JPS59103849A - ワイン等の容器の封栓体 - Google Patents
ワイン等の容器の封栓体Info
- Publication number
- JPS59103849A JPS59103849A JP57212646A JP21264682A JPS59103849A JP S59103849 A JPS59103849 A JP S59103849A JP 57212646 A JP57212646 A JP 57212646A JP 21264682 A JP21264682 A JP 21264682A JP S59103849 A JPS59103849 A JP S59103849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wine
- density
- diameter
- vessel
- density polyethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高密度ポリエチレンから成る独立気泡発泡体に
よるワイン及び、ワイン類似製品(以後ワイン等と略す
)のための容器の封栓体に関するものである。
よるワイン及び、ワイン類似製品(以後ワイン等と略す
)のための容器の封栓体に関するものである。
従来ワイン等の容器の封栓体にはコルクが使われている
が天然物の輸入品であるため品質の安定性がなく又、萬
価であるという欠点がある。ワイン等の容器の封栓体と
して必要な条件は、適度な圧縮弾性と表面摩擦特性をも
つことは勿論であるか、更に必をな条件として酸系バリ
ヤー性の優れた材料であることである。即ちワイン及び
ワイン基質の製品を保存するためには、芳香成分及びア
ルコール分の酸化を防止するために酸素との接触を抑え
てやらねばならない。通常製造業者は、法規によって規
制される少量の遊離二酸化イオウ(SO2) を入れ
て酸素の吸着をはかつている。即ち封栓体に許容される
酸素透過量は、含まれている遊離SO□O量によって決
まるもので、たとえば甘口のテーブルワインはsopp
m の遊離S02を含んでおり、標準的な750dのび
んについて、酸素透過量の上限は常温常圧下で6.5−
である。甘口以外のワイン等は、酸化に対してより良好
な抵抗性を有しているので、6.5−を全てのワイン等
の許容上限値と考えてよい。
が天然物の輸入品であるため品質の安定性がなく又、萬
価であるという欠点がある。ワイン等の容器の封栓体と
して必要な条件は、適度な圧縮弾性と表面摩擦特性をも
つことは勿論であるか、更に必をな条件として酸系バリ
ヤー性の優れた材料であることである。即ちワイン及び
ワイン基質の製品を保存するためには、芳香成分及びア
ルコール分の酸化を防止するために酸素との接触を抑え
てやらねばならない。通常製造業者は、法規によって規
制される少量の遊離二酸化イオウ(SO2) を入れ
て酸素の吸着をはかつている。即ち封栓体に許容される
酸素透過量は、含まれている遊離SO□O量によって決
まるもので、たとえば甘口のテーブルワインはsopp
m の遊離S02を含んでおり、標準的な750dのび
んについて、酸素透過量の上限は常温常圧下で6.5−
である。甘口以外のワイン等は、酸化に対してより良好
な抵抗性を有しているので、6.5−を全てのワイン等
の許容上限値と考えてよい。
ワイン等容器の封栓体をプラスチック材料で作るという
試みは従来からあったが、これらの材料は非発泡体の場
合は硬すぎて圧縮性に欠けるのでびんの頚部に容易に挿
入することができず、また挿入した時に頚部の内表面の
凹凸に合致させて良好なシールを形成することができな
い。また発泡体の賜金は弾性が乏しく、圧縮回復率が低
く酸素バリア性も低く、実用にはなり得なかった。
試みは従来からあったが、これらの材料は非発泡体の場
合は硬すぎて圧縮性に欠けるのでびんの頚部に容易に挿
入することができず、また挿入した時に頚部の内表面の
凹凸に合致させて良好なシールを形成することができな
い。また発泡体の賜金は弾性が乏しく、圧縮回復率が低
く酸素バリア性も低く、実用にはなり得なかった。
発明者らは、低M I (即ち高分子量)の為密度ポリ
エチレンが優れた耐クリープ性と、ガスバリア性をもっ
ていることに堝−目し、これの発泡体を押出法で安価に
製造する方法を開発することにより、ワイン容器の封栓
体として最適な材料を開発するに至った。
エチレンが優れた耐クリープ性と、ガスバリア性をもっ
ていることに堝−目し、これの発泡体を押出法で安価に
製造する方法を開発することにより、ワイン容器の封栓
体として最適な材料を開発するに至った。
本発明の発泡に用いた樹脂は密度0.935 t/ca
以上の高密度ポリエチレンで、HMIがso、t/1o
分以下、およびスウェル値が30 f/10 on以下
のものである。発泡成形は当社の出願した特願昭57−
92370号、57−92371号、57−92372
号のいずれかに記載した組成物にすることによって密度
0.02〜0.07t/−の独立気泡の円柱状発泡体を
容易に押出成形することができた。樹脂の密度帆935
f/ctA未満の低密度ポリエチレ/は、第工表に示
したように酸素バリア性もクリープ1%性も悪く、望ま
しくない。I(MIがsay/xθ分以上のものは十分
な圧縮回復弾性率を得られず好ましくない。またスウェ
ル値30り710m以上のものは、成形性が悪く好まし
くない。発泡体の密度を0.02〜0.07 y/ct
Aにしたのは密栓時の作業性、圧縮弾性、酸素バリア性
から決めたもので、この範囲をはずれるとワイン容器の
封栓体としての性能が好ましくない。尚独立気泡にする
ことは必須条件で、連続気泡体は酸素バリア性が全くな
く、又、圧縮回復性も低いので対象とはならない。
以上の高密度ポリエチレンで、HMIがso、t/1o
分以下、およびスウェル値が30 f/10 on以下
のものである。発泡成形は当社の出願した特願昭57−
92370号、57−92371号、57−92372
号のいずれかに記載した組成物にすることによって密度
0.02〜0.07t/−の独立気泡の円柱状発泡体を
容易に押出成形することができた。樹脂の密度帆935
f/ctA未満の低密度ポリエチレ/は、第工表に示
したように酸素バリア性もクリープ1%性も悪く、望ま
しくない。I(MIがsay/xθ分以上のものは十分
な圧縮回復弾性率を得られず好ましくない。またスウェ
ル値30り710m以上のものは、成形性が悪く好まし
くない。発泡体の密度を0.02〜0.07 y/ct
Aにしたのは密栓時の作業性、圧縮弾性、酸素バリア性
から決めたもので、この範囲をはずれるとワイン容器の
封栓体としての性能が好ましくない。尚独立気泡にする
ことは必須条件で、連続気泡体は酸素バリア性が全くな
く、又、圧縮回復性も低いので対象とはならない。
高密度ポリエチレン以外の例えば低密度ポリエチレンの
発泡体は、酸素バリア性が悪く、又ポリスチレンの発泡
体は圧縮永久歪が犬きぐ使用することはできない。(比
較例参照) 〈実施例〉 次のような組成に配合したポリマーを径5藺φ のロッ
ドダイから押出成形して密度0.03り/dの26、φ
の円柱状発泡体を得た。
発泡体は、酸素バリア性が悪く、又ポリスチレンの発泡
体は圧縮永久歪が犬きぐ使用することはできない。(比
較例参照) 〈実施例〉 次のような組成に配合したポリマーを径5藺φ のロッ
ドダイから押出成形して密度0.03り/dの26、φ
の円柱状発泡体を得た。
組成:高密度ポリエチレン 旭化成製B870(密度0
.960′i′肩、 HMI = 259710分。
.960′i′肩、 HMI = 259710分。
5Well = 2L f/10on)発泡改質剤 プ
ロノン201 、0.5 phr(日本油脂製、ポリオ
キシエチレン− ポリオキシプロピレン−プロツクポ リマー) 発 泡 剤 F 114/F 113 (モル
比 1:1)0phr この円柱全長さ50口にカットして栓を製造したこのよ
うにして作った栓をワインびんの頚部(内径19配φ)
に通常のコルク挿入機械を用いて挿入した。栓の圧縮弾
性および摩擦特性は挿入機械に対し良好に適合しており
、栓を容易に挿入して頚部を緊密に係合させ、栓が容易
に滑り出すことのない効果的且つ永続的なシールを形成
することができた。
ロノン201 、0.5 phr(日本油脂製、ポリオ
キシエチレン− ポリオキシプロピレン−プロツクポ リマー) 発 泡 剤 F 114/F 113 (モル
比 1:1)0phr この円柱全長さ50口にカットして栓を製造したこのよ
うにして作った栓をワインびんの頚部(内径19配φ)
に通常のコルク挿入機械を用いて挿入した。栓の圧縮弾
性および摩擦特性は挿入機械に対し良好に適合しており
、栓を容易に挿入して頚部を緊密に係合させ、栓が容易
に滑り出すことのない効果的且つ永続的なシールを形成
することができた。
次に2ケ月間の酸素透過量を断面積2.8肩(直径19
mの円に損消)に換算した値と永久圧縮歪を実施例と比
較例について示す。倚2年間の酸素透過量は測定してな
いが、拡散の法則からいって(即ち濃度差が時間経過と
共に縮まるので)2ケ月間の透過量の10倍゛をこえる
ことはないとみて、10倍した値をのせた。
mの円に損消)に換算した値と永久圧縮歪を実施例と比
較例について示す。倚2年間の酸素透過量は測定してな
いが、拡散の法則からいって(即ち濃度差が時間経過と
共に縮まるので)2ケ月間の透過量の10倍゛をこえる
ことはないとみて、10倍した値をのせた。
第2表に示したとおりでちる。
く第2表〉
以上の如く高密度ポリエチレンを使った本発明の発泡体
は、酸素バリア性においても、圧縮弾性においても、極
めてすぐれた封栓体を提供する。
は、酸素バリア性においても、圧縮弾性においても、極
めてすぐれた封栓体を提供する。
なおt、 HMI 、スウェル値、および圧縮永久歪は
次の意味をもつ。
次の意味をもつ。
(1) HMI ニ一定条件での樹脂の流動性を定
量化する尺度であり 、 JIS K 6760に基づ
いて温度190±0.5°C1荷重216 K9の条件
で押出し、10分tl当力の吐出重滑として示す。溶融
樹脂の粘性的特性の指標とされている。
量化する尺度であり 、 JIS K 6760に基づ
いて温度190±0.5°C1荷重216 K9の条件
で押出し、10分tl当力の吐出重滑として示す。溶融
樹脂の粘性的特性の指標とされている。
(2) スウェル値;口径40mmφ (シリンダー
長/シリンダーロ径= 2.5 、スクリュー圧縮比=
3−2)押出機の先端に下向きに設置された内径21m
+φ、外径25圃φの環状ダイよ殴、スクリュー回転数
100 rpm 、温度230℃にてチューブ状の樹脂
を押出してグイ面よ多下方長さ10mに切り出し、その
重量を測定してスウェル値とする。
長/シリンダーロ径= 2.5 、スクリュー圧縮比=
3−2)押出機の先端に下向きに設置された内径21m
+φ、外径25圃φの環状ダイよ殴、スクリュー回転数
100 rpm 、温度230℃にてチューブ状の樹脂
を押出してグイ面よ多下方長さ10mに切り出し、その
重量を測定してスウェル値とする。
単位はf/1ocrnで示す。すなわち特定条件にて押
出された樹脂の単位長さ尚シの重量であフ、溶融)薊脂
の弾性的特性を示すものである。
出された樹脂の単位長さ尚シの重量であフ、溶融)薊脂
の弾性的特性を示すものである。
(3)圧縮永久歪; JIS K6767 に準拠、
先に実施例のところで示した組成を用い大型の押出機に
より直径45簡φの丸棒を押出した。この丸棒から25
wmの辺が押出方向と直角になるような25WX 30
mmX 30mの直方体の試鹸片を切り出した。この試
験片ヲJISK6767に使用する装置を用いて、25
m辺の方向(厚さ方向)に、30■×30簡 の面方向
から圧縮して50チ圧縮した所で固定して標準状態の場
所に連続22時間放置した。
先に実施例のところで示した組成を用い大型の押出機に
より直径45簡φの丸棒を押出した。この丸棒から25
wmの辺が押出方向と直角になるような25WX 30
mmX 30mの直方体の試鹸片を切り出した。この試
験片ヲJISK6767に使用する装置を用いて、25
m辺の方向(厚さ方向)に、30■×30簡 の面方向
から圧縮して50チ圧縮した所で固定して標準状態の場
所に連続22時間放置した。
その後試験片を装置から取り外し、標準状態の場所に2
4時間放置した後、圧縮方向の厚さt+m’i測定した
。圧縮永久歪C(%)は次のようにして算出した。
4時間放置した後、圧縮方向の厚さt+m’i測定した
。圧縮永久歪C(%)は次のようにして算出した。
特許出願人 旭化成工業株式会社
Claims (1)
- 密度0.935 t/−以上で、190℃、21.6に
9におけるメルトインデックスがao y/1a分以下
で、スウェル値が30P/10c1n以下である高密度
ポリエチレンから成る密度が0.02〜0.07 t/
ctdの独立気泡発泡体から成るワイン等の容器の封栓
体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57212646A JPS59103849A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | ワイン等の容器の封栓体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57212646A JPS59103849A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | ワイン等の容器の封栓体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59103849A true JPS59103849A (ja) | 1984-06-15 |
Family
ID=16626076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57212646A Pending JPS59103849A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | ワイン等の容器の封栓体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59103849A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61244756A (ja) * | 1985-04-19 | 1986-10-31 | 株式会社吉野工業所 | 容器用熱可塑性樹脂栓 |
WO1999006293A1 (en) * | 1997-07-31 | 1999-02-11 | Southcorp Australia Pty. Ltd. | Polyethylene closure for a container |
-
1982
- 1982-12-06 JP JP57212646A patent/JPS59103849A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61244756A (ja) * | 1985-04-19 | 1986-10-31 | 株式会社吉野工業所 | 容器用熱可塑性樹脂栓 |
WO1999006293A1 (en) * | 1997-07-31 | 1999-02-11 | Southcorp Australia Pty. Ltd. | Polyethylene closure for a container |
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