JPS5883165A - 空調機の冷媒制御装置 - Google Patents

空調機の冷媒制御装置

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JPS5883165A
JPS5883165A JP56181772A JP18177281A JPS5883165A JP S5883165 A JPS5883165 A JP S5883165A JP 56181772 A JP56181772 A JP 56181772A JP 18177281 A JP18177281 A JP 18177281A JP S5883165 A JPS5883165 A JP S5883165A
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circuit
thermistor
evaporator
heat
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栄一 久保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蒸発器出口冷媒の過熱度をできるだけ0°C近
辺で精度良く保持し、かつこの保持のための制御が抵抗
一温度特性について比較的ラフな汎用の感熱抵抗体によ
り簡単に行える如き空調機用冷媒制御装置を提供しよう
とするものである。
感温式自動膨張弁は、顕熱変化に応じて作動する構造で
あるために、蒸発器の出口冷媒をしぬり状態にさせて熱
交換面積の効率利用をはかる制御には使用できない。
かかる点から、電気信号を受けてその大小に応じ弁開度
を調節し得る電気カー機械力変換形の膨張弁である電気
式膨張弁を使用すれば、蒸発器出口冷媒の乾き度を1.
0近傍において制御できることを知見するに至り、本出
願人はさきに特開昭55−81270号公報において新
規な空調機用冷媒制御装置を提案してきた。
この装置は凝縮器と蒸発器とを接続する液管中に介設し
た電気式膨張弁の弁開度を、蒸発器出口の冷媒温度を検
知する温度検知用感熱抵抗体の電気信号と、前記蒸発器
の出口における冷媒のしめり状態の程度を熱放散定数の
変化として検知する自己加熱形感熱抵抗体の電気信号と
によって制御するものであって、特に温度検知用感熱抵
抗体の信号で自己加熱形感熱抵抗体の放熱定数を一定巾
に保持する補償を行う回路形態を特徴としている。
かかる制御方式は例えば乾き度が0.95〜1.0のよ
うにある巾を存した状態の下で制御するものであるから
、実際には負荷の変動によって蒸発器出口冷媒の乾き度
はこれよりも広い巾で変化するようになり、一定した乾
き度が維持される如き制御精度を必要とする運転には適
応できない問題を有していた。
このような点に着目して、本出願人は前記制御装置では
困難とされる過熱度一定制御を可能ならしめることによ
り高精度が要求される空調機にも十分適用し得る冷媒制
御装置を提供するべく、本発明を完成しここに提案する
ものであって、特に凝縮器と蒸発器とを接続する液管中
に介設して制御電流に比例した弁開度調節が成される電
気式膨張弁と、蒸発器出口の冷媒の温度に対応した電気
信号を出す温度検知用感熱抵抗体と、前記蒸発器出口の
冷媒に直接々し得る如く設けてこの冷媒のしめり状態の
程度を熱放散定数の変化として検知し電気信号を出す自
己加熱形感熱抵抗体と、矩形波電流を一定時間保持毎に
短時間発して前記膨張弁に加わる制御電流に重畳するこ
とにより、この膨張弁を過度に開口し蒸発器出口の冷媒
を一時的にしぬり状態に強制する如くなす矩形波発生回
路と、前記温度検知用感熱抵抗体の電気信号と前記自己
加熱形感熱抵抗体の電気信号とを前記矩形波発生回路が
矩形波を発すると同時に受けて、それ等両電気信号から
前記自己加熱形感熱抵抗体のしぬりの程度の設定値を決
定すると共に、この設定値に対応する電気信号を一定時
間保持するしぬり度設定回路と、このしめり度設定回路
の前記電気信号と自己加熱形感熱抵抗体が検出により発
する前記電気信号とを比較して、後者の電気信号が大き
いときには前記膨張弁への制御電流を減少し弁開度を小
さくさせ、逆に小さいときには前記制御電流を増加し弁
開度を大きくさせるよう作動して自己加熱形感熱抵抗体
の熱放散定数を一定に保持せしめる弁開度調節回路とか
ら構成したことを特徴とし、かくして一定時間毎にしぬ
り状態設定の補正を行うことにより、2つの感熱抵抗素
子が夫々特性上に差が存する汎用のものであっても出口
令妹の過熱度を0°C近辺の所定値に精度良く制御する
ことを可能ならしめるに至ったものである。
以下、本発明の内容について添付図面の例を診察しなが
ら詳細に説明する。
第1図は本発明装置例の実施に係る空調機の冷媒回路図
であり、圧縮機(1)、凝縮器(2)、電気式膨張弁(
3)および蒸発器(4)を要素として公知の冷媒循環回
路を形成している。
電気式膨張弁(3)は前述した如き電気カー機械力変換
形の膨張弁であって、電気信号の入力要素として温度検
知用感熱抵抗体例えば負特性サーミスタ(5)(以下補
償用サーミスタ(5)と称す)と、自己加熱形感熱抵抗
体例えば負特性サーミスタ(6)(以下制御用サーミス
タ(6)と称す)とに制御部を関連せしめている。
前記両サーミスタ(5) 、 (6)は第2図に示す如
く、サーミスタチップを硝子で封じ込めたものであって
、これを薄いステンレス管ψ)に収容し、該ステンレス
管CP)とニップル■とをロー付することにより気密構
造のサーミスタセンサを形成していて、これを蒸発器(
4)の出口管(7)に溶接されたアダプタ(図示せず)
に螺入しドライシールすることによって、各サーミスタ
(5) 、 (6)を出口管(7)内に冷媒との熱交換
可能に挿設せしめている。
令弟3図に示す如く、抵抗(2)なる制御用サーミスタ
(6)に対して抵抗(r)を直列に接続し、この直列回
路に電圧(■0)を印加すると、制御用サーミスタ(6
)に電力が供給されて、その温度は上昇し所謂自己加熱
の状態になる。第3図において、Vo  印加電圧 r 直列抵抗 T 制御用サーミスタ(6)の温度 R制御用サーミスタ(6)のT(’C)に於ける抵抗C
制御用サーミスタ(6)の熱放散定数Ta  制御用サ
ーミスタ(6)の周囲温度W 制御用サーミスタ(6)
に加わる電力■ 制御用サーミスタ(6)の両端の電圧
とすると、 v−R+r Vo      ・・・(イ)2 W = □                    
  ・・・(ロ)几 W=G!(T−Ta)から 上記(イ)〜(ハ)式を使用して制御用サーミスタ(6
)の周囲温度Taとサーミスタ両端電圧Vとの関係を制
御用サーミスタ(6)の熱放散定数Cをパラメーターと
して画いたのが第4図である。
第4図に見られるように制御用サーミスタ(6)の熱放
散定数が(イ)のときは制御用サーミスタ(6)の温度
上昇はなくサーミスタの温度と周囲温度は等しくなるが
、熱放散定数が小さくなるに従ってサーミスタの温度上
昇は大きくなり、サーミスタ両端の電圧は図示の如く小
さくなる。
この制御用サーミスタ(6)の熱放散定数に注目すると
空調機の蒸発器(4)が過熱状態すなわち気体の状態と
、しぬり状態すなわち気液混合状態を比較すると当然制
御用サーミスタ(6)の熱放散定数は後者の方が大きい
。この状況を実測した一例が第4図の点線である。これ
は空調機の周囲条件を一定にして電気式膨張弁(3)を
定電流で駆動し、この電流を徐々に増加していった時の
蒸発器出口の制御用サーミスタ(6)の周囲温度と制御
用サーミスタ両端の電圧をプロットしたものである。
点線(4)は空調機負荷の大きい場合であり、点線の)
は空調機負荷の小さい場合である。何れの場合も電気式
膨張弁(3)に流れる電流が小さいとき(すなわち弁の
開度も小)は蒸発器(4)出口の冷媒は過熱状態であり
出口温度は高く(過熱度も大きい)熱放散定数はC2近
辺の値となっている。この電気′式膨張弁(3)に流れ
る電流を増加して行くと(弁開度も増大する)、出口温
度は降下して加熱度は小さくなると同時に熱放散定数も
増大して行く。
これは蒸発器(4)出口の状態が前述の如く気液混合状
態となり、電気式膨張弁(3)に流れる電流が大きくな
るにつれて液状冷媒が増加して行くからである。
しかし電気式膨張弁(3)の弁開度を大きくしても、あ
る一定の液冷媒量に達すると、熱放散定数は飽和に達す
るようになる。したがって制御用サーミスタ(6)両端
の電圧は点線(3)ではa点、点線03)ではb点に相
当する電圧以上になることはない。
この点線を観点を変えて、過熱度(出口温度と出口圧力
から換算)と制御用サーミスタ(6)の両端9− 電圧とを実測したのが第5図である。
この両図からサーミスタの熱放散定数が0=csになる
如き第4図の一点鎖線を設定値とし、この設定電圧より
制御用サーミスタ(6)の両端電圧(ト)が大きくなれ
ば電気式膨張弁(3)の電流を減少させて弁開度を減じ
、制御用サーミスタ(6)の両端電圧が小さくなれば電
気式膨張弁(3)の電流を増大して弁開度を大きくなる
ように制御すれば、制御用サーミスタ(6)の両端電圧
はC=O3(過熱度はo′cに近い(Ts)・・・第5
図参照)とすることができる。
次にa=CSの設定には前述した補償用サーミスタ(5
)を用いて、第6図の回路のように接続する。
そして第4図の横軸に等間隔に3つの温度tl、t2゜
t8をとり、この温度に於ける補償用サーミスタ(5)
の抵抗をr1+ r2. rBとし、また、この温度で
0=Osの場合のサーミスタ電圧Vのだとんば−の0 値ヲvI・v2・v8とすると(この場合のサーミスタ
は温度補償に使用するので過大な自己加熱を生じてはな
らないので補償用サーミスタ(5)に加わる電力が小さ
くなるように電圧を正としている)比率式サーミスタの
式から第6図のP、Q、Sは次式によって計算される。
上記式から算出した値の各抵抗P、Q、Sと補償用サー
ミスタ(5)とによって抵抗回路を形成すれば、制御用
サーミスタ(6)が過熱度0°Cの低圧冷媒と熱交換す
るときに比し僅かに低い所定値の熱放散定数(ごく僅か
の過熱度がついた状態のときの値)を保持した状態の下
での周囲温度変化に対する電気信号特性線に対応した電
気信号を発する設定回路を形成することができる。
以上の説明かられかることであるが、両サーミスタ(5
) 、 (6)を指令信号のための検知要素として電気
式膨張弁(3)を制御するための具体的回路を示すと第
7図の如き構造となる。
第7図において(1)は前記両サーミスタ(5) 、 
(6)を要素とした検知人力部であり、(II)はボル
テージフォロアを入力としだ差動増幅回路で出力(vo
l)は次式であられされる。
rB Vo1= (]、 +−) (VI+ −VI2 )4 ここでVIIは補償用サーミスタ(5)部の出力電圧、
VI2は制御用サーミスタ(6)の両端の電圧を上にし
0 た出力電圧である。この出力(Vow)を(IIDで示
す公知のPID回路を通して、制御性をよくしオフセッ
トがなく外乱の影響を少なくしている。
側は加算回路であり、これは冷凍機停止時に電気式膨張
弁(3)の弁を閉止して、蒸発器(4)に過大な冷媒の
流入を防止して再起動時冷凍機への液戻りを防ぐゴこめ
に設けたものである。すなわち電気式膨張弁(3)に流
れる電流が零になったとき弁が完全に閉止するよう、電
気式膨張弁(3)に流れる電流と弁リフトの関係は第8
図のようになっている。
第8図のように電気式膨張弁(3)はソレノイド電流が
0〜IOまで弁は閉止となっているので、冷凍機起動時
ソレノイド電流がIOになるように負電圧を抵抗(r7
)、 (rs)で分圧し、ソレノイド電流1oに相当す
る電圧を加算している。
(v)は出力回路で、電気式膨張弁(3)のソレノイド
ここでVO2は出力オペアンプへの入力電圧であ’)、
rlOは出力I□ラノジスタ(TR2)のエミッターに
接続された抵抗である。
RL1はリレーであって、前述のことく起動時の冷凍機
への液侵入を防止するため冷凍機停止時電気式膨張弁(
3)の弁が閉止するまう、冷凍機と連動する前記リレー
の接点(RL、−、)を用いて出力回路(V)への入力
を開放し、ソレノイドσ、)に電流が流れないようにし
ている。
この第7図に見られるように、補償用サーミスタ(5)
による設定電圧と制御用サーミスタ(6)の出力電圧の
大小によって電気式膨張弁(3)の電流を増減し、かく
して蒸発器(4)に流入する冷媒量を制御している。
また、制御用サーミスタ(6)の熱放散定数を所定値に
保持する温度補償を行うことによって、蒸発器(4)出
口冷媒の過熱度を0 ’C近辺の一定値に制御すること
が可能となる。
ところで、第7図により説明した制御方式では制御用、
補償用両サーミスタ(6) 、 (5)の特性のバラツ
キについては考慮外のものである。
すなわち、制御用サーミスタ(6)に関しては熱放散定
数と抵抗値、補償用サーミスタ(5)に関しては抵抗値
(但し影響は少ないがサーミスタのB定数も考えられる
)が異なれば当然第4図々示の特性曲線は変化するもの
である。
したがってC=C5に相当する設定線は使用するサーミ
スタ毎に変えなければならない煩わしさがある。
よって第7図の制御方式を採用するためには上述したサ
ーミスタの特性が同一かその差異の非常に小さなものを
厳選して使用しなければならない。
実際にはこのようなセンサーは非常な高価にならざるを
得ない。またあらかじめ両センサーの特性を実測して、
それに合うように制御回路定数を決定することも考えら
れるが、実測ならびに回路プリセットのイつずらイつし
さそれにサーミスタ故障時の交換などを考えると実際的
ではない。これらの問題を解消すべく、本発明は前記両
ザーミスタ(5)。
(6)を入力信刑要素としたしめり度設定回路に対して
、矩形波発生回路からの矩形波電流が周期的に制御電流
に重畳される如くなっている弁開度調節回路を組み合わ
せたことを特徴とするものであり、これを以下説明する
第4図にもどってまず完全に蒸発器(4)の出口冷媒が
しぬり状態になった制御用サーミスタ(6)の出力電圧
例えばa、bは第5図のように過熱度0 ’C近辺を表
イつしていることが実測の結果判明している。
一方、使用する制御用サーミスタ(6)の第4図に図示
する特性は実際に空調機に組込A、で測定しない限り正
確には判らない。
そこで、第7図の回路における制御電流(I)に短時間
に限って矩形波を重畳し、蒸発器(4)の出口冷媒を一
時的にしぬり状態に強制すると共に、このときの制御用
サーミスタ(6)の電圧(第5図ではaあるいはb)を
一定時間保持して、この電圧よりもα(第4図参照)だ
け低い電圧を設定値として電気式膨張弁(3)を駆動さ
せれば、蒸発器(4)出口を0°Cに近い一定の過熱度
に保持することができる。
このように空調機自体でしぬり状態を強制的に醸成して
これを検知し、設定値を自動的に設定するようにすれば
制御用サーミスタ(6)の特性を一々測定する煩わしさ
から解放されることとなるものであり、しぬり状態を強
制的に醸し出すための回路の例として第9図に例示して
いるが、該回路は前述の矩形波電流を制御電流(I)に
重畳する際の時間々隔および重畳時間を決定するオン−
オフタイマーとも云うべき回路で、コンデンサの充放電
を利用した矩形波発生回路(至)であり、ダイオード(
Dl)によって充電と放電の時定数を変えている。
オペアンプ(OF2)は充放電回路の抵抗値が高いので
、ボルテージフォロアとして使用し、オペアンプ(OP
I)の入力抵抗の影響を除去している。
従って、出力リレー(RL2)の動作は第9図中の線図
のように時定数CR1で決定される時間(T1)たとえ
ば10分間消勢した後、時定数OR2で決定される時間
(T2)たとえば20秒間付勢することとなり、この付
勢時間(T2)中、矩形波電流を前記制御電流(I)に
重畳させることになる。
この矩形波電流は第7図の加算回路(lv)に新たに入
力してもよいが、この一定の大きさの矩形波電流の場合
には制御電流(I)の大きさによって、矩形波電流を重
畳した場合の蒸発器(4)出口の冷媒のしぬり状態に差
を生じるので、制御電流(1)(こ比例した大きさの矩
形波電流を重畳することの方が好ましいものである。
そこで、かかる重畳方式を採用したのが第11図に示す
回路であって、これは第7図々示回路における出力回路
(V)の入力部に抵抗R1,R2と、矩形波発生回路(
2)の出力リレー(RL2)の接点(RL2−2)とを
図示の要領で接続したものである。
この接点(RL2−2)は矩形波重畳時すなわち時間(
T2)の時に閉じるようにすれば、入力電圧(VO2)
が印加されるオペアンプの■端子における電圧は、接点
(RL2−2)開放のときでVO2’ ””’/R1+
12  ニナリ、逆に閉成のときでVO2になる。
従って、接点(RL2−2)が時間(T2)の開閉成し
てれることとなる。
このようにして一定周期毎に膨張弁(3)を強制的に開
弁させることによりしぬり状態を作り出しているが、こ
の開弁に同期してしぬり度設定回路により制御の基準と
なるしぬり度を自動的に設定しているのが本発明の特徴
の−っである。
上記しぬり度設定回路の要部を第10図に示しているが
、これはピーク値保持回路であって、制御用サーミスタ
(6)の出力電圧(v■2)を入力させると入力オペア
ンプ(OF2)の反転端子eは接地されているので非反
転端子■の入力電圧が零になるようにコンデンサ(C)
は−VI2  まで充電されることとなる。
このとき入力がVI2以下になるとコンデンサ(0)は
放電するが、放電々流はダイオード(D2)で阻止され
るので、出力は−VI2に保持されたままになる。
この保持電圧を極性変換差動アンプ(OF2)を通して
出力する。
該差動アンプ(OF2)の抵抗(R4)と(R5)とに
より○電圧を分圧して第4図のαに相当する電圧を非反
転端子■に入力すると、このピーク値保持回路の最終出
力VH8は −a −(−Vl2 )  =VI2−αる12時間後
に、Vl2は第4図のa、b−・・点(SH=0の点)
の電圧■Ha、■Hb・・・となるから、VH8は第4
図の一点鎖線上の一点に固定され、この点が設定点とな
る。
なお、第10図のダイオード(D2)に並列に接続され
ているリレー(RL2)の接点(RL21)は12時間
中を通じ閉成されてピーク値の保持を解除し、12時間
後のT1時間は接点を開放した状態となり、新たにピー
ク値を保持するように設けたものである。
以上説明した各回路を要素として電気式膨張弁(3)の
制御回路を構成すると第14図の如くなる。
上記制御回路において、補償用サーミスタ(5)。
制御用サーミスタ(6)に関連するセンサ入力回路につ
いては第7図での説明で前述しているので省略する。オ
ペアンプ(OPA) (OPB)はボルテージフォロワ
ーとして使用してその入力抵抗を十分高くし各サーミス
タ(6) 、 (5)に係るセンサの出力電圧に誤差を
生じないようにしている。
オペアンプ(0PA)の出力端子と差動アンプ(OPa
)の非反転端子とを結ぶライン中に介設したブロック示
回路(■)は第10図によって説明したピーク値保持回
路(■)であり、一方、オペアンプ(OPB)の出力端
子と差動アンプ(OPa)の反転端子とを結ぶライン中
に介設したブロック示回路(VI[)は第10図におい
て破線で囲んだ部分すなわち抵抗R8〜R5を要素とす
る分圧回路部を除いた他の回路部からなるピーク値保時
回路(■1)である。
また、オペアンプ(OPD)は加算回路であって制御用
サーミスタ(6)の出力、補償用サーミスタ(5)の出
力を図示の如く結線することによって、結局、オペアン
プ(OPD)(7)出力LL VH8−(1−VHT+
 VT= VT十Eとなり、後述する第16図々示の特
性を発揮する。
オペアンプ(OPE)は利得調節回路であって、これに
つづ<PID回路、加算回路■は第7図の説明で述べた
内容と同じものであり、さらに出力回路(V)も第7図
において、オン−オフタイマー(2)も第9図において
夫々説明した内容と同じものである。
第14図中ブロック示してなる回路(■)は起動回路で
あって、第12図に回路構成が、第13図にその動作特
性が夫々示される通りであって、これを以下説明する。
空調機を起動する場合の状態を考えると、蒸発器(4)
の出口は過熱状態になっており、本発明に係る制御方式
は蒸発器(4)の出口の冷媒状態をしめりの状態にする
ことが前提となっているから、起動時において可及的短
時間に限って蒸発器(4)出口をしぬり状態に強制する
ことが好ましい。
かかる点よりして起動回路(Vffl)が設けられてい
るのであって、該回路(Will)は積分回路を応用し
たタイマー回路に相当する。
すなわち、圧縮機停止時はこれと連動関係に存する前述
のリレー(RLl)の接点(RLl−2)により積分回
路のコンデンサ(C)は積分回路の抵抗(6)に比し十
分小さな抵抗(R1)を通して短絡されている。
そして圧縮機起動と同時に前記接点(RLl−2)は開
放しコンデンサ(0)が充電される。
いま、R=2MΩ、0=10μF、オペアンプ(OPl
)の入力電圧VOを2V、オペアンプ(OF2)の設定
電圧Vsを1■とすると、圧縮機起動直後はオペアンプ
(OPl)の出力(Vl)は2vであり、積分回路の積
分時間0R=20秒毎にオペアンプ(OPl)の出力(
Vl)は2■づつ増加してゆくから、該出力(Vl)は
圧縮機起動後80秒でIOVに達する。
この出力(vl)をπに分圧してオペアンプ(OF2)
に入力しているから、VlがIOV以下ではリレー(R
L8)には電流が流れずオフ状態となるがVlが10V
を越すと■2〉IVとなりトランジスタ(Tr)のベー
スに電流が流れ込み、リレー(RL8)はオンとなる。
従って、リレー(RL3)がオフからオンになる時間(
T)は積分時間(CR)に依存する。
また、リレー(Rb2)の接点(Rb2−、)を第12
図の如く配設して一方の接点に第7図における出力口K
 (V)の入力電圧(VO2)を加える。
リレー(Rb8)の接点(Rb2−1)が図示の状態に
なっているとすると、出力回路(V)への電圧は圧縮機
起動と同時にVl//1o(第8図のIOに相当するよ
うにvlを選定する)から始まって、その後直線的に増
大し、Vsに達するとリレー(Rb2)がオンとなるの
で、圧縮機起動後T秒経過すると出力回路(V)は制御
電圧回路に接続されることとなる。
また、点線水接続の場合は圧縮機起動と同時にv8とな
l)T秒経過後、制御回路に接続されることとなる。
この作動を図示したものが第13図であって、起m1f
fl後の一定時間膨張弁(3)を全開状態に強制させる
ことが可能である。
次いで、本発明装置の動作を第14図以降の各図によっ
て説明する。
第15図において標準の熱放散定数と抵抗値を有する標
準制御用サーミスタによるしぬり線を01、また標準の
抵抗値を有する標準補償用サーミスタと抵抗P、 Q、
 S (第6図参照)とによる設定電圧線をC8とする
(副電圧間の差は当然αである)。
この両サーミスタからなるセンサを無差別的に選び出し
たサーミスタからなるセンサと交換して取付け、空調機
を運転させて前述の方法により短時間制御電流(I)に
矩形波電流を重畳したものを膨張弁(3)に流通させ蒸
発器(4)出口の冷媒をしめり状態としたとき、新たに
取付けた制御用サーミスタの電圧がVHBになり、この
サーミスタの周囲温度がTとなって、新たに取付けた補
償用サーミスタによる設定電圧がvn’rになったとす
る。
これは後者の制御用サーミスタの抵抗値あるいは熱放散
定数が標準のものよりも大きく、また補償用サーミスタ
の抵抗値が標準のサーミスタよりも小さくなったことを
意味している。
ところで、この蒸発器(4)の出口温度がTCC)にな
ったときの設定電圧は(VH8−α)とすべきであるか
らVHTに注目すると、 Vlls−α=VITT十β となるからβ= (VH
6−a ) −VHT  となる。
また、周囲温度(T’a)が変化した場合には太線ポす
るようにしぬり線は 、/の太線、設定線はcs′の太
線になることが予想されるから、cs′線にβを加算し
たSs″線を新たな設定線とすれば、標準的サーミスタ
による場合と同じ制御特性を示すことになる。
このVnsとVHTとは膨張弁(3)の制御電流(I)
に矩形波を重畳した後に生じるピーク電圧となるから、
この電圧をピーク値保持回路(Vll)、 (Vll)
で保持している間はβは一定となる(但し、αは定値と
する)から温度補償された過熱度制御となり、cs′線
が設定線となるから負荷変動が生じても蒸発器(4)出
口の冷媒がしぬり状態になるのを未然に防止することが
できる。また、ピーク値保持時間(T1)を十分長い時
間とすることができる。
このように本発明に係る制御方式は、空調機自体でしぬ
り状態を検知して設定線を決定するため、第15図の各
線の平行関係が保たれる限りにおいて、特性に差のある
サーミスタを使用することが可能である。
次にサーミスタの特性の差異と第15図の01゜C8線
の平行関係について述べる。
まず熱放散定数が異なっている場合には第4図に見られ
るように広い温度範囲にわたってほぼ平行である。第1
6図はサーミスタの熱放散定数は一定として抵抗値が±
10%変化した場合であるが、この場合も良好な平行関
係が保たれている。
第17図は補償用サーミスタ(5)の抵抗値が±10%
変化した場合であるが、これについても同様なことが言
える。また空調機の大幅な急激な負荷変動は考えられな
いから仮にこの平行関係が悪い場合でも保持時間TIを
短縮することによって補うことができる。これらの線の
平行関係が良好なのは使用するサーミスタに対応して第
3図に見られる■○、rを適切に選定したためで、V○
、rは無差別に選定することはできない。
本発明装置による制御方式は蒸発器(4)出口のしめり
状態を検知するものであるから、圧縮機起動時には第1
2図で説明した如く膨張弁(3)の弁を短時間制御電流
以上の開度にして駆動することが望ましい。
ところで、温度補償用の感熱抵抗体(5)を用いなく自
己加熱形感熱抵抗体(6)のみで制御を行ったとすると
、第4図に示す特性から明らかなところであるが、今、
負荷がAであったとすれば設定電圧は(Vna−σ)と
なる。実際には起こり得ないことであるけれども急激に
負荷が減少して負荷がbになったとすると、しぬり度に
対応する電圧はVnaよりも大きい値のVl(bとなる
か、この場合ピーク値保持回路(Vl+)によりVnb
が保持されるため、このときの設定電圧は(Vnb−α
)となり、負荷Aの場合と同じで何も問題は生じない。
反対に負荷Aから急に負荷Cになった場合には設定電圧
はピーク値を保持するため、(Vna−α)のままの値
を保持する。
この負荷Cのしめり電圧はVncとなり、この値は(V
na −a )より小さい値となるため、ソレノイド電
流は増加することになる。
すなオつち、蒸発器出口の冷媒は湿っているにも拘らず
、ソレノイド電流は増加し、ますます湿り度を増すこと
になる。この状態は電圧保持が解除され、新たなピーク
電圧が保持されて、設定電圧が(VHC−a)になるま
で続くことになる。
この不都合な現象を避けるためには第9図の時間(TI
)を短縮する以外にない。
このように負荷変動が大きいときには感熱抵抗体(6)
1個だけでは即動性か悪くて蒸発器出口の冷媒が極端に
しぬりとなるのを防止し難いのに対して、温度補償を行
わせてなる本発明方式は、負荷が急激に増大した場合に
もしぬり状態になるのを確実に防止できる利点がある。
斜上の構成および作用を有する本発明装置は、自己加熱
形感熱抵抗体(6)の熱放散定数が顕熱変化の小さい領
域である過熱度に対応した所定の値に保たれるよう温度
検知用感熱抵抗体(5)を含む設定回路によって温度補
償するようにしているので、過熱度0°C近辺の顕熱変
化が小さい温度を基準とした微細な定温度制御が可能と
なり、従って運転中における蒸発器出口の冷媒状態が変
動を来すことがなくなって、圧縮機への液戻りを完全に
防ぎながら蒸発器の伝熱管を出口にいたるまで湿り状態
に保たせて、伝熱面積の1.00%利用が行える利点が
ある。
しかも本発明は、設定温度点に制御する所謂点制皿であ
って、ある温度中を持つ制御方式に比して蒸発器出口の
冷媒を安定的に維持できるため、負荷変動が激しい場合
にも圧縮機への液戻りを確実に防ぐことができる。
特に本発明は、膨張弁(3)を一定時間々隔毎に短時間
開弁じて一時的なしぬり状態をつくり出し、そのときの
状態でしぬり度の設定を補正するようにしているので制
御用サーミスタ(6)に関してはその特性が±10%程
度変化しても支障なく使用できるから安価な汎用のサー
ミスタを適用することができる。
また、使用中にサーミスタの特性が相当変化することが
あってもそのまま使用可能であり、サーミスタ故障時の
交換に際してもその都度微調整を行う必要がなく取扱い
が簡単となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置例の実施に係る空調機の冷媒回路図
、第2図は温度、湿り状態を検知する感熱抵抗体を要素
としたセンサの略本構造図、第3図は自己加熱形感熱抵
抗体を要素とするmり状態検知部の回路図、第4図は自
己加熱形感熱抵抗体の熱放散定数をパラメータとした温
度−出力電圧線図、第5図は同じく過熱度−出力電圧線
図、第6図は温度検知用感熱抵抗体を要素とする温度設
定回路の展開回路図、第7図は本発明装置と比較するた
めの膨張弁制御用電気回路図、第8図は電気式膨張弁の
電流−弁リフト量関係線図、第9図乃至第12図は本発
明装置に係る膨張弁制御用電気回路の各要部を示す部分
回路図、第13図は第12図々示回路の作動特性線図、
第14図は本発明装置に係る膨張弁制御用電気回路図、
第15図乃至第17図は本発明装置の作動特性を説明す
るための温度−出力電圧線図である。 (2)・・・凝縮器、   (3)・・・電気式膨張弁
、(4)・・・蒸発器、   (5)・・・温度検知用
感熱抵抗体、(6)・・・自己加熱形感熱抵抗体、 特許出願人   ダイキン工業株式会社31− 第1図 第2図 第7図 第8図 → ソレノイド電流 第9図 第10図 「

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、凝縮器(2)と蒸発器(4)とを接続する液管中に
    介設して制御電流に比例した弁開度調節が成される電気
    式膨張弁(3)と、蒸発器(4)出口の冷媒の温度に対
    応した電気信号を出す温度検知用感熱抵抗体(5)と、
    前記蒸発器(4)出口の冷媒に直接々し得る如く設けて
    この冷媒のしめり状態の程度を熱放散定数の変化として
    検知し電気信号を出す自己加熱形感熱抵抗体(6)と、
    矩形波電流を一定時間保持毎に短時間発して前記膨張弁
    (3)に加!ツる制御電流に重畳することにより、この
    膨張弁(3)を過度に開口し蒸発器(4)出口の冷媒を
    一時的にしぬり状態に強制する如くなす矩形波発生回路
    と、前記温度検知用感熱抵抗体(5)の電気信号と前記
    自己加熱形感熱抵抗体(6)の電気信号とを前記矩形波
    発生回路が矩形波を発すると同時に受けて、それ等両電
    気信号から前記自己加熱形感熱抵抗体(6)のしぬりの
    程度の設定値を決定すると共に、この設定値に対応する
    電気信号を一定時間保持するしめり度設定回路と、この
    しぬり度設定回路の前記電気信号と自己加熱形感熱抵抗
    体(6)の検出により発する前記電気信号とを比較して
    、後者の電気信号が大きいときには前記膨張弁(3)へ
    の制御電流を減少し弁開度を小さくさせ、逆に小さいと
    きには前記制御電流を増加し弁開度を大きくさせるよう
    作動して自己加熱形感熱抵抗体(6)の熱放散定数を一
    定に保持せしめる弁開度調節回路とからなることを特徴
    とする空調機の冷媒制御装置。
JP56181772A 1981-11-12 1981-11-12 空調機の冷媒制御装置 Granted JPS5883165A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008078370A1 (ja) * 2006-12-25 2010-04-15 オリオン機械株式会社 冷凍サイクル用液バック検出方法及び装置

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JPWO2008078370A1 (ja) * 2006-12-25 2010-04-15 オリオン機械株式会社 冷凍サイクル用液バック検出方法及び装置

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