JP3141477U - 高硬度の注型用シリコンゴム金型 - Google Patents

高硬度の注型用シリコンゴム金型 Download PDF

Info

Publication number
JP3141477U
JP3141477U JP2008001356U JP2008001356U JP3141477U JP 3141477 U JP3141477 U JP 3141477U JP 2008001356 U JP2008001356 U JP 2008001356U JP 2008001356 U JP2008001356 U JP 2008001356U JP 3141477 U JP3141477 U JP 3141477U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
silicon rubber
rubber mold
casting
silicone rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008001356U
Other languages
English (en)
Inventor
巌 佐藤
Original Assignee
有限会社光沢
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社光沢 filed Critical 有限会社光沢
Priority to JP2008001356U priority Critical patent/JP3141477U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3141477U publication Critical patent/JP3141477U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】射出成型に使用することができる高硬度の注型用シリコンゴム金型を提供する。
【解決手段】あらゆる樹脂材料を成型出来るようにするためには、如何にシリコンゴム金型を硬くするかで、硬すぎて脆くなったり、なお柔らかかったりで適当なる硬度を得る材料が見つからず四苦八苦の上、偶然にも産業破棄物の卵の殻を粉末にして、シリコンゴムの材料に添加することで、最適なる硬度を持ったシリコンゴム金型を得る。
【選択図】図1

Description

本考案は、射出成型に使用される注型用シリコンゴム金型に、付加した技術に関するものである。
現在、多品種少量製品(試作品含)はその対応力が問われており、特にその樹脂類の成型品は、金型の精度と共に多種少量での敏速な金型交換や、金型自体のコスト低減等多くの問題が提議され、従来の簡易型ではアルミ材をMCで加工したアルミ簡易型、メタルレンジを硬化させ作成した樹脂簡易型、RP装置で作成したダイレクト型が多く利用されていた。しかし近年は、シリコンゴムを硬化させ作成した、シリコンゴム金型の利用が増加しており、その卓越した軽量で簡易性、利便性、高精度で低コストだから、これで樹脂材料を射出して成型をする方法が多くなってきた。
しかしながら、従来の注型用シリコンゴム金型で射出成型を行うと、樹脂材料によるが、注入時の圧力にゴム型が押されてしまい、形状が崩れてしまう。つまり射出する樹脂等の原材料を選定する必要があり、その精度や効率性に問題があった。
本考案は、このような点を改善する為にも、なされたものである。
これらの課題を解決する方法として、本考案ではシリコンゴム金型の硬度を上げることが最重要であると発案、研究開発を繰り返した結果、最良の実証を得たのである。つまり、ゲル状シリコンゴム材(1)に、粉末の卵の殻(2)をその比率1:1の割合で混合して、さらにこれに硬化剤(3)を1/10の割合で混合混練し、これらを金型形状に作られた、マスターモデル(5)を設けた、型枠(4)に流し込んで硬化させ、型枠(4)およびマスターモデル(5)を取り去ってシリコンゴム金型を取り出し、バリ仕上げをして、高硬度の注型用シリコンゴム金型が完成する。
本考案によると、通常のシリコンゴム金型は硬度38°ぐらいで柔らかいが、しかし、粉末の卵の殻(2)を添加したものは硬度80°にもなり、かなり硬いものになるが、これ以上硬度が上がると脆くなり易い事が実証された。また粉末ガラスや粉末石膏等を添加して検証を試みたが、硬度としては遥かに低い柔らかなものであった。結局、数多くの添加物の中で一番、硬度80°に合致したものは、粉末の卵の殻(2)であることを発見したのである。
1.シリコンゴム金型の硬度が80°になったことで、従来のシリコンゴム金型のように、射出成型での注入時の圧力に型が押されて形状が崩れることも無く、従来では不向きだった、ポリプロピレン類(PP等)およびガラス入り樹脂等の製品までがダレルこと無く、また流れにくくすぐ硬化する、ABS樹脂でも高精度、高品質で複雑形状のものが出来るようになった。
2.金属金型と比較しても、同等以上の精度と品質および高仕上りが得られる。
3.通常金属金型は押出ピンと離剥剤を使うのでピン傷が付く事と、離剥剤の高いコストがかかるが、本考案はこれらをまったく必要としない。
4.シリコンゴム金型であるから軽量で、手で持ってるので取扱いが簡単である。
5.従来の金属金型は、研磨加工が大変であり、また修正が出来ない。しかし本考案は修正や後加工が簡単に出来、マスターモデル通りに出来るので金型表面の研磨や仕上げ等は必要としない。
6.従来のシリコンゴム注型金型は、一度に10個以下しか注型品が取れないが、本考案では一度に100個以上取れる特徴をもっている。
7.卵の殼は、産業破棄物であり熱に強いので、その破棄処理には困っているが本考案には、熱に強い事は利点であり、破棄物の再利用として貢献出来る。
8.金型の製作コストおよび金型製作材料費が金属金型に比較して1/100以下である。
以下、本考案の実施の形態について説明する。
まず、金型形状に製作した型枠(4)とマスターモデル(5)をセットする。次にゲル状シリコンゴム材(1)に、粉末の卵の殻(2)を1:1重量比率で添加混合して、さらに硬化剤(3)をこれらに対して1/10の割合で混合して、これらを良く混練する。これを型枠に流し込むと硬度80°で硬化する。硬化後に型枠(4)とマスターモデル(5)を外して、シリコンゴム金型を取り出し、さらにバリ取り仕上げを行って完成する。
本考案は、以上のような構成であり、この使用用途は広く、ローコストであり高精度高精密金型である事から、多機種少量生産や試作品には欠かせない存在ある。
本考案の製作工程図である。
符号の説明
1 ゲル状シリコンゴム材
2 粉末の卵の殻
3 硬化剤
4 型枠
5 マスターモデル

Claims (1)

  1. 粉末の卵の殼(2)と、ゲル状シリコンゴム材(1)を1:1比率で混合したものに、さらに硬化剤(3)と共に混練してから、マスターモデル(5)を設けた、型枠(4)にこれらを流し込んで硬化させて出来上がった、高硬度の注型用シリコンゴム金型。
JP2008001356U 2008-02-08 2008-02-08 高硬度の注型用シリコンゴム金型 Expired - Fee Related JP3141477U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008001356U JP3141477U (ja) 2008-02-08 2008-02-08 高硬度の注型用シリコンゴム金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008001356U JP3141477U (ja) 2008-02-08 2008-02-08 高硬度の注型用シリコンゴム金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3141477U true JP3141477U (ja) 2008-05-08

Family

ID=43291532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008001356U Expired - Fee Related JP3141477U (ja) 2008-02-08 2008-02-08 高硬度の注型用シリコンゴム金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3141477U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104907492B (zh) 一种面向双层壁空心涡轮叶片的制造方法
CN102806310B (zh) 金属构件铸造工艺
CN108275958B (zh) 一种水溶性消失模型芯、其制备方法及应用
CN103752766B (zh) 一种树脂铸造模具的快速制造方法
CN103962510B (zh) 净尺寸砂芯模成型工艺
CN110102711A (zh) 铸钢件成型工艺铸型的制造方法
JP3141477U (ja) 高硬度の注型用シリコンゴム金型
JP2006231895A (ja) 高硬度の注型用シリコンゴム金型
CN105599178A (zh) 一种光固化注塑模具模芯及其制造方法
CN106623781B (zh) 一种用于雕像铸造的蜡模快速成型工艺
CN104693687A (zh) 一种环氧树脂塑料模具配方及其浇注工艺
CN103302249A (zh) 铸钢齿轮毛坯的模具制造方法
CN102525027A (zh) 一种双密度鞋底及其制作方法
CN105312497A (zh) 金属构件铸造工艺
CN101633039A (zh) 一种浇注大幅面薄壁复杂曲面零件的制模方法
KR100350425B1 (ko) 주철분말을 이용한 쾌속금형 제조방법
RU2393046C1 (ru) Способ изготовления литейных моделей
CN102525026A (zh) 一种鞋底及其制作方法
JPS58151936A (ja) 鋳造用中子構造
TWI680849B (zh) 中介模具製作方法
CN105268917A (zh) 一种铸造工艺
CN103769536A (zh) 一种树脂铸造芯盒的快速制造方法
CN114750261A (zh) 一种立体花纹式石膏模的制造方法
JPS61112602A (ja) セラミツクス成形用鋳型
CN108655367A (zh) 一种具有排气槽的pu发泡模具的真空铸造工艺

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees