JPS5910302B2 - 角丸形紙函とその製造方法 - Google Patents

角丸形紙函とその製造方法

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JPS5910302B2
JPS5910302B2 JP3365681A JP3365681A JPS5910302B2 JP S5910302 B2 JPS5910302 B2 JP S5910302B2 JP 3365681 A JP3365681 A JP 3365681A JP 3365681 A JP3365681 A JP 3365681A JP S5910302 B2 JPS5910302 B2 JP S5910302B2
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JP
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rounded
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JP3365681A
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強 中澤
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PATSUKEEJI NAKAZAWA JUGEN
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PATSUKEEJI NAKAZAWA JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は角丸形紙函とその製造方法に関するるもので
ある。
従来、筒状の周壁を有する紙面の断面形状は、平板状部
分とコーナー部とを有する多角形断面か、円形断面のも
のが一般に普及して(・る。
これに対し周壁やコーナー部に丸味を付した断面形状の
紙面(以下「角丸形紙函」と(・う)が意匠的な好みや
収容物の形状等に応じて求められて(・た。しかし、多
角形断面の筒状紙函は展開及び折曲げ成形により、また
円筒形の紙面は帯状の紙をスパイラル状に多重に巻(・
て成形することによつてそれぞれ比較的簡単にできるの
に対し、角丸形紙函は安価に安定した形状で且つ正確な
構造のものができな(゛ために需要はあつても供給し難
(・と(゛う問題があつた。即ち、上記のような角丸形
紙函の従来の製法にお(・ては、先ず長尺(例えば5m
程度)の角丸形のシリンダー状の金型に、テープ状の紙
材を多重巻装して成形し、長尺の角丸形紙筒を形成して
(・た。
次いでこれを蓋と本体の所定寸法に切断して蓋の上端と
本体の下端をカールし、角丸の天囲板及び底板を嵌合す
る方法が多く採用されて(・た。この紙筒の切断は、第
1図に示すように紙筒1の中心を軸として回転させて紙
筒1の周面に又は端面にカッター2を押接転動せしめて
行つている。しかし図示するように紙筒1の中心から周
壁までの半径が不均一なためにカッターでは紙筒1の回
転に伴つて少くともその内接円と外接円の半径R、、R
2の寸法差だけ往復動させる必要があり、そのための弾
力調整等複雑な機構を伴(゛カッター2の摩耗や破損も
激しく且つ切断精度や外観上の仕上りも好ましくないほ
か、紙面の製造作業そのものが極めて非能率的なものと
なつて(゛た。またこれらのカッターやその応動装置及
び前述した角丸形断面の金型も非常に高価で、製品もコ
スト高となつていた。また切断後の本体及び蓋の端面の
カールはカール用の金型で押圧して行ラが、周壁が既に
角丸形に形成されて(・るためにカールの際の端部の折
れ曲りが不均一になり仕上りの美感が悪く且つ精度に欠
ける欠点がある。さらに金属等と異り元来塑性変形によ
る加工になじまない紙材を無理に角丸形断面に仕上げる
ために、その加工自体も難しく、その変形状態を維持せ
しめるのが困難で、本体の底部付近や蓋の天囲部付近は
底板や天板の支持によつて原形が保てるが、そこから遠
ざかるに伴(・円筒形に近い断面になり、蓋の挿脱も困
難であるばかりでなく、全体形状が本来の角丸形を維持
できな(・と(・う問題がある。
この発明はこれらの諸問題を解消する角丸形紙函とその
製造方法に関するもので、在来の方法で予め円筒形に形
成した紙筒を切断及びカール加工し、その一端を角丸に
変形させて角丸の底板及び天板を挿入嵌合した後、本体
につ(・ては底部付近が上部開口端の形状(この時点で
は円形に近い形状)の内周に挿入できるように形成され
、上部の大半が角丸に形成されて(・る樹脂製の内筒を
圧入して形成し、蓋には必要に応じて内挿蓋を挿入する
方法及びその結果でき上る紙函を提供せんとするもので
ある。
以下図示する実施態様につき説明すると、先ず、在来の
方法で円柱形の巻芯(図示しない)を用(・てテープ状
の紙材をらせん状に巻装し、その上から金、銀又はその
他の色彩を有する薄紙を巻着した後、さらにその上から
テープ状の化粧紙を巻着する等して多重巻装による円筒
形の紙筒を形成し、第2図に示されるような本体と蓋の
円筒形素材3,4を切断形成する。
これらの素材は後で述べるように本体と蓋の外周面を形
成する外管となる。次(・で円筒形素材3,4の各一端
を在来の方法によつて金型等を用(・てカールした後、
第2図に示すように断面形状が所望の角丸の形状をし且
つ素材3,4の内周と略同一の外周を有する成形型5を
素材3,4のカール端側又はその反対側より挿入して、
素材3,4のカール側端部を角丸型に各加熱成形する。
このとき各素材3,4のカール部分のカール自体が成形
型によつて崩されたり潰されたりしな(・ように成形型
5の先端部にはしかるべき逃げやガイド形状を設けてお
く。上記のように少くともカールされた素材3,4の端
部には、反端側開口端より所望の角丸形状をした底板6
又は天板7(第4図参照)を挿入し、カール側端部内に
お(・て該カール部分に周縁が当接するように嵌合する
この底板6又は天板7の嵌合により、素材3,4は本体
側外管と蓋側外管となり、そのカール側の一定長さ部分
は堅牢な角丸形状を保持し、特に高さの少〜・蓋側素材
(蓋側外管)4は全長にわたつて角丸形状を?持するこ
とが可能である。その後蓋側外管4内には必要に応じて
第4図に示すように発泡樹脂その他の断熱材等からなる
角丸形状の内挿蓋8が嵌合固着される。第3図は本体側
外管3に対して内管9を嵌合する状態の斜視図で、内管
9は底板6及び天板7と略同一の寸法及び形状の外周形
状をなす比較的倍率の低いある程度の剛性のある発泡樹
脂又は無発泡の軽量樹脂材よりなり、周壁及び底部は本
体側外管3に対して一定の厚みをもつことが望ましい。
そしてその底部は本体側外管3の上部開口端に妨げなく
挿入できるように、底板6の角丸形状より小径をなす円
形又は各辺が短辺をなす角丸形状をなしており、且つそ
の底部端面から一定高さ部分にわたつて逆円錐面又は逆
角錐状の面をなすようにテーパー若しくは勾配が付され
た挿入案内部10が形成されて(・る。さらにその内管
の高さは後に蓋側外管4の開口端を嵌合せしめ得るよう
に本体側外管3の内部の高さより一定寸法高いものに形
成されて(・る。上記のように形成された内管9を、本
体側外管3を固定してその開口端側から底板6に届くま
で圧入することにより、本体の基本的構造を完成させる
上記圧入に際し、内管底面と本体側外管3の底部との間
の空気が圧縮されて内管9の圧入が妨げられたり、ある
〜・は圧縮空気圧で内管9や本体側外管3又は底板6等
が変形若しくは裂傷したりするのを防止するため、図示
例では底板6に気抜孔11が穿設されて(・る。
また内管9の圧入時に外管3内周面との摩擦抵抗を減じ
部材の変形や破損を防止するために、第6図に示すよう
に内管9の少くとも最も曲率の大きいコーナー部(角丸
部)外周には鋸歯状の断面をなす多数の縦方向の凹凸条
12が形成されて(・る。この凹凸条12は内管9の材
質が発泡材等のように比較的軟質のときは外管3の内周
面に押圧変形されて圧入がスムーズになるほか一定の弾
力作用を伴つて内管9と外管3の固着をより安定したも
のにし、逆に内管9が硬質材のときは凹凸条12の先端
が外管3の内周面にある程度喰い込んで同様な効果を伴
うものである。第4図、第5図はともに本発明の紙函の
構造例を示す全体の縦断図と本体部分の水平断面図で、
既に説明したようにこの発明の紙函では、先ず本体部分
の外管3の下端部は底板6によつて所望の角丸形状が堅
牢に保持され、それより上方の部分は外管9内に挿入さ
れた内管9によつて維持される。
そして外管底部のコーナー内周部には内管下端の導入案
内部10によつて一定の空間が形成される。また図示す
るように、内管9の上端は圧入時の治具の形状によつて
ある(・は予め成形時にアールに形成され、蓋の嵌合時
に挿入がスムーズに行われる構造となつて(゛る。また
内挿蓋8は蓋の角丸形状保持に資するとともに紙函閉塞
時の密閉性を良くし、断熱性、気密性等を良くするのに
好都合である。内管9は気密性等からは一体成形が好ま
し(・が、これを複数個に分割成形することも可能であ
る。
また紙函の断面形状は図示する例のものに限られず、円
形や多角形以外の楕円形等、コーナー部その他がふくら
みを有する容器には広く応用することができる。この発
明は以上の如く構成される結果、従来多くの需要がある
にも力八わらず大量供給が不可能とされて(・た角丸形
紙函を低コストで迅速製作して大量に供給することがで
き、コスト面では従来の紙函の約÷〜÷程度に低減する
ことが可能である。
また外観,精度ともに従来のものより著しく優れ、構造
も堅牢で耐久性に富み且つ軽量化が可能である。特にこ
の発明による紙函は、内部に発泡樹脂等を使用して気密
性、断熱(保温)性、防水性等の優れた性能のものを得
ることができる。なお、本発明の紙函は上記のような優
れた機能や意匠的な適性からアイスクリーム、キヤンデ
イ一等の要冷蔵食品、お茶等の嫌湿性のものその他ワイ
ンやシアンパン等の瓶もの等の容器として極めて汎用性
に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の紙函成形過程の一部を図示する説明図、
第2図は本発明の紙函成形過程の一部を原理的に示す説
明図、第3図は同じく他の過程を示す斜視図、第4図、
第5図は本発明の紙函の構造例を示す縦断面図及び水平
断面図、第6図は主要部品の部分拡大断面図である。 3,4・・・円筒形素材(外管)、5・・・成形型、6
・・・底板、7・・・天板、8・・・内挿蓋、9・・・
内管、10・・・挿入案内部、11・・・気抜孔、12
・・・凹凸条。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体側外管の下端に底板を嵌合して前記外管の下端
    をカールし、蓋側外管の上端をカールしてその内部に天
    板を嵌合し、上端が突出するように前記本体側外管内に
    内管を設けた構造において、上記底板と内管及び天板と
    を同形の角丸形状とし、内管をその下端に本体側外管へ
    の挿入時の案内部を設けて樹脂製材より成形し、本体側
    外管の大部の形状を上記内管によつて形成保持せしめる
    とともに、本体側外管及び蓋側外管の少くともカール部
    付近の角丸形状を前記底板と天板とで保持せしめる構造
    とした角丸形紙函。 2 予め円筒形に成形した紙筒を所定長さに切断して本
    体側円筒形素材と蓋側円筒形素材を作り、上記画素材の
    一端にカール加工を施した後該カールされた端部付近の
    周壁を所望の角丸形断面に成形加工するとともに、該各
    端部内に上記角丸形状をした底板又は天板を挿入嵌合し
    、次いで断面外形が上記底板及び天板と同形の角丸形状
    をなし、下端に挿入案内部を形成した樹脂製で剛性のあ
    る内管を圧入する工程からなる角丸形紙函の製造方法。
JP3365681A 1981-03-09 1981-03-09 角丸形紙函とその製造方法 Expired JPS5910302B2 (ja)

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JPS6411023A (en) * 1987-07-01 1989-01-13 Tsumoto Tekkosho Kk Production of square fiber drum

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