JPS588205B2 - 被覆電線の被覆剥ぎ取り装置 - Google Patents

被覆電線の被覆剥ぎ取り装置

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JPS588205B2
JPS588205B2 JP52126713A JP12671377A JPS588205B2 JP S588205 B2 JPS588205 B2 JP S588205B2 JP 52126713 A JP52126713 A JP 52126713A JP 12671377 A JP12671377 A JP 12671377A JP S588205 B2 JPS588205 B2 JP S588205B2
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JP
Japan
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roll
rolls
crushing
wire
cutter
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JP52126713A
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JPS5460477A (en
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柴田幸実
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビニール等の合成樹脂或いはゴム等が素線に被
覆された被覆電線から被覆の部分を剥ぎ取る装置に関す
る。
使用済みのビニール銅線或いは半端な長さのビニール銅
線等の処分用の被覆電線から銅等の素線の部分を取り出
すため、従来ではこれら被覆電線を一定量集めて加熱す
ることにより被覆の部分のみを焼却処分していた。
しかしながら、各種合成樹脂或いはゴム等の被覆部を焼
却するときに有害なガスを発生することから、これらの
発散を防止する必要があるので、被覆部と銅線とを機械
的に分離することによって、被覆部を焼却することなく
銅線等の素線の取り出しを図る必要性が生じた。
そこで発明者が当初考えた方式は、被覆電線の被覆部に
長手方向に沿って切込みを入れた後に銅線部分から被覆
部を剥ぎ取るべく,円板形のカッターを有し二つで一組
をなすロールを設け、処分すべき被覆電線をこれらのロ
ールの間に送り込むことにより、被覆部に二本の切込み
を付けるようにし、これによって被覆を剥ぎ取り易くし
てから被覆と銅線とを分離するという方式であった。
これを図面を以って説明すると、第1図イ,口に示すよ
うな外周形状を有する二つで一組をなすロール1,2の
うち一方のロール1にカッター3を具え、これによって
第2図に示すように素線4を覆う被覆電線5の被覆部6
に仕込み7,8を付けていた。
図示するようにカッター3の近傍の部分のローラ径を最
も小さくし、これに向けて円弧状(第1図イ)ないしテ
ーパー(第1図口)形状としたのは、カッター3の部分
に被覆部6が集まるようにするためであり、これによっ
て、カッター3で切り込まれる被覆部6の切込み7,8
の量を少しでも多くしようと考えたからであった。
このような考えのもとに行っていた従来方式は、第1図
に示すような外周形状を有する二つで一組をなすロール
を4段設け、まずカツター3を有しない第1段のロール
で被覆部を、円弧状ないしテーパー形状の二つのロール
外周面間で形成される断面形状に押し潰ぷし、第1図に
示すように一方のロールにカッター3を具えた第2段目
のロールに通してここで被覆部の一方の側に切込み7を
入れ、カッター3を有しない3段目のロールでこれを引
つ張りながら第2段目と反対の側のロールにカッターを
備えた第4段目のロールで切込み8を入れていた。
そして4段目のロールを通過した被覆電線には二本の切
込み7,8が付けられたこととなり、人手によって電線
と被覆とを分離していた。
従来は前述のように4段のロールによって被覆電線5か
ら被覆部6と素線4との分離を図っていたので、これを
少しでも少ない数のロールで行なうと共に、切込みをカ
ッターで入れると同時に被覆部がめくれるようにできな
いかと実験した結果、従来ではロールに取付けられてい
たカッター3に向けて被覆部6が集められるようにロー
ルの外周面の形状を成形していたのに対して、むしろ被
覆部6が中心部から離れるような力をロールで加えた方
が、カッター3によって切込み7,8を入れると同時に
ロールによって被覆部にこれが分散するように加えられ
た力によって素線4から自然に離れていくことが判明し
た。
本発明はそれぞれカッターを有するロールに一度送り込
むだけで被覆部を剥ぎ取るようにすることを目的とする
ものである。
次に本発明の一実施例ケ示す図面をもとに説明すると、
二つで一組をなすロールは駆動源である図示しないモー
タに連結された駆動側ロール10と、この駆動側ロール
10との間に被覆電線が挾まれることによって連れ回わ
る従来側ロール11とから成る。
それぞれロール10,11は中央にカッター12.13
を備えた押し潰しロール部14,15と、これの左右両
側に設けられた引き沖ばしロール部16.17と最外側
部のカバー18,19とから成り、これらはそれぞれ軸
20,21に固定されている。
駆動側ロール10の押し潰しロール部14の外周面仁、
従動側ロール11の押し潰しロール部15の外周面はそ
れぞれ図示するように円筒形状をなしており、これらの
外周面により形成される空間は四辺形となる。
同様に駆動側ロール10の引き沖ばしロール部16と従
動側ロール11の引き坤ばしロール部17は図面に示す
ように円筒形状をなしており、これらの外周面により形
成される空間は四辺形となる。
ただし、駆動側Aール10の押し潰しロール部14の直
径は、同じ駆動側ロール10の引き沖ばしロール部16
の直径よりも小さく、反対に従動側ロール11の押し潰
しロール部15の直径は、同じ従動側ロール11の引き
沖ばしロール部17の直径よりも太き《してある。
したがって、それぞれのロールにおいて引き伸ばしロー
ル部と押し潰しロール部とが段差をもっている。
尚押し潰しロール部の直径と引伸ばしロール部の直径と
が駆動側ロールと従動側ロールとで第3図に示す場合と
相互に逆の関係となっても良い。
それぞれの押し潰しロール部14,15の外周面には、
第3,4図に示すように軸方向の溝22,23が設けら
れ、両ロールio,1i間に被覆電線5が装入されたと
きに良くこれを挾み込むようにしている。
更に駆動側ロール10の引き坤ばしロール部16には図
示するように、このロール部16の外側がロール10の
回転方向前方に位置するように傾斜した傾斜溝24が設
けられている。
これによって両ロール1o,ii間に被覆電線5が送ら
れたときに、この傾斜溝22の中に押し込まれた被!部
6は傾斜溝に案内され素線4を中心として径方向に引っ
張られるように作用する。
したがって、カッター13,14が被覆部6に切り込み
を入れるときには、被覆部6が最も強く径方向に引っ張
られたときなので、切り込みが入れられると同時に両ロ
ール10,11間を通過することによって、被覆部6は
素線4から自動的に離れるようになる。
従動側ロール11の引き伸ばしロール部17には駆動側
ロール10の引き沖ばしロール部16と異なって、外周
而には軸方向の溝25が形成され、傾斜溝24とこの溝
25との共働によって被覆部6の押し広げ作用が充分に
達成された。
通常の被覆電線5はその直径が最も小さいもので0.2
mm、最も太きいもので7.0mmであり、これらの間
にo.i〜0.6mm置きに全体で24種類程の直径の
種類がある。
したがって、1組のロールでこれら全ての被覆電線の被
覆部剥ぎ取りが行なわれるわけではないが、1組のロー
ルで最大0.4mm程度の範囲の差があっても剥ぎ取り
が可能であり、24種類全ての被覆電線を剥ぎ取るには
約12組のロールを軸に組付ける必要がある。
尚、被覆電線の直径が5.8mn,6.1mm、6.5
mm及び7.0mm程度の大径のものになると、押し潰
す量が増えることから、第5図に示すように、駆動側ロ
ール10の押し潰しロール部14の外側部をテーパ状1
4aに切欠いた方が切込み効果が良かった,同様に被覆
電線の直径が比較的大きい場合には、従動側のロール1
1の押し潰しロール部17の外側部に斜めの切欠き15
aを付けると切込み効果が良かった。
第6,7図は多種類の被覆電線を一台の装置で被覆剥ぎ
取りし得るようにした場合を示すものであり、第6図に
示すように軸20aにはaからkまでの11個の1駆動
側ロールが固定されており、それぞれの駆動側ロールは
押し潰しロール部14、引き沖ばしロール部16及びカ
バー18の軸方向の方法が異なっており、更にカッター
12の直径及び押し潰しロール部14と引き坤ばしロー
ル部16との直径の差がそれぞれ他のロール11で全て
異なっている。
但し、図面中c−iのロール11は仮想線で省略して示
してある。
軸20aは支持台26に両端が支持され、軸20aに取
付けられたプーり27と、図示しないモータのプーリと
にベルト28が張り渡され、モータの駆動により軸20
aを回転し、a−kそれぞれの駆動側口一ル10を駆動
するようにしている。
従動側ロール11は両ロール1o,iiの間に被覆電線
5が送り込まれたときに始めて、連れ回わりするように
ブラケット29に支持され、このブラケット29は支持
台26に設けられた窓部30に上下動自在に挿入され、
ばね31により駆動IUール10に向かうばね力が附与
されている。
また、被覆部6が剥ぎ取られる被覆電線5の方法が短い
ときには、両ロール10,11間に安全に被覆電線5を
送り込み得るように、供給管32が支持管33に取付け
られている。
この供給管32は第6図では2つ取付けられているが何
個取付けても良《、支持管33を水平管34に移動自在
に取付けることにより、所望のロールに移動することが
できる。
尚、第6図では11個の駆動側ロール10を一本の軸2
0aに取付けたが、処理すべき被覆電線の種類が少ない
場合には2、3組のロールで允分であり、また、ロール
を軸に着脱自在とすることにより処理すべき被覆電線の
種類に合わせてロールを取り替えるようにしても良い。
本発明によれば両ロール間に被覆電線が装入されると、
被覆部が押し潰しロール部でロールの軸方向に素線を中
心として分散して押し広げるように潰され、同時に引き
伸ばしロール部では押し潰しロール部での押し潰し効果
を助長するように急速にロールの軸方向に引き坤ばされ
るので、カッターが食い込む部分には充分に引っ張り応
力が作用することとなり、これによりカッターが被覆部
に食い込むことにより、被覆部がはじけるように二分さ
れ、ロール間を通過した被覆電線は自から素線と被覆部
とに分離する。
この分離効果は駆動側ロールの引き沖ばしロール部に形
成された傾斜溝と、従動側ロールの引き伸ばしロール部
に形成された軸方向の溝との共働により、素線を中心と
して被覆電線の被覆部を径方向に引き旧工す作用が充分
に得られることから、1組のロールの間を通過させるだ
けで、自から素線と被櫨部とが分離して作業能率の良い
剥ぎ取り装置が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の被覆剥ぎ取り装置を示す正面図、第2図
は被覆電線に切込みを付けた状態を示す斜視図、第3図
は本発明に係る一組のロールを示す正面図、第4図は第
3図の■部の拡大正面図、第5図はロールの他の形態を
示す図面であり、第3図の■部に対応する拡大正面図、
第6図は本発明のロールを11組取付けた本発明の一実
施例を示す平面図、第γ図は第6図の側面図。 図面中、4:素線、5:被覆電線、6:被覆部、10:
駆動側ロール、11:従動側ロール、12,13:男ツ
ター、14,15:押し潰しロール部、16,17:引
き沖ばしロール部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも一方が回転駆動源に接続された二つで一
    組をなすロールそれぞれに中央部に円板形のカッターを
    径方向に備えた押し潰しロール部を前記カッターが対向
    するように設け、前記押し潰しロール部に対してそれぞ
    れ径方向の段差を有する引き沖ばしロール部を前記押し
    潰しロール部の軸方向両側に設け、前記それぞれの押し
    潰しロール部外周面に軸方向の溝を形成すると共に、回
    転駆動源に接続された一方の前記ロールの前記引き伸ば
    しロール部外周面には前記両ロール間に被覆電線が通る
    ときに被覆部を広げるように案内する傾斜溝を当該傾斜
    溝の軸方向外側がロールの回転方向前方に位置するよう
    に傾斜させて形成し、更に他方のロールの前記引き坤ば
    しロール部の外周面には軸方向の溝を形成して成る被覆
    電線の被覆剥ぎ取り装置。
JP52126713A 1977-10-24 1977-10-24 被覆電線の被覆剥ぎ取り装置 Expired JPS588205B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP52126713A JPS588205B2 (ja) 1977-10-24 1977-10-24 被覆電線の被覆剥ぎ取り装置

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Publication Number Publication Date
JPS5460477A JPS5460477A (en) 1979-05-15
JPS588205B2 true JPS588205B2 (ja) 1983-02-15

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ID=14942009

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JP52126713A Expired JPS588205B2 (ja) 1977-10-24 1977-10-24 被覆電線の被覆剥ぎ取り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019022361A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 大阪海商株式会社 被覆電線の切開装置

Families Citing this family (4)

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JPS5666118A (en) * 1979-10-31 1981-06-04 Jiyoutou Sangyo Kk Method of exfoliating coating of chip wire
JPH0640417Y2 (ja) * 1987-07-27 1994-10-19 三代治 富田 電線の被覆物剥離機
JP2012034555A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Ask:Kk 被覆電線の分別処理装置
JP2013123352A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Ask:Kk 被覆電線の被覆剥離装置

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