JPS5910693B2 - ゴムの加硫方法 - Google Patents
ゴムの加硫方法Info
- Publication number
- JPS5910693B2 JPS5910693B2 JP11196376A JP11196376A JPS5910693B2 JP S5910693 B2 JPS5910693 B2 JP S5910693B2 JP 11196376 A JP11196376 A JP 11196376A JP 11196376 A JP11196376 A JP 11196376A JP S5910693 B2 JPS5910693 B2 JP S5910693B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- synchlohexylamine
- vulcanization
- rubber vulcanization
- scorch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はゴムの加硫方法に関する。
ゴム組成物には増量剤あるいは補強剤として、ホワイト
カーボン、炭酸カルシウム、クレー、カーボンブラック
などが多量使用されるが、しばしばこれらの影響により
加硫速度が著しく低下し加工性を悪くしている。特に、
SBRなどの非晶性合成ゴムにはこれらの充填剤を欠く
ことができないだけに重要な問題とされてきた。従来、
この問題の対策としてジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコールなどのポリオール類、トリエタノールア
ミン、シクロヘキシルアミン、シンクロヘキシルアミン
などのアミン類またはシンクロヘキシルアミンとポリオ
ールとの付加物などが使用されてきた。この中でシンク
ロヘキシルアミンとポリオールとの付加物は常温で固体
のため取り扱い易く、また加硫活性効力が大きいために
少量添加で済み加硫物の物性も良好であり安価であるこ
とから現在あらゆるゴムに多用されるものの一つである
。しかし、高温高速加硫、たとえば押出機による高温高
速連続加硫配合の場合は、その性質からチウラム系促進
剤を主促進剤とする例が多いために、上記加硫活性剤の
使用では経田こよりスコーチ現象、硬度の増加などが起
こり、加工性が非常に悪くなり実用上苦慮しているのが
現状である。本発明者らはかかる欠点を補うべく鋭意研
究を重ねた結果、本発明、すなわちシンクロヘキシルア
ミンとエチレングリコールとの付加物にシンクロヘキシ
ルアミンの亜硝酸塩を併用添加することを特徴とするゴ
ムの加硫方法を完成するに至つた。
カーボン、炭酸カルシウム、クレー、カーボンブラック
などが多量使用されるが、しばしばこれらの影響により
加硫速度が著しく低下し加工性を悪くしている。特に、
SBRなどの非晶性合成ゴムにはこれらの充填剤を欠く
ことができないだけに重要な問題とされてきた。従来、
この問題の対策としてジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコールなどのポリオール類、トリエタノールア
ミン、シクロヘキシルアミン、シンクロヘキシルアミン
などのアミン類またはシンクロヘキシルアミンとポリオ
ールとの付加物などが使用されてきた。この中でシンク
ロヘキシルアミンとポリオールとの付加物は常温で固体
のため取り扱い易く、また加硫活性効力が大きいために
少量添加で済み加硫物の物性も良好であり安価であるこ
とから現在あらゆるゴムに多用されるものの一つである
。しかし、高温高速加硫、たとえば押出機による高温高
速連続加硫配合の場合は、その性質からチウラム系促進
剤を主促進剤とする例が多いために、上記加硫活性剤の
使用では経田こよりスコーチ現象、硬度の増加などが起
こり、加工性が非常に悪くなり実用上苦慮しているのが
現状である。本発明者らはかかる欠点を補うべく鋭意研
究を重ねた結果、本発明、すなわちシンクロヘキシルア
ミンとエチレングリコールとの付加物にシンクロヘキシ
ルアミンの亜硝酸塩を併用添加することを特徴とするゴ
ムの加硫方法を完成するに至つた。
従来、ゴムのスコーチ性を改良するには一般にサリチル
酸、無水ブタノール酸などの有機酸類またはN−ニトロ
ソジフェニルアミンなどのスコーチ防止剤が使用されて
いるが、高温高速加硫において、これらの使用は、スコ
ーチとゴムの硬化を改良するが、肝心の促進効力を低下
させるため実用化し難いのが現状である。この種の加硫
における加硫活性剤としての必要条件はスコーチタイム
が長く、硬さを増加させず活性(加硫促進)効力が大き
いことである。本発明者らは、シンクロヘキシルアミン
のエチレングリコール付加物とシンクロヘキシルアミン
の亜硝酸塩とを併用添加することにより、(1沫加硫ゴ
ムの経田こよるスコーチタイムを短くすることなく(注
・スコーチタイムが短くなると押出し加工時に焼け現象
を起こす。
酸、無水ブタノール酸などの有機酸類またはN−ニトロ
ソジフェニルアミンなどのスコーチ防止剤が使用されて
いるが、高温高速加硫において、これらの使用は、スコ
ーチとゴムの硬化を改良するが、肝心の促進効力を低下
させるため実用化し難いのが現状である。この種の加硫
における加硫活性剤としての必要条件はスコーチタイム
が長く、硬さを増加させず活性(加硫促進)効力が大き
いことである。本発明者らは、シンクロヘキシルアミン
のエチレングリコール付加物とシンクロヘキシルアミン
の亜硝酸塩とを併用添加することにより、(1沫加硫ゴ
ムの経田こよるスコーチタイムを短くすることなく(注
・スコーチタイムが短くなると押出し加工時に焼け現象
を起こす。
)、(2)ムー ー粘度の増加を減少させ(注・粘度が
上昇すると、硬化し、押出し加工が困難となる)、かつ
(3)チウラム系促進剤配合下での加硫促進効果を低下
させることのない、という満足すべき条件を具備するも
の・ が得られることを見出し、本発明を完成したもの
である。以下、実施例により本発明を具体的に説明する
。
上昇すると、硬化し、押出し加工が困難となる)、かつ
(3)チウラム系促進剤配合下での加硫促進効果を低下
させることのない、という満足すべき条件を具備するも
の・ が得られることを見出し、本発明を完成したもの
である。以下、実施例により本発明を具体的に説明する
。
実施例第1表に示す通り、ゴム組成物A6l〜5を調製
し、この未加硫ゴムについてムー[メ[スコーチ試験(1
20℃ ローター、L型 予熱1分)を実施し、その結
果を第2表に示す。
し、この未加硫ゴムについてムー[メ[スコーチ試験(1
20℃ ローター、L型 予熱1分)を実施し、その結
果を第2表に示す。
なお、各表中、滝2および3は本発明方法における組成
物で滝1,4および5は比較組成物である。
物で滝1,4および5は比較組成物である。
第2表から明らかなように、シンクロヘキシルアミンの
エチレングリコール付加物にシンクロヘキシルアミンの
亜硝酸塩を併用添加したゴム組成物は、活性効力が低下
せず、かつ硬度の増加、スコーチ性が改良されているこ
とがわかる。
エチレングリコール付加物にシンクロヘキシルアミンの
亜硝酸塩を併用添加したゴム組成物は、活性効力が低下
せず、かつ硬度の増加、スコーチ性が改良されているこ
とがわかる。
Claims (1)
- 1 ゴム組成物にジシクロヘキシルアミンのエチレング
リコール付加物とジシクロヘキシルアミンの亜硝酸塩と
を併用添加することを特徴とするゴムの加硫方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196376A JPS5910693B2 (ja) | 1976-09-17 | 1976-09-17 | ゴムの加硫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196376A JPS5910693B2 (ja) | 1976-09-17 | 1976-09-17 | ゴムの加硫方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5336550A JPS5336550A (en) | 1978-04-04 |
JPS5910693B2 true JPS5910693B2 (ja) | 1984-03-10 |
Family
ID=14574521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11196376A Expired JPS5910693B2 (ja) | 1976-09-17 | 1976-09-17 | ゴムの加硫方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910693B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58102680A (ja) * | 1981-12-15 | 1983-06-18 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ピストンシ−ル組付装置 |
JPS62236683A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-16 | 日立建機株式会社 | 環状の弾性体装着用の治具 |
JPS63158781U (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-18 | ||
KR100197833B1 (ko) * | 1995-12-29 | 1999-06-15 | 윤종용 | 더블스캔 방식의 입체 tv |
-
1976
- 1976-09-17 JP JP11196376A patent/JPS5910693B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5336550A (en) | 1978-04-04 |
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