JPS58963B2 - 藺草の中染め方法および装置 - Google Patents

藺草の中染め方法および装置

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JPS58963B2
JPS58963B2 JP8445279A JP8445279A JPS58963B2 JP S58963 B2 JPS58963 B2 JP S58963B2 JP 8445279 A JP8445279 A JP 8445279A JP 8445279 A JP8445279 A JP 8445279A JP S58963 B2 JPS58963 B2 JP S58963B2
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grass
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JP8445279A
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近藤功
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、死蔵等に用いる藺草の中間部分を染色する
藺草の中染め方法および装置に関するものである。
線模様を有する従来の死菌などにおいては、単色に染色
した藺草を複数種用意し、異なる色の藺草を織込むこと
によって線模様を出していた。
この場合には、藺草は単色に染色すれば足りるので染色
自体は簡単であるが、線模様の種類が限定され、新しい
線模様や変化に富んだ線模様を創り出すことは困難であ
った。
そこで1本の藺草を複数の色に染色するために、藺草の
束の一端部、または両端部を染液に浸漬することが考え
られる。
しかしこの場合藺草の両端を濃い色に染色できても、藺
草の中間部分を濃い色に染色することはできなかった。
すなわち全体を濃い色に染色した後で、両端部を濃い色
に染色することはできないため、中間部分は必ず両端部
よりも薄い色にしなければならなかったためである。
このため特に目立ち易い死菌の中央付近には、明確で鮮
やかな線模様を織出すことができないだけでなく、死蔵
に使用できる線模様の種類も限定されていた。
また線模様によっては、藺草の中間部分だけを染色し他
の部分は藺草自身の色をそのまま使用する必要があるが
、従来の方法ではこのように染色することは不可能であ
った。
この発明は以上のような事情に鑑みなされたものであり
、藺草の中間部分のみを染色したり、この部分を他の部
分に比べて濃く染色したりすることができる藺草の中染
め方法および装置を提供することを目的とするものであ
る。
そしてこの発明はこの目的達成のため、略平行に敷き並
べられた藺草を上下からこの藺草と略直角に挟む2組の
挟持手段に堰堤部を設け、この堰堤部を左右の堰堤とす
る染液流路を、前記藺草の中間部分を横断するように形
成し、この染液流路に染液を導き、前記藺草の中間部分
を通ってこの染液を流下させることによりこの中間部分
を染色するように構成したものである。
以下図面に基いてこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明に係る装置の一実施例を一部断面した
側面図、第2図は同じく平面図、第3図は第1図の■−
■線断面図、第4図は第2図の■−■線断面図である。
第1,2図において符号1は染液加熱槽であり、その下
方には不図示のバーナが配設されている。
この染液加熱槽1内には加熱状態にある染液が入ってい
る。
2はこの染液を汲上げるポンプであり、このポンプ2は
円筒状の本体3と、この本体3内の下部に配設された不
図示の羽根車と、本体3の上部に配設されこの羽根車を
駆動するプーリ4と、本体3の上端外壁に固定された電
気モータ5と、このモータ5の回転軸に固定されたプー
リ6と、このプーリ6と前記プーリ4との間に掛は回さ
れたVベルト7とを備える。
このポンプ2はその本体3の下部が染液加熱槽1内の染
液に浸漬され、この染液を、本体3の上部に形成された
開口8に汲上げる。
9は第1の導液路であり、断面長方形の導水管10を平
面図上で略逆り字状になるように接続することによって
形成され(第2図参照)、その一端が前記ポンプ2の開
口8に接続されている。
この第1の導水路9はその下流側が次第に低くなるよう
に不図示の支持部材により支持されている。
第1の導水路9の流出口11の下方には、第2の導水路
12を形成するトレー13が、染液を前記染液加熱槽1
内へ導くよう傾斜をもって配設されている。
なお、この第2の導水路12は第1の導水路9よりも幅
広である。
20は挟持手段を構成する挟持部材であり、この挟持部
材20は角筒状の基体21と、この基体21の1個面に
溶着され基体21と同じ長さの板状の堰堤部22とを備
えている。
この堰堤部22は、この挟持部材20の後記藺草26を
押圧する面方向には突出することなく、その反対の面方
向へ突出している。
この挟持部材20は2個で1組の挟持手段を形成し、第
2,3図に示すように略平行に敷き並べられた藺草26
を上下からこの藺草26と略直交するように挟む。
すなわち上下一対の基体21.21の両端部には、ゴム
や発泡スチロールから成る弾性体23(第1,4図参照
)を挟んで各基体21.21を締付けるボルト24゜2
4が挿通され、このボルト24.24の突出端にナツト
25,25が螺着されている。
そして上下の各基体21.21と、これら基体21.2
1間に介在された弾性体23,23とで囲まれる部分に
藺草26が挿通されている。
以上のように上下1対で1組をなす挟持部材20.20
は、第2,3図に示すように、各堰堤部22が一定間隔
を持って対向するように藺草26に2組取付けられる。
そして上方へ延在した左右の堰堤部22.22と、これ
らの間に位置する藺草26の中間部26aとで染液流路
27が形成される。
この実施例では、このように2絹の挟持手段で藺草26
を挟持した2個の組立体28.29を前記第2の導液路
12上に載置している。
すなわち各組立体28.29の染液流路27.27が、
前記第1の導液路9の流出口11の下流側へ連続して位
置するように配置されている。
30は第3の導水路31を形成するトレーであり、前記
第1の導水路9から各組立体28、29へ染液を導くも
のである。
すなわちこのトレー30は、その上流側端面が、前記導
水管10の流出口11近傍の外壁に固定されたL字状の
係止具32.32に当接して位置決めされ、流出口11
から流出する染液の約半分を前記上流側組立体28の染
液流路27に導く開口33を備える。
そして染液の残りの半分を前記下流側組立体29の染液
流路27へ導く。
ここで藺草26を前記挟持手段により挟持する手順を説
明する。
乾燥状態にある藺草はその表皮が割れ易く、芯すなわち
トークンも折れ易い。
従って乾燥状態の藺草を上下一対の挟持部材21゜21
で強く挟持すると藺草に傷が付き藺草の品質を低下させ
る。
そこで藺草には、水に浸漬したり水を散布して、表皮の
みならずトークンまで十分な湿度を予め与えておく。
適当な湿度を持った藺草は弾力性に富み、挟持部材21
,21である程度強く挟持しても割れたり傷が付くこと
がない。
このような状態にある藺草は上下の挟持部材21゜21
間に入れられボルト24、およびナツト25で適当な強
さ、すなわち藺草に傷が付かず、かつ染液が染液流路2
7外へ漏出しない程度に締付けられる。
次に染液の流れる様子を第4図によって説明する。
流出口11から流出した染液は、その約半分はトレー3
1の開口33から組立体28の染液流路27に流入し、
他の約半分は組立体29の染液流路27に流入する。
染液は各染液流路27゜27を流れる際、藺草26の中
間部分26a内にしみ込んでゆき、下のトレー13の第
2の導出路12へ流下する。
その間において藺草26はその中間部分26aが染色さ
れる。
第2の導水路12に流下した染液は染液加熱槽1に流入
し、ここで再び加熱される。
その後染液はポンプ2で汲上げられ、第1の導水路9か
ら再び染液流路27,27に流れ込む。
染液は以上の行程を10数分ないし数10分間繰り返し
、循環し続ける。
なおこの実施例におけるモータ5の回転速度を可変とし
たり、或いはプーリ4,6間を無段変速機などで回転伝
達するように構成すれば、藺草の量や染料の種類に応じ
て汲上げる染液の流量を変えることができる。
この実施例においては2個の組立体28、29へ同時に
染液が導かれるようにしたので、大量の藺草を能率良く
中東めするのに適する。
この発明は以上のように、2組の挟持手段によシつで藺
草を挟持して染液流路を形成し、この染液流路から藺草
の中間部分を通って染液を流下させることにより、藺草
の中間部分を染色するようにしたから、藺草の中間部分
のみを染色したり、この中間部分を他の部分に比べて濃
い色に染色したりすることができる。
従って従来の死菌に比べ一層変化に富む線膜様や、新規
な線膜様を創り出すことが可能になるばかりでなく、特
に目立ち易い死菌の中央部付近に明確で鮮やかな模様を
織出すことも可能となり、死蔵の商品価値を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る装置の一実施例を一部断面した
側面図、第2図は同じく平面図、第3図は第1図の■−
■線断面図、また第4図は第2図の■−■線断面図であ
る。 1……染液加熱槽、2……ポンプ、9……第1の導液路
、12……第2の導液路、20……挟持手段を構成する
挟持部材、22……堰堤部、26……藺草、26a……
中間部分、27……染液流路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 略平行に敷き並べられた藺草をこの藺草と略直角に
    上下から挟む2組の挟持手段に堰堤部を設け、この堰堤
    部を左右の堰堤とする染液流路を、前記藺草の中間部分
    を横断するように形成し、この染液流路に染液を導き、
    前記藺草の中間部分を通ってこの染液を流下させること
    により前記藺草の中間部分を染色することを特徴とする
    藺草の中染め方法。 2 略平行に敷き並べられた藺草をこの藺草と略直角に
    上下から挟む2組の挟持手段と、染液を加熱する染液加
    熱槽と、この染液加熱槽から染液を汲上げるポンプと、
    前記2組の挟持手段にそれぞれ設けられた堰堤部間に前
    記藺草の中間部分を横断するように形成された染液流路
    へ前記ポンプにより汲上げられた染液を導く第1の導液
    路と、前記染液流路から前記藺草の中間部分を通って流
    下する染液を前記染液加熱槽に導く第2の導液路とを備
    え、前記藺草の中間部分を染色することを特徴とする藺
    草の中染め装置。
JP8445279A 1979-07-05 1979-07-05 藺草の中染め方法および装置 Expired JPS58963B2 (ja)

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JPS5610404A JPS5610404A (en) 1981-02-02
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