JPS589030B2 - 索道の暴走による人身事故防止装置 - Google Patents

索道の暴走による人身事故防止装置

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JPS589030B2
JPS589030B2 JP55052395A JP5239580A JPS589030B2 JP S589030 B2 JPS589030 B2 JP S589030B2 JP 55052395 A JP55052395 A JP 55052395A JP 5239580 A JP5239580 A JP 5239580A JP S589030 B2 JPS589030 B2 JP S589030B2
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JP
Japan
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cableway
safety net
rope
runaway
pillars
Prior art date
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Expired
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JP55052395A
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JPS56149255A (en
Inventor
桐谷英諒
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MARUSAN KAIHATSU KOKI KK
Original Assignee
MARUSAN KAIHATSU KOKI KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は搬送物が暴走して索道の基地にまで高速降下し
、これによる作業員への危害を効果的に防止し得る索道
の暴走による人身事故防止装置に関する。
索道による荷上げあるいは荷下げ時において、搬送駆動
する曳索に対する搬器の締付け部分が何等かの原因で緩
むと、荷上げ又は荷下げの途中で搬器が暴走し、索道の
基地にまで高速降下して作業員を死傷させる等の危害を
与えることとなっていた。
そこで、従来、このような搬器の暴走による人身災害を
防止すべく種々の防止装置を索道に取付けて使用してい
た。
この防止装置としては大別して搬器脱線型と積荷停止型
とが知られている。
搬器脱線型は暴走降下する搬器を曳索から脱線させ、こ
れにより搬器を径間途中又は中間支柱の箇所で地上に落
下させ、索道の基地にまで高速降下することによる作業
員の危害を防止しようとするものである。
又積荷停止型は索道の基地に開閉自在な両扉形式の門扉
を付設しておき、荷上げ荷下げ時の搬器通過に際しては
門扉を開放させるが、暴走降下時には搬器を門扉で受け
止めて基地内の作業員への危害を防ごうとするものであ
る。
しかしながら、搬器脱線型は構造が簡易で低廉に製作し
得るも、通常単線式の索道のみ使用が可能で復索には取
付けることができず、又復索にも取付けることができる
ものもあるが、荷下げ時には搬器をそのまま通過させる
べく持ち上げる等して復索には介在させず、通過後にお
いて復索に介在させるものであるからその操作が複雑で
煩に耐えないものであった。
又積荷停止型のものにあっては、高速降下する搬器を門
扉で受け止めるものであるから、その激突時の衝撃で搬
器内の積荷が飛散し、これにより基地内の作業員を死傷
させる等の危害を及ぼすこととなり、又この時の衝撃で
門扉自体も破壊されて更に暴走を招くこともあり、この
ため門扉の強度や安全性の点で問題があり、かつ門扉の
開閉に伴う操作が煩に耐えないものであった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、搬器の暴走を
効果的に防止し得ると共に、パケット内の積荷の飛散も
なくきわめて安全性が高く、かつ操作が容易な索道の暴
走による人身事故防止装置を提供することにある。
以下本発明に係る索道の暴走による人身事故防止装置の
一実施例を図面に基づき説明する。
第1図及び第2図において、1は索道の基地側Aに立設
した左右一対の支柱で、アングル材で枠組されており、
この上部間には横支柱2が横架されている。
又この各支柱1,1の上部を地中に埋設したアンカーに
結着された控索3で支持させておく。
この支柱1,1間の上部には主索4,復索5及びウイン
チ等により駆動されて第6図に示す如き搬器20更には
第7図に示す如きパケット6を荷上げ又は荷下げする時
の動力源となる曳索7を通しておき、これらの主索4,
復索5及び曳索7は第1図に示す如く索道の基地Aと最
終地点Bとの間に中間支柱を介在させて又は介在させる
ことなく張設する。
一方前記横支柱2にはワイヤロープ8,8の一端を結着
し、各支柱1,1の内方側に沿い垂下させてそのワイヤ
ロープ8,8の下端を地中に埋設したアンカー9に結着
固定する。
ワイヤロープ8,8間には安全ネット10をそのワイヤ
ロープ8,8に沿い開閉自在にシャツクル11にて張設
する。
安全ネット10は上端の支持材12から適宜間隔をおい
てチェン13…を垂設すると共に、両側端のチェン13
,13の下端を地中に埋設したアンカー14に結着固定
しておく。
この場合、総てのチェン13…の下端をアンカー14に
結着固定してもよい。
そして各チェン13…間には適宜間隔をおいてワイヤ1
5…を張設する。
このワイヤ15…を張設する場合には、パケット6を受
ける部分の目を細かく、その他の部分の目を粗くすると
よい。
前記ワイヤロープ8,8と安全ネット10両側のチェン
13,13とを第4図及び第5図に示す如きシャツクル
11にてそのシャツクル11がワイヤロープ8,8に沿
い上下動可能に連結し、かつ前記支持材12の上部には
荷上げ又は荷下げ時等において曳索7が垂下した場合に
これを受けて支承するローラ16,16を付設する。
この安全ネット10を開閉する機構は、支持材12の略
両端側にワイヤロープ17,17の一端を結着固定して
おき、前記横支柱2及び一方の支柱1に付設したロープ
シープ18…にそのワイヤロープ17,17を夫々順次
掛け渡し、そのワイヤロープ17.17の他端を互いに
結着して一本のワイヤロープ17aとし、これを支柱1
内の基台上に据付けたウインチ19に巻回する。
このウインチ19は前記の箇所に限らずその他据付けの
容易な箇所に適宜据付ければよい。
そして荷上げあるいは荷下げする場合は、第6図に示す
如き搬器20のロープシープ21を主索4又は復索5に
掛け、又締付け固定部22に曳索7を例えば締付けナッ
ト23で締付け固定し、その搬器20のフツク24に前
述のパケット6を懸吊する。
この場合、機材をロープで縛り付けたままフツク24に
懸吊してもよい。
曳索7は一本形式のものはもとより第6図に示す如く二
本形式のものであってもよい。
この曳索7を駆動させれば周知の如く荷上げ時には主索
4に案内され、又荷下げ時には復索5に案内されて積荷
を搬送する。
この搬送に際してパケット6が前記支柱1,1間を通過
する時にはウインチ19を駆動させてワイヤロープ17
aを繰出すことにより安全ネット10の支持材12を降
下させ、これに伴い安全ネット10を折畳みする如く開
放させ、パケット6の通過後ウインチ19を駆動させて
ワイヤロープ17aを巻込むことにより支持材12を上
昇させて安全ネット10を張設する。
この安全ネット10の開閉時におけるウインチ19の駆
動制御は一方の支柱1に上限リミツ1・スイッチ25及
び下限リミットスイッチ26を固設しておき、安全ネッ
ト10の開閉に伴い上下動する支持材12と上限リミッ
トスイッチ25あるいは下限リミットスイッチ26との
当接によりウインチ19の駆動を停止させるようになっ
ている。
ウインチ19を駆動させるには本実施例では手動操作で
行なうようにしているが、荷上げ又は荷下げすべく曳索
7を駆動させる装置と連動させ、更にはパケット6の通
過により作動するリミットスイッチ等の適宜手段をもっ
て全自動化してもよいことはもとよりである。
このような荷上げ又は荷下げの途中で、例えば前記締付
け固定部22の締付けを充分に行なわなかった場合や、
曳索7が変形して締付けに緩みが生じた場合等何等かの
原因で搬器20及びパケット6が暴走したとすると、パ
ケット6が高速度で降下して安全ネット10に受け止め
られる。
この時、パケット6はその衝撃力で搬器20が主索4あ
るいは復索5から脱輪し、又曳索7からも脱輪して落下
する。
一方、安全ネット10はパケット6の受け止め時に後方
に撓み湾曲してその衝撃力を緩衝し、かつこの安全ネッ
ト10に作用する価撃力をシャックル11…を介してワ
イヤロープ88に伝達し、このワイヤロープ8,8では
それ自体の撓み変形とアンカー9の浮き出し作用により
緩衝し、更にワイヤロープ8,8に作用する衝撃力を支
柱1,1と控索3…で支持し吸収する。
尚、本実施例においては主索4及び復索5を備えた所謂
複線循環式索道について説明したが、主索及び曳索のみ
で荷上げ及び荷下げする所謂単線方式のものにもそのま
ま適用できることはもとよりである。
以上の如く本発明に係る索道の暴走による人身事故防止
装置によれば、何等かの原因で搬送物が暴走した時にそ
の搬送物を安全ネットで受け止めかつその衝撃力を安全
ネット及びワイヤロープで緩衝し、更に支柱1で支持し
吸収するようにしたことから、その搬送物への反作用力
を激減させ、かつパケットの収納物をも安全ネットで受
け止めることができて、収納物の飛散を防止し、バケツ
ト更にはその収納物の飛散によって安全ネット後方の作
業員に危害を及ぼすことを効果的に防止でき、しかも荷
上げあるいは荷下げ時における搬送物の通過に際しての
安全ネットの開閉操作もウインチを駆動させるのみで行
なえるから、操作がきわめて簡易であり、更に主索及び
復索からなる複線循環式索道はもとより主索のみで荷上
げ及び荷下げを行なう所謂単線形式の索道にも設計変形
することなくそのまま使用できて頗る利便性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る暴走による人身事故防止装置を備
えた索道の要部を示す斜視図、第2図はその暴走による
人身事故防止装置の一例を示す正面図、第3図はその装
置の側面図、第4図は安全ネットとワイヤロープとの連
結部分の要部正面図、第5図はその連結部分の横断面図
、第6図は搬器の正面図、第7図はその装置における暴
走時の人身事故防止状態を説明するための説明図である
。 A……索道の基地側、1……支柱、6……パケット、8
……ワイヤロープ、10……安全ネット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 索道の基地側に索道を挟んで対向するよう一対の支
    柱を立設して該支柱間に安全ネットを張設した事故防止
    装置において、前記安全ネットは両端部を前記両支柱に
    沿って垂設したワイヤロープにシャツクルを介して係止
    張設すると共に、その上部は支持材を介して一端をウイ
    ンチに接続したワイヤロープで両支柱間に吊下して搬送
    物の通過時のみに前記安全ネットを下方へ落下開放させ
    るよう構成し、前記両支柱側面には安全ネットの開閉ウ
    インチの作動を制御する上下リミットスイッチを装着し
    、該リミットスイッチの開閉は安全ネットの上下摺動に
    よって制御する如く構成してなることを特徴とする索道
    の暴走による人身事故防止装置。
JP55052395A 1980-04-22 1980-04-22 索道の暴走による人身事故防止装置 Expired JPS589030B2 (ja)

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JPS56149255A JPS56149255A (en) 1981-11-19
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JPS4920023U (ja) * 1972-05-23 1974-02-20

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