JPS58939B2 - 鋳造用模型 - Google Patents
鋳造用模型Info
- Publication number
- JPS58939B2 JPS58939B2 JP54056012A JP5601279A JPS58939B2 JP S58939 B2 JPS58939 B2 JP S58939B2 JP 54056012 A JP54056012 A JP 54056012A JP 5601279 A JP5601279 A JP 5601279A JP S58939 B2 JPS58939 B2 JP S58939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- model
- resin
- vinyl acetate
- mold
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は適度の柔軟性と良好な表面硬度並びに強度を有
し、かつ加熱することにより再生可能なホットメルトタ
イプの鋳造用模型の提供に関する。
し、かつ加熱することにより再生可能なホットメルトタ
イプの鋳造用模型の提供に関する。
一般に、鋳造用に用いる模型としては木型、金型、樹脂
型等があり、その使用状態によってこれらが適宜使用さ
れているが、このうち樹脂型としてはエポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂、ポリスチレン樹脂がよく用いられている。
型等があり、その使用状態によってこれらが適宜使用さ
れているが、このうち樹脂型としてはエポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂、ポリスチレン樹脂がよく用いられている。
また、抜は勾配のない場合や、インペラ模型の如くその
羽根が捩れている場合等模型の抜型に支障があるもので
は、従来フレキシブルな性質を備えた特にシリコン樹脂
が用いられている。
羽根が捩れている場合等模型の抜型に支障があるもので
は、従来フレキシブルな性質を備えた特にシリコン樹脂
が用いられている。
しかし、このシリコン樹脂から成る模型では柔軟性には
優れているものの、その表面硬度並びに強度が低く、そ
れ改造型時に搗き固めを要する鋳型では寸法精度の悪化
という問題を生じ、又経済的に高価なもので、その製作
時においては樹脂を型内に注入し硬化触媒にょシ硬化さ
せて得るものであるため再生不可能であり、益々経済性
に劣るという欠点もあった。
優れているものの、その表面硬度並びに強度が低く、そ
れ改造型時に搗き固めを要する鋳型では寸法精度の悪化
という問題を生じ、又経済的に高価なもので、その製作
時においては樹脂を型内に注入し硬化触媒にょシ硬化さ
せて得るものであるため再生不可能であり、益々経済性
に劣るという欠点もあった。
本発明はこのような問題点乃至欠点を有するシリコン樹
脂製のものに代えて、上記のような抜型困難な模型形状
の場合に用いる新しい鋳造用模型を提供するもので、そ
の特徴とする処は、酢酸ビニルを重量比で6〜40%含
有するエチレン−酢酸ビニル樹脂から成る点にある。
脂製のものに代えて、上記のような抜型困難な模型形状
の場合に用いる新しい鋳造用模型を提供するもので、そ
の特徴とする処は、酢酸ビニルを重量比で6〜40%含
有するエチレン−酢酸ビニル樹脂から成る点にある。
本発明ではフレキシブルな性質を有する模型を製作する
のに、ホットメルトタイプの樹脂を用いてその再生使用
も同時に可能ならしめようとするもので、その為に種々
実験検討した結果、エチレン−酢酸ビニル系の樹脂が最
も適していることを知見した。
のに、ホットメルトタイプの樹脂を用いてその再生使用
も同時に可能ならしめようとするもので、その為に種々
実験検討した結果、エチレン−酢酸ビニル系の樹脂が最
も適していることを知見した。
しかし、このエチレン−酢酸ビニル系樹脂においては、
エチレン樹脂に対する酢酸ビニルの含有量が適当でない
と満足すべき性質の模型を得ることは出来ない。
エチレン樹脂に対する酢酸ビニルの含有量が適当でない
と満足すべき性質の模型を得ることは出来ない。
即ち、エチレン−酢酸ビニル樹脂中の酢酸ビニル含有量
が重量比で6%以下若しくは40%以上のものでは、樹
脂を溶融した際の流動性が悪く模型成型時の成型性の低
下や成型時間の延長を招き適当ではない。
が重量比で6%以下若しくは40%以上のものでは、樹
脂を溶融した際の流動性が悪く模型成型時の成型性の低
下や成型時間の延長を招き適当ではない。
従って、本発明の模型では前記のような特定した酢酸ビ
ニル量を含有し、かつ特定したメルトインレックスの範
囲にあるエチレン−酢酸ビニル樹脂を用いるのである。
ニル量を含有し、かつ特定したメルトインレックスの範
囲にあるエチレン−酢酸ビニル樹脂を用いるのである。
このようなエチレン−酢酸ビニル樹脂は、模型製作時に
160〜200℃程度の適正温度範囲内で溶融され、木
型、金型或いは石膏型等の型内に注入乃至圧入され、同
型内で冷却凝固して、目的形状の鋳造用模型に成型され
る。
160〜200℃程度の適正温度範囲内で溶融され、木
型、金型或いは石膏型等の型内に注入乃至圧入され、同
型内で冷却凝固して、目的形状の鋳造用模型に成型され
る。
以上のような本発明の鋳造用模型では、適度な柔軟性を
具備するものであって、模型形状が捩れていたり、抜は
勾配が無い場合や著しくは逆勾配を伴う場合においても
スムーズに抜型できるものとなる。
具備するものであって、模型形状が捩れていたり、抜は
勾配が無い場合や著しくは逆勾配を伴う場合においても
スムーズに抜型できるものとなる。
又、本発明の模型はホットメルトタイプであって、しか
も流動性がよいものである為に、寸法精度の高い模型が
製作出来、同時に充分なる表面硬度と強度を存するもの
である故、鋳型を搗き固めたりする場合においても、従
来のシリコン樹脂に比べて損傷する惧れは小さく、長期
に亘って高い寸法精度の鋳型を得る利点がある。
も流動性がよいものである為に、寸法精度の高い模型が
製作出来、同時に充分なる表面硬度と強度を存するもの
である故、鋳型を搗き固めたりする場合においても、従
来のシリコン樹脂に比べて損傷する惧れは小さく、長期
に亘って高い寸法精度の鋳型を得る利点がある。
そして、本発明の模型はシリコン樹脂に比して安価に製
作されるものであり、ある形状の模型が不要になった場
合には容易に他の形状の模型に再生利用できるもので、
一層経済的である。
作されるものであり、ある形状の模型が不要になった場
合には容易に他の形状の模型に再生利用できるもので、
一層経済的である。
尚、本発明の模型はフラン鋳型やウレタン鋳型に供する
場合でも、その溶剤に侵されることはないし、またその
鋳型性にも優れたものである。
場合でも、その溶剤に侵されることはないし、またその
鋳型性にも優れたものである。
以上説明したように、本発明のエチレン−酢酸ビニル樹
脂からなる鋳造用模型は、鋳型からの抜型が困難で柔軟
性を必要とする模型には最適なものであって、従来のシ
リコン樹脂製のものに代えて使用すれば、鋳型の寸法精
度や経済性等の面で大きな工業的効果を発揮するものと
なる。
脂からなる鋳造用模型は、鋳型からの抜型が困難で柔軟
性を必要とする模型には最適なものであって、従来のシ
リコン樹脂製のものに代えて使用すれば、鋳型の寸法精
度や経済性等の面で大きな工業的効果を発揮するものと
なる。
Claims (1)
- 1 酢酸ビニールを重量比で6〜40%含有するエチレ
ン−酢酸ビニル樹脂から成ることを特徴とする鋳造用模
型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54056012A JPS58939B2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 鋳造用模型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54056012A JPS58939B2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 鋳造用模型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55147451A JPS55147451A (en) | 1980-11-17 |
JPS58939B2 true JPS58939B2 (ja) | 1983-01-08 |
Family
ID=13015135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54056012A Expired JPS58939B2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 鋳造用模型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58939B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6348543Y2 (ja) * | 1984-07-06 | 1988-12-14 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5029417A (ja) * | 1973-07-19 | 1975-03-25 | ||
JPS5450425A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-20 | Hitachi Ltd | Method of making mold |
-
1979
- 1979-05-07 JP JP54056012A patent/JPS58939B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5029417A (ja) * | 1973-07-19 | 1975-03-25 | ||
JPS5450425A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-20 | Hitachi Ltd | Method of making mold |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6348543Y2 (ja) * | 1984-07-06 | 1988-12-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55147451A (en) | 1980-11-17 |
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