JPS58873B2 - 酵素↓−担体複合物 - Google Patents

酵素↓−担体複合物

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JPS58873B2
JPS58873B2 JP1623279A JP1623279A JPS58873B2 JP S58873 B2 JPS58873 B2 JP S58873B2 JP 1623279 A JP1623279 A JP 1623279A JP 1623279 A JP1623279 A JP 1623279A JP S58873 B2 JPS58873 B2 JP S58873B2
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organic
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JP1623279A
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フランソワ・メイエ
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Rhone Poulenc Industries SA
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Publication of JPS58873B2 publication Critical patent/JPS58873B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N11/00Carrier-bound or immobilised enzymes; Carrier-bound or immobilised microbial cells; Preparation thereof
    • C12N11/14Enzymes or microbial cells immobilised on or in an inorganic carrier

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、安定で活性な酵素−担体複合物並びにその製
造法を目的とする。
酵素と反応性の基を持つ担体上で酵素を不動化させるこ
とが既に提案された。
これは、例えば、必要な反応性基をもたらすように各種
の技術、例えば各種の化合物の吸着、重合体の被覆、シ
ラン化合物のグラフト化(付加)などによって変性され
たセルロース、多糖類又は無機の固体である。
しかし、セルロースや多糖類は機械的特性を持っていな
い。
それらは水や有機溶媒中で膨潤し、しかも耐温度及び圧
力性を何ら有しない。
他方、担体上に吸着され又は付着された化合物は、その
後の使用の過程で除去される恐れがある。
シランについては、これは高価な特別の製品であって、
必らずしも満足ではない。
これに対して、本発明の酵素−担体複合物は、特に安定
である。
それは、極めて良好な機械的性質を持っているグラフト
された無機担体を基にしており、溶媒、温度及び圧力に
敏感ではなく、しかもそのグラフトが通常の有機化合物
であるものを基材としている。
安定であって酵素的に活性なこの酵素−担体複合物は、
グラフトされた無機担体に共有結合によって固定された
酵素から成り、その酵素が、少なくとも1個のエステル
結合によって担体にグラフトされた有機基の少なくとも
1個の反応性官能基に結合していることを特徴としてい
る。
有機基は、特に、直鎖若しくは分枝鎖状脂肪族残基(そ
の炭素数1〜8の脂肪族鎖は1個の窒素原子及び(又は
)1個の硫黄原子及び(又は)1個のフェニル基を含有
できろ)、シクロ脂肪族残基、アリール又はアルキルア
リール残基(その核又は鎖は1個又はそれ以上の窒素原
子を含有できる)により表わされろ。
酵素と反応性の官能基としては、特に、アミン、ハロゲ
ン、スルフヒドリル、アルデヒド、カルボキシル官能基
をあげることができる。
本発明に従う複合物は、ヒドロキシル基を持つ不溶性無
機担体を少なくとも1個のアルコール又はフェノール官
能基及び少なくとも1個の反応性官能基を持つ有機基で
形成される化合物と反応させ、次いでこれに酵素を結合
させることによって製造される。
用いられる無機担体は、水に実質上不溶であり、そして
その表面にヒドロキシル基を持っていなければならない
それらは、表面が多孔質又は非多孔質の塊状体、小片、
救状体、ビード、粉末、繊維、織物として提供される。
担体の選択は複合物の用途に依存する。
例えば、酵素−担体複合物が連続式に機能するカラムに
用いられる場合には、微粒状担体は5μm〜5mmの間
の粒度を有することが有益である。
担体の多孔性に関しては、それは複合物の酵素活性に依
存する。
また、その活性は、利用できる内部表面積が大きいほど
大きい。
無機担体は、特に、レンガ;けい酸アルカリ及びアルミ
ノけい酸アルカリ;アルミナ及び二酸化チタンのような
金属酸化物;シリカで表わされる。
有機化合物は、酵素と反応性の官能基がアミン、ハロゲ
ン、スルフヒドリル、アルデヒド、カルボキシルであり
且つその−OH官能基が下記の残基に結合しているアル
コール又はフェノールである。
(1)直鎖又は分枝鎖状脂肪族残基(その炭素原子数1
〜8の鎖は1個の窒素原子及び(又は)1個の硫黄原子
及び(又は)1個のフェニル基を含有していてもよい)
これらの化合物としては、モノエタノールアミン、アミ
ノプロパツール、アミノメチル−プロパツール、フェニ
ルアミノプロパツール、アミノブタノール、アミノペン
タノール、アミノメチル−へブタノール、アミノエチル
−エタノールアミン、メチオニノール、アミノメチル−
プロパンジオール、トリスヒドロキシメチルアミノメタ
ン、ヒドロキシメチルアニリン、トリプトファノールの
ようなアミノアルコール;クロルエタノール、クロルプ
ロパツール、クロルメチルプロパ/−ル、クロルブタノ
ール、クロルヘキサノール、クロルプロパンジオール、
クロルベンジルアルコール、ブロムエタノール、ブロム
プロパツール、ブロムプロパンジオール、ブロムベンジ
ルアルコール、ブロムベンズヒドロール、ヨードエタノ
ールなどのようなハロゲノアルコール:メルカプトエタ
ノール、チオグリセリン、ジチオエリトリットのような
メルカプト−アルコール;グリセルアルデヒドのような
アルデヒド−アルコール;ヒドロキシプロピオン酸、ヒ
ドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシカプロン
酸、ヒドロキシオクタン酸、ヒドロキシメチル安息香酸
のような酸−アルコールをあげることができる。
(ii)シクロ脂肪族残基、例えばアミノンクロヘキサ
ノール。
(iii)アリール又はアルキルアリール残基(その核
及び(又は)鎖は1個又はそれ以上の窒素原子を含有し
ていてもよい)。
これらは、例えば、アミノフェノール、アミンクレゾー
ル、アミノ−ヒドロキシピリジン、アミノ−ヒドロキシ
ピリジン、アミノ−ジヒドロキシピリジン、アミノ−ヒ
ドロキシ−メチルピリミジンのようなアミンフェノール
類;クロルフェノール、クロルクレゾール、クロルジメ
チルフェノール、フロムフェノール、ブロムナフトール
、ヨードフェノールのようなハロゲノフェノール類;メ
ルカプト−フェノール類;ヒドロキシベンズアルデヒド
、ジヒドロキシベンズアルデヒド、ジヒドロキシメトキ
シベンズアルデヒド、ヒドロキシナフトアルデヒドのよ
うなアルデヒド−フェノール類;ヒドロキシ安息香酸、
フロレチン酸、ヒドロキシマンデル酸、ヒドロキシナフ
トエ酸のような酸−フエノール類である。
無機担体と少なくとも1個のアルコール又はフェノール
官能基及び少なくとも1個の酵素と反応性の官能基を持
つ有機化合物との、エステル結合を与えるための反応は
、存在させる物質の反応性に従って、周囲温度から媒質
の沸騰温度までの間の温度で行なわれる。
生成する水は不都合なく媒質中に残留させてもよいし又
は除去することもできる。
反応が非常に速くて水の除去を伴なう場合には好ましく
は沸点で行なうが、これが反応時間を調節せしめる。
有機化合物が液体である場合には、担体の分散体を得る
ためには過剰量の有機化合物、即ち、担体100gにつ
き40m1よりも多い量の有機化合物を用いることが必
要である。
有機化合物が固体又は同じく液体である場合においては
、有機化合物に対する溶媒の存在下で反応を実施するこ
とができる。
この溶媒は、担体及び有機化合物に対して化学的に不活
性であるべきであり、そして場合によっては、沸点にお
いて反応の過程で生成する水と共沸物を与えるべきであ
る。
例としてはジメチルホルムアミド、キシレン、ジオキサ
ンなどをあげることができる。
有機化合物の量は、担体のヒドロキシル基1個に対して
1個のアルコール又はフェノール官能基に相当するよう
な最少量であり、そして溶媒の量は無機担体を湿らすの
に十分であるべきである。
溶媒の存在下又は不在下で行なわれようとも、反応後、
グラフトされた担体は媒質から分離され、有機化合物の
溶媒によって洗い、そして場合によって保存しようとす
るときは乾燥される。
担体上であらゆる種類の酵素を不動化させることができ
る。
特に、グルコースオキシターセ、d−アミノ酸オギシク
ーゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、ベルオキシターゼ、カタ
ラーゼなどのような酸化還元酵素;アスパラギン酸アミ
ントランスフェラーゼ、アスパラギン酸アセチルトラン
スフェラーゼ、ヘキソキナーゼのような転移酵素;リパ
ーゼ、ホスホリパーゼ、アセチルコリンエステラーゼ、
ペクチナーゼ、ホフファターゼ、アミツール、マルター
ゼ、セルラーゼ、インベルターゼ、アシラーゼ、ペプシ
ン、パパイン、レニン、トリプシン、キモトリプシン、
アスパラギナーゼ、ウレアーゼ、アルギナーゼ、リボヌ
クレアーゼ、ラクターゼ、ブロメリン、ペニシリンアミ
ターゼなどのような加水分解酵素;アスパルターゼ、フ
マラーゼなどのようなリアーゼ;グルコースイソメラー
ゼ、乳酸ラセマーゼなどのようなインメラーゼ;アスパ
ラギンシンセクーゼ、グルタミンシンセターゼ、ピルビ
ン酸カルボキシラーセのようなリガーセがあげられる。
酵素は、グラフトの反応性官能基に応じて、直接に又は
全く知られた方法によってグラフトを活性化した後に反
応させることができる。
例えば、アミノグラフトはジアゾ化によって、或いはポ
リアルデヒド又はカルボジイミドとの反応によって活性
化させることができる。
スルフヒドリルグラフトは2,2′−ジチオジピリジン
との反応によって活性化することができる。
カルボキシルグラフトは、カルボジイミドとの反応によ
って活性化することができる。
これらの活性化は、一般に、グラフトされた担体を、活
性化すべき基に関して過剰量の反応体の水溶液中に、反
応と両立できるpH及び温度で分散させ、次いで担体を
分離し、乾燥することによって実施される。
酵素の固定は、全く知られた方法によって、即ち、フラ
ンス国特許第2,278,702号の方法に従って酵素
と最も適合できるpHに緩衝された水溶液中で冷却して
、或いは脂肪族、シクロ脂肪族又は芳香族炭化水素中で
加熱して実施される。
得られた酵素−担体混合物は、安定であり、変性、pH
1温度などの要因に抵抗し、そしてその酵素活性を失な
うことなく断続的でも連続的でも用いることができる。
この複合物は、親和クロマトグラフィーに、酵素触媒、
分析用触媒又は工業用触媒として、特に食品、医薬品又
は植物衛生工業で用いることができる。
以下に、本発明の実施例を示すが、これら本発明を何ら
制限するものではない。
例1 粒度が100〜200μm、比表面積が25m2/g、
平均軸孔直径が1250Å、そして細孔容積が1ml/
gである50.9の微球状シリカを300m1のモノエ
タノールアミンに加える。
その分散体を沸点まで加熱し、次いでこの温度に3時間
保って150m1のエタノールアミン及び生成水を除去
する。
冷却後、シリカを沢過し、300m1のアセトンで洗い
、次いで80℃でオーブン乾燥する。
得られた生成物は、微量分析で定量して、0,21重量
楚の炭素と0.1重量%の窒素を含有する。
得られたグラフトされたシリカを0.1M、pH8のり
ん酸塩緩衝液中の4重量%のグルクルアルデヒドの溶液
250m1により周囲温度でかきまぜながら2時間処理
する。
それからシリカを泥過し、次いで100m1の0.1M
、pH8のりん酸基緩衝液で洗う。
次いで、処理されたグラフトされたシリカを400m1
の0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液で洗い、次い
で4重量%のラクターゼを溶液状で含む250m1の0
.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液中に分散させる。
この分散体を周囲温度でかきまぜながら15時間保持す
る。
形成された酵素−担体複合物を炉別し、次いで250m
1の0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液で洗う。
この複合物の酵素活性は、1gの複合物を0.05M、
pH4,5の酢酸塩緩衝液中の40g/lのラクトース
溶液10m1と55℃で接触させ、10分間かきまぜる
ことにより決定される。
複合物を炉別し、そして生成したグルコースをP液中で
定量する。
この複合物の酵素活性は78U/gである(単位Uは1
分間に1マイクロモルのラクトースを加水分解する複合
物の量である)。
溶液状の酵素の固定前及び固定後の酵素活性は、1ml
の酵素溶液を0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液中
の40g/lのラクトース溶液10m1に55℃で加え
、かきまぜながら5分間保ち、次いで容器を沸騰水中に
5分間入れて反応を停止させることにより決定される。
冷却後に、生成したグルコースを定量する。
二つの活性の差から、固定の過程で失なわれた活性が求
められた。
不動化された酵素の活性と溶液の消失した活性との比か
らラクターゼの不動化収率が与えられ、これは55%で
ある。
比較のために、下記のようにして得られたアミノシラン
でグラフトされた担体を用いて例1を繰り返す。
50gの例1と同じシリカ球状体を5gのγ−アミノプ
ロピルトリエトキシシランを含有する250m1のキシ
レン中に分散させる。
この懸濁液を3時間沸点まで加熱する。
冷却後、シリカを戸別し、300mAのアセトンで洗い
、次いで80℃で乾燥する。
分析により、得られた生成物は0.70重量%の炭素と
0.18重量%の窒素を含有することが決定される。
ラクターゼを固定化させた後、形成された複合物は80
U/gの酵素活性を有し、そしてその不動化収率は22
%である。
これらの二つの複合物はほぼ同じ活性であるが、しかし
、その活性を得るためには本発明の担体では2.5倍少
ない酵素が必要であることがわかる。
複合物の使用 10gの例1の複合物を55℃に保った直径2.5cm
のカラムに装入する。
0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液中の40g/l
のラクトース溶液を200m1/hの割合で連続的にパ
ーコレーションする。
カラムから流出する溶液について測定してラクトースか
らグルコースへ加水分解率は80%である。
500時間連続操作した後、加水分解率は依然として8
0%である。
このことは、本発明のラクターゼ−担体複合物の良好な
安定性を示している。
例2 例1を繰り返えすが、ただしエタノールアミンの一部も
、またグラフトされた担体の製造中に生じる水も除去し
ないで行なう。
このグラフトされた担体は0.2重量%の炭素と0.1
重量%の窒素を含有する。
媒質中に残留する水はグラフト化に影響しないことが認
められる。
得られたラクターゼ−担体複合物は80U/gの酵素活
性を有し、そしてその不動化収率は55%である。
例3 例1のように実施するが、ただし粒度200μm〜Im
mのシリカを用いてラクターゼ−担体複合物を製造する
この複合物の酵素活性は64u/gであり、不動化収率
は55%である。
例4 例1のように実施するが、ただしシリカを100〜20
0μmの粒度、154 m2/gの比表面積、350Å
の平均細孔直径及び1.18m1/gの細孔容積を有す
るアルミナで代える。
分析により、グラフトされたアルミナは1.98重量%
の炭素と0.87重量%の窒素を含有することが示され
る。
得られたラクターゼ担体複合物は、90U/gの酵素活
性を有し、その不動化収率は35%である。
例5 100〜200μmの粒度、25m2/gの比表面積、
1250Åの平均細孔直径及び1ml/9の細孔容積を
有する。
509のシリカを、20gの5−アミノ−1−ペンタノ
ールを溶解した300m1のジメチルホルムアミドに分
散させる。
その分散体を沸点まで加熱し、この温度に3時間保って
150m1のジメチルホルムアミドと生成する水を漸次
除去する。
冷却後、シリカを炉別し、300m1のジメチルホルム
アミド、次いで150m1のアセトンで洗い、最後に8
0℃で乾燥する。
分析により、得られた生成物が0.35重量%の炭素と
0.09重量%の窒素を含有することが示される。
得られたグラフトされたシリカを0.1M、pH8のり
ん酸塩緩衝液中の4重量%のグルタルアルデヒド溶液2
50m1によりかきまぜながら周囲温度で2時間処理す
る。
それからシリカを濾過し、次いで100m1の0.1M
、pH8のりん酸塩緩衝液で洗う。
次いで、処理されたグラフトされたシリカを400m1
の0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液で洗い、次い
で4重量係のラクターゼを溶液状で含有する250m1
の0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液中に分散させ
る。
その分散体を周囲温度で15時間かきまぜ続ける。
形成された酵素−担体複合物を炉別し、次いで250m
1の0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液で洗う。
これは40U/9の酵素活性を有し、そして不動化収率
は45%である。
例6 グラフトされた担体を製造するために、100〜200
μmの粒度、100m2/9の比表面積、300Åの平
均細孔直径及び1ml/gの細孔容積を持つシリカを用
いて例1におけるように実施する。
得られたグラフトされたシリカは0.95重量%の炭素
と0.38重量%の窒素を含有する。
例1さの比較から、より大きい比表面積のシリカの使用
はより多くのグラフトを可能ならしめることが認められ
る。
得られたグラフトされたシリカを0.1M、pH8のり
ん酸塩緩衝液中の4重量%のグルタルアルデヒド溶液2
50m1により周囲温度で2時間かきまぜながら処理す
る。
濾過後、得られた変性されグラフトされたシリカを10
0m1の0.IM、pH8のりん酸塩緩衝液で洗う。
次いでこのシリカの10gを400m1の0.02M、
pH7のりん酸塩緩衝液で洗い、次いで1重量%のペニ
シリンアミダーゼを溶液状で含有する500mAの0.
02M、pH7のりん酸塩緩衝液中に分散させる。
この分散体を周囲温度で15時間かきまぜ続ける。
形成されたペニシリンアミダーゼ−担体複合物を炉別し
、次いで50m1の0.02M、pH7のりん酸塩緩衝
液で洗う。
このペニシリンアミダーゼ−担体複合物の酵素活性は、
0.5gの複合物を0.1M、pH7,5のりん酸塩緩
衝液中の209/lのペニシリンG溶液40m1と30
℃で30分間接触させることにより決定される。
次いで複合物をろ別し、形成された6A、PAをろ液中
で定量する。
複合物の酵素活性は50U/gである(単位Uは1分間
で1マイクロモルのペニシリンGを加水分解する複合物
の量である)。
溶液状の酵素の固定前後での酵素活性は、1mlの酵素
溶液を0.1M、pH7,6のりん酸塩緩衝液中の20
g/lのペニシリンG溶液10m1に加え、30℃で3
0分間かきまぜ続け、次いで生成した6A、PAを定量
することによって決定される。
酵素の不動化収率は70%である。
複合物の使用 1gの複合物を1c、c、の直径のカラムに装入する。
0.1M、pH7,6のりん酸塩緩衝液中の209/l
のペニシリンG溶液を50m1/hの割合で周囲温度で
連続的にパーコレーションする。
カラムを流出する溶液について測定して、ペニシリンG
の6A、PAへの加水分解率は40%である。
300時間の実施後に、加水分解率は依然として40%
である。
このことは、ペニシリンアミダーゼ−担体複合物の良好
な安定性を示している。
例7 100〜200μmの粒度、25m2/9の比表面積、
1250Åの平均細孔直径及び1ml/9の細孔容積を
持つ50gのシリカを21のp−アミンフェノールを溶
解した300m1のジメチルホルムアミド中に分散させ
る。
この分散体を沸点まで加熱し、この温度で3時間保って
150m1のジメチルホルムアミドと生成水を漸次除去
する。
冷却後、シリカを濾過し、300m1のジメチルホルム
アミドで洗い、次いで150m1のアセトンで洗い、最
後に80℃で乾燥する。
分析により、得られた生成物が0.31重量%の炭素と
0.06重量%の窒素を含有することが示される。
グラフトされたシリカを0.1M、pH8のりん酸塩緩
衝液中の4重量%のグルタルアルデヒド溶液250m1
で周囲温度で2時間かきまぜながら処理し、次いで濾過
し、最後に100m1の0.1M、pH8のりん酸塩緩
衝液で洗う。
ペニシリンアミダーゼ−担体複合物を例6におけるよう
に製造する。
これは16U/gの酵素活性を有し、その不動化収率は
65%である。
例8 例7と同じグラフトされたシリカの109を200m1
のN/10の埴酸及び100m1のM/10のNaNO
2により0℃で3時間かきまぜながら処理する。
濾過し、500m1の冷水で洗った後、ジアゾ化された
グラフトシリカを0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝
液中の4重量%のラクターゼ溶液50m1中に分散させ
る。
この分散体を4℃で3時間かきまぜ続ける。
形成されたラクターゼ−担体複合物を戸別し、次いで同
じ酢酸緩衝液で洗う。
得られた複合物の酵素活性は71U/gであり、その不
動化収率は20%である。
例9 例8と同じジアゾ化されたグラフトシリカのIogを0
.1M、pH8のTR15緩衝液中の1重量%のアシラ
ーゼ溶液200m1に分散させる。
この分散体を4℃で一夜かきませながら保つ。
形成されたアシラーゼ−担体複合物を炉別し、次いで同
じTR15緩衝液で洗う。
この複合物の酵素活性は、500mgの複合物を5.1
0−4Mの塩化コバルトを含有する0、1M、pH8の
TR15緩衝液中の0.4重量%のN−アセチル−DL
−メチオニン溶液50m1と37℃で30分間かきまぜ
ながら接触させることにより決定される。
複合物を沖過し、生成したL−メチオニンは涙液中で定
量する。
この複合物の酵素活性はIOU/gである(単位Uは1
分間に1マイクロモルのN−アセチル−DL−メチオニ
ンを転移させる複合物の量である)。
溶液状のアシラーゼの固定前後での酵素活性は、5.1
0−−4Mの塩化コバルトを含有する0、1M、pH8
のTR15緩衝液中の0.4重量%のN−アセチル−D
L−メチオニン溶液5mlに0.1mlの酵素溶液を加
えることによって決定される。
その混合物を37℃で30分間保ち、次いで容器を沸騰
水中に3分間浸漬することによって反応を停止させる。
冷却後、生成したし一メチオニンを定量する。
アシラーゼの不動化収率、即ち複合物の活性と失なわれ
た活性との比は50%である。
例10 例9におけるのと同じ方法であるが、ただし粒度30〜
100μmのシリカを用いてアシラーゼ−担体複合物を
製造する。
この複合物の酵素活性は10.5U/9であり、その不
動化収率は50%である。
複合物の使用 309の複合物を直径1cm及び高さ90Cmのカラム
に装入する。
そのカラムに周囲温度で300m1の0.1M、pH8
のTR15緩衝液を2時間で通し、次いで10μモルの
DLメメチニンを含有する2mlの同一緩衝液を注入し
、最後に0.1M、pH8のTR15緩衝液を10m1
/hの割合で通じる。
カラムを流出する液体のUV分光分析は、D−メチオニ
ンとL−メチオニンが分離していることを示す。
3mlのD−メチオニン含有画分、4mlのD−メチオ
ニンとL−メチオニンとの混合物を含有する画分、及び
3mlのL−メチオニン含有画分を順次に回収する。
例11 粒度が100〜200μm1比表面積が23m2/g、
平均細孔直径が1330Å及び細孔容積がQ、96m1
/Elである509のシリカ球状体を309の2−クロ
ルエタノールを含有する200m1のキシレンに加える
沸点まで加熱し、次いでこの温度を4時間保つ。
冷却後、シリカを濾過し、300m1のアセトンで洗い
、次いでオーブンで880℃で乾燥する。
微量分析により、得られた生成物は0.16重量%の炭
素と0.20重量%の塩素を含有することが定量される
得られたグラフトされたシリカを0.1M、pH6,5
のりん酸塩緩衝液中の1重量%のウレアーゼ溶液400
m1に分散させ、周囲温度で20時間かぎませ続ける。
形成されたウレアーゼ−担体複合物を濾過し、250m
1の0.1M、pH6,5のりん酸塩緩衝液で洗う。
この複合物の酵素活性は、100m9の複合物を0.1
M、pH7のりん酸塩緩衝液中の309/lの尿素溶液
20m1と37℃で接触させ、3分間かきまぜることに
よって決定される。
それから複合物を炉別し、分離された溶液に20m1の
0.1N端酸を加えて生成アンモニアを中和する。
過剰の酸を0、INか性ソーダで定量する。
複合物の酵素活性は1500U/9である(単位Uは1
分間に1μモルのアンモニアを遊離させろ複合物の量で
ある)。
溶液状のウレアーゼの固定前後での酵素活性は、0.1
M、pH7のりん酸塩緩衝液中の30g/lの尿素溶液
4mlに0.5 mlの酵素溶液を37℃で加え、かき
まぜながら3分間保ち、次いで5mlの0.1N端酸を
加えて反応を停止させることによって決定される。
次いで過剰の酸を0.INか性ソータで定量する。
二つの活性の差から、酵素の固定の過程で失なわれた活
性が求められる。
不動化された酵素の活性と溶液の失なわれた活性との間
の比からウレアーゼの不動化収率が与えられるが、これ
は60%である。
例12 例11と同じグラフトされたシリカ5gを100mgの
カタラーゼを溶液として含有する50m1の0.05M
、pH7のりん酸塩緩衝液中に分散させ、次いで得られ
た分散体を周囲温度でかきませながら4時間保つ。
形成されたカタラーゼ−担体複合物を濾過し、次いで5
0m1の0.05M、pH7のりん酸基緩衝液で洗う。
この複合物の酵素活性は次のように決定される。
iomg複合物を0.05M、pH7のリン酸塩緩衝液
中の0.02Mの過酸化水素溶液5mlに加え、次いで
25℃で2分間かきまぜながら分散状態を保つ。
3滴の濃硫酸を加えて過酸化水素の分解反応を停止させ
、過剰の過酸化水素を5.10−3Mの過マンガン酸カ
リウム水溶液で定量する。
この複合物の活性は2280U/9である(単位Uは1
分間に1マイクロモルの過酸化水素を分解させる複合物
の量である)。
同様に、溶液状の酵素の活性を固定の前後で決定する。
0.2mlの酵素溶液を0.05M、pH7のりん酸塩
緩衝液中の0.02M過酸化水素溶液5mlに加え、次
いでその混合物を25℃で2分間かきまぜる。
次いで3滴の濃硫酸を加えて反応を停止させ、過剰の過
酸化水素を5.10−3M過マンガン酸カリウム溶液で
定量する。
カタラーゼの不動化収率、即ち複合物の活性と失なわれ
た活性との比は、11%である。
例13 粒度が100〜200μm、比表面積が23m2/g、
平均細孔直径が1330Å及び細孔容積が0.96m1
/gである50gのシリカ球状体を15gの4−ヒドロ
キシベンズアルデヒドを含有する250m1のジメチル
ホルムアミドに加える。
得られた分散体を沸点まで加熱し、次いでこの温度に4
時間保つ。
冷却後、シリカを炉別し、250m1のジメチルホルム
アミドで洗い、次いで150m1のアセトンで洗い、最
後にオーブンで80℃で乾燥する。
微量分析により、得られた生成物が0.20重量%の炭
素を含有することが決定される。
このグラフトされたシリカ上で、例11に記載のように
してウレアーゼを不動化させる。
このウレアーゼ−担体複合物は1400U/gの酵素活
性を有し、その不動化収率は55%である。
例14 例13と同じグラフトされたシリカ上で、例12と同じ
方法でカタラーゼを不動化させる。
得られたカタラーゼ−担体複合物は2250U/gの酵
素活性を有し、その不動化収率は10%である。
例15 例13と同じグラフトされたシリカ5gを0.1M、p
H7,8のTR15緩衝液中の1%トリプシン溶液20
0m1に分散させる。
次いで、得られた分散体を周囲温度にかきまぜながら4
時間保つ。
形成されたトリプシン−担体複合物を沖過し、次いで5
0m1の0.1M、pH7、8のTR15緩衝液で洗う
この複合物の酵素活性は次のように決定される。
iomgの複合物を25ミリモル/lの塩化カルシウム
を含有する10m1の0.2M、pH7,8のTR15
緩衝液及び12ミリモル/lのベンゾイルアルギニン−
p−ニトロアニリド溶液0.2mlと25℃でかきまぜ
ながら2分間接触させる。
複合物を瀘過し、そして生成してF液中に含まれるp−
ニトロアニリンを比色分析により定量する。
複合物の酵素活性は13.8U/gである(単位Uは、
25℃、pH7,8において1分間に1マイクロモルの
ベンゾイルアルキニン−p−ニトロアニリドを加水分解
する複合物の量である)。
溶液状のトリプシンの固定前後での酵素活性は、0.1
M、pH7,8のTR15緩衝液中の酵素溶液0.2m
lを22ミリモル/lの塩化カルシウムを含有する2m
lの0.2M、pH7,8のTR15緩衝液に加え、次
いでこれに12ミリモル/lのベンゾイルアルギニン−
p−ニトロアニリン溶液0.2 mlを加え、得られた
溶液を25℃で15分間保持し、次いで生成したp−ニ
トロアニリンを定量することによって決定される。
非移動化された酵素の油清と溶液の失なわれた活性との
比からトリプシンの不動化収率が求められ、これは78
%であった。
例16 例13と同じグラフトされたシリカ50gを4重量%の
ラクターゼを溶液状で含有する250m1の0.05M
、pH4,5の酢酸塩緩衝液中に分散させる。
この分散体を周囲温度で15時間かきまぜ続けろ。
形成された酵素−担体複合物を戸別し、次いで250m
1の0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液で洗う。
例1におけるように決定された酵素活性及び不動化収率
は、それぞれ85U/g及び45%である。
複合物の使用 5gの複合物を直径25cmのカラムに装入する。
0.1M、pH8のりん酸塩緩衝液中の2重量%グルク
ルアルテヒド溶液を100m1/hの割合で3時間、周
囲温度でパーコレーションし、次いで100m1のりん
酸塩緩衝液を1時間通す。
次いで、0.05M、pH4,5の酢酸塩緩衝液中の4
0g/lのラクトース溶液を100m1/hの割合で5
5℃で連続的にパーコレーションする。
カラムから出る溶液について測定して、ラクトースから
グルコースへの加水分解率は69%である。
200時間連続操作した後に、加水分解率は不変である
このことは、ラクターゼ−担体複合物の良好な安定性を
示している。
例17 粒度が100〜200μm、比表面積が23m2m2/
g、平均細孔直径が1330Å及び細孔容積が0.96
m1/gである30gのシリカ球状体を100m1のメ
ルカプトエタノールに加える。
得られた分散体を沸点まで加熱し、次いでこの温度に4
時間保つ。
冷却後、シリカを濾過し、200m1のアセトンで洗い
、次いで80℃で乾燥する。
微量分析により、得られた生成物が0.25重量%の炭
素と0,32重量%の硫黄を含有することが決定される
得られたグラフトされたシリカを1ミリモルのEDTA
を含有する0、1M、pH8のTR15緩衝液中の0.
3M塩化ナトリウム溶液250m1により周囲温度で洗
い、次いでシリカを濾過し、次いで30ミリモルの2,
2′−ジチオジピリジンを含有する500m1のTR1
5/NaC1/EDTA緩衝液と周囲温度で30分間接
触させ、かきまぜる。
次いでシリカを濾過し、次いで250m1の0.1M、
pH7のりん酸塩緩衝液で洗う。
次いで、グラフトされたシリカを0.1M、pH6,5
のりん酸塩緩衝液中の1重量受のウレアーゼ溶液250
m1に分散させ、次いで周囲温度で20時間かきまぜ続
ける。
形成されたウレアーゼ−担体複合物を濾過し、次いで1
50m1の0.1M、pH6,5のりん酸塩緩衝液で洗
う。
例11におけるように決定された複合物の酵素活性及び
不動化収率はそれぞれ1500U/9及び52%である
例18 粒度100〜200μm、比表面積23m2/g、平均
細孔直径1330Å及び細孔容積0.96m1/gのシ
リカ球状体30.9を25m1の3−ヒドロキシプロピ
オン酸を含有する100m1のジオキサンに加える。
得られた分散体を沸点まで加熱し、次いでこの温度に4
時間保つ。
冷却後、シリカを濾過し、200mgのアセトンで洗い
、次いでオーブンで80℃で乾燥する。
得られた生成物は0.10重量楚の炭素を含有する。
得られたグラフトされたシリカを60m1のカタラーゼ
を溶液状で含有する300m1の0.05M、pH5,
5のりん酸塩緩衝液中に分散させる。
かきまぜた分散体を周囲温度で4時間保つ。
形成されたカフラーゼ−担体複合物を濾過し、次いで2
50m1の0.05M、pH5,5のりん酸塩緩衝液で
洗う。
複合物の酵素活性は1500U/gであり、その不動化
収率は10%である。
例19 例18と同じグラフトされた乾燥シリカ30gを、3g
の1−シクロへキシル−3−(2−モルホリノエチル)
カルボジイミドメト−p−トルエンスルホネートを溶液
状で含有する300m1の0.05M、pH4,5の酢
酸塩緩衝液中に分散させる。
この分散体を周囲温度でかきまぜながら3時間保つ。
次いでシリカを濾過し、次いで500mAの蒸留水で洗
う。
得られた生成物に、例15と同じ方法でトリプシンを固
定させる。
形成された複合物は13.8U/gの酵素活性を有し、
その不動化収率は79%である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酵素が有機基上の少なくとも1個の該酵素と反応性
    の官能基に結合されており、そして前記有機基が無機担
    体のヒドロキシル基と該有機基のアルコール又はフェノ
    ール官能基との反応から生ずる少なくとも1個のエステ
    ル結合によって該担体にグラフト化されていることを特
    徴とする、グラフト化された無機担体に共有結合によっ
    て固定された酵素よりなる酵素−担体複合物。 2 有機基が直鎖若しくは分枝鎖状脂肪族残基(その炭
    素原子数1〜8の脂肪族鎖は1個の窒素原子及び(又は
    )1個の硫黄原子及び(又は)1個のフェニル基を含有
    していてもよい)、シクロ脂肪族残基、アリール又はア
    ルキルアリール残基(その核及び(又は)鎖は1個又は
    それ以上の窒素原子を含有していてもよい)で表わされ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の複合物
    。 3 有機基の反応性官能基がアミン、ハロゲン、スルフ
    ヒドリル、アルデヒド、カルボキシル官能基で表わされ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の複合物
    。 4 ヒドロキシル基を持つ不溶性無機担体を少なくとも
    1個のアルコール又はフェノール官能基及び少なくとも
    1個の反応性官能基を持つ有機基で形成される化合物と
    反応させ、次いでこれに酵素を結合させることを特徴と
    する、酵素が有機基上の少なくとも1個の該酵素と反応
    性の官能基に結合されており、そして前記有機基が無機
    担体のヒドロキシル基と該有機基のアルコール又はフェ
    ノール官能基との反応から生ずる少なくとも1個のエス
    テル結合によって該担体にグラフト化されてなる無機担
    体に共有結合によって固定された酵素よりなる酵素−担
    体複合物の製造方法。 5 担体がレンガ、アルカリけい酸塩及びアルミノけい
    酸塩、金属酸化物、シリカで表わされることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 有機化合物が、その反応性官能基がアミン、ハロゲ
    ン、スルフヒドリル、アルデヒド、カルボキシル官能基
    で表わされ且つその−OH官能基が直鎖若しくは分枝鎖
    状脂肪族残基(その炭素原子数1〜8の脂肪族鎖は1個
    の窒素原子及び(又は)1個の硫黄原子及び(又は)1
    個のフェニル基を含有してもよい)、シクロ脂肪族残基
    、アリール又はアルキルアリール残基(その核及び(又
    は)鎖は1個又はそれ以上の窒素原子を含有してもよい
    )に結合されているところのアルコール又はフェノール
    であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の方
    法。 7 有機化合物がアミノアルコール、ハロケノアルコー
    ル、メルカフトーアルコール、アルデヒド−アルコール
    、酸−アルコール、アミンフェノール、ハロゲンフェノ
    ール、メルカプトーフエノル、アルデヒド−フェノール
    又は酸−フエノールであることを特徴とする特許請求の
    範囲第6項記載の方法。 8 有機化合物が液体であり、そして反応が担体を過剰
    の有機化合物中に分散させることによって実施されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の方法。 9 有機化合物が固体又は液体であり、そして反応が有
    機化合物の溶媒の存在下で実施されることを特徴とする
    特許請求の範囲第4項記載の方法。 10 有機化合物の量が担体のヒドロキシル基1個につ
    き1個のアルコール又はフェノール官能基に相当するよ
    うな最少量であることを特徴とする特許請求の範囲第9
    項記載の方法。 11 不動化させ得る酵素が酸化還元酵素、転移酵素、
    加水分解酵素、リアーセ、インメラーゼ及びリガーゼで
    表わされることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の方法。 12 有機化合物の反応性官能基に応じて、酵素が直接
    に又は該官能基の活性化後に反応させることができるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の方法。
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