JPH0349587Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はシヤワー装置を備えたシヤワー室ユニ
ツトに関する。

従来の技術 一般にこの種のシヤワー室ユニツトは第２図に
示すようにシヤワー室１の一つの側壁２にシヤワ
ー具３や水栓４、洗面槽５よりなるシヤワー装置
を設備している。

考案が解決しようとする問題点 ところでこのようなシヤワー室ユニツトでは、
使用者は立つた状態でシヤワー浴を行うものであ
り、シヤワー浴時間が長くなれば疲れるという問
題がある。また、シヤワー室１が比較的に小さい
場合には小物を収納する場所がなく、使い勝手が
悪いという問題もある。

本考案は前記従来の問題に留意し、使い勝手の
よいシヤワー室ユニツトを提供することを目的と
するものである。

問題点を解決するための手段 前記目的を達成するため本考案はシヤワー室に
おけるシヤワー装置に対向する側壁の下部に、下
方が前記シヤワー装置に次第に近接するように傾
斜した腰掛用のテーパ壁を設け、前記テーパ壁の
下部にテーパ壁の下部空間に位置する収納凹部を
設けたシヤワー室ユニツトの構成としたものであ
る。

作 用 このシヤワー室ユニツトはテーパ壁に使用者が
腰かけてシヤワー浴をすることができ、洗髪剤な
どの小物は収納凹部に収納できる。

実施例 以下本考案の一実施例を第１図にもとづき説明
する。

図において６はシヤワー室であり、その一側壁
７にはシヤワー具８、水栓９および洗面槽１０よ
りなるシヤワー装置を設備している。前記シヤワ
ー装置に対向する他の側壁１１の下部には合成樹
脂板よりなり、下部が前記シヤワー装置に近接す
るように傾斜した腰かけ用のテーパ壁１２を連接
してある。このテーパ壁１２の下部には室内側に
開口をもち、テーパ壁１２の下部の空間に位置す
る収納凹部１３を形成してある。

上記構成のシヤワー室ユニツトは、テーパ壁１
２に腰かけてシヤワー浴ができるため、使用者は
疲れ少なくしてシヤワー浴ができる。また、テー
パ壁１２にシヤワーの飛水があつても水切りがよ
い。前記テーパ壁１２の下部の収納凹部１３は小
物の収納ができるため使い勝手がよく、テーパ壁
１２の下部空間を利用できるため、小さなシヤワ
ー室６であつても収納凹部１３が形成できる。

考案の効果 前記実施例の説明より明らかなように、本考案
のシヤワー室ユニツトは側壁の下部にテーパ壁を
形成したため、使用者は腰をかけて楽な姿勢でシ
ヤワー浴ができ、しかも、テーパ壁の下部空間を
収納凹部に利用しているため、小さなシヤワー室
でも有効に収納凹部を形成でき、その実用的効果
の大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例のシヤワー室ユニツ
トの断面図、第２図は従来のシヤワー室ユニツト
の断面図である。 ６……シヤワー室、８……シヤワー具、１１…
…側壁、１２……テーパ壁、１３……収納凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シヤワー室のシヤワー装置に対向する側壁の下
   部に、下方が前記シヤワー装置に次第に近接する
   ように傾斜した腰掛用のテーパ壁を設け、前記テ
   ーパ壁の下部にテーパ壁の下部空間に位置する収
   納凹部を設けてなるシヤワー室ユニツト。