JPS5896033A - フエノ−ルもしくはフエノ−ル誘導体の製法 - Google Patents

フエノ−ルもしくはフエノ−ル誘導体の製法

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JPS5896033A
JPS5896033A JP19439581A JP19439581A JPS5896033A JP S5896033 A JPS5896033 A JP S5896033A JP 19439581 A JP19439581 A JP 19439581A JP 19439581 A JP19439581 A JP 19439581A JP S5896033 A JPS5896033 A JP S5896033A
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JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen peroxide
reaction
phenol
aromatic compound
yield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19439581A
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English (en)
Inventor
Hideo Kinoshita
木下 秀雄
Ryoji Kitahama
北浜 良治
Isamu Iwami
岩見 勇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Dow Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Dow Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Dow Ltd, Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Dow Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、過酸化水素を酸化剤とし、芳香族化合物をヒ
ドロキシル化して、フェノールもしくはフェノール誘導
体を製造する方法に関するものである。
過酸化水素を酸化剤として芳香族化合物よジフェノール
もしくはフェノール誘導体tn造する方法としては、鉄
イオンを触媒とする、いわゆるフェントン反応がよく知
られている。さらに、この反応系に銅イオンを共存させ
て収率アップの検討もなされている。(Walling
 and Johonson 。
J、Amer、Chem、 Soc、、 97 、36
3〜367 (1975)〕。
しかしながら、これらの反応系では、未だ十分満喧でき
る結果が得られていない。何故ならば、先の4献にも示
されている如く、通常、鉄イオン特に2価の鉄イオン存
在下の反応では、過酸化水素と芳香族化合物との反応に
よシ生成した反応中間体であるヒドロキシへキサジェニ
ルラジカルの一部が、フェノールもしくはフェノール誘
導体に変化せず、鉄イオンの作用により出発原料である
芳香族化合物へ変化してしまう。そのため、酸化剤であ
る過酸化水素が効率よく芳香族化合物をヒドロキシル化
することができない欠点がある。
また鉄イオン存在下では、種々の副反応がおこり、フェ
ノールもしくはフェノール誘導体の収率を低下せしめる
欠点もある。
本発明者らは、逆折性よ〈高収率でフェノールもしくは
フェノール誘導体を製造する方法について鋭意研究を進
めた結果、驚くべきことに、鉄イオンを使用せず銅イオ
ンのみで反応させる方が、極めて高い反応収率で、かつ
選択性よくフェノールもしくはフェノール誘導体全製造
することができることを見い出し、本発明を完成するに
到った。
すなわち、本発明は、銅イオンの存在下、芳香族化合物
を過酸化水素で酸化することを特徴とするフェノールも
しくはフェノール誘導体の製法に関するものである。
芳香族化合物は、一般式(I) で示され、X、〜X、は、−R、−CR,−Conの構
造式%式% を有するもので、こ\で、Rは、水素、ノ・ロゲン。
アルキル、アルケニル、アラルキル、アリール基より選
ばれる。それらの例としは、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、アセトフェ
ノン、安息香酸メチル等が挙げられる、 反応の実施に当っては、一般に銅イオンを溶解せしめた
水系溶媒中に、過酸化水素および上記芳香族化合物を共
存せしめ、加熱下反応を進める。
銅イオンは、一般に硫酸塩、塩化物、硝酸塩、過塩素酸
塩等の無機塩、あるいは酢酸塩等の有機地の形で使用さ
れ、その使用量は、水系溶媒1tに対し0.001〜2
.0モル、好捷しくけ0.01〜0.50モルである。
芳香族化合物は、一般に水に対する溶解度が小さく、反
応時その多くは水に分散した状態で反応が進行する。芳
香族化合物の使用量は、通常、仕込みの過酸化水素1モ
ルに対し1〜50モルであるが、水への溶M4−促進さ
せる目的で、過酸化水素に対し大過剰加え、いわゆるW
2O型のエマルジョン状態で反応させることもある。々
お、水に対する芳香族化合物のf1解度向上のために、
水に可溶な有機溶媒、例えばアセトニトリル等を共存さ
せることも可能であり、また界面活性剤を添加し7てエ
マルジョン状態で反応させることも可能である。
過酸化水素は、一般に水系溶媒1tに対し0.001〜
10モルの範囲で使用するが、反応初期に全量添加して
もよいし、また少量づつ分割添加してもよい。むしろ少
量づつ連続的に分割添加した方が好ましい結果を与える
反応における反応系中のpHは、反応性を支配する重要
な因子である。反応は通常プロトン濃度、すなわち、C
H”)が0〜1.0モル/l、好ましくは0〜0.2モ
ル/lの範囲に調整して行う。プロトン源としては、一
般に硫酸、硝酸、塩酸、リン酸等を使用する。
反応温度は25〜100℃、好壕しくけ40〜90℃で
ある。温度が低いときは、反応速度が小さく実用性に欠
ける。また温度を高くすることは、反応速度向上のため
有用であるが、やや反応の効 5− 率を低下せしめる傾向にある。
以上の如くして反応させるとき、触媒としては銅イオン
のみの極めて単純な系で、芳香族化合物を過酸化水素に
より酸化し、高収率、高選択性でフェノールもしくはフ
ェノール誘導体を生成せしめることが可能となり、例え
ばベンゼンを酸化してフェノールを製造するとき、反応
条件の差にもよるが、過酸化水素基準で最高〜85チの
収率を達成することができる。
なお、置換基の種類にもよるが、例えばアルキル基で置
換された芳香族化合物の場合、側鎖が酸化された生成物
も生成するが、得られるものは付加価値の高いものも多
く、これらも本発明で実施可能である。
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例1 200πlのフラスコ中に、硫酸第2銅0.03mO4
/lおよび硫酸0.01 mol/lを含む水溶液10
0m1と、過酸化水素1.0 mmot、ベンゼン2.
0 fnl、を四時に仕込んだのち、攪拌下80℃で2
時間加熱反応 6− せしめた。反応生成物をエーテル抽出したのち、ガスク
ロ分析の結果、フェノールは0.650 mmot生成
し、過酸化水素に対する収率は65.0 %であった。
実施例2 硫酸銅の磁度を変える以外は、実施例1と同−条件で反
応させた結果を第1表に示す。
0 0+018.7 01.0365+0 0+05          62j O+2048+5 (旺)過酸化水素に対する収率(以下同じ)実施例3 硫酸の濃度を変える以外は、実施例1と同一条件で反応
させた結果を第2表に示す。
第2表 0                   3 0.5
0.0 0 2              5 7.
00.0 0 5              6 5
.6(1,0165,0 0,0220,3 実施例4 200 mlのフラスコ中に、硫酸第2銅0.03mo
l/lおよび硫酸0.01mot/lを含む水溶液9〇
−を入れ、これにベンゼン2 mlを添加した。反応液
を80℃に昇温したのち、ヂW拌下過酸化水素1.0m
motを含む水溶液10−を2時間かけて連続添加した
。そののち30分間、さらに80℃で加熱した。反応生
成物全ニーデル抽出したのちカスクロ分析した結果、フ
ェノールの過酸化水素に対する収率は75.0%であっ
た。
実施例5 200 mlのフラスコ中に、硫酸第2銅0.20mo
z/zおよび硫酸o、o 3mat/l f含む水溶液
20mef入れ、これにベンセン80r/f:添加した
反応液を80℃に昇温したのち、攪拌上過酸化水素1.
0mmotを含む水溶液S meを2時間かけて連続添
加した。そののち30分間、さらに80℃で加熱した。
反応生成物の分析の結果、フェノールの過酸化水素に対
する収率は84.6%であった。
実施例6 過酸化水素の添加量を変えること以外は、実施例5と同
一条件で反応を行なった結果全第3表に示す。
第3衣 過酸化水素の添加量(mmot)    フェノール収
率嵯)1+084+6 5.0           65+510.0   
        52.32 JO35+4 実施例7 200 mlのフラスコ中に、各純銅化合物0.03m
ol/lを含む水溶液I G Otnlを入れ、これに
過酸化水素1.0mmo/−およびべ/セン2rnl!
 ”;x &加した。
−9− 80℃で2時間反応させた結果を第4表に示す。
第4表 各種銅化合物      フェノール収率(%)CuS
0.           30.5CuC/、   
          7.8Cu(C4O4)2   
      39.8Cu(NO3)250.7 実施例8 200m/のフラスコ中に、硫酸第2銅0.02mol
/AS硫?J O,01mo7/、4を含む水溶液10
0m1. f 入れ、これにトルエン1−および過酸化
水素1、Ommotを添加した。反応液を60℃に昇温
したのち、攪拌下2時間反応せしめた。反応生成物を実
施例1と同じ後処理をした結果、クレゾールが生成して
いることが確認された。その過酸化水素に対する収率は
61.0%であり、オルト/メタ/パラの比率は577
18/25であった。さらにクレゾール以外Vこ6.5
チのベンズアルデヒドおよヒ2,8′l!Iのベンジル
アルコールを副生じていた。
実施例? 200ゴのフラスコ中に、硫酸第2銅0.03m0t/
ls硫酸0.01 mob/ノ、を含む水溶液100−
を入れ、これにアセトフェノン1 mlおよび過酸化水
素1 、0 mmotを添加した。反応液を80℃に昇
温したのち、姶拌下2時間反応せしめた。反応生成物を
実施例1と同じ後処理をした結果、ヒドロキシアセトフ
ェノンが生成していることが確認された。その過酸化水
素に対する収率は24.4チであり、オルト/メタ/バ
ラの比率は50,4 / 28,0/21.6であった
−11− 276−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 銅イオンの存在下、一般式(II X。 (たソし、X、〜X、は、−R、−CR,−、COR(
    7)構造式%式% を有するもので、こ\で、Rは、水素、ハロゲン、アル
    キル、アルケニル、アラルキル、アリール基より選ばれ
    る。) で示される芳香族化合物を過酸化水素で酸化することを
    特徴とするフェノールもしくはフェノール誘導体の製法
JP19439581A 1981-12-04 1981-12-04 フエノ−ルもしくはフエノ−ル誘導体の製法 Pending JPS5896033A (ja)

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JP19439581A JPS5896033A (ja) 1981-12-04 1981-12-04 フエノ−ルもしくはフエノ−ル誘導体の製法

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JP19439581A JPS5896033A (ja) 1981-12-04 1981-12-04 フエノ−ルもしくはフエノ−ル誘導体の製法

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ID=16323874

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JP19439581A Pending JPS5896033A (ja) 1981-12-04 1981-12-04 フエノ−ルもしくはフエノ−ル誘導体の製法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6180836B1 (en) * 1999-08-17 2001-01-30 National Science Council Of Republic Of China Preparation of phenol via one-step hydroxylation of benzene catalyzed by copper-containing molecular sieve

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6180836B1 (en) * 1999-08-17 2001-01-30 National Science Council Of Republic Of China Preparation of phenol via one-step hydroxylation of benzene catalyzed by copper-containing molecular sieve

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