JPS59106764A - シ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静止した機械部品の半径方向に開いた溝を軸方
向に移動可能な機械部品に対して密閉するシールに関す
る。該シールは弾力的に可撓性の環状部材及び場合によ
シ補助リングから成シ、該環状部材は実質的に矩形状の
断面形状を有し、海底と接して静的に作用する第１のシ
ール縁並びに軸方向に移動可能な機械部品と接して動的
に作用する第２のシール縁が圧力側に向い延長配設され
る。

前述の種類のシールは通常溝リングとして示される。溝
リングは往復運動を行うピストンロッドまたはピストン
を加圧液体に対しシールするのに用いられる。高圧のシ
ールには通常複数の溝リングが前後して設けられる。通
常の実施態様に於ては動的に作用するシール縁は静的作
用シール縁に比して包囲する溝の前側面からの距離が同
一またはこれよシ大とされているが、上 このため各溝リング間の空間に圧力。昇を導びく。

従って早期の故障亦生じることがある。

本発明は上記の欠点を有さない前記の種類の溝リングを
提供するものである。漏洩減少の他に特に併設使用時に
溝リング間における圧力上昇を防止しうるものである。

これらの目的は本発明に於ては特許請求の範囲記載の特
徴を有する前記の種類のシールによシ達成しうる。更に
有利な特徴は従属特許請求の範囲に記載されている。

有利な実施態様に於ては静的作用シール縁の溝の前側面
からの距離は動的作用シール縁におけるよシ太とされて
いる。この差は直径２０〜１５０朋の範囲の通常の実施
態様に於ては０．５乃至１．５關である。従って動的に
シールされた機械部品がシール縁方向に移動する際溝リ
ングの側面が傾動されて、シールのシール縁のそらされ
た側が相対的に移動した機械部品から持上げられ、これ
により圧力の逃散が生じる。従ってピストンロッドと共
に移動して他のシールとの間隙に堰き止めされた漏洩液
体がシール端を経て戻る量が多くなシ、更に利用が可能
となる。

多数の溝リングを併設する場合にはその間隙の圧力が放
出され、後の作動に最適の条件が保証される。

傾動効果は溝リングをシール端の領域を除いて常に所定
の間隔で包囲している溝の断面形状によシ最適とされる
。従って軸方向に於ても溝内に於て限定された移動性が
得られ、このため作動中の移動に際して動的作用シール
縁とこれに対向する溝の前側面との間に間隙が生じる。

このため各作業工程の開始時にシール縁と該前側面の間
に形成される環状室と作業室との間の圧力差解消が好適
に行なわれる。また加圧側の第２のシール縁がシール面
前方に於て少くとも１個の放射状通路で中断されていれ
ば、対抗する相対運動の場合にも完全な圧力平衡が達成
される。複数個の通路が設けられる場合にはなるべく周
囲に均等に配置するのが望ましい。該通路は放射方向に
Ｕ字状に設けてもよく、或いは同一放射面を構成する境
界面を有し且つ中間間隙を貫通する軸方向の突起にょシ
構成してもよく、後者の場合には前側面と一体に形成さ
れる。

動的にシールされる機械部品の運動方向に依存する前記
シールの側面の傾動はまた通°気作用を行い、作動方向
への運動に際して液体流を遮断すると共に逆方向への運
動に際しては最大の通過性を保証する。この作用は溝の
前側面が段状に形成され動的作用シール縁の領域での軸
方−ル縁を備えた溝リングを使用することにょシ達成さ
れる。また放射方向の面を有する矩形状シール縁よシ所
要量だけ突出しているシールをこれと組合わせて使用す
るのが望ましい。

以下本発明を付図を参照して説明する。

第１図はピストンロッドとこれを包囲するノ・ウジング
との間の間隙に使用されるシールを示す。シールはゴム
弾性材料から成シ、実質上矩形の断面を有し、シールす
べき媒体に対して外側に静的作用シール縁１を、また内
側に動的作用シール縁３を有する。前者はシール端４に
よシ溝の軸方向端面に圧接され、動的作用シール端５は
往復運動を行うピストンロッド９に圧接される。被シー
ル空間は７で示され、シールされる媒体の圧力は作動中
に静的及び動的シール縁を対向する機械部品に圧着する
。この際にシールの軸方向への圧縮が発生しうるが、こ
の場的作用シール縁の距離Ｂは動的作用シール縁の距離
０より大とされる。このためピストンロンド？の方向逆
転時に動的作用シール縁は静的作用シール縁よシ早く溝
の対向面２に接し、この結果シールリング断面が左方へ
揺動する。従ってピストンロンドの左方への運動によシ
搬送された液体はシール端５の下方を経て被シール空間
７へ送シ戻され、再利用される。

第２図の実施例は機能上前述の実施例と同一であるが、
動的作用シール縁３のシール端５が軸方向に静的作用シ
ール縁１のシール端よシ突出している。またこの場合放
射方向に設けられた溝面からの静的作用シール縁の距離
は動的作用シール縁の゛距離よシ大きい。

第３図の実施例は機能上第１図の実施例と同一であるが
、この場合静的作用シール縁１のシール端４は動的作用
シール縁３のシール端５よシ突出している。このため特
にシール並設時に障害となシうる揺動運動が適当な量と
される。

両シール縁と溝の階段状面との間に形成される環状室は
放射方向の通路６によシ被シール空間７と直接に連通し
ている。従って該諌状室の圧力低下０″ｉ直接に行なわ
れ、更にシール端５が不図示のピストンロンドの表面か
ら方向逆転時に持上けられることによｐさらに容易とさ
れる。

この場合溝の対向面からの静的作用シール縁の軸方向距
離Ｂは動的作用シール縁の軸方向距離０より犬とされる
。シール縁３を放射方向に貫通ずる通路を設ける代シに
この実施例に於ては１個または′＆数個の同作用の流出
孔を対抗面２に設けてもよい。前述の作動原理はこの場
合には通常の溝リングを使用しても達成可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は矩形断面の溝に使用され、両シール端が同一の
軸方向長を有する実施例を示す図、第２図は階段状の面
を肩する溝に使用され、静的作用シール縁のシール面が
ｉＨＡだけ動的作用シール縁のシール面よシ後退して設
けられる実施例を示す図、第５図は臣段状の面を有する
溝に使用され、静的作用シール縁のシール面が量Ａだけ
動的作用シール縁のシール端よυ突出して設けられる実
施例を示す図である。 １・・・静的作用シール縁、２・・・港対向面、３・・
・動的作用シール縁、４，５・・・シール端、６・・・
通路、７・・・被シール空間、９・・・ピストンロンド
出願人代理人　　古　　谷　　　　　馨第１図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　静止機板部品の半径方向に開口した溝を軸方向に移
   動可能な機械部品に対し密閉するため、弾性的に可撓性
   の環状体並びに場合にょシ補助リングから成）、該環状
   体が実質上矩形の断面を鳴し、加圧側に於て溝底に接し
   て静的に作用する第１のシール縁と軸方向に移動可能な
   機械部品に接して動的に作用する第２のシール縁とが突
   出しているシールに於て溝の前側面（２）からの第１の
   静的作用シール縁（１）の軸方向距離が第２の動的作用
   シール縁（５）の軸方向距離よシ大であることを特徴と
   するシール。 ２　溝の前側面（２）がらの第１シール緑（１）のシー
   ル端（４）の軸方向距離が第２の動的作用シール縁（３
   ）のシール端（５）の軸方向距離よシ大であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のシール。 ５　第２シール縁（５）が加圧側のシール端（５）前方
   に於て少くとも１個の放射方向に延びる通路（６）によ
   り中断されることを特徴とする特許請求の範囲第１乃至
   第２項の何れかに記載のシール。 ４　第２のシール縁（３）の軸方向長さが第１のシール
   縁（１）の軸方向長さよシ小であることを特徴とする特
   許請求の範囲第１乃至第３項の倒れかに記載のシール。