JPS589665Y2 - スクレ−パ− - Google Patents

スクレ−パ−

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Publication number
JPS589665Y2
JPS589665Y2 JP1978027125U JP2712578U JPS589665Y2 JP S589665 Y2 JPS589665 Y2 JP S589665Y2 JP 1978027125 U JP1978027125 U JP 1978027125U JP 2712578 U JP2712578 U JP 2712578U JP S589665 Y2 JPS589665 Y2 JP S589665Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scraper
roll
metal plate
shaped metal
soap
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978027125U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54131553U (ja
Inventor
山田久志
小熊政之
前田彰
早川一雄
牧瀬政行
Original Assignee
ライオン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライオン株式会社 filed Critical ライオン株式会社
Priority to JP1978027125U priority Critical patent/JPS589665Y2/ja
Publication of JPS54131553U publication Critical patent/JPS54131553U/ja
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Publication of JPS589665Y2 publication Critical patent/JPS589665Y2/ja
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  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ロール、回転ドラム等の表面に形成される
フィルム状物質あるいはシート状物質を全面的に掻取る
ためのスクレーパーに関する。
特には、ロールを用いる石けん製造工程においてロール
上に形成されたフィルム軟石けんを効率よく掻取るため
に改良されたスクレーパーに関する。
フィルム軟石けんは、石けん製造装置の後工程で細片化
され鱗片状石けん製品としたり、あるいはリボン状とに
再混練押出成形に供される。
ロール上のフィルム軟石けんはかかる工程にむいて見ら
れるものであって、このものは通常最終ロールの表面に
接触するスクレーパーと称するフィルム剥離装置により
ロールより分離される。
このフィルム軟石けんの製造を4本ロール機を用いた場
合について説明すると、第2図に示すように、サイドロ
ール5、トップロール6、ならびにその下方に位置する
センターロール7、ボトムロール8よりなる4本ロール
機構4に矢印の方向から石けん素地を供給してロール上
に石けんフィルムを形成させ、これをボトムロール8に
接して設けた帯状板のスクレーパーで剥離する。
第3図は第2図のスクレーパ一部分の拡大図である。
般にスクレーパーは、ボトム接触部分の摩耗等により剥
離不良となり、位置の修正や交換を必要とするため、そ
れらの作業を容易にするために、帯状板1とホームダ−
10等で構成される。
この帯状板1はナイフとも別称させる。
帯状板先端は刃状であって、十分にフィルムが剥離され
るようにロール表面にスプリング、ねじなどで圧着され
た状態に維持される。
第1図aは本考案のスクレーパー、第1図すと第1図C
は従来のスクレーパーを示す。
第1図Cのスクレーパーは、帯状板を数個に分割して掻
取るものであってリボン状の中間製品をうるには都合が
よい。
ところが、ロール上の石けんフィルムは一般に、全面的
かつ均一にロール面から剥離することか要求される。
すなわち、ロール上に剥離せず滞留する石けんは、水分
の蒸発により、塊りをつく、るとともに、石けん製品中
に混入してくる水に溶けにくい部分を生じ、製品として
望1しくない上、特にロールが加熱されている場合には
、滞留石けんの変質を生ずるからである。
したがって、第1図Cの分割型スクレーパーは使用され
ず、もっばら第1図すの一枚刃のものが使用される。
また、この従来のスクレーパーは、帯状板にそりを生じ
させないで使用され、ロール面の長手方向全体にわたっ
て均一に刃部分を圧着接触させることがおこなわれる。
この圧着調整は微調整であるため、労力がかかるととも
に、常に監視の必要があり、また長時間運転すると、ス
クレーパーのロール接触部分が摩耗し、ロールとスクレ
ーパーの接触が不充分となり、石けんの一部がロール上
に滞留する。
そして、このような石けんの一部滞留を回避するには、
スクレーパーの位置の再調整が必要になり、lた摩耗が
はげしくなった場合、スクレーパーの交換を行なわなけ
ればならない。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものである。
本考案のスクレーパーの1例を第1図aに、その1つの
使用態様を第4図に示す。
この考案のスクレーパーは第1図aに示すように、一枚
の帯状板1好捷しくは帯状金属板で構成される。
この帯状板1の剥離先端縁2(刃部物)から内方に向か
って、一定の間隔で多数の切込3・・・・・・を並設し
たものである。
この切込みは、リボン状の切断が生じないようにできる
だけ狭い切込みとし、その幅は0.5〜2rILm程度
が適当である。
この切込3・・・・・・は実験によれば帯状金属板1の
短辺に沿ってその半ば位置で切り込み、また切込3・・
・・・・間の間隔は3〜100mm、通常5〜50山と
するのが最も効果的であった。
この考案のスクレーパーは、第4図に示すように、帯状
金属板を僅かに反りを持たせた状態で使用される。
その反りは常に材質の弾性限界内の力によるものである
ようにして、永久的変形が生じないような条件で使用さ
れる。
帯状板は支点12を介して、たとえば重りWにより上方
に彎曲されることによって、刃部分はロール面に圧着さ
れた状態になる。
この考案のスクレーパーは、この状態で連続運転される
この反りを与えるためには、第4図の如く重りを取付け
る方法の他にスプリング等地の適当な手段を講すること
もできる。
この考案のスクレーパーは、上述の如く構成され、すな
わち、ロール面に対する圧接が帯状金属板全体の弾力性
による圧接と、各切込3・・・・・・間の先端部分の弾
力性による各個の圧接による総合圧接で行われているた
め、今昔で一枚刃で行なっていた時に見られる不都合な
点はいずれも解決される。
この考案の効果を例示すると次の通りである。
(1) 従来の一枚刃スクレーパーでは、ロール長手
方向全体にわたって、刃を均一にロール面に圧着するこ
とは面倒であり、その調整に時間と労力を要し、たとえ
調整された後でも、その常時の監視と調整が必要であっ
たが、この考案では圧着は単に大゛体の位置契めを行な
った後、重りW等を用い、その弾性限界内で反りを与え
るだけでよい。
捷た、この考案のスクレーパーを用いる時には、運転時
におけるその監視調整がほとんど必要とされない。
従来のスクレーパーでは、運転中に僅かのロールとの間
隙が生じた場合、面倒な調整を必要としたが、この考案
では、反りによ′つてこの間隙は常に調整されているこ
とになる。
したがって、この考案では、美麗な剥離面とともに、美
麗な剥離フィルムが長時間の運転にわたって保証される
(2)従来の一枚刃のスクレーパーに本考案の使用態様
と同様に反りを与えることは可能であるが、しかしなが
ら、この場合、一様なそりを与えて、ロール長手方向全
体にわたって均一に圧着するようにすることは至難であ
る。
この考案は単に反りを与えるのみで一様に無理なく平均
した力でロールの長手方向全体にわたって、反りがかけ
られる利点を有する。
(3)従来のスクレーパーに摩耗による再調整が常にな
されねばならない。
しかしながら、この考案のものは、極言すれば反りがな
くなる1で使用でき、長期の運転が可能になる。
(4)第1図b t’ cに示した如き従来のものでは
、その接触不良部分を修正するためにその部分を反らせ
ようとすると、その反りを与える力はスクレーパー全幅
にわたり均等に加えられることになり、その麩果、既に
接触している部分には必要以上の力が加わるごとになり
ンロールを損傷する。
これに対し、この考案のスクレーパーでは、剥離先端縁
2から内方に向って一定の間隔で多数の切込み3・・・
・・・が並設されているため、たとえ接触不良部分があ
っても、この部分に加える力は少なくてすみ、既に接触
している部分に対する力は基本的には必要がない。
したがって、この考案のスクレーパーの反りに要する力
は従来のスクレーパーに加える力よりも少なくて済み、
ロールの損傷が回避される。
(5)従来のスクレーパーは、その刃先端縁部分が全幅
にわたって一直線上に揃っていることが必要であるが、
この考案のスクレーパーの場合では、刃先端部分が切込
みで分断されており、またその刃には反りを生じさせる
ことから、多少先端部分が一直線に揃っていなくとも、
ロール面へ接触させることができる。
従って、スクレーパーの刃先精度が従来のものより劣っ
ていても、充分な剥離効果を与え、その刃先加工賃の著
しい低減が達成される。
この考案は以上述べたように、極めて簡単な構造により
スクレーパー主体である帯状金属板1を常にロール面に
正しく接して保持し、使用できるから、石けんの剥離不
良を起す釦それかなく、かつ従来のものと異なりロール
面との当り具合を常に監祝する必要がなく能率的である
そして帯状金属板1の材質を燐青銅のような弾力性のあ
るものとすることによって、特にすぐれた剥離力と長期
運転を達成することができる。
この考案のスクレーパーは、以上述べた構成と効果を有
するものであるから、単に石けんの剥離の目的にとど渣
らず、回転ドラム形乾燥機等のスクレーパーのように、
他のフィルム状あるいはシート状物質の剥離に利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aばこの考案のスクレーパーの平面図及び側面図
。 第1図b1第1図Cは従来のスクレーパーの平面図及び
側面図。 第2図はスクレーパーを用いたロール系の説明図、第3
図は従来のスクレーパーの使用態様図。 第4図はこの考案のスクレーパーの使用態様図である。 図中、符号1は帯状(金属)板、2は剥離先端縁(刃)
、3は切込、4はカレンダーロール系、10はホルダー
を各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾力性を有する長方形の帯状金属板を、その長手方向に
    沿う一辺を剥離先端縁としてロールの周面に近接して基
    台に取付したスクレーパーにおいて、この帯状金属板1
    は、支点12を介して基台に枢支され、剥離先端縁2を
    ロール周面に摺接すると共に他端を重り、スプリング等
    の牽引機構に引かれて弾力性に抗し常に彎曲状態に保持
    され、更に帯状金属板1には予め基端を残して剥離先端
    縁2から短辺に沿う多数の切込3・・・・・・が並設さ
    れ、これら切込3・・・・・・により形成された先端部
    分が各個に独立して上記彎曲状態に保持されていること
    を特徴とするスクレーパー。
JP1978027125U 1978-03-03 1978-03-03 スクレ−パ− Expired JPS589665Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978027125U JPS589665Y2 (ja) 1978-03-03 1978-03-03 スクレ−パ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978027125U JPS589665Y2 (ja) 1978-03-03 1978-03-03 スクレ−パ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54131553U JPS54131553U (ja) 1979-09-12
JPS589665Y2 true JPS589665Y2 (ja) 1983-02-22

Family

ID=28870654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978027125U Expired JPS589665Y2 (ja) 1978-03-03 1978-03-03 スクレ−パ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS589665Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554658Y2 (ja) * 1976-04-26 1980-12-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54131553U (ja) 1979-09-12

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