
２４が設けてある。

同様にして、ピストン・シリンダー装置１２２にはダイ
保持器６８内の中央開口部を貫通するピストン棒に接続
された要素１２６が設けてあり、要素１２６はダイ７２
（ハ）隣接する面と接触する。

ダイ装置３４を再組立てする際、最初にピストン・シリ
ンダー装置１２０を作動させてダイ・バツカーをダイに
対して押し付けると、当該ダイはピストン・シリンダー
装置１２２の要素１２６に対して押し付けられる。

このピストン・シリンダー装置はこの運動に抵抗し且つ
ダイか保持器内へ押される際ダイに安定性を与えるよう
作動するが、ピストン・シリンダー装置１２０がバツカ
ー及びダイを完全にダイ保持器６８内へ押し込むのを阻
止するだけの抵抗は与えられない。

この組立てが完了すると、ピストン・シリンダー装置１
１８が作動してダイ装置を『再絹立てステーション』か
ら上昇位置まで上昇させる。

支持部材１１４が上方位置に到達するのに伴なって、上
昇用棒１１６は図示せざる停止部と接触して当該停止部
を回動させ、ダイ装置３４を走行路５２の下方脚部５６
に移送せしめ、かくしてダイ摺動装置２６へ移送される
準備位置にある第１図に想像線で示した支持位置を呈す
る。

押出し機内の以前のダイ装置３４がダイ摺動装置２６に
よって後退され、当該ダイ摺動装置から指部材４２の作
動で取除かれると、脚部５６の上昇及び走行路５２の脚
部５８の下降を行なわしめるピストン・シリンダー装置
６０の作動によって新しいグイ装置３４をグイ装置保持
器３０のスロット３６内へ転動させることができる。

所望ならば、ダイ装置保持器３０内への下降作動を緩衝
させるため指部材を使用しても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、押出し機のプラテンを当該機械の容器側から
見た立面図で、本発明に従って組立てたダイ交換装置を
示す。 第２図は、第１図に示した装置の部分的平面図。 第３図は、第２図の線３−３で見た断面図。 第４図は、第２図の線４−４で見た断面図。 第５図は、第２図の線５−５で見た断面図。 主要部分の符号の説明、３０・・・・・・ダイ含有部材
、３４・・・・・・ダイ装置、３８・・・・・・ダイ交
換装置、４２・・．・・・・指部材、４４・・・・・・
軸、４８・・・・・・プラテン支承型ピストン・シリン
ダー装置、５０・・・・・・走行路（移送手段）、５２
・・・・・・走行路（移送手段）、９２・・・・・・通
路（移送手段）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ダイ装置保持器３０、ダイ装置３４、グイ装置を押
   出し機に対しておよび押出し機から移送せしめるグイ交
   換装置を備えた押出し機において、このダイ交換装置は
   、除去された装置をグイ装置分解ステーションに移送す
   る走行路５０を含む前記ダイ装置保持器３０からグイ装
   置３４を除去する手段４２，４４，４８と、グイ装置を
   構成する要素を分解する前記ステーションのピストン・
   シリンダ装置と、この分解された要素を再組立てステー
   ションへ移送する手段と、前記要素を組立てる前記再組
   立てステーションのピストン・シリンダ装置と、再糾立
   てグイ装置を前記ダイ装置保持器に移送せしめる走行路
   ５２を具えることを特徴とする押出し機。