JPS591007Y2 - 自転車用の雨除けマント - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として雨天の日の自転車走行時に用いて便利
な自転車用の雨除はマントに関するものである。

雨天の田こ自転車に乗るには、傘を使用するのでは不安
定で危険であると共に道路交通法に触れるためイ吏用す
ることばで゛きず、レインコ−１・などを着用したとき
その装着に時間が掛かると共に、本人は防雨できても買
物などで荷物を積まなくてはならないとき、荷物が濡れ
る欠点がある。

そこでマント型のレインコートを使用するような方策（
たとえば実開昭５１−６９２６２号によって知られてい
る）もあるが、このような場合には雨天時にありがちな
突風によりコードの裾があおられて安全な自転車走行が
できなくなる等の問題点を有し、このような問題点を解
消する対策として考えられる手段にこのカバーの一部を
自転車に対して引掛は部やクリップを使用する止め金で
係止することが実公昭３５−９２０号によって提案され
ている。

しかし乍ら、このようにすると風によりあおられるのを
阻止できる反面、マント（カバー）着用者が自転車から
おりる際、該マントを係止した部分を外してからでない
と降車できなくなるので非常に不都合である等の欠点が
生じ、結局実用的なものとなり得ない。

本考案は斯かる問題点を解決したものであり、装着も簡
単に行なえ、本人だけでなく荷物ともども防雨すること
ができ、併せて突風による裾のあふりを防止することが
できて安全な自転車による走行ができ、しかも乗降に際
してマントを自転車車体から簡単に係止部を外して、或
いは係止することができるようにした自転車用の雨除は
マントを提案するものである。

即ち、本考案は防水布を使用して全身を覆うことができ
る身副及び丈で肩から裾にかけて広がり勝手とし、上部
にはフードを突き出して一体に取付けて成るマントを形
成し、該マントの前側裏面にはマントの装着時において
肩幅に対応する寸法で腕を伸ばしたときほぼ指先位置と
なる個所には環状にした伸縮自在な掛は紐を一対左右対
称に取付け、該一対の掛は紐取付は部の間の中間やや下
側位置には鉤片を備えた伸縮自在な係止線を取付け、左
右に取付けた掛は紐に適宜指を通してハンドルを握り、
係止線の鉤片を自転車前部の適所に係止させた状態にて
乗車することによりマントのあふりを防止することがで
きると共に荷物を濡らすことなく安全走行できるように
した自転車用の両瞳はマントである。

次に本考案の一実施例を図面について詳述すれば、第１
図及び第２図に示すように、防水布を使用して全身を覆
うことのできる身幅及びひざがしらを覆うことのできる
丈を持ち、裾３を自転車１０に乗車時、自転車１０の前
部荷物かご１１及び後部の荷台をも覆うことのできるよ
う余裕を持った形状としたマント１を形威し、該マント
１の上部にはフード２を縫着したものであり、マント１
の前側裏面にはマント１の装着時における着用者の肩幅
に対応する寸法で腕を伸ばしたときほぼ指先の位置とな
る個所に環状にした伸縮自在な掛は紐４．４′を左右対
称に取付け、また該掛は紐４，４′の取付は部中間位置
で裾３の縁のやや内側の位置には鉤片６を備えて環状に
した伸縮自在な係止縁５を取付けて両瞳はマントを構成
したものである。

斯くの如く構成した本考案マントは、使用に際して第３
図に示すように、着用者がマント１を頭からかぶって全
身を覆うようにし、掛は紐４には右の親指２０を挿通し
、他方の掛紐４′には左の親指（図示せず）を挿通し、
この状態にて自転車１０に乗車し、係止縁５に取付けた
鉤片６を前部荷物かご１１等の適所に係止せしめること
により、自転車１０はマント１によって覆いかぶされる
のであり、このようにすることにより買物等での荷物も
雨に濡らすことはなく、雨天時に多くありがちな突風に
よってマント１の裾３があおられて自転車走行に支障を
起たすこともなく安全運転ができる。

そして紐４，４′にはそれぞれの親指２０を挿通してバ
ンドルのグリップ１２を握っているから、容易に該掛は
紐４，４′が抜けることもなく、ブレーキをかけたりす
るときにも支障がないのであり、また掛は紐４，４′や
係止縁５は伸縮自在であるため各種の自転車形状のもの
にも適応でき、更にはとつさの下車時にも掛は紐４，４
′は親指２０だけにて係止されているため自由に腕を動
かすことができ、荷物かご１１に係止した紐５によりマ
ント１が引っばられることもなく下車が容易に行なえる
のである。

このように本考案自転車用の両瞳はマントは、着用者の
全身を覆って確実に濡れるのを防止し、しかも従来のマ
ント型のレインコートにありがちな突風により裾があお
られるのを防止することができて安全走行が行なえ、各
部の止め紐は伸縮自在な材質のものを使用しているから
とっさの行動にも支障なく安全である。

そして自転車に乗車しないときは普通の両瞳は具として
使用することもできるものであり、またマン１への適所
例えば背部に反射体もしくは蛍光体を付着したテープ等
を取付けておけば夜間の走行に際して、また目立ちやす
い色調の生地を使用すれが昼間でも目立ち易くて交通安
全にも役立つものであり、構造も簡単であるため安価に
提供できる等実用的効果大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案自転車用の両瞳はマンＩ・の一実施例を示す
もので、第１図は使用状態を示す全体斜視図、第２図は
マントを裏返しにした状態の正面図、第３図は一部を切
欠いた要部の斜視図である。 １・・・自転車用の両瞳はマント、２・・・フード、３
・・・裾、４，４′・・・掛は紐、５・・・係止縁、６
・・・鉤片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 防水布を使用して全身を覆うことができる身幅及び丈を
   持ち肩から裾にかけて広がり勝手とし、かつ上部にはフ
   ードを突き出して一体に取り付けて成るマントを形成し
   、該マントの前側裏面にはマントの装着時において肩幅
   に対応する寸法で腕を伸ばしたときほぼ指先位置となる
   個所に環状にした伸縮自在な指に引掛ける掛は紐を一対
   左右対称に取付け、該一対の掛は紐取付は部の間の中間
   やや下側位置には端部に鉤片を備えた伸縮自在な係止線
   を取付けた構成としたことを特徴とする自転車用の雨除
   はマント。