JPS5893141A - ガス放電パネルとその駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の技術分野 本郷明はガス放電バネ〜の改良に係９、特に対向放電形
ガス放電バネｐにおける放電特性の改善及び高解像度化
を図るためのパネル構造とその駆動方法に関するもので
ある。

（２）従来技術と問題点 ブフズマディスプレイバネ〃の名称で知られる平板表示
用ガス放電パネルの一種としてドツト表示形式の対向放
電マトリックス形ガス放電ノ（ネルがある。この形式の
ガス放電パネルの基本的な構造は誘電体層で被覆され九
複数のＸ電極を支持した第１電極基板と同様にして複数
のＹ電極を支持した第２電極基板とを所定の微小間隔の
ガス放電空間を挾んで双方の電極が直交する如く対向配
置し、両電極間に選択的に書込み電圧を印加して、両番
電極の対向交点部分、即ちマトリックス状の放電上μを
選択的にプラズマ放電によって発光させることによって
発光表示を行なっている。

ところで上述の如きガス放電パネルの表示解像度が高く
なり、放電セル密度、即ちパネルの単位面積当りの放電
セルの構成数が増加することによって各放電セル間が近
接配置されると、選択的に電圧が印加された放電セルの
壁電荷及び放電の広がりが隣接放電上μに波及して、結
合する度合が大きくなシ、前記隣接上μを誤放電させる
不都合が生ずると共にバネ〃の放電開始電圧が低減する
臂いった現象がある。従ってガス放電パネルの高解像化
にあだっては、マトリックス状の放電セルの各七〜間隔
を０．１５６以下にすると上述の如き不都合に起因して
パネルの書込み動作マージンが大幅に低下するといった
欠牛があり、実用的でなかった。

そこで上述の如き隣接放電セル間での放電の結合を排除
するために、例えば特会昭５０−１８１１１号公報に見
られるごとく、１対のガラス基板の内面上にそれぞれ複
数の電極を並設し、前記各［極上に誘電体層を被覆し、
さらに前記各電極相互間上の誘電体層上に誘電体層ある
い祉ＭｇＯ保護層で被覆された浮遊導体を配置し、かか
る１対の電極基板をその各電極が所定のガス放電空間を
隔てて互いに直交するよう対向配置した構成とし、対向
する両電極の交点で形成される放電セルより隣接する放
電セルの領域へのガス放電の拡がりを前記放電セル相互
間に設は友前記遊離導体によって弱め遮蔽するようにし
て高解像化をはかる提案がなされでいる。ところが、か
かる構成のガス放電パネルにおいては、対向配置した双
方の基板に遊離導体が設けられているため、例えば前記
バネ〃の表示面から見た放電スポットのｌ絵素が占める
面積に対する発光領域の割合が前記遊離導体の効果によ
って小さくなると共に輝度が低下する欠点があや九。

（８）発明の目的 本発明は上記従来の欠点に鑑みなされたもので、各放電
セルの発光輝度を低下させることなく、隣接放電セルへ
の放電の拡がシを排除した信頼性のよい高解像度のガス
放電バネ〜とその駆動方法を提供することを目的とする
ものである。

（４）　　発明の構成 即ち、本発明は第１の基板及び第２の基板上に支持され
てそれぞれ誘電体層で被覆された複数の電極を所定のガ
ス放電空間を隔てて互いに直交するよう対向配置した構
成のガス放電バネμにおいて、上記第１の基板上の各電
極上で、かつ第２の基板上の対向電極との隣接交点間に
対応した位置にのみ遊離導体を配設した構成を特徴とす
るもので、さらに上記ガス放電パネルの書込み動作を行
うに際しては、前記遊離導体を配した側の第１の基板上
の電極が相対的に正の極性となる関係で対向電極との間
に書込み電圧を印加することを特徴とするものである。

（５）発明の実施例 以下図面によって本発明の好ましい実施例について詳細
に説明する。

第１図は本発明に係るガス放電パネルの一実施例を示す
部分平面図、第２図は第１図に示す璽−厘切断線に沿つ
九断面図である。これら両図においてｌと１は＄１のガ
ラス基板及び第２のガラス基板であり、２社例えば複数
のＸ電極、２′はＣ凝数のＹ電極、８．８′は前記Ｘ電
極及びＹｔｌＭを被覆した誘電体層であシ、各その上面
はさらにＭｇＯ等からなる保護膜４．４′で被覆されて
いる。そして前記Ｘ電極２を支持した第１電極基板１　
’１と前記Ｙ電極２′を支持した第２電極基板１１′け
所定の微小間隔のガス放電空間５をはさんで双方の電極
２と２′が直交するように対向配置されている。さらに
本発明においては、前記第２のガラス基板１′上のＹ電
極２′と直交する第１のガラス基板ｌ上のＸ電ｗ１２の
各交点間の誘電体層８上の前記保護膜４との間に１図示
のように遊離導体２１を配設した構成がとられている。

勿論この遊離導体２１は、上述の配設構成例に限らず例
えば上記Ｘ電ｆＭ２Ω・各交点間の誘電体層８中に配設
するようにしてもよい。また前記遊離導体２１の形状も
第１図ヤ示された短円形に限定されるものではなく、例
えば第鴫図に示すように半リングを２つ組合せた形状の
遊離導体４１とし、該導体４１を各放電竜μに対して双
方よりはさむように囲んだ形に配置して屯よい。さらに
各電極相互間に直線状の遊−離導体を配置するようにし
てもよく、いずれも同様の効果が得られる。

しかしてこのように構成されたガス放電バネμには、通
常は前記Ｘ電極２とｙｔ電極に交互に放電維持電圧ｖ８
レベルのパルス電圧Ｖｘ、Ｖｙを印加し、書込み動作を
行うに際しては、第８図に示す電圧波形のｔｗのタイミ
ングに示すように下側第１電極基板１１の選択したＸ電
極２に正の維持電圧レペ／Ｉ／Ｖ８の電圧を加える一方
、上の表示面倒第２電極基板１１’の選択したＹ電極２
′に負の書込みレベｐｙ−Ｖｖの電圧を加えてそれらの
合成電圧１’Ｖａ−１−Ｖｖｌが放電開始電圧を越える
ようにして所望とする選択放電セルの書込み放電を行う
ようにすれば、電極の交点で形成される放電セルの前記
正の電圧が印加されたＸ電ｗｇ側に多量の電荷が引き付
けられてその壁電荷が広がることになるが、前記Ｘ電極
２側に設けられた遊離導体２１によって前記電荷の広が
シが弱められ隣接放電セルに及ばないようにεを規制さ
れる。他方、負の電圧が印加されたＹ電極２側へは正の
イオンが引き付けられるがかかる正イオンによって放電
が拡がるといった現象は起こりにくいので、バネμの表
示面側からみた放電スポットの大きさが従来の如く小さ
くなる恐れ本なくなシ発光輝度が増大する。

（６）発明の効果 以上の説明から明らか危ように本発明によれば各隣接放
電セル間の放電の結合が解消されると共に、放電発光輝
度が向上する。また放電開始電圧の低下がなく、書込み
動作マージンが増加する等、信頼性のよい高解像度の対
向放電マトリックス型のガス放電バネｐを容易に、：得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係るガス放電バネ〜の一実
施例を示す平面図及びその厘−１切断線バネｐの他の実
施例を示す平面図、第ｆ図は本発明に係るガス放電バネ
μの駆動方法を説明する電圧波形図である。 図において１は第１のガラス基板、ｌは第２のガラス基
板、２は複数のＸ電極、２は重数のＹ電極、Ｓ、Ｓけ誘
電体層、４．４Ｆｉ保護膜、５はガス放電空間、１１社
第１［極基板、ｌｌ′は第２電極基板、２１．４１は遊
離導体を示す。 第１ｖｌＪ 第２ｒＸＪ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　第１の基板及び第２の基板上に支持されてそ
   れぞれ誘電体層で被覆された複数の電極を所定のガス放
   電空間を隔てて互いに直交するよう対向配置した構成の
   ガス放電バネμにおいて、上記第１の基板上の各電極上
   で、かつ第２基板上の対向電極との隣接交点間に対応し
   た位置に遊離導体を配設してなることを特徴とするガス
   放電パネル。
2. （２）第１の基板及び第２の基板上に支持されてイ Ｉれぞれ誘電体層で被覆された置数の電極を所定のガス
   放電空間を隔てて互いに直交するよう対向配置し、さら
   に上記第１の基板上の各電極上で、かつ第２基板上の対
   向電極との隣接交点間に対応した位置に遊離導体を配設
   した構成を有するガス放電バネμを駆動する方法であっ
   て、第１および第２基板上の選択した電極間に放電開始
   電圧を越える書込み電圧を印加する際、前記遊離導体を
   配していない側の基板上の電極が相対的に負の極性にな
   る関係で書込み電圧を印加するようにしたことを特徴と
   するガス放電！＜ネルの駆動方法。