JPS588219Y2 - 拭具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、床面の清浄などに使用する拭具に関するも
のであり、清浄効果が優れ、消毒液などの塗布に適した
拭具を提供することが目的である。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図示のように、拭具１は、基布２の上下表面をパイル面
３にして形成した横長の拭具本体４と、この拭具本体４
の周縁を覆うように縫着した縁＠５とで構成されている
。

前記パイル面３は、硬さの異なる数種類のパイル３ ａ
、３ ｂで形成されている。

パイル３ａ、３ｂは第１図及び第２図の場合、太さの異
なる糸を用いて硬さに変化をもたせた例を示したが、同
じ太さで硬さの異なる糸を用いてもよく、また、パイル
の硬さの種類は図示のような二種類に限定されるもので
゛はない。

前記拭具１を取付けて使用する清浄具６は第３図及び第
４図に示すように、握持柄７と、この握持柄７の先端に
自在継手８を介して取付けた支持板９と、握持柄７の途
中に設けた清浄液収納タンク１０と、このタンク１０と
支持板９の下面に設けた流出孔を接続するパイプ１１と
、図示省略したがパイプ１１の途中を常時遮断し、握持
柄７の基端側から開放操作できるようにした弁機構とに
よって構成され、拭具１上に重ねて押圧する支持板９の
下面には、パイル面３に対して掛合する先鋭状の突起１
２が設けられている。

この考案の拭具は上記のような構成であり、床面に拭具
１を配置し、第３図のように、その上に支持板９が重な
るように清浄具６を保持した状態で弁機構を操作し、タ
ンク１０内に予じめ充填した消毒液を支持板９の各流出
孔から流出させて拭具１に含浸させる。

拭具１に適量の消毒液が含浸すると清浄具６を前後に動
かし、床面に対して消毒液の塗布と同時にパイル面３の
摺動によって清浄化を行なうものであり、拭具１は両面
がパイル面３に形成されているので何れの面をも使用す
ることができる。

以上のように、この考案によれば、拭具本体のパイル面
を、パイルを構成する糸に硬さの異なる複数種類を使用
して形成したので、パイルの硬度の変化に応じた異種の
摩擦力が得られ、優れた清浄効果を発揮することができ
る。

また、拭具本体は周縁に縁線が施されているので、パイ
ルが解けるようなことがなく、パイルへの清浄液の含浸
によって、清浄液の塗布作業が能率的に行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る拭具の平面図、第２図は同上の
拡大断面図、第３図は同上の使用状態を示す側面図、第
４図は同じく使用状態の要部を示す斜視図である。 １・・・・・・拭具、２・・・・・・基布、３・・・・
・・パイル面、４・・曲拭具本体、５・・・・・・縁線
、３ ａ 、３ ｂ・・・・・・パイル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表面がパイル面で構成された拭具本体の周縁に縁線を施
   し、この拭具本体のパイル面が、パイルを構成する糸に
   硬さの異なる複数種類を使用して形成されていることを
   特徴とする拭具。