JPS5892359A - 創傷被覆材 - Google Patents

創傷被覆材

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JPS5892359A
JPS5892359A JP56189226A JP18922681A JPS5892359A JP S5892359 A JPS5892359 A JP S5892359A JP 56189226 A JP56189226 A JP 56189226A JP 18922681 A JP18922681 A JP 18922681A JP S5892359 A JPS5892359 A JP S5892359A
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JP
Japan
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polyvinyl alcohol
gel
aqueous solution
present
water
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Application number
JP56189226A
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English (en)
Inventor
南部 昌生
良輔 冨士森
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、合成高分子ヒドロゲルからなる医用材料に係
シ、特に、従来の天然系または合成系高分子化合−に見
られない優れ九諸特性を有する、創傷被覆材に関する。 ヒドロゲル(含水ゲル)は、肌ざわシがソフトで、住体
への刺激が少ないこと(桜田洋、高分子、24.590
(1975)。 丹沢宏、@医用高分子”、 p−130,F、81. 
 (1978)、共立出版)、生体組織(親水性)に類
似する点が多いこと(丹沢宏、@医用高分子”、 p、
8G (197g))などから、医用材料として期待さ
れているが、従来公知のヒドロゲルは、いずれも軟弱で
、機械的強度に劣)、これに因へ成型上多大の制約を受
けることなどから、その用途は、きわめて制限されてい
る( A、S、Hofftyxs* at al、、 
7Irams、 knor、 Soc、 kttf。 Int、 Orgoms、 18.10 (1972)
、  S、D、Br5ttk、  J、 Biomgd
。 Matte、 Ram、、 6.180 (1972)
、打釘紀元(訳) (H,5isrzhat al、、
) 、  ポリマーダイジェスト、1981. (5)
 27.松本薄志、化学総説、−幻、、49(1978
)、増原英−2化学と工業。 31、 617(1978)、高松俊昭、医学のあゆみ
#馬349(1978)、hd−油1.抽v、 24(
1973)χ機械的強度の劣るヒドロゲルをホルムアル
デヒド、グルタルアルデヒド、テレ7タルアルデビド勢
によ)処理する硬化手段(強度向上策)が多数提案され
てきた力ζこれらの化学処理によシ、ヒドロゲルの優れ
た%g!(生体組織類似感触、しなやかさ、弾性、柔軟
性)が大幅に減退するのが通例で、更に、化学試薬を用
りることに因る生体組織との好ましくない反応を招く場
合もめ9 (D、L、Mac Dngie at al
、、A−M−A、Archivaa Smrgarye
 77、967(1958)e  L、Braun a
’t al−eibid、、 79.72(1959)
、増原英−他、 MOL  1979. (12)50
゜今井庸二、化学総説、 21.77(1978)、 
 中林宣男、@人工臓器資料集成″、 p、 88 (
1976)、ライフサイエンス・センター)、この化学
処理に多くを期待し難い。 化学処理を行うことなく、軟弱なヒドロゲルを硬化させ
る唯一の手法として、放射線照射法が期待されているC
N、A。 Payaa at al、e J、 EMomad、 
Maty、 Ram、、 4 ml (1977)を打
釘紀元(訳) (H,Singh at aj、)、ポ
リマーダイジェスト、1981、 (6) 91)。 
しかし、これには、特殊な設備t−要するうえ、その効
果が顕著でないことから、一般に実用困難で、更に、放
射線照射によ広前記のヒドロゲル本来の優れた特徴の消
失(tたは減退)する例が多い(打釘紀元(訳)(H0
84町μ−1ag、)、ポリマーダイジェスト、 19
81. (6)匍)。 本発明は、上述の化学処理または放射線照射のいずれを
も回避して得られる、機械的強度、弾性、柔軟性、肌ざ
わシに優れ、創傷患部に対する制激性の無い、非固着性
で、しかも患部滲出液(muiata ) O透過性に
優れた、創傷治療用被覆材を提供する。 本発明は、また、上記本発明に述べるヒドロゲルに、抗
菌剤を包埋させることによ九上記ヒドロゲルに、抗菌剤
徐放(持続放出)能を賦与し長期にわたる抗菌作用を発
揮しうる創傷被覆材を提供する。すなわち、本発明は、
常法のようなヒドロゲル硬化(II械的強度向上)策と
しての化学反応ま  ・たけ放射線照射を全〈実施する
ことなく、シたがって、包埋対象とする抗菌剤になんら
の損傷をも与えることなく、これを医用ヒドロゲル中に
包埋し抗菌作用の望まれる部分、即′ら、創傷患部と被
覆材との接触面に、長期にわたル、抗菌剤を有効に持続
放出する創傷被覆材を提供する。 本発明は、更に、創傷、特に熱傷直後の創患部を冷却す
るのに適した医用ポリビニルアルコール・ヒドロゲル系
保冷材を提供する。 本発明紘、上記医用材料の合成原料として、ポリビニル
アルコールを用いる。もつとも、ポリビニルアルコール
のゲル化法(ヒドロゲル合成法)については、既に多く
の処決が提案されている。しかし下記に要約するとおシ
、いずれにも、操作上または生成物の性状に難がある。 (1)  ポリビニルアルコール水溶液を風乾すること
によシ、湿潤皮膜また祉乾燥皮膜が得られるが、これら
は耐水性に劣シ、水中にお仕る剛直性を全く有しない軟
弱なフィルムにすぎず、限られた用途に用いられるにす
ぎな%A(特公昭4O−9523)。 (2)  ポリビニルアルコールとテトラエテルシリケ
ートを含む懸濁水溶液に酸を加え風乾する方法によって
も、やは夕、上記(1)と同様の皮膜が得られるにすぎ
ない。この場合、懸濁水溶液に酸を加え、凍結・乾燥す
る提案もあるが、生成する皮膜の強度はかえって低下し
ほとんど成型不能である(特公昭55−30358. 
 特公昭55−11311)。 (3)  ポリビニルアルコール水溶液へ、コバル)6
0(r線)を照射するゲル化法が周知でおる。しかしこ
の場合、特殊な施設(放射線照射施設)を不可欠とする
うえ、照射経費もかさみ、しかも得られるゲルが軟弱で
、しばしば他の硬化手段(2次的硬化処理)を要する。 したがって、この方法で得られるゲルは、人工硝子体(
li球内充てん液)などの、高粘性11[(または軟質
ゲル)が望まれる特殊用途以外には利用し難い(J*M
atarsal 5es−e 1974918i5s特
開昭5O−55647)。 (4)ポリビニルアルコール水溶液へホウ酸(またはホ
ウ酸水溶液)あるいはホウ酸(またはホウ砂水溶液)(
注ニホウ砂=四ホウ酸ナトリウム+水和物)を加えると
、即座にゲル化することも古くから著名である。しかし
得られるゲルは、軟弱で、流動性を有し、しかも単に指
先でつまむことにより直ちに千切れる九め、成型後の形
態は保持され難い(J、A%Ckatn、 Soc、*
 60t 1045(1938)、7ランス特許743
942(1933))。 また、とのホウ砂ゲル祉アルカリ性雰囲気下では存在し
うるが、pH8以下では容易に崩壊する。したがって医
用材料には利用し難く、価値に乏しい。 (5)  フェノール、ナフトール、コンゴ−・レッド
等のフェノール類またはアミン化合物、らるいはチタニ
ウム、クロム、ジルコニウム等の金属化合物によゐポリ
ビニルアルコールのゲル化法も多数提案されているが、
いずれも上記(4)と同様の難点がある(日本化学雑誌
、 72.1058(1951)、  特公昭40−9
523 、特公昭4O−23204)。 (6)  アルデヒド、ジアルデヒド、不飽和ニトリル
、ジインシアナート、トリメチロールメラミン、エビク
ロロヒドリン、ビス−(β−ヒドロキシエチル)スルホ
ン、ポリアクリル酸、ジメチロール尿素、無水マレイン
酸等の架橋剤または共重合成分によるポリビニルアルコ
ールのゲル化も周知であるが、いずれも化学試薬を用い
る操作t1!するはカヘ高倉水性の丈夫なヒドロゲルは
得難い(Textile Iha、 J、 、 (3)
 ・189(19a2)。 英国特許742,900 (1958))。 (7)  ポリビニルアルコール水溶液f:40℃以下
、特に5〜18C以下の低温に放置することによシゲル
化させる手法も古くから著名である(小南他、1%分子
化学、 4218(1955)、前田他、高分子化学、
1ユ、 193(195g)、1化、59.&)9(1
956))。 しかし室温付近において生成するゲルは寒天、カラダナ
ンのようにもろく、しかも、これは単に激しくかきまぜ
るか、水を加えてかきまぜるか、あるいは若干温めるこ
とにより溶解する(小南他、高分子化学、旦218(1
955)、高橋。 桜田、高分子化学、p 502(1956))。 この、ポリビニルアルコール水溶液の放冷ゲルを得るの
に、低温が好ましいことも周知で、例えば18C1更に
は0℃あるいはOC以下の低温で実施する例も知られて
いる(前田他、高分子化学、1且、  193(195
6)、特公昭47−12854゜高橋他□、 Poly
mer J、、 6.103(1974) )。 しかしいずれにしても、得られるゲルは、寒天、カラゲ
ナン、ゼリ一様の軟弱品(または粘液)であシ、激しい
ベトッキ(粘着性>1示すうえ、耐水性に乏しく、水中
では著し□ く膨潤し更に軟化すると共に1一部は水中
に溶出し、残部は糊状と化す。また、水中あるいは40
〜50Cの温水中では、更に迅速に形くずれし水中に分
散・溶解するなどの難点を有し、医用材料としての価値
を認め難い。 (8)ゲル化能を有する水溶性高分子、例えばアガロー
ス(agα−roam)、寒天(aye) 、アルプミ
y (allntin )、アルギン酸塩、カードラン
(α−ran)、カラゲナン(錨が9−一翫講)、カゼ
イン(casein ) 、CMC(aodixtm 
cαrhoηmatルyl ea−11sloae )
、7アーセレラン(fircgllaran ) %ゼ
ラチン((Hlatis )、メチルセルロース(tn
ethyl ealhdoaa −) %ペクチン(P
#etin )%澱粉(atareh )%タマリンド
ガム(ta−情Vi−μ票)、ザンタン〃ム(叡礒th
atn %駕)、トラガントガム(tra%C信tルp
惰)、グアーガム(rμ溝)等の水溶液へ少量のポリビ
ニルアルコールを添加後、これを放冷するか、ゲル化剤
含有浴(凝固浴)へ浸漬するか、あるいはこれ全凍結・
乾燥する手法も知られているが(フレグランスジャーナ
ル、 2 、 (7)68(1974)、特公昭56−
25210 。 25211)、このような手法によっても、やは夛軟弱
で耐水性の乏しい粘液または非流動性ゲル、あるいはパ
サパサした水溶性の乾燥粉末(凍結・乾燥粉)が得られ
るにすぎない。 (9)カオリンまたはベントナイトに微量(0,1〜0
.2wt%)のポリビニルアルコールを加えることによ
シゲルの生成することも周知で、この原理に基づき、競
技場の表面土壌へポリビニルアルコール(希薄水溶液)
を散布することにより、比較的はこりの立ち難い土壌に
改質する試み、あるいは田畑へ少量のポリビニルアルコ
ール(希薄水溶液)t−散布することにより、土壌の透
水性または保水性を改良する試み、更には、泥水へ少量
のポリビニルアルコールを加え、粘±(コロイド粒子)
の凝集沈澱を促進する技術も著名である。しかしこれら
の場合に生成するゲルも、きわめてもろく(外見上、単
なる土壌と区別し離<)、水中ではもちろん乾燥粉末の
状態においてもきわめてくずれ易< (J、Atr、汝
t、、 47.117(1勤))、医用材料としての価
値に乏しい。 本発明者は、ポリビニルアルコールを利用して、機械的
強度と弾性及び柔軟性に富み、肌ざわ9が良く、創傷患
部滲出液(aNitLta )の排除能力に優也しかも
創傷患部に固着せず、風乾・硬直會きたさず、また冷蔵
庫に保存しても氷結・硬直しない水不溶性ゲルを、安価
、且つ、安定に製造する方法を開発すべく検討した結果
、特定性状のポリビニルアルコールと、分子中に2〜8
価の水酸基を有する水溶性有機化合物の双方を含む水溶
液を予め、突起配列を有する成型用鋳型へ注入し、これ
を冷却・固化・成型後、部分的に真空脱水することによ
シ、初めて上記―的が達成さ也 しかも創傷患部に対す
る刺激性の無い優れた被覆材が得られるとの知見を得、
本発#Jt−完成した。 即ち、本発明は、けん化度95モルチ以上、粘度平均重
合度1,500以上のポリビニルアルコールと、分子中
に2〜8個の水酸基を有する水溶性有機化合物とを含み
、且つ、該ポリビニルアルコールと該有機化合物の濃度
を、それぞれ1〜10wt %および5〜60wt1&
に調整した水溶液を、1w?あたり3万〜20万個の突
起を有し、しかも突起部分の占める合計面積を10〜7
0チに調整した平板または曲板上へ、0.5〜5■の厚
さに塗布後、これを−6℃よル低い温度に冷却・固化し
、しかる後、これに脱水率(冷却・固化物の重量減少率
)5wt%以上、95wt%以下の真空脱水を施すこと
に得られる創傷被覆材を提供する。 本発明小ゲル化の過程ならびにその前処理工程において
、従来合成高分子のゲル化に常用されている酸、アルカ
リ、ラジカル源、放射線、有機溶媒、反応試薬などを必
要とせず、また、機械的強度を高めるための硬化処理あ
るいは、氷結・硬直温度を低下させるための、なんらか
の後処理などを全く必要としない。しかも、本発明で得
られる多孔板状ゲルは、ゴム状弾性と柔軟性および機械
的強度、生体組織類似の感触を兼備し創傷患部に対する
刺激性が無く、患部に固着せず、しかも患部滲出液を排
除するための透過性に優れるなど、創傷治療用被覆材と
して望まれる全ての性能を充足する。 また、本発明のゲルは、水または温水に不溶で、粘着性
を示さず、この点においても、前記のポリビニルアルコ
ール水溶液の放冷ゲルとは全く累々る。すなわち、本発
明は、従来のポリビニルアルコール水溶液の放冷ゲルf
tA あるいは従来知られたポリビニルアルコール水溶
液の化学的処理によるゲル化などに関する知見とは全く
異なる新規ゲルを提供するものであること1,1味する
。 本発明に用いるポリビニルアルコールのけん化度は、9
5七ル一以上、好ましくは97七ル一以上を要する。け
ん化度80〜88モル−1特に85モル−以下のポリビ
ニルアルコールを用いても、軟弱なゲルが得られるにす
ぎず、本発明の目的は達成されなり0 本発明に用いるポリビニルアルコールの重合度はi、s
o。 以上を要する。重合度300〜1,500未満、特に1
,400以下では粘稠液または軟弱ゲルが生成するにす
ぎない。本発明においては、例えば重合度1,500〜
3,300程度のポリビニルアルコールが使用できるが
、通常市販されている高重合度品(重合度1,500〜
2,600 )をそのまま用いるのが良い。 本発明では、まず、ポリビニルアルコールと水溶性有機
化合物の双方を含む水溶液を調製する。ポリビニルアル
コールの濃度としては、1〜10wt%、好ましくは3
〜9tot%とすることができる。この濃度f:10s
ot%より高めると、常温における水溶液の粘度が高ま
夛、また貯蔵中に粘度上昇あるいは部分的固化などの変
性をき良すこともあり、取扱い難いうえ、柔軟な肌ざわ
シを確保するには、いくぶん丈夫に過ぎるため、上記の
9wt%程度にとどめるのが特に好ましい。 また、この濃度が低すぎると、生成するゲルの機械的強
度が低下する。したがって、この濃度としては1wt4
以上、好ましくは3wt%以上とするのが良い。 本発明において線、上記ポリビニルアルコール水溶液に
、水溶性有機化合物を溶解させることを特徴とし、これ
Kよシ生体組織全長期間被覆した場合においても、滲出
液量のいかんにかかわらず、常に被覆材の風乾・硬直を
まぬがれることができるほか、上記、有機化合物による
氷点降下作用に基づき、本発明の被覆材をあらかじめ冷
凍庫に保存しても、被覆材の硬直は回避される。 本発明に用いるところの、分子中に2〜8個の水酸基を
有する水溶性有機化合物としては、通常、炭素数2〜2
0程度の多価アルコールが利用されうるほか、平均分子
量200〜1.500のポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールなども有用である。即ち、本発明
における水溶性有機化合物としては、分子中に2〜8個
の水酸基を有する水溶性有様化合物が用いられるが、こ
の場合、2〜8個の水酸基のt’tかに、更に、例えば
カルボキシル基、アシル基、アミン基、スルフヒドリル
基、イミノ基、カルボニル基、アルコキシ基、シアノ基
、スルフィニル基、メシル基(tp+m昨1 基) 、
スルホン基、スルホニル基、ニトロ基などの置換基金有
する水溶性有機化合物も有用である。したがって、少な
くとも水酸基2〜8個を有する水溶性有機化合物が本発
明に用いられるが、これらを、本発明においては便宜上
、水溶性多価アルコールと称す。本発明の水溶性多価ア
ルコールとしては、例えば、グリセリン、1.2−プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリグリ
セリン、1,4−1タンジオール、1.3−ブタンジオ
ール、ポリプロピレングリコール、その他単糖類(エリ
トリトール、アラビノース、キシロース、キシリノール
、グルコース、クルジトール(ソルビトール、ソルビッ
トλグルコン酸、グルクロン酸、グルカル酸、ガラクツ
ロン酸、フルクトース、クルコサミン)、二m19(ス
クロース、セロビオ−人ラクトース)、三糖1i(ラフ
ィノース)、水溶性多糖類(アガロース、アミロース、
アルギン酸ナトリウム、グリコゲン、コンドロイチン、
コンドロイチン發酸、デキストラン、ペクチン酸、アル
ギン酸フロピレンゲリコールエステル、トラガント・ガ
ム、プルラン、コンドロイチン硫酸ナトリウム)を挙げ
ることができる汎既にわが国において、食品への多量添
加が許可されている1、2−プロピレングリコール(プ
ロピレングリコール)、グリセリン、D−ソルビトール
が最も好ましい。 これらは、発癌性、急性毒性、亜急性毒性、慢性毒性等
に関する動物実験結果(National 0yste
r Itvat、 U、S 、A、 、 ”発f&注デ
ータ調査レポート”、 p、417.  p、147.
 p、265゜(1975)、海外技術資料研究所、石
橋武二、1食品添加物の全貌”、 p、140〜144
.2.120〜123. j)、140. p、143
. p、120゜p、122 (1971) 、南江堂
、石館守三、1食品添加物公定書解説書“、 p、B8
43. p、B251 、 p、B586 (1979
)、広角書店)においても、問題は無いとされており、
例えばプロピレングリコール祉、中華めんに添加される
ほか、食品層香料、着色料、保存料の溶剤としても用い
られ、弱い静菌作用をも有する食品用、医薬用添加物と
して知られる(石橋武二、1食品添加物の全貌”、 p
、140〜144 (1971)、石橋武二、1食品添
加物ガイドブック″、 p、178 (1972)、南
江堂、石館守三、“食品添加物公定書解説書” 、 p
、B843(1979)、広角書店)。 また、グリセリンは7、パン、ケーキ、カステラの湿潤
剤、保湿剤、あるいは清酒、合成清酒、マシュマロ、チ
ューインガム、ゼラチンデザート、肉製品、キャンデー
への添加物として知られる(石橋武二、1食品添加物の
全貌″、 p、120〜123、 p、140. p、
143(1971)、石館守三、1食品添加物公定書解
説書薔”、pJ251 (1979)、広角書店)。D
−ソルビトール(6価アルコール)はビタミン剤、アミ
ノWR農剋カステラ、ケーキ、パン、羊かムせ納豆、合
成酒、マヨネーズ、ハム、ソーセージ、清涼飲料水、み
そ、しよう油、食酢へ奈良漬けなどに添加されている(
石橋武二、1食品添加物ガイドブック’ 、 1.3s
 (1972)、南江堂、石館守三、1食品添加物公定
書解説書”、 p、B589 (19)9)。 これらの多価アルコール及びポリエチレングリコールは
、化粧品、練歯磨、ローション、軟膏剤、錠剤結合材な
どに用いられている(石館守三、゛食品添加物公定書解
説書”。 pJ59G、p、8846(1979)、広角書店、′
化粧品原料基準追補注% ’、p、27s、 9.6B
、 p、26tt p、m、 j)、278 (197
1)、薬事日11m、” 1tJa用原料ulA格’ 
t p−53,p−56,p−57゜p、51a、 p
−fQ’)。また% 1.4−ブタンジオール、ポリプ
ロピレングリコールも、毒性社きわめて低いとされ、t
4−ブタンジオールの経口投与による動物試験によるI
JD5゜(白ネズミ)Fi2f/bで、プロピレングリ
コール、D−ソルビトールには及ばないものの、毒性の
きわめて弱いことは一般に認められるところである。ポ
リプロピレングリコールも、毒性はほとんどなく、皮膚
への刺激も、角膜への損傷もないとされている。したが
って、本発明の水溶性多価アルコールとしては、上述の
プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、ポ
リエチレングリコール、更にはポリプロピレングリコー
ル、1.4−ブタンジオールが特に好ましい。食品に供
されているアルギン酸ナトリウム、ペクチン酸、グルコ
ース、フルクトース、スクロースなども、もちろん使用
できるが、これらは、一般に雑菌汚染を招く懸念かめり
、シたがって、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウ
ム、p−オキシ安息香酸誘導体、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、デヒドロ酢酸などの抗―剤(保存用添加剤)を加え
て用いるのが良い。 上記、各種水溶性有機化合物は、それらの水溶液中の濃
度を、前述のとおり5〜60wtチ、好ましくは20〜
5owtチに調整後、本発明に基づき、被覆材を製造し
た場合、その被覆材中に包埋され、被覆材の風乾・硬直
を防止しまた〜本発明の被覆材を冷凍庫(まえは冷蔵庫
)に保存する場合の氷結・硬直の防止にも寄与する。そ
の使用量としては、それぞれの保水性、吸湿性、氷点降
下能などを考慮して選定されるが1例えば〜プロピレン
グリコール含量、35sot% 、!−50sot−の
水溶液の氷結点は、それぞわ。−15℃と一34℃で、
ともに0℃でも柔軟であり、しかも、これを包埋した本
発明被覆材t−37℃で20日間風乾しても、被覆材の
弾力性、柔軟性〜 しなやかさに、はとんど変)はない
。ま九、グリセリン含量30sat%の水溶液の氷結点
は、−10℃でTo広 これを包埋し九本発明の被覆材
を0℃まで冷却しても、硬直は全く認められず、しかも
、これを37℃で20日間風乾しても、やは9硬直傾向
は見られな込。同じく、グルコース32wt%。 蔗糖5Dwt%、ラクトース24wt%、マンニ)−ル
9wt%。 またはラフィノース32wt%の水溶液の氷結・硬化温
度は、それぞれ−5℃、−7℃、−2℃、−1℃、−1
℃であ広やは多上記と同様の効果t−認めることができ
る。 本発明において、ポリビニルアルコール及び水溶性多価
アルコールの双方を含む水溶液を調合するには、水中ヘ
ボリビニルアルコールと該水溶性有機化合物と全添加・
溶解・懸濁させる方式のほか、あらかじめ水中ヘポリビ
ニルアルコールを溶解し、しかる後、これを該水溶性有
機化合物(またはその水溶液)と混合する方式、あるい
は該水溶性有機化合物(またはその水溶液)ヘポリビニ
ルアルコール水溶液またはポリビニルアルコール粉末を
添加・溶解させる方式などを採ることができ、いずれの
方式にお込ても、最終的に〜ポリビニルアルコール濃度
1〜10wtチ、骸水溶性有機化合物濃度5〜60so
t−に調整する。これらの場合、ポリビニルアルコール
は、木取外の溶剤に離溶であることから、水溶性有機化
合物の水溶液中において、しば゛しば透明なミクロゲル
微粒子の分散した状II(透明懸濁水溶液状態)tl−
とる力ζこれは本発明の実施になんら差し支えない。 本発明においては、上記ポリビニルアルコール及び多価
アルコールに滅菌操作管施す。この操作は、ポリビニル
アルコールと多価アルコールの双方を含む水溶液につき
実施することができるが、ポリビニルアルコール水溶液
と多価アルコール水溶液、または、ポリビニルアルコー
ルと多価アルコール、あるいはポリビニルアルコール水
溶液と多価アルコールなどにつき分割実施後、これらを
無菌室において混合(調合)することもできる。これら
の滅菌には、高圧スチーム滅菌法が至便で、しかも有効
である。 本発明にお込ては、上記いずれかの手法によフ得られる
滅菌済みのポリビニルアルコール・多価アルコール水溶
液を、予め滅菌した突起配列板へ注ぎ、面上に塗布しし
かる後、これを冷却・固化させ、真空部分脱水する。こ
れに用いる突起配列板としては、成型後のヒドロゲル・
ネット(本発明被覆材)の網目が、創傷患部滲出液の迅
速排除用通過孔として積極的に活用されうろことを意図
して、1−あたり3万〜加万個の突起を設けた平板また
は曲板(波板)が用いられる。 突起密度が過小の場合は、患部滲出液の貯留(absc
ess cavi−ty)?招き易く、創傷の早期治癒
を期し難いうえ、かえつ\ て汚染を増強・増悪させ、治癒を遅れさせる。したがっ
て、突起相互間距離としては、通常2.5国以下、好ま
しくは0.6国以下とし、個数は1??/あたり3万個
以上、好ましくは5万個以上とする。また、突起密度が
過大の場合は、ヒドロゲル成型体(被機材)の機械的強
度が低下する。 突起の太さについては、過小の場合、ヒドロゲル成型体
(被覆材)の網目径が過小のため、患部滲出液の通過・
排出が妨げられ、好ましくない。したがって、突起太さ
は、通常1霞以上、好ましぐは1.5■以上と1 しか
も、滲出液の迅速排除・通過の観点から、突起部分の占
める合計面積を、全板面の10−以上とする。また、本
発明の被覆材は、これを創面に当て、さらに、その上に
吸湿材(ガーゼ、包帯)t−当てて用いるが、この場合
、ガーゼ、包帯等が創面に直接接触することを回避する
必要上、上記突起の太さは1611以下、好ましくは7
■以下とL/%央起数は、1−あた)20万個以下、ま
た、突起部の占める合計面積紘、全板面の70%以下と
するのが良い。 本発明においては突起部の合計面積は好ましくは20〜
sobである。 また、突起の高さは、所望するゲル成型品の厚みに応じ
決定される力ζ例えば0.01〜5■とすることができ
る。 突起および突起付設平板の材質としては、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリスチレン、テフロン、鋼鉄、ア
ルミニウム、鋳鉄、シリコーンなどに代表される任意の
成型材を用いることができるが、硬質ガラス、並製ガラ
ス、陶磁器材等は、後述の急速冷却の過程で、しばしば
破損するため好ましくない。 本発明においては、上紀突起付設板へ、前記、ポリビニ
ルアルコール・多価アルコール水溶液を注ぐか、あるい
はへら等を用い突起付設板面に塗布する。塗布の厚さは
0.5〜5箇、好ましくは1〜3箇である。この場合、
突起と同一の高さにまで塗布して差支えない。すなわち
、ポリビニルアルコール・多価アルコール水溶液の塗布
後、本発明によ択これを冷却・同化・成型、部分脱水し
た場合、厚さ方向への収縮率は、約3〜8チであ飢これ
によ広突起密度に対応した開孔が達成される。しかしな
がら、突起の高さを超えて厚く一布した場合、しばしば
開孔(多孔板状ゲルの成型)の目的を達成することがで
きないので、注意を要する。 本発明においては、上記の塗布操作後、この塗布面を、
冷却・成型する。この場合、冷却剤としては、例えば、
食塩−氷(23ニア7)(−21℃)、塩化カルシウム
−氷(30ニア0)(−55℃)などの寒剤、あるいは
ドライアイス−メチルアルコール(−720)、液体窒
素(−196℃)などを用い、−6℃より低い温度に冷
却し、固化させる。冷却が不十分であると、後述する部
分脱水工程を経て得られるゲルの機械的強度に劣る。液
体ヘリウムを用いれば、−269℃まで冷却できるが、
不経済であるうえ、ゲルの品位に利点はなく、実用上は
、フレオン冷凍機を用い、例えば−20−80℃に冷却
するのが良い。この冷一温度は、後述の部分脱水工程を
経て得られるゲルの強度に影響する。特に強いゴム弾性
のゲルを望む場合は、−20℃以下、例えば−20−5
5℃が好ましく、−6−20℃では、ゲルの強度が若干
低下する。冷却・成型を省略するときは、水中において
剛直性を全く欠く、単なるポリビニルアルコールフィル
ム・ゲルが生成するにすぎず、本発明の弾性に富むゴム
状ヒドロゲルは得られない。 本発明における、成型時の冷却速度としては、0.1〜
b/−の緩慢冷却、あるいは7〜1ρ00℃/―の急速
冷却のいずれでも差支えない。 本発明においては、上述の冷却処理後、真空下に脱水す
る。 脱水率(冷却・固化ゲルの重量減少率)が高まるととも
に、ゲルの機械的強度も更に向上する臥被覆材としての
用途を考慮するならば、特に脱水率を高めて強固なゲル
を得ることは必要でなく、脱水率5〜95wt%、好ま
しくは10〜80wt1r 、さらに好ましくは15〜
7Dsat%とするのが、ゲルの柔軟性の観点から好ま
しい。ここで言う真空脱水鉱減圧で脱水することで、減
圧の度合は特に限定されないが、たとえば10■H1以
下、好ましぐは1smH9以下、さらには0.11HP
以下で行なうことができる。 この脱水工程を省略することはできない。すなわち、こ
れを実施しないかぎ広本発明の弾性に富む、しかも機械
的強度の優れたゲルは得られず、脱水が進行するととも
に、ゲル強度が著しく高まシ、しかも非粘着性、耐水性
などの諸性状が著しく改善されることから、この部分脱
水処理は本発明にとタネ可欠である。もつとも、本発明
においては、注射薬液の凍結乾燥あるいはコーヒー、ミ
ルク、果汁、めん類等の含水食品の凍結乾燥に見られる
十分なる脱水(乾燥)処理を行う必要はなく、上述のと
おりの部分脱水処理により、十分本発明の目的が達成さ
れ、上記のとおシ、脱水が進行するに伴いゲル強度が著
しく高まることから、所望のゲル強度に応じ、脱水量

選定することができる。 いずれにしても、この部分的脱水処理は、本発明に不可
欠で、きわめて重大な意義を有するため、これを省略す
るとき、本発明に述べる非流動性、非粘着性、かつ高含
水性で、しかも機械的強度に優れるヒドロゲルは決して
得られない。 この部分的脱水処理を施すことによシ、本発明のゲルが
生成するが、これは容易に、前述の突起配列板から取り
はずすことができ、これをそのまま直ちに創傷被覆に用
いることができるほか、例えば、ポリエチレン製袋に収
めて密封し、室温に放置するか、あるいは冷蔵庫(冷凍
庫)に保存したのち、創傷被覆材として用いることがで
きる。 本発明のゲルは、多量の水分および水溶性有機化合物を
含有するにもかかわらず、機械的強度の点で、ζんにや
く、寒天、アルギン酸、カラゲナン、グアール・ゴム、
ローカストビーン・ガム、アガロース等の多糖類のゲル
、豆腐、ゼリー勢の蛋白質ゲルを、はるかにしのぎ、む
しろ人間、動−〇筋肉質に類似し、堅く握りしめても、
一時的に変形するが、直ちに元の形状に復し、形くずれ
しない。 本発明のゲルに圧力を加えても、含有液の浸出はほとん
ど見られず、例えば2W4/−の圧縮応力を課しても浸
出(流出)液量は、含有液の1〜2−にすぎない。 本発明のゲルには、粘着性がない。すなわち、本発明の
ゲル(成型品)10tを50−の水中に浸し、10日間
かきまぜても、相互付着、形くずれ等の現象は全く認め
られない。 なお、水道水中に1年間浸漬したが溶解せず、弾性およ
び強度も変らない(これは、例えばこんにゃくを数日間
水道水に浸漬し九場合、漱しい形くずれが起るのと、き
わめて対照的である。)。 本発明においては、ポリビニルアルコール単一成分がゲ
ル素材(ゲル化成分)として用いられる。しかし、ポリ
ビニルアルコールのゲル化t−阻害しない他の無機物ま
たは有機物が 。 共存することは、本発明に差支えなく、その共存量とし
ては、例えば、ポリビニルアルコールのA重量以下とす
ることができる。 また、本発明のゲルの感触としては、人間、動物等の肉
、イカの刺身、魚肉、餅、ちくわ、はんぺん、シュウマ
イ、ソーセージに類似する。したがって、本発明のゲル
は、ゲル自体が、生体組織に似た感触を有することから
、弾性に富む、肌ざわりの良い、創傷患部に刺激を与え
ず、また患部に固着しないなどの利点を有する創傷被覆
材として利用できる。 本発明においては、創傷部の雑菌汚染(感染)防止ある
いは化膿側の化学療法の観点から、抗菌薬を、前1ポリ
ビニルアルコールと多価アルコールとの混合水溶液へ添
加することができる。この添加操作は、ポリビニルアル
コールと多価アルコールの混合水溶液を滅菌後に実施す
るのが至便であるが、耐熱注抗−薬については、上記、
混合水溶液へあらかじめ添加後、これを加圧水蒸気滅−
シ、シかる後、前述した本発明のゲル化手法(冷却・同
化・真空部分脱水)を同様に適用することによ広やは広
弾性に富む、肌ざわシの良い創面被覆材が得られる。こ
れらの場合に周込うる抗菌薬としては、例えば、サルフ
ァジアジン(rulfadituisa ) 、銀サル
ファジアジン(5ilver tulfadiαtiy
)、ベンザルコニウムクロリド(bnusalkoni
sm chloride )、セタルコニウムクロリド
(catalktpniwtn chloride )
、メチルベンゼトニウA (me−tlqtlhmma
thonism ) 、硫酸ネオマイシン(naoty
cyein t*dfa−t#)、ヘキサクロロ7エン
(hrxw、hlorophay )、エオシン(go
aiy )、ペニシリンG (penicillin 
G ) 、セファロチン(ce−−1othix )、
セファロリジン(cephaloridina )−テ
トラサイクリン(tetracycline )、リン
コマイシン(1inco−惰ν^−)、ナイスクチン(
%ystatix ) %カナマイシン(ムーwtny
cin ) 、ペニシリナーゼ抵抗注ベニシリy (p
rnieilli−wag−デaaiattmt pe
nicillin )、硫酸フラジオマイシン(fra
diomycin ttulfate ) 、乳酸銀(
ailvttr laetatg )などの単独使用ま
たは併用が挙げられる。抗菌薬のうち、例えば、ナトリ
ウムスル7アジアジンの、水に対する溶解度tt釦wt
%にも及ぶが、スルファジアジンでは13.000−υ
水に1fが溶解するにすぎない。しかし、本発明におい
ては、抗医薬を、必ずしも水溶液として用いる必要はな
く、粉末ある(被覆材)内に包埋させることができる。 本発明におけるポリビニルアルコール・多価アルコール
混合水溶液への抗菌薬の添加量としては、多価アルコー
ルのA重量以下とすることができ、例えば、硫酸フラジ
オマイシン0.2〜4wt%、サルファジアジン1〜2
5wt%、ペニシリンGO12〜1wt%などとするこ
とができる。本発明のゲルに包埋された抗菌薬は、短時
間で流失するとどはなく、長時間にわたり包埋・徐放さ
れる。例えば、ポリビニルアルコールと多価アルコール
の混合水溶液へサルファジアジン・ナトリウムを3wt
%溶解後、本発明の処決を適用して得られるゲル5f會
、5−の生理食塩水に6に浸漬した場合のサルファジア
ジン・ナトリウムの流失(損失)#′i、約30%であ
シ、その稜、新たな生理食塩水5wtに3日間浸漬して
も、なおサルファジアジンの放出が持続し、当初包埋量
の15%は、なおも、ゲル内に残存する。したがって、
本発明においては、各種抗―薬それぞれの徐放速度を考
慮しつつ、更に、化膿側の重症度、治療経過、抗菌薬の
副作用、ならびに、本発明の被覆材と併用されうる他の
治療法(すなわち、創面または本発明被覆材への抗生物
質含有軟膏の塗布等の化学療法など>’を配属しつつ、
抗―薬の包埋量を選択するのが良い。 本発明においては、ヒドロゲルの合成過程に、有害化学
試薬、有害溶媒等を全く使用しないことから、単にポリ
ビニルアルコール・多価アルコール水溶液の加圧スチー
ム滅菌を入念に実施し、しかも、これを無菌的に冷却・
固化・真空部分脱水するかぎり、本発明のヒドロゲルへ
の有害物随伴を懸念する必要がない。また、本発明のゲ
ルに抗菌薬を包埋させる場合にも、抗菌薬の種別とその
包埋量に配慮するかぎり、有害物随伴の懸念はなく、む
しろ、これにより、化膿側の治癒促進効果が発揮される
。 本発明において、ポリビニルアルコール・多価アルコー
ル 7水溶液を、冷却・成型・部分脱水することにより
、従来公知のポリビニルアルコール系ゲルとは全く異な
る、機械的強度の優れた弾性に富む、肌ざわ夕の良いヒ
ドロゲルの得られる理由は明らかでない力ζ冷却・成型
ならびに、これに続く部分的脱水処理時に、ポリビニル
アルコールの分子内お工び分子間にきわめてi数の水素
結合が形成され、特に、部分脱水が 時に、ゲル組織の結晶化度が高tり、機械的強度と弾ン
筋1することに因ると推察される。 いずれにしても、この稲のポリビニルアルコール繊維却
・部分脱水ゲルおよびその製法は、本発明者が初めて見
いだしたものである。 本発明のポリビニルアルコール・ゲルに、ポリビニルア
ルコール繊維またはポリビニルアルコール・フィルムに
対スる公知の硬化処理管施すことによシ、更に若干、ゲ
ルの機械的強度が高まる。この公知の硬化(架橋)処理
として蝶、例えに、アルデヒド、ジアルデヒド、ジイソ
シアナート、フェノール頌するいは、チタニウム、クロ
ム、ジルコニウム等の金属化合物、さらにはホウ砂、ア
クリロニトリル、トリメチロールメラミン、エビクロロ
ヒドリン、ビス−(β−ヒドロキシエチル)スルホン、
ポリアクリル酸、ジメチロール尿素、無水マレイン酸等
による方法を挙げることができる。しかし本発明のゲル
は、既に述べたとおりの強度を有することから、これら
の2次的硬化処理t%に必要としない。 本発明の多孔板状ヒドロゲルは、既に述べたとおシ、生
体組織に接した場合の刺激性が無く、また、患部に固着
せず、しかも柔軟な肌ざわシと充分な機械的強度、弾力
性を有し患部滲出液の透過(通過)注が良好であること
から、外傷、熱傷など各種創傷患部の被覆材として有用
で、特に、化膿側の治療において、最も、その威力を発
揮する。 本発明において述べる創傷とは、外傷あるいは手術的操
作などにより生じた生体組織の損傷(wescm )の
うちの開放性創傷(6p#3wowvi ) %即ち、
生体組織の抵抗性を越えた外力に因り、皮膚または粘膜
でおおわれた体表の一部が離断し多少とも離開した状態
の創傷を指し手術用メス、ナイフなどによる切創、注射
針、縫針、短刀などによる判割、斧のような厚刃の刃物
による開側、強い鈍力によ広生体組織が挫滅、破綻した
挫創、生体組織が異常に索引、伸展されたための裂創、
咬創、銃弾などによる射創、硫酸、゛塩酸、カセイソー
ダなどの化学試薬に因る皮膚の損傷、熱傷、凍傷、高圧
電流による電撃傷、放射線による損傷などが挙げられる
。 また、本発明において述べる化膿側(10%ta惰1n
atad wawpJ )とは、既に細菌によシ著しく
汚染された、比較的多量の滲出液または膿童分泌する創
傷はもちろんのこと、2度深達性熱傷(damp da
rmnl bwn、 tLaep aactmd de
yraa barn )、3度熱傷(damp 1nL
1%、 third dagrea−bshts )、
3度深達性熱傷(damp third dgF*g 
hbrn )などに代表されるところの、感染(すなわ
ち化膿)の危険性のきわめて高いと懸念される創傷をも
包括する。例えば、2度深達性熱傷は、当初たとえ感染
を受けていなくとも、通常3週間以上の治療が必要であ
るが、この間、感染阻止の意図に反して化膿上きたしこ
れに因ム更に重症の3度熱傷へ移行(悪化)する例が多
い(冨士森良輔他、ライオデルム研究会講演集、p、1
6. p、7゜55.3.8. 、大森清−1′形成外
科” 、 p、117 (1976)南江堂、榊原什、
”外科学″、 p−Fn8 (19′78) 、朝倉瞥
店)。このように、たとえ、当初は化膿していなくても
、細菌の急激に増殖しやすい病状にあると考えられる場
合は、当初から、感染創(化膿側)に準じ、感染創と同
様に扱うこと、すなわち、滲出液を充分に排除し必要に
応じ抗菌薬を塗布することが、早期治癒対策上ぜひとも
必要で、上述の、本発明における化膿側(感染創)の定
義は、治療の実際面から見て妥当である。 なお、上述の2度深達性熱傷とは、2度表在性熱傷(a
seperfi−ehd darmtzl bsbrn
 ) (すなわち、病変(1mg1on )が乳頭層(
eatpillary 1eqler、 attvgt
sm pspillare )から真皮(eori−鷺
)の浅層に及び、これらの組織が壊死管おこし良比較的
軽度の熱傷)とは異なり、更に真皮の深層にまで病変が
及び、・水泡も、はとんど破損した状態を指す。また、
上述の3度熱傷とは、患部表面が灰白色、黄褐色ないし
黒色を呈し、疼痛はほとんど無いものの、皮膚組織が完
全に破壊された状態を指す。前述の3度深違性熱傷とは
、真皮の下の皮下組織(維−bestaauosa t
istw、 tela ttdzestayua )か
ら更に、筋肉、骨に病変が及んだ状態を指す(宇津尾明
他、化学と工業、31゜636 (1978) 、八木
義弘、口外会誌、鎚、 (7)921 (1%υ、3−
dtsassa Ihglia五−Japtmsa M
edical Dictionary (198の)。 感染側(化膿創)の治療には、滲出液が患部に貯留する
のを回避すること(1#出液の排除・吸収ならびに、症
状に応じては、壊死組織(5ltnHh )の切除(d
gbridatynt ) )が不可欠である(冨士森
良輔、1ライオデルム研究会講演集”、1.2B、 7
.26 (1980)、東京田辺)。この場合、熱傷患
部に殺薗剤を塗布後、外気にさらす方式、すなわち開放
療@Cmo−5sra method ) (八木義弘
、口外会誌、68.929 (1%7))、を感染側に
適用しても、患部からの多量の滲出液(−1# )に1
mmが繁殖し化膿が促進される(冨士森良輔2 “ライ
オデルム研究会講演集”、p、15 (1980) )
。一方、患部にガーゼを当て、油紙などによル被覆する
方式、あるいは、合成系または天然系の高分子膜などに
より患部を被覆する方式(密閉閉鎖療法、occl賞i
v#惰−thtxi )  も、化層Iり患部から、滲
出液が充分に排除されないかぎp、病状は悪化しやすい
。このように、感染側に対しては、是非とも、前述の滲
出液迅速吸収・排除療法が望まれ、したがって、排液性
の良い被覆材が必要とされる。 本発明の創傷被覆材は、まだ感染を受けておらず、しか
も、治療中に感染を招く懸念のほとんど無いと推察され
る創傷(いわゆる浅く、シかも新鮮な創傷)を被覆する
ことができるほか、治療期間が長引き、この間絶えず患
部滲出液を排除し続けねばならない上述の化膿創の被覆
にも有用である。いずれの場合にも、本発明の被後材會
患部に当て、しかる後、これをガーゼ(および包帯)を
用いて包むことにより、患部滲出液が被覆材の網目を通
過してガーゼへ移行し、吸取られる。 この場合、必要に応じ、患部へ、抗菌薬含有軟膏を塗布
する化学療法も併用されうるが、滲出液の通過・排除に
留意し多量の軟膏塗布は避けるのが良い(冨士森良輔、
′ライオデルム研究会講演集″、p、18 (198G
) )。 本発明の被覆材を創傷患部に当てた場合、常に、肌ざわ
りが良好で、刺激は無く、王妃のとおり被覆材の網目を
通過して滲出液が排除され、しかも、被覆材が患部に固
着する現象をきたさない。化膿創、非化膿創のいかんt
問わず、創傷治療上、最も留意すべきは、感染防止であ
り、これには、前述のとおシ、患部に滲出液全貯留させ
ることなく、これを排除・吸収する必要がある。また、
患部を刺激せず、肌ざわQの良いことも望まれるうえ、
被覆材が患部に固着してはならない。従来提案されてき
たガーゼ、天然系高分子、合成系高分子などの多くは、
後に述べるとおり、患部に固着する傾向−6xあり、こ
れをはがす場合、患者に苦痛を与え、また患部の出血、
再損傷をきたすなどの難点があった。 本発明は、これら従来品と異なシ、機械的強度、滲出液
通過性、弾力性、柔軟性、肌ざわ広無刺激性、非固着性
の全ての要素音−挙に充足し しかも、必要に応じ包埋
抗菌薬の持続放出効果をも有する創傷治療用被覆材を提
供する。また、本発明の被覆材は、これ會あらかじめ冷
蔵庫(冷凍庫)などに保存しても硬直(氷結)せず、元
どおりの弾力性、柔軟性全保持することから、必要に応
じ患部を保冷する効果をも有するO 従来、既に各種の創傷被覆材が提出されていることは周
知である(桜井噴入、外科診療、17,121(197
5)、宇津尾明他、化学と工業、−几(8) 636 
(1978) 、秋山太一部、1人工臓器資料集成” 
445 (1976)、西重敬、臨整弧杢(6)葛7 
(1970)八木義弘、1外、翌、 (1) 37 (
1978)、中林宣男、′医用高分子“、9.19 (
1978)、共立、塩谷信幸、医学めあゆみ、1凹、(
5)562 (197g)、八木義弘、臨床外科、l 
37 (1978)、ルD、Sch−smpa at 
al、、 Trans、 Jy+ur、 Soc、 A
rt、 rest、 0ryxtnse 21)m 1
03(1974) 、J 、KtWnharg at 
al 、 、 1bsd、 、 18.39 (197
2) 、I−RJc五−wholJux at al 
、 e J−Biomad、 Jlfatgr、 Ba
g、 、 at 571 (1972) s C。 W、Ehll at al、、 Tratna、 74
jKttr、 SoC,Jyt、 Ixt、α1−4h
340 (1966) 、C,J、Bwkley at
 al、、 1hit、、 17.416 (1971
)、J−B−Blsmberg at al、、 kb
n−Sgrg、、 151.409 (1960) )
。 これらのうち、代表的なブタ皮(1yophiliud
 porciy akin。 凍結乾燥ブタ皮)は、侵襲が深く、治癒が遷嬌する創傷
に適用した場合、はぼ例外なく、感染を招くほか、既に
化膿した患部に対しては全く有害無益であることが、繰
り返し指摘されている(島崎修次、′ライオデルム研究
会講演集”、j)−9,P−7v p−11、冨士森良
輔、同、p、22. p、2s、 p、26. p、2
7$ j”29t p、&((1980)、塩谷信幸、
医学のあゆみ、105.(5)個(1978) 、八木
義弘、臨床外科、】シ(1)40 (1978) )。 また、非感染側に対する密着・密閉材として用いた場合
には、細菌侵入を阻止し疼痛を解消しうる特長があるも
のの、変質しやすいため、3日ごとに更新する必要があ
シ、この場合、患部との密着・固着に起因する出血全件
い、患者に苦痛を与える難点がある(冨士森良輔他、ラ
イオデルム研究会講演集、p、6.9.32 (198
0) )。 ポリビニルアルコール・ホルマリン架橋スポンジには、
感染防止能を有する利点がらるものの、この被覆材自体
が創(患部)内に取り込まれるため、表皮再生の期待で
きる症状の創面には用い難く、また、使用中に乾燥・硬
化する難点も指摘されている(桜井噴入、外科診療、1
7,123 (1975) 、宇津尾明他、化学と工業
、匹638 (1978) 、桜井噴入、化学#;説、
几245 (1978) 、J 、B、 Elsmba
rg at al 、 、 kn−Sscrg、 、 
151゜a (1960) )。 フィブリン膜も排液性に劣り、滲出液の貯゛留、感染、
膜(被覆材)の融解を招きやすい(桜井噴入、化学総説
、21,246(197g) 、桜井屑入、高分子、2
2.655 (1973)、桜井屑入、外科診療、避互
、123.八木義弘、1外、杢1.37 (1978)
 ’)。 コラーゲン膜も、患部と接した場合に融解しやすく、滲
出液の多い創傷に用するには注意を要する(宇津屋明、
化学工業、瀞74,1249.八木義弘、1外、&l、
 37 (197B) )。ポリウレタン、ポリアミノ
酸、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、シリコンなどのフ
ィルムも、滲出液の透過(通過)性または柔軟性、耐久
性に劣り(藤本康夫、′ポリアミノ酸1,2゜181 
(1974)、講談社すイエンテイフイク、桜井屑入、
化学総説、互、 us (is7g)、桜井噴入、高分
子%3ら654 (1973)、M、5piaa at
’ tLl、、J、Eiomgd、Water、Rss
、、% 213  (1989)、桜井噴入、外科診療
、17.122 (1975)、C,J、Bsekmr
y ataL、、′I%raM、 j4ynar、 S
oC,Jkrt、 1st、 ()gang、 17.
 a6(1971)、J−Kornberg at a
l、、 1bid、、 18.39 (1972) )
、ポリ−(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)は機
械的強度に劣り、しかも患部からはがすには、水または
湯に浸さねばならないなどの難点がある(中林宣男、′
医用高分子”p、19 (1978)共立、A−8,H
offmnn et al、、 Tratut、 Ay
yasr、 Soc、 ktif。 Int、 Organs、 18.10 (1972)
、S−D−Bruzk、 J、 Biotned。 Mater、 ha、、 6.180 (1971り 
、ポリマーダイジェストCH。 5ivt4h at at、、打釘紀元訳)、1981
. (5) 27. P、 Ntthtm atal、
、′I%rcms−knar、 Boc、 Aytif
icial Int、 Orgass、 z441 (
1976) )。 このように、これらは、いずれも軽度の熱傷(化pa1
にきたしておらず、しか屯感染を招くことなく早期治癒
が期待できる場合)の被覆(密閉・密着被覆)に用いる
ことはできるものの、いかなる創傷の治療においても安
全に用いうるものではない。感染の有無を問わず、創傷
患部からの滲出液が多い場合、これを吸収する目的に、
ガーゼ及び包帯が用いられるが、しばしば、患部への乾
燥固着をきたし、ガーゼ交換(更新)“時の出血・再損
傷を招き、患者に苦痛を与える(桜井哨久、外科診療、
17.127 (1975)、冨士森良輔、“ライオデ
ルム研究会講演集” p、17 (1980) )。ま
た、被覆材としての肌ざわり及び弾性の点においても十
分でなく、異物感を与える。 この難点を克服する目的で、天然多糖類、すなゎ私カラ
ヤ・ガムなどが提案されているtζ患部において融解し
易く、汚泥状と化す難点があり、また寒天は肌ざわ力の
良い親水性゛ゲルであるが、もろくて形くずれし易く、
実用に耐えない。 ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ビスコース
−レーヨンなどの織布け、前記ガーゼの場合と同様の難
点を有しく桜井肩入、化学総説、2Lり14 (197
8) 、秋山太一部、”人工臓器資料集成″p、446
 (1976) ) 、また、織布の網目が細かい喪め
、膿がこの網目をしばしば閉塞する(冨士森良輔、“ラ
イオデルム研究会講演集″pJ8 (1980) )。 また、これらは、しばしば患部に固着しこれをはがす場
合に、生体組織を再び損傷すると指摘されている(桜井
噴入、化学総説、21、244 (1978) 、秋山
太一部、1人」器資料集成”p、446(1976) 
 ライフサイエンス・センター)。 木綿糸または合成糸を用いた網目状被覆材も提出されて
いるが、材料は、弾性の乏しい糸であり、仮りに、この
感触上の難点を許容しうるにしても、患部に取り込まれ
、乾燥固着し、ひいては患部を損傷する傾向t−まぬが
れない(冨士森良輔、”ライオデルム研究会講演集″、
 p、2s (1980) )。 これら多くの例に見るとおル、既知の創傷被覆材には、
患部における滲出液の通過(排液性)、被覆材自体の安
定!1.(効果の持続性)、湿潤強度、肌ざわり、しな
やかさ、弾性、創面への非固着性、必要に応じ要望され
る薬剤の持続放出などの全てを満足し しかも使用中に
乾燥・硬直・固着し難い製品は見当らない。これに反し
、本発明の被覆材は、既に述べたとおり、多量の多価ア
ルコール(または多価アルコールと水)を包埋すること
により乾燥・硬直を防止した肌ざわりの良い、弾性に富
むゲルでろ広 しかも多孔板状を呈することから1.f
#出液の通過を妨げず、また、被覆材としての十分な湿
潤強度金有し、さらに抗生物質等の医薬品の包埋・徐放
(持続放出)効果tも具備するうえ、患部を刺激せず、
患部に固着しないなど多くの利点を有し、ガーゼ・包帯
と併用することにより、非感染側はもとより、著明なる
汚染側の治療用被覆材として有用である。 以下、本発明の実施例を記載する。 実施例 1゜ けん化度99.5モルチ、粘度平均重合度2,600.
4%水溶液粘度(20C)676Pのポリビニルアルコ
ールの9.4wt%水溶液500tとプロピレングリコ
ール500fとを混合しプロピレングリコール50wt
%、ポリビニルアルコール4.7wtチの水溶液を得、
これに120℃x30−の加圧スチーム滅菌を施し無菌
室において放冷する。 この水溶液4.11’i、予めガス消毒を施したポリエ
テ、レン製の突起配列板(突起高さ1wl11.突起密
度74,000個/ff1″、突起形状;直径1.8■
の円柱、突起部合計面積占有率20%、突起配列板48
αX 17cm )に注ぎ、へらを用い、均一に塗布し
た(塗布厚さ0.’7m)。これに、−50℃X0.7
&の冷却(冷却・固化成型つを施した後、4&の真空脱
水を施した後、24.6f(脱水率すなわち冷却・同化
体の重量減少率=40wt%)の白色不透明ゲル(ネッ
ト)ヲ得た。このネットの見かけの引張シ強度は4に4
/−に達した。これは、こんにゃく類似の弾性と柔軟性
を有し、しかも、こんにゃくに勝る機械的強度を有し、
耐圧縮強度1OKf/a11以上トした。 このネット(多孔板ゲル)の孔径は1.8閣、開口率(
面積比)は20チ、厚みは約0.5−であった。これを
、あらかじめプロピレンオキシド・ガスを用いて滅菌し
たポリエチレン族の袋(50X20cM)に収め、密封
後、冷凍庫(−13℃)に1晩放置したが硬直(氷結)
せず、元のしなやかさとこんにゃく状の弾性および肌ざ
わりが保持された。また、とのポリエチレン族の袋から
取ル出したネットの一部を切取って得た1awX1mの
断片を、37℃の恒温室においてガラス製シャーレに採
広 4日間開放・放置したが、当初の重量(40++v
)がほぼそのまま維持され、水分の揮発損失は5wt5
(2”P)以下にすぎず、元どおりのしなやかさと弾性
および肌ざわシが保持された。 体重1,650〜1,800 fの家ウサギ8匹の背部
に電気バリカンを当てて毛を刈飢脱毛用クリームを用い
て完全に刺毛後、ネンプタール(tumhedal )
静脈麻酔のもとに、電気ごて(140℃)を10秒間接
触させ、熱傷(15X1051)¥r発生させ、しかも
、そのまま4時間放置した。この場合、症状としては、
2度深達性熱傷と診断され、その後の感染が懸念された
。なお、熱傷面積は家ウサギ体表面の約10−に相当し
た。 これらの家ウサギの任意の2匹の熱傷面に、本発明のネ
ット状被覆材裁断片(17X12a*)t”当て、更に
ガーゼを介し・包帯を巻き、8時間ごとにガーゼと包帯
を更新した結果、患部滲出液が順調にネットを通過し、
ガーゼ及び包帯に吸収されていることが確められた。ま
え、包帯交換時の、患部−ガーゼ間の固着に因る出血は
全く起きなかった。2週間を経ても、創面の感染は発生
せず、むしろ、15日後には創面周囲に上皮再生が明ら
かに見られ、潰瘍面は日ごとに縮小し、2匹とも、約2
0日で治癒した。 比較例 1゜ 実施例1の熱傷を受けた家ウサギの任意の2匹につき、
創傷被覆材として著名なLPS(ブタ皮、凍結乾燥品)
を患部に押し当て、ガーゼと包帯を用いて包み、雑菌侵
入を阻止するため密着・放置する療法を適用したが、い
ずれの場合も、早くも2日めにガーゼ及び包帯が湿潤し
たことから、密閉に失敗したことを知った。直ちにガー
ゼを除去したところ、ブタ皮の一部は既に融解し始めて
おり、患部の一部は化膿し滲出液の貯留を認めた。 すなわち、ブタ皮が圧倒的に感染に弱いこと、したがっ
て、感染の懸念される熱傷には不適当でおること(冨士
森良輔、島崎修次、”ライオデルム研究会講演集”、p
、9. p、11. p−14、p、16. p、17
. p−22’、 p、25〜27. p、33. p
、34 (1980)、 40(197g)ンが再確認
された。 比較例 2゜ 創傷被種材として著名なシリコーン・コーティングを施
したナイロン・ガーゼ(17mX 12511 ) f
、実施例1の熱傷を受けた家ウサギの任意の2匹の創面
に当て、木綿ガーゼと包帯により包んだ後、8時間ごと
に、ナイロン・ガーゼ、木綿ガーゼ及び包帯を全て更新
した。2日後には、ナイロン・ガーゼと創傷面の間に膿
の貯留が認められ、やはり感染を招いたことを知った。 この場合、ナイロン・ガーゼの微細な織目(網目)が膿
により、閉塞しており、患部滲出液の排除(通過)が妨
げられていた。すなわち、このような非吸湿性(非通i
!t、)ガーゼを、感染側に用いてはならないこと(富
士森良輔、“ライオデルム研究会講演集″、p、18 
(1980) )が再確認された。 比較例 3゜ 実施例1の熱傷を受けた家ウサギ2匹につき、抗生物質
(硫酸7ラジオマイシン)含有軟膏を塗布した木綿ガー
ゼを創面に当て、包帯音用いて包み、8時間ごとに、軟
膏、ガーゼ、包帯の全てを更新する方式を試みた。当初
1週間は°、患部からの滲出液が見られたにかかわらず
、ガーゼ交換時に、患部へのガーゼの固着(部分的乾燥
固着)に因る出血を伴い、2週間にわたりこの出血が反
復された。そして、はぼ治癒するまでに28日1要した
。 実施例 2゜ けん化度97.5モルチ、粘度平均重合度2,200.
4チ水溶液の粘度(20℃)5しPのポリビニルアルコ
ール630t(含水率7snt%)f、水4,800t
に溶解LA11.4ut%溶液とした。 この水溶液4,536 Fとグリセリン2.443 f
とを混合し、ポリビニルアルコールl1kt’1.4w
t−、グリセリン濃度35wt%の水溶液を得、これに
120℃×30−の加圧スチーム滅1iif:施しJ無
菌室において放冷する。この水溶液17Off、予めス
チーム滅−したステンレス・スチール製の突起配列板(
突起高さ1.5■、突起密度74,000個/−1突起
形状;直径1.8簡の円柱、突起部合計面積占有率2o
−2突起部列板48国X 27 cmg )へ注ぎ、ア
ルミ板(27aIIX 43X 0.1m ) f用員
で、均一に掃き(1m!布し)、塗膜厚さ1.3■とじ
た。これに−釦UX0.7&の冷却(同化・成型)を施
した後、54の真空脱水を施1.,114f(脱水率3
3wt% )の白色不透明ゲルを得た。このネットの見
かけの引張り強度は211/jに達した。 このネット(多孔板ゲル)の孔径は1.8■、開口率(
面積比)ti20チ、厚みは1.2■であった。これを
、あらかじめプロピレンオキシド・ガスを用いて滅菌し
たポリエチレン製の岱(50X30薗)に収め、密封後
、これを冷凍庫(−100)に1晩放置したが硬直(氷
結)せず、元のしなやがさと弾性および肌ざわルが保持
された。 このポリエチレン製袋から取出したネットの一部を切取
って得た16IIX1mの断片を成人男子の健康な手の
甲に置き、軽く包帯を巻き、7日間放置した汎当初の裁
断片の重量(0,1F)が、はとんどそのまま維持さに
水分揮発損失は6sotS(6++v)以下にすぎず、
元どおりのしなやかさと弾性、肌ざわシが保持された。 なお、上述のポリビニルアルコールとグリセリンの混合
水溶液の冷却・同化・真空部分脱水操作を反復し同様の
ネット(被覆材)10枚を作成した。 体重8〜10−の成犬12匹につき、空腹時にイソゾー
ル(Iaotol )20 wg (体重に4)−” 
’を静注i、犬(D腹1ifB’fr完全に刺毛し、電
気ごて(100〜120℃)を3秒間轟てることによ広
ここに2度深達性熱傷(45X45薗w)を発生させた
(この熱傷面積は、全身の約12−に相当する)。4時
間後に、これらの犬の任意の3匹の熱傷面に、それぞれ
、本発明の上記ネット状被覆材(48x17m)t3枚
づつ用いて被覆しさらにガーゼを介し包帯で包む。8時
間ごとにガーゼと包帯を更新し続けた結果、患部滲出液
が順調にネットを通過してガーゼ及び包帯に吸収されて
いることが確められ、また、包帯交換時の、患部・ガー
ゼ間の固着による出血は全く認められなかった。 2週間を経過しても、創面の感染は発生せず、むしろ、
2週間めには創面周囲に上皮再生が明らかに見ら江潰瘍
面が日ごとに縮小するとともに、約18日で、3匹とも
治癒した。 比較例 4゜ 実施例2の熱傷を受けた犬の任意の3匹につき、ポリエ
ステル製ガーゼ(48X48m)t−患部に当て、更に
木綿ガーゼと包帯を用いて包み、8時間ごとに、これら
の全てを更新し続けたが、いずれの場合にも、ポリエス
テル・ガーゼが吸湿性に劣シ、しかもその織目が細かい
ため、滲出液の通過性も充分ではなく、常に滲出液が創
面に貯留することを知った。 このような状況が1週間持続したが、5日めから、創面
の一部にポリエステル・ガーゼが固着し交換時にしばし
ば患部に損傷を与えた。 比較例 5゜ 実施例2の熱傷を受秒た犬3匹につき、コラーゲン膜(
48x48cI11)’を患部に押し当て、細菌の侵入
全阻止するため密着状態とし、更にガーゼを介して包帯
を巻く閉鎖療@を試みたが、いずれの場合にも、2日後
にガーゼを除いたところ、コラーゲン膜の一部は融解し
始めており、患部は一部化膿し/%滲出液の貯留t′認
めた。すなわち、コラーゲン膜が感染を招き易い傾向に
ある仁と(宇津尾明他、化学工業、1974,1249
 )が再確認され7t。 実施例 3゜ ポリビニルアルコール(けん化度99.5モルチ、粘度
平均重合[2,600,4s水溶液)粘度(20℃)6
6cP) f)粉末30f。 ソルビトール158f、水292ft−混合し、90℃
X2A攪拌後、加圧スチーム滅iil!1(120℃X
3G−&)會施ム無菌室において゛放冷する。こζへ抗
菌薬としてのペニシリンGカリウム(po−tassi
um %n1cillin G )結晶粉末(無菌乾燥
品)20■(33,000単位)を溶解することにより
、抗菌薬50ppm、ポリビニルアルコール5.8wt
%、ソルビトール33wt%の水溶液を得た。その90
2を、あらかじめプロピレンオキシド・ガスを用いて滅
菌したポリウレタン・ゴム製の突起配列板(突起高さ1
+w+、突起密度74,000個/W?、突起形状;直
径1.8箇の円柱、突起部合計面積占有率20% 、突
起配列板1001:lllX17cI11)へ注ぎ、へ
らを用い、均一に塗布した(塗布厚さ0.7■)。これ
に−58℃X0,7hの冷却(同化・成型)を施した後
、4hの真空脱水を施し、631(脱水率30wt% 
)の白色不透明ゲル(ネット)ヲ得た。このネットの見
かけの引張シ強度は3−/−に達した。このネットの孔
径は1.8■、開口率20%、厚みは約0.8 wmで
あった。これ倉、メらかじめプロピレンオキシド・ガス
を用いて滅菌したポリエチレン製の袋(100csX2
0cH1)に収め、密封後、冷凍庫(−10℃)に1晩
放置したが、硬直(氷結)せず、元のしなやかさと弾性
及び肌ざわ夛が保たれた。このポリエチレン製袋から取
や出したネットの一部を切取って得た1cIIl×1c
Mの細断片を、37℃の恒温室において、時計皿上に放
置したが、1力月後の重量減少率は、10wt1s(6
q)以下にすぎず、元どおりのしなやかさと弾性及び肌
ざわ夛が保たれ友。 頭部の交通外傷により、脳(brai= )のヘルニア
(五−rsia)を起した成犬(体重911)に、上記
のネットを適用した。すなわち、脳ヘルニア(hern
ia cergbrt )患部(6X8m)のすき間か
ら滲出液が漏れている状態にあった。この種の創面に抗
生物質含有軟膏を塗布すること、あるいはこの軟膏を塗
布したガーゼを当てることは、滲出液排除を妨げ、側表
面の感染を髄腔(講#ムElα1Cανtty )内に
拡散させると懸念され、まえ、ブタ皮などにより被覆し
ても、創面への密着は期待できず、すき間に膿の貯留(
absents eavity) t−生じ、ずい膜炎
(tntniη1tia )をひき起こす懸念もある(
冨士森良輔、9ライオデルム研究会講演集”、p、26
 (1980) )。そ仁で、無菌室において、ポリエ
チレン製袋から上記本発明の抗菌薬包埋ネツ)f取り出
し、その裁断片(8X10a+w)の四隅にパンチを用
いて直径5−の穴を開け、それぞれの穴に、あらかじめ
プロピレンオキシドを用いて滅菌したパンツ用ゴムひも
(長さ20 x )t−結び付け、この裁断片を創面に
あてた後、ゴムひも全頭部周辺に巻き、結び目を作成す
ることにより固定した。さらに、ガーゼと包帯管用いて
包み、8時間ごとに、抗菌薬包埋ネット、ガーゼ、包帯
の全てを更新した結果、4日後には#出液量が激減し皮
。その後、毎日1回、ガーゼと包帯のみを更新し続けた
ところ、通算3週間めにも感染は起こらず、良性肉芽(
benign r嘗謁1atton )により創面が覆
われ、膚孔は閉鎖された。 すなわち、本発明の被覆材(ゲル)内には既に抗菌薬(
抗生物質)が包埋され、これが持続放出されるため、別
途、抗曹薬含有軟膏【創面に塗布しなくとも、抗菌作用
が期待され、しかも、被覆材の網目を通して、滲出液が
ガーゼ・包帯へ移行・排除されるため、交通外傷などの
重症例に対しても、治癒促進に有用と判断された。 なお、上記実施例3において作成した被覆材の細断片(
IXlaw)10枚を、生理食塩水20mに浸漬lA3
0時間後に固液分離し、水相につき、光学顕微鏡観察を
試みた力ζ細菌は認められず、培養試験結果においても
、やはり細菌は検出されなかった。 一方、単なる生理食塩水205g130時間放置した場
合、顕微鏡観察においてMAmはほとんど認められなか
ったものの、培養試験の結果は多数の細−集落が発生し
 したがって、(資)時間放置した上記生理食塩水には
103個/sg程度の雑菌が存在していたことを知った
。 すなわち、本発明被覆材の抗菌薬包埋・徐放効果が認め
られた。 比較例 6゜ 実施例1において、プロピレングリコールを用いずに操
作する0 即ち、実施例1の濃度9.4wt%のポリビニルアルコ
ール水溶液414を、同様に突起配列板へ注ぎ、塗布後
、冷却(凍結)成型し引き続き、真空脱水を施し、網状
ゲル25ff得た。これを37℃において、実験室に開
放・放置・風乾させ九ところ、1日後21F、3目抜1
:l、5日後7tまで重量が減少するとともに、縦およ
び横方向に徐々に収縮をきたし、また21後以降、徐今
に硬度を増すとともに、柔軟性と弾力性が低下し、皮膚
(肌)に異物感がvi臓されるに至った。 すなわち、ポリビニルアルコールにプロピレングリコー
ル、グリセリンまたはソルビトールなどの多価アルコー
ルを併用する本発明が、ポリビニルアルコール・ヒドロ
ゲルネットの風乾による硬直を回避しうるのに反しこれ
ら多価アルコールを併用しない場合、元どおりのしなや
かさと肌ざわりを、2日以上にわたり充分に保持するの
に難がある。 また、この比較例の処決を反復して得られるゲル25F
を、冷蔵庫氷室に1晩放置したところ、ゲル全体が氷結
・硬直しこれを融解して硬直状at−解除するのに、室
温において約加分を要した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  けん化&95モルチ以上、粘度平均重合度1
    .soo以上のポリビニルアルコールと、分子中に2〜
    8個の水酸基を有する水溶性有機化合物とを含み、且つ
    、該ポリビニルアルコールと該有機化合物の濃rtt−
    1それぞれ1〜10wt %  および5〜60wt 
    %に調整した水溶液を、1−あた93万〜20万個の突
    起を有し しかも突起部分の占める合計面積を10〜7
    0sKM整した平板または曲板上へ0.5〜5 wmの
    厚さに塗布後、これt−−6℃より低い温度に冷却・固
    化し しかる後、これに脱水率5wt1k以上、95w
    t−以下の真空脱水を施すことにより得られる創傷被覆
    材。
  2. (2)轄ん化度95モル−1粘度平均重合1!1,50
    0以上のポリビニルアルコールと、分子中に2〜8個の
    水酸基を有する水溶性有機化合物及び抗菌薬を含み、且
    つ、該ポリビニルアルコールと該有機化合物の濃度を、
    それぞれ1〜10wt%および5〜60wt%に調整し
    た水溶液t41−あたり3万〜20万個の突起を有し、
    しかも突起部分の占める合計面積を10〜70チに調整
    した平板また鉱曲板上へ、0.5〜5mの厚さに塗布後
    、これを−6℃より低い温度に冷却・固化し、しかる後
    、これに脱水率5wt%以上、95耐1以下の真空脱水
    を施すことにより得られる創傷被覆材。
JP56189226A 1981-11-27 1981-11-27 創傷被覆材 Pending JPS5892359A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04115723U (ja) * 1991-03-25 1992-10-14 株式会社共立 携帯式作業機
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