JPS588283Y2 - 折り畳み式野球用塁間測定具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コンパクトに折り畳めて持ち運びが便利な
上、−人の作業員によって簡単に思量の測定を行うこと
ができることを目的とする折り畳み式野球用思量測定具
に関するものである。

従来、グランド上に新たに野球場を設ける場合、各車の
位置とピッチャ−プレートの位置を決めるのが面倒であ
り、少なくとも２Å以上の者が共同して巻尺等を用いて
位置決めするため、お互いの連絡が不十分であると思量
の距離が誤寸法となったりするので、思量距離及び各車
の位置決めには十分注意を払う必要があった。

この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、−人の作
業者によっても簡単に各車及びピッチャ−プレートを位
置決めすることができ、しかも、コンパクトに折り畳め
て持ち運びに便利ならしめることを特徴とする折り畳み
式野球用思量測定具を提供しようとするものである。

以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。

この考案の測定具は、水平片１ａと垂直片１ｂとから戒
る２本のアングル部材１，１′の接合端部における水平
片１ａ、１ａをそれぞれ４５°の角度に形成し、そして
、丁番２をもって両アングル部材１，１′を互いに背合
せに折り畳み可能に形成するとともに、一方のアングル
部材１の水平部１ａの適宜中間部位に・ピン３をもって
連結片４を枢着し、この連結片４の先端に形成したフッ
ク部５を前記ピン３と対向する他方のアングル部材１′
の水平片１ａに突設した係止ピン６と係脱可能となるよ
うに折り畳み可能に形成し、２枚の板材を対峙状に重合
して戊るこの連結片４の中間にはこの連結片４に対して
直角に振り出されるガイド片７がピン８をもって枢着さ
れ、連結片４を構成する２枚の板材間に格納されるよう
に折り畳み可能となっている。

なお、ガイド片７の上面には例えば赤色でガイドライン
７′が施されている。

また、９はストッパであって、ガイド片７を直角に保持
しうるように連結片４の両板材間に介在されている。

また、両アングル部材１，１′の連結部外方にはこれら
アン２゛ル材１，１′の水平片１ａと平行に回動する折
り畳み可能な取り付は円盤１０が装着されており、この
円盤１０上には巻尺１１を巻装する巻尺リール１２が枢
軸１３をもって旋回可能に装着されている。

この場合、円盤１０は一方のアングル部材１の垂直片１
ｂの連結部側基部に設けられたスリット１Ｃを通って他
方のアングル部材１′に向って組み立てられた後、アン
グル部材１の垂直片１ｂの外面に装着されたラッチピン
１４が円盤１０に係止されて円盤１０の位置が固定され
るとともに、両アングル部材１，１′が不用意に折り畳
まれるのが防止されるようになっている。

また、巻尺リール１２は巻尺１１の引き出し側に延長す
るガイド部１５ａと後述する折り畳み時のストッパ部１
５ｂとから成る取り付は具１５を介して円盤１０に旋回
可能に装着され、取り付は具１５のガイド部１５ａには
巻尺１１をガイドする一対ののガイドローラ１６が取り
付けられており、このガイドローラ１６を通って引き出
される巻尺１１の基点をこのガイドローラ１６で構成し
である。

また、前記両アングル部材１，１′の先端部下面及び円
盤１０の下面にはそれぞれ位置固定用ピン１６、・・・
・・・が突設されており、この場合、アングル部材１，
１′の先端部には補強用のアングル部材１７．１７が装
着されるとともに、位置固定用ピン１６の取り付はナツ
ト１８に巻尺１１が抵触するのを防止するガード片１９
が装着されている。

上記のように構成されるこの考案の測定具は、第１図に
示すように組み立てた後、この測定具を基点とする所定
の塁例えば本塁に設置して巻尺リール１２をガイド片７
のガイドライン７′と同一線上に設置すれば、巻尺リー
ル１２から巻尺１１をもって所定の距離上にピッチャ−
プレートの位置決めを行うことができるとともに、その
延長上に二塁ベースの位置決めを行うこともできる。

また、−塁ベースの位置決めを行うには、第２図及び第
３図に示すように、巻尺リール１２を第１図の状態から
時計方向に旋回してアングル部材１と同一線上に設置し
た状態にして、巻尺リール１１を引き出して所定の距離
上に一塁ベースの位置決めを行うことができる。

また、同様に巻尺リール１２を他方のアングル部材１′
と同一線上に設置すれば三塁ベースを同様に位置決めす
ることができる。

また、二塁ベースの設置は前述の方法のほかに、−塁あ
るいは三塁上にこの考案の測定具を設置することによっ
て位置決めすることができる。

なお、基点を本塁以外に例えば二塁としても同様の各車
及びピッチャ−プレートを位置決めすることができる。

上記のように使用されるこの考案の測定具は、不使用時
においては第４図に示すように棒状に折り畳むことがで
き、その他の野球用具例えばバットと一緒に持ち運べる
ようになっている。

すなわち、第５図に示すように、ラッチピン１４との保
合が解かれた円盤１０をスリツＨＣを介して丁番２部か
ら外方に折り畳むとともに、連結片４のフック部５を係
止ピン６から外し、かつ、連結片４内にガイド片７を格
納した状態で連結片４を一方のアングル部材１に重ね合
わせ、そして、両アングル部材１，１′を丁番２によっ
て背合せに折り畳んだ後、巻尺リール１２をアングル部
材１，１′側に旋回させてストッパ部１５ｂを下方に位
置するアングル部材１の水平片１ａに係止して折り畳み
状態に固定すればコンパクトに折り畳むことができ、バ
ット等の野球用具と一緒に持ち運ぶことができる。

なおこの場合、巻尺リール１２と一体に形成した取手部
１２′を把持すれば片手で簡単に持ち運ぶことができる
。

以上に説明したように、この考案の測定具によれば、−
人で簡単に各車あるいはピッチャ−プレートの位置決め
を行うことができ、しかも、不使用時にはバットと同じ
位の大きさに折り畳むことができるので、持ち運びに便
利であるなどの優れた効果が得られ、その利用価値に顕
著である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の測定具の一使用態様を示す平面図、
第２図及び第３図はこの考案の別の使用態様を示す斜視
図、第４図は折り畳み時の要部側面図、第５図は折り畳
み状態を示す平面図である。 １．１・・・・・・アングル部材、１ａ・・・・・・水
平片、１ｂ・・・・・・垂直片、１Ｃ・・・・・・スリ
ット、２・・・・・・丁番、３・・・・・・ピン、４・
・・・・・連結片、５・・・・・・フック部、６・・・
・・・係止ピン、７・・・・・・ガイド片、９・・・・
・・ストッパ、１０・・・・・・取り付は円盤、１１・
・・・・・巻尺、１２・・・・・・巻尺リール、１３・
・・・・・枢軸、１４・・・・・・ラッチピン、１５・
・・・・・取り付は具、１５ ａ・・・・・・ガイド部
、１５ ｂ・・・・・・ストッパ部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．２本のアングル部材の接合端部における水平片をそ
   れぞれ４５°の角度に形成し、丁番をもって互いに背合
   せ状に折り畳み可能に連結するとともに、いずれか一方
   のアングル部材の水平片の適宜中間部位には他方のアン
   グル部材の水平片の対向する部位に係脱すべき連結片を
   折り畳み可能に枢着し、かつ前記両アングル部材の連結
   部の外方側に取り付は用円盤を折り畳み可能に装着する
   とともに、この円盤上に巻尺リールを旋回可能に装着し
   て戊る折り畳み式野球用思量測定具。 ２、前記連結片の中間に、この連結片からアングル部材
   の先端側に向って直角に振り出されるガイド片を折り畳
   み可能に枢着して成る実用新案登録請求の範囲第１項記
   載の折り畳み式野球用思量測定具。 ３、前記両アングル部材の先端部下面と取り付は用円盤
   の下面にそれぞれ位置固定用ピンを突設して戊る実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の折り畳み式野球用思量測
   定具。