JPS58927A - グリセリンモノアルキルエ−テルの製造法 - Google Patents
グリセリンモノアルキルエ−テルの製造法Info
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- JPS58927A JPS58927A JP56100042A JP10004281A JPS58927A JP S58927 A JPS58927 A JP S58927A JP 56100042 A JP56100042 A JP 56100042A JP 10004281 A JP10004281 A JP 10004281A JP S58927 A JPS58927 A JP S58927A
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- glycidol
- alcohol
- reaction
- molar ratio
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩基性触媒の存在下でグリシドールとC8〜C
%肪族アルコールとを反応させてグリセリンモノアルキ
ルエーテルを収率よ〈製造する方法に関するものである
。
%肪族アルコールとを反応させてグリセリンモノアルキ
ルエーテルを収率よ〈製造する方法に関するものである
。
更に詳しく述べれば、C1〜d揃肪族アル・−ルにグリ
シドールを反応するにあたって、反応系内における原料
アルコール/グリシドールの存在モル比が50/1以上
になるように該アルコール中へのグリシドールの添加所
要時間、反応温度、原料アルコール/グリシドールの総
仕込モル比をコントロールして反応させ、グリセリンモ
ノアルキルエーテルを製造する方法に関するものである
。
シドールを反応するにあたって、反応系内における原料
アルコール/グリシドールの存在モル比が50/1以上
になるように該アルコール中へのグリシドールの添加所
要時間、反応温度、原料アルコール/グリシドールの総
仕込モル比をコントロールして反応させ、グリセリンモ
ノアルキルエーテルを製造する方法に関するものである
。
グリセリンモノアルキルエーテルは合成樹脂及び化学薬
品の中間体、例えば水溶性の空気乾燥型アルキッド樹脂
の改質剤等として有用なものである0 グリシドールは分子内にエポキシ基および水酸基の2種
の官能基を有しているため、高温にしたり、酸や塩基の
存在下では極めて不安定で重合しやすい性質をもってい
る。特にアルコールとグリシドールの反応では原料アル
コール、グリシドールおよび反応生成物であるグリセリ
ンモノアルキルエーテルのいづれもが水酸基を有してい
るため原料アルコールの水酸基とグリシドールのエポキ
シ基のみを選択性よく反応させることは非常に困難であ
ると考えられる。従って、本発明の場合には目的生成物
の他に、グリシドールダイマー、ジグリセリ/モノアル
キルエーテル、高重合体及び2級位付加のグリセリンエ
ーテル異性体等が副生ずるので、これ等副反応の抑制が
大きな問題となる0 従来の技術(J、A、C,S 、、LL、1152(1
949))では、グリセリンモノアルキルエーテルへの
選択率を高めるために反応させるアルコールとグリシド
ールの仕込モル比を大きくするのが普通である。
品の中間体、例えば水溶性の空気乾燥型アルキッド樹脂
の改質剤等として有用なものである0 グリシドールは分子内にエポキシ基および水酸基の2種
の官能基を有しているため、高温にしたり、酸や塩基の
存在下では極めて不安定で重合しやすい性質をもってい
る。特にアルコールとグリシドールの反応では原料アル
コール、グリシドールおよび反応生成物であるグリセリ
ンモノアルキルエーテルのいづれもが水酸基を有してい
るため原料アルコールの水酸基とグリシドールのエポキ
シ基のみを選択性よく反応させることは非常に困難であ
ると考えられる。従って、本発明の場合には目的生成物
の他に、グリシドールダイマー、ジグリセリ/モノアル
キルエーテル、高重合体及び2級位付加のグリセリンエ
ーテル異性体等が副生ずるので、これ等副反応の抑制が
大きな問題となる0 従来の技術(J、A、C,S 、、LL、1152(1
949))では、グリセリンモノアルキルエーテルへの
選択率を高めるために反応させるアルコールとグリシド
ールの仕込モル比を大きくするのが普通である。
しかしながら、例えばアルコール/グリシドールの総仕
込モル比を10/1とした場合でも、グリセリンモノア
リルエーテルの収率は高々71チであり、本発明者が後
述の比較例で述べる如く、他のアルコール類では更に低
い収率しか得られず、工業的に満足な技術とは言え々い
。
込モル比を10/1とした場合でも、グリセリンモノア
リルエーテルの収率は高々71チであり、本発明者が後
述の比較例で述べる如く、他のアルコール類では更に低
い収率しか得られず、工業的に満足な技術とは言え々い
。
本発明者らは、原料および生成物中の水酸基の反応性に
着目し、鋭意検討を重ねた結果、必ずしもC1〜^肪族
アルコールを大過剰に仕込んで反応させなくとも、該ア
ルコール中−のグリシドールの逐次添加速度を調節し、
実質的に反応系内における原料アルコール/グリシドー
ルの存在モル比を50/1以上に保つことによって目的
とするグリセリンモノプルキルエーテルが収率よく得ら
れることを見い出し、本発明を完成するに到った。
着目し、鋭意検討を重ねた結果、必ずしもC1〜^肪族
アルコールを大過剰に仕込んで反応させなくとも、該ア
ルコール中−のグリシドールの逐次添加速度を調節し、
実質的に反応系内における原料アルコール/グリシドー
ルの存在モル比を50/1以上に保つことによって目的
とするグリセリンモノプルキルエーテルが収率よく得ら
れることを見い出し、本発明を完成するに到った。
本発明で用いられる反応系内における原料アルコール/
グリシドールの存在モル比は50/1以上に維持するこ
とが肝要である。この場合、グリシドールの2モル以上
の付加体(副生物)はグリシドールダイマーを経由して
生成すると考えられるので、反応系内に存在するグリシ
ドールの濃度を低く抑えることがグリセリンモノアルキ
ルエーテルの選択率及び収率の向上につながる。従って
、Bフルコール中へのグリシドールの添加速度及び所要
時間は反応温度等の函数であるが、反応粗液の分析値に
よって適宜制御する必要がある。又、原料アルコール/
グリシドールの総仕込モル比は通常5/1程度で充分目
的を達し得る。
グリシドールの存在モル比は50/1以上に維持するこ
とが肝要である。この場合、グリシドールの2モル以上
の付加体(副生物)はグリシドールダイマーを経由して
生成すると考えられるので、反応系内に存在するグリシ
ドールの濃度を低く抑えることがグリセリンモノアルキ
ルエーテルの選択率及び収率の向上につながる。従って
、Bフルコール中へのグリシドールの添加速度及び所要
時間は反応温度等の函数であるが、反応粗液の分析値に
よって適宜制御する必要がある。又、原料アルコール/
グリシドールの総仕込モル比は通常5/1程度で充分目
的を達し得る。
本発明で用いられる反応温度は原料アルコールの種類に
よって異なり、通常50〜150℃の温度範囲から選ば
れるが、好ましくは原料アルコールの沸点付近である。
よって異なり、通常50〜150℃の温度範囲から選ば
れるが、好ましくは原料アルコールの沸点付近である。
50℃以下の温度では十分な反応速度が得られず、従っ
て反応液中の原料アルコール/グリシドールの存在モル
比を50/1以上に保つためには、いたづらに長い時間
をかけてグリシドールを滴下せねばならず、150℃以
上の温度ではグリシドール自身の分解や重合その他の副
反応が顕著となるため好ましくない。
て反応液中の原料アルコール/グリシドールの存在モル
比を50/1以上に保つためには、いたづらに長い時間
をかけてグリシドールを滴下せねばならず、150℃以
上の温度ではグリシドール自身の分解や重合その他の副
反応が顕著となるため好ましくない。
本発明の対象とする原料アルコールはC,−C,の脂肪
族アルコールであシ、具体的にはメタノール、エタノー
ル、グロパノール、ブタノール、アリルアルコール等が
挙げられる。又、グリシドールは反応に不活性な炭化水
素溶媒で稀釈されたものでも使用できる。
族アルコールであシ、具体的にはメタノール、エタノー
ル、グロパノール、ブタノール、アリルアルコール等が
挙げられる。又、グリシドールは反応に不活性な炭化水
素溶媒で稀釈されたものでも使用できる。
塩基性触媒は無機又は有機の化合物から選ばれ例えば、
水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等
のアルカリ金属化合物9例えば、トリエチルアミン、ピ
リジン等のアミン化合物等fある。触媒使用量は原料ア
ルコールを基準として′5−・L、 IJ重IJtチが
適当である。この場合、鷹性触媒ではアルキル基が2級
位に付加したグリセリンエーテル異性体が副生ずるので
、好ましくない0 グリシドールの添加終了と共に、更に約1〜2時間、同
じ反応温度で熟成した後、得られた反応粗液は例えば、
酢酸等の弱酸で中和する。次いで公知の方法で蒸留すれ
ば目的生成物が得られる。
水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等
のアルカリ金属化合物9例えば、トリエチルアミン、ピ
リジン等のアミン化合物等fある。触媒使用量は原料ア
ルコールを基準として′5−・L、 IJ重IJtチが
適当である。この場合、鷹性触媒ではアルキル基が2級
位に付加したグリセリンエーテル異性体が副生ずるので
、好ましくない0 グリシドールの添加終了と共に、更に約1〜2時間、同
じ反応温度で熟成した後、得られた反応粗液は例えば、
酢酸等の弱酸で中和する。次いで公知の方法で蒸留すれ
ば目的生成物が得られる。
以下実施例で発明の詳細な説明する。
実施例−1゜
還流冷却器及び攪拌機を備えた500−ジャケット付反
応器にアリルアルコールを2009(3,447)及び
水酸化カリウム17g(原料アルコールに対し085重
量%)を仕込み、97℃に加熱した。加熱及び攪拌を続
けながらグリシドール36.5 g(純度98%)(o
4s3.z)を定量仕込ポンプを用いて36.5 g’
/hrの速度で逐次添加し1、反応させた。グリシド
ールの添加FJ”後回温度−、−更に1 hr攪拌を続
けた後、反り=′−4液r、うスノ°ロマトグフフイー
で分析したところ、以下のような結果であった。
応器にアリルアルコールを2009(3,447)及び
水酸化カリウム17g(原料アルコールに対し085重
量%)を仕込み、97℃に加熱した。加熱及び攪拌を続
けながらグリシドール36.5 g(純度98%)(o
4s3.z)を定量仕込ポンプを用いて36.5 g’
/hrの速度で逐次添加し1、反応させた。グリシド
ールの添加FJ”後回温度−、−更に1 hr攪拌を続
けた後、反り=′−4液r、うスノ°ロマトグフフイー
で分析したところ、以下のような結果であった。
グリシドール変化率 100% (グリシドール基
準)なお、グリシドールの添加終了と同時に反応粗液を
分析したところ、反応液中のアリルアルコール/グリシ
ドールの存在モル比は141であった(同線仕込モル比
は71である。)比較例−1゜ グリシドールの添加を10分で終了した以外は、実施例
−1と同様にして反応させたところ以下のような結果で
あった。
準)なお、グリシドールの添加終了と同時に反応粗液を
分析したところ、反応液中のアリルアルコール/グリシ
ドールの存在モル比は141であった(同線仕込モル比
は71である。)比較例−1゜ グリシドールの添加を10分で終了した以外は、実施例
−1と同様にして反応させたところ以下のような結果で
あった。
グリセリンモノアリルエーテル収率
69% (〃)
反面社了後 ジグリセリンモノアリルエーテル収率10
% (グリシドール基準) 添加終了時 反応液中のアリルアルコール/グリシドー
ルの存在モル比 40 実施例−2〜6 グリシドールと各種のアルコールとの反応を表−1に示
した条件を採用して実施例−1と同様にして反応させた
。結果を表−1に示した。
% (グリシドール基準) 添加終了時 反応液中のアリルアルコール/グリシドー
ルの存在モル比 40 実施例−2〜6 グリシドールと各種のアルコールとの反応を表−1に示
した条件を採用して実施例−1と同様にして反応させた
。結果を表−1に示した。
比較例−2〜4
実施例−2,4および6に対応する比較のため、グリシ
ドールの添加を短時間に実施した。
ドールの添加を短時間に実施した。
結果を表−2に示した。
Claims (1)
- 塩基性触媒の存在下でグリシドールとC2〜C4の脂肪
族アルコールを反応させ、対応するグリセリンモノアル
キルエーテルを製造するにあたり、反応系内における原
料アルコール/グリシドールの存在モル比率が50/1
以上になるように該アルコール中にグリシドールを逐次
添加して反応させることを特徴とするグリセリンモノア
ルキルエーテルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56100042A JPS58927A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | グリセリンモノアルキルエ−テルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56100042A JPS58927A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | グリセリンモノアルキルエ−テルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58927A true JPS58927A (ja) | 1983-01-06 |
JPS6366295B2 JPS6366295B2 (ja) | 1988-12-20 |
Family
ID=14263456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56100042A Granted JPS58927A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | グリセリンモノアルキルエ−テルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58927A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007066723A1 (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-14 | Kao Corporation | ポリグリセリルエーテル誘導体の製造方法 |
-
1981
- 1981-06-26 JP JP56100042A patent/JPS58927A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007066723A1 (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-14 | Kao Corporation | ポリグリセリルエーテル誘導体の製造方法 |
JP4861991B2 (ja) * | 2005-12-09 | 2012-01-25 | 花王株式会社 | ポリグリセリルエーテル誘導体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6366295B2 (ja) | 1988-12-20 |
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