JPS589941A - 焼結鉱冷却機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は焼結機を出て第１次のクラッシャーにかけた
６００〜８ｏｏ′ｃの破砕焼結鉱を、ベルトコンベア等
で輸送可能な１００’Ｃ以下の温度に冷却するための焼
結鉱冷却機に係り、焼結機に続けて設置される装置であ
る。

焼結鉱冷却機には、従来、直線形冷却機、サー。

キュラ形冷却機、あるいはセル形冷却機等があり、それ
ぞれ一長一短があって、例えば直線形は、焼結機から冷
却機、それから篩い分は設備へと移行が容易であり、保
全も容易である反面設備費が割高につき、他方サーキュ
ラ形では設備場所が少なくてすむが、冷却風の排熱回収
が効果的に行われ難い欠点がある。また従来の冷却機は
その全てが冷却のために破砕鉱を機内で移動させるのに
動力が必要であった。

本発明の目的は、直線形の冷却機であって破砕焼結鉱を
移動冷却させる上で可及的に動力を使用せず、破砕焼結
鉱自体の滑り移動を利用する省エネルギー型の冷却機を
得るに゛ある。

また本発明の第２の目的は、焼結鉱を冷却する上で、効
率的に排熱回収を可能ならしめた焼結鉱冷却機を得るに
ある。

本発明の冷却機は上記目的を達成するため傾斜底面を有
する複数個のホッパーの接続よりなり、上方のホッパー
に投入した破砕焼結鉱は主として斜面を滑ることによっ
て下方へ移動する。各ホッパーの接続部には、下部にフ
ィーダーを備え、その上方開度を調節できる切出しゲー
トによって区切られる。例えば第１次クラッシャーから
上のホッパーに入った破砕焼結鉱は、適当な滞留量を保
ちなから区切９下部の前記フィーダーにてゲートから切
出され、順次に下のホッパーに入って滑動し、滞留して
同じ作動が行われ移動してゆき、各ホッパー毎に適当な
焼結鉱の滞留レベルが維持される。本機の動力は例えば
間歇的に駆動させるフィーダーの原動機だけでよい。

□冷却風は押込通風または誘引通風によシ最下方のホッ
パーから順次上方のホッパーへと回り、最上方のホッパ
ーを出た排熱を回収した排風が例えばボイラー等へ導入
される。すなわち高温の破砕焼結鉱は上方のホッパーか
ら順次下のホッパーへ移動して冷却され、冷却風はこれ
と逆に、下方のホッパーから順次上のホッパーへと回り
、各ホッパーづ＼順次冷却してゆき熱を吸収する。

以下、図示例に基づいて本発明をさら°に詳細に説明す
る。

第１図は本発明の焼結鉱冷却機の構造を模型的に例示し
だ縦断側面図。第２図は同じく平面図である。

倒閣は、３個のホッパー（１）（イ）（１′）が傾斜底
面を連続させて、一連に設けられた例を示し、各ホッパ
ーの接続部の下部には倒閣ではニーラスフィーダー　（
２）ｔｄｔ　ｄ’＞を設け、その上方開度を調節する垂
直に上下可動の切出しゲート（３）（ｊ）（イ）がその
上方に設けられ、各ホッパーを仕切っている。（４）は
第１次のシングルロール破砕機であって、焼結機（図示
していない）を出た焼結鉱は第１次破砕機で破砕され、
図示していないが篩い分けを経て６００〜８００°Ｃの
高温の破砕焼結鉱（５）が傾斜底面を滑動し、切出しゲ
ート（３）により堰き止められて第１図に示す如く滞留
する。

この場合、切出しゲート（３）＜、１）（ｉ５の開度は
予め調整しておき、第１のホッパー（１）内に滞留した
破砕焼結鉱は例えばニーラスフィーダー（２）を駆動（
駆動用原動機は図示していない）シ、間歇的に第２のホ
ッパー（ｆ）内へ切出す。切出された破砕焼結鉱は傾斜
底面を滑降し第２の切出しホッパー（イ）で堰き止めら
れ、適量が第２のホツノ−ｒ−（！１）内に図示の如く
滞留する。滞留した破砕焼結鉱はニーラスフィーダー（
歪）を駆動して境３のホラ／ｆ−（１５内へ切出す。同
様にしてニーラスフィーダー（イ）を駆動し切出された
破砕焼結鉱は、次に述べる如くにして、既に１００°Ｃ
以下に冷却されており、斜面を滑降してコンベア（７）
に載り、次の工程に運ばれる。

上記ホッパーの数は上記３個の例に限定されないし、ま
たフィーダーの種類も特に限定するものではない。

各ホッパー内には常に適量の破砕焼結鉱が滞留するよう
、切出しホッパーの開度、およびフィーダーの連続運転
あるいは定期的間歇運転等が管理される。

（６）は冷却風管であり、ブロワ−（図示していない）
の送風は、第１図縦断側面図、第２図平面図に矢印Ａで
示した如く最下方のホッパーｏ３から絵風され、順次上
方のホッパー（イ）（１）へと回ってｐく・すなわち、
ブロワ−からの送風（矢印Ａ）は下方のホッパーｏ’）
の下部側を通り屈折してｉ矢印Ｂ）同ホッパー内の上部
側を通り、屈折して（矢印Ｃ）その上のホッパー（ｆ）
の下部側を通り、屈折して（矢印Ｄ）同ホッパーの上部
側を経てそこで屈折しく矢印Ｅ）最上方のホッパー（１
）に入り、その下部側を通り屈折して（矢印Ｆ）同ホツ
／　Ｘ１１−の上部側を経て十分に排熱を吸収し、約３
００°Ｃに上昇した状態で矢印Ｇの如くホッパーを出て
例えばボイラー（図示していない）の燃焼室へ導かれる
。

上記ブロワ−による押込通風に替えて誘引通風を採用し
てもよく、また冷却風の配管も上記例に限定するもので
はないが、冷却風は高温の破砕焼結鉱が上方のホッパー
から順次下方のホッパーへ移行するのとは逆に、下方の
ホッパーから順次上方のホッパーへ流れるようにした点
、および順次各ホッパー毎に冷却するようにした点にこ
の冷却機の特徴がある。

次に実施例並に効果について記載する。

前記第１図、第２図に示したような」―、中、下３個の
ホッパー（１）（イ）（１′１よりなり、各接続部の下
部にニーラスフィーダー（２）（φ＞　（４’＞を設け
、その上方を切出しゲー）　（３）（３）（３）で仕切
り、図示の如く冷却風管（６）を配置した本発明の冷却
機を用いて実験した。

各ホッパーの容積は７５ｍ１でそこに径１００ｃｒｎφ
の冷却風管各２木兄が横に配管され、各ホッパーには上
部側の冷却風管が略々隠れるレベル迄、破砕焼結鉱が滞
留されるよう、各切出しゲートの開度とニーラスフィー
ダーの駆動間隔を管理した。

冷却には常温空気を１５０．０００　ｍ７ｈｒでブロワ
−により冷却風管に通風したが、上部の承ツバ−を出た
冷却風の温度は約３００°Ｃに昇温していた。また第１
次クラッシャーを出た約７００′ｃの破砕焼伸鉱は、下
のコンベアー上では約７０°Ｃに冷却され　”ていた。

この冷却機は給排鉱量約２００　ｔ／ｈｒを処理゛する
ことができた。

本発明の焼結鉱冷却機は、上述した如く、傾斜底面を有
する複数個のホッパーが直線形に接続してなるものであ
るから、破砕焼結鉱が主として傾斜底面を滑って移動し
、移動動力としては間歇的駆動ですむフィーダー用原動
機のみであるので、。

運転経費が節約できる特徴があり、また直線形冷却機で
るるから、焼却機から冷却機を経て篩い分は機等に至る
設備配置や焼結鉱の移動を容易にできる長所がある・ さらに複数個のホッパーを備え、各ホッパーに破砕焼結
鉱の相当量を貯留できるから、直線形冷却機でありなが
らサーキュラ形冷却機のある種のもの＼ように、冷却設
備以降の設備の故障、その他による不可避の停止に際し
、作業の流れの停止を吸収でき、従って焼結機本体の稼
動率を上昇させる効果がある。

また冷却風が、高熱破砕焼結鉱の移動と逆に、下のホッ
パーから順次上の高温のホッパーにむけて送られるよう
に、且つ、各ホッパー毎に中の焼結鉱が冷却されるよう
設けたので、冷却効果が犬なる上に排熱の回収率が極め
て犬であり、省エネルギーと排熱利用の両面から甚だ効
果の大きい発明と云うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の焼結鉱冷却機の構造を模型的に例示し
た縦断側面図。第２図は同じく平面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）傾斜底面を有する複数個のホッパーを上方のホッ
   パーに投入した焼結鉱が順次下方のポツパーへ移動でき
   るよう接続して配置し、これらのホッパーの接続部には
   下部にフィーダーを備えその上方開度を調節できる切出
   しゲートを設けるとともに冷却風が下方のホッパーから
   順次上方のポツパーを回り、上部ホッパーから出て排熱
   を回収するようにしたことを特徴とする焼結鉱冷却機。