JPS589333Y2 - カイタイケイスウイソウソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、乾燥機から送出された海苔を一定枚数毎に１
とめて次の工程（例えば裁断或いは包装等）へ移送する
海苔計数移送装置に関するものである。

海苔は、紙及びこれに類する薄葉片と相違し、その性質
には特異なものがあり、夫々の海苔片の厚さが一定でな
く而も紙のような強靭性（いわゆる通常こしといわれて
いる）がないため、その取扱いはきわめて困難である。

１しでやこの海苔片は紙のように平板性に画一性がなく
、歪んだものも多く、特にきわめて薄く重量がなく而も
歪んだ海苔が台筐れている場合、これを他の海苔と整え
ることは困難である。

このような性質を有する海苔を一定枚数計数し而もこの
一定枚数毎の海苔束を整えて送るために、カウンターに
よって計数した海苔を自由落下させて整える方式が考え
られるが、この海苔を自由落下させると各海苔の厚み及
び重量の相違によって夫々の海苔の落下方向及び落下姿
勢が一定にはならず、その整一化がきわめて困難であり
、や＼もすると軽く而も薄い海苔片の場合彎曲したり折
れ曲ったりする惧があり好１しくない。

本考案は、特に上記の点に鑑みて、特異な性質を有する
海苔であっても、予定の枚数を確実に整えて送り出すこ
とができるようにすることを主たる目的とするものであ
る。

この為に本考案では、周面に夫々間隔を置いて放射方向
並びに軸方向に固定した複数の杆を設けた回転筒と、上
記回転筒の軸方向に固定した杆の移動域間に始端を位置
付は且略水平方向の停止位置にある杆より僅かに上刃に
位置付けられた移送用無端ベルトと、該移送用無端ベル
トと回転筒をはさんで対向する位置に回転筒の杆が突入
通過するくしの歯状の案内板と、停止位置にある打上に
海苔を強制的に送り込むために上記案内板に臨ませて上
下に対をなす海苔移送用ローラーとからなり、海苔のカ
ウンターの指令により回転筒を杆の放射角度だけ間歇回
動するようにしたことを特徴とする。

以下図示した実施例により本考案の詳細を説明する。

図中符号７がカウンターで、このカウンター７の前方に
上下に相接触する一対の海苔移送用のローラー６．６を
設け、その下方にわずかに先方に傾斜したくしの歯状の
案内板５．５を互いに一定の間隔を置いて並置し、これ
ら案内板５，５の間に軸３を中心に間歇的に回動する回
転筒１の周囲の放射力向並びに軸方向に互いに等間隔（
例えば６０度の間隔）を以って放射状に固定した杆２．
２を配置し、回転筒１の停止位置に於いて杆２．２が案
内板５，５０間に水平状態にあるようにしである。

一方図中４が移送用無端ベルトで、その始端を回転筒の
軸方向に固定した杆２，２の移動域間に位置付は且その
移送筒を水平方向の停止位置にある杆２．２よりも僅か
に上方に位置付けて構成しである。

斯かる構成からなる本考案装置において、乾燥機から送
出された海苔は、先ずカウンター７により計数され、次
いでローラ−６ｊ６間に挾１れで強制的に前方に送り出
される。

即ちこの際海苔は、ローラー６．６によって強制的に送
り出されるから、その送り出し方向は水平力向であり、
その送り出し方向及び海苔の姿勢が強制的に整一される
。

斯くして送り出された海苔は、案内板５．５及び杆２，
２の上に速かに下降し、次々に重なることになる。

而して海苔が規定の枚数に達するとカウンター７からの
指令により回転筒１が一定角度（図示例のものなら６０
度）回動し、その次の回動により海苔積重体はその左方
の杆２，２上に自動的に転位し、更に次の回動により海
苔積重体は移送用の無端ベルト４上に移され、杆２，２
が海苔から離れる間に海苔積重体は無端ベルト４によっ
て次工程へ移送される。

叙上の如く本考案装置によると、特に停止位置にある杆
２．２上に海苔を送り込むために案内板５．５に両筒せ
て上下に対をなす海苔移送用ローラー６．６を設けたか
ら、海苔はこのローラー６ｊ６によって強制的に送り出
され、その送り出し方向が水平力向となる。

従って強靭性がなく而も重量並びに厚さの相違する海苔
であっても均一に一定力向に姿勢を整えて送り出すこと
ができ、その結果日清且確実に而も整−化して海苔の計
数移送を行うことができる大きな利点を有する。

加えてくしの歯状の案内板５，５を設けていることによ
って回転筒１の間歇回動中にローラー６．６によって海
苔が送り出されることがあっても、この案内板５，５に
よって海苔は適正な位置に受は止められるもので、高速
作動時でも充分整一化することができる利点も有する。

更に本考案は移送用無端ベルト４の移送面を停止位置に
ある杆２，２の僅か上方に位置付けであるから、回転筒
の回動終端位置で海苔積重体を無端ベルト４上に移し替
えることができるから、比較的多い枚数の積重体であっ
ても整一状態の筐＼で確実に送り出すことができ、充分
高速作動にも適する効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の正面図、第２図は同じく平面図で
ある。 １・・・・・・回転筒、２・・・・・・杆、３・・・・
・・軸、４・・・・・・無端ベルト、５・・・・・・案
内板、６・・・・・・ローラー、７・・・・・・カウン
ター。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周面に夫々間隔を置いて放射方向並びに軸方向に固定し
   た複数の杆２，２を設けた回転筒１と、上記回転筒１の
   軸方向に固定した杆２，２の移動域間に始端を位置付は
   且略水平あ尚の停止位置にある杆２ｊ２より僅かに上方
   に位置付けられた移送用無端ベルト４と、該移送用無端
   ベルト４と回転筒１をはさんで対向する位置に回転筒１
   の杆２゜２が突入通過するくしの歯状の案内板５，５と
   、停止位置にある杆２，２上に海苔を強制的に送り込む
   ために上記案内板５．５に臨１ぜて上下に対をなす海苔
   移送用ローラー６．６とからなり、海苔のカウンター７
   ０指令により回転筒１を杆２＃２の放射角度だけ間歇回
   動するようにした海苔計数移送装置。